◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
<第300回>事例で学ぶ「
コンピテンシー」レビュー編!<その27>
==■「徹底性なる
コンピテンシー発揮の威力!」■==
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れと
なり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
事例で学ぶ「
コンピテンシー」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・
管理者・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非
ともお読みいただきたいと思います。
===================================
<今回のメニュー>
=================================
【1】「徹底」と「強化」ほど曖昧な対策はない!
【2】「徹底性」なる
コンピテンシーの
定義付けと行動基準!
【3】賢人のことば!
【4】「徹底性」なる
コンピテンシー発揮の威力!
【5】今日のまとめ
【6】編集後
=================================
行動特性を変えてみてください。きっと昨日までの自分とは違った自分に出会いま
す。そして成果に貢献できます。あなたも会社も大きく成長できるのです。
【1】「徹底」と「強化」ほど曖昧な対策はない!
1.「○○の徹底」は、お詫び記者会見のキーワード!
今日もまた不祥事企業や組織のトップがお詫び記者会見に臨む。まるで獄門台に上
る心境ではないだろうか。そして詰め掛けた記者たちは、いやみな質問を次々浴び
せる。
苦し紛れに「社員に対する教育を徹底します」とか「第三者
委員会を設置して原因
を特定し、対策を徹底します」などと答えるわけだ。
「徹底」とは、「底まで貫き通すこと」、あるいは「残るところなく行き通らせる
こと」などと辞書にはある。しかしこれが実際難しいのだ。
先般、金沢市のアパホテルで清掃員の女性(63歳)がシンドラー社製のエレベータ
ーに挟まれて圧死した。6年前に東京都港区のマンションで高校生が挟まれて圧死
した事件の
再発である。「保守点検の徹底」は効果がなかったわけだ。
2.「強化」も怪しく聞こえるキーワード!
「徹底」と並んで用いられるのが「強化」というキーワードで、こちらも怪しい響
きを持っている。「さらに強くすること」と辞書にはある。だが、「さらに」とい
う形容詞が曖昧模糊としている。一段階強くしても「強化」だし、十段強くしても
「強化」で、極めて抽象的な表現なのだ。
つまり、「徹底します」、「強化します」だけでは効果が薄いか、全く効果がない
と言えるのである。「○○という方法で徹底します」、「○○を実行することで強
化します」となって初めて効果が期待できるわけだ。
□ 毎日の朝礼で、全員で唱和し、徹底する
□ (特に役職者)一人ひとりとの面談を通じて徹底する
□ (特に役職者)毎週職場巡回して徹底する
□ チェックシートを活用して漏れがないことを確認して徹底する
前述の項目はほんの一例だが、「徹底」や「強化」は具体性と実現性がなければ実
行されにくいということを覚えておいてほしい。例えば、猫の首に鈴をつける対策
は、具体性はあるが実現性はないわけだ。
【2】「徹底性」なる
コンピテンシーの
定義付けと行動基準!
「徹底性」とはどのように定義すればよいのだろうか。自分流に定義を考えてほし
い。
1.「徹底性」の
定義付けの例
例えば「いくつかのコミュニケーションツールを組み合わせて、末端まで浸透させ、
実行の度合いを職場巡回で確認し、フォローする」と決めるのもいいだろう。
2.行動基準の例
<行動基準の例>
エースと称される投手は必ずしも剛速球派ではない。だが、彼はバッターの弱点を
「徹底」して攻める。インコースが苦手と分かればインコースを「徹底」して攻め
るわけだ。時には間違って芯に当てられてしまい、ヒットやホームランを打たれる
こともある。だが、その確率は低いわけだ。シーズンを通してみると結局エースの
成績を残すわけだ。
不祥事や問題を起こして対策を講じなければならないときに、どうしても「徹底」
や「強化」というキーワードを使いたくなる。
そのときは、組織としてやると決めたこと、あるいは自分自身がやると決めたこと
は最後まで本腰を入れて貫き通すことだ。途中で投げ出したりせず最後まで遣り抜
き、たとえ失敗してもやり方を変えてまたやり直せば総じて成果に貢献することが
できるわけだ。
□ 組織として決まったこと、自分で決めたとは途中で投げ出さず、遣り通す
□ 失敗したら計画を練り直し、やり方を変えて結果が出るまで遣り通す
□ (特に役職者)朝礼を活用して何度でも同じことをお願いし続ける
□ (特に役職者)定期的に職場巡回をして、浸透を図る
□ (特に役職者)必要に応じ、個人面談を通じて、浸透を図る
□ チェックシートを作成し、輪番制で浸透の度合いをチェックし報告させる
□ 徹底・強化に非協力的な人がいれば、対話を通じて説得に努める
□ 徹底・強化の度合いを5段階評価で定義し、4段階以上を目指して活動する
上記のいくつかを組み合わせて行動基準にしてもかまわない。
定義付けと行動基準を決めて実行すれば、もう昨日までの自分ではなくなるわけだ。
【3】賢人の言葉
相田みつを氏は「徹底性」の大切さを説いていた。
<同じやるなら本腰を入れてやってごらん。そのほうが疲れないで楽しいから>
何事も中途半端は良くない。趣味や遊びは中途半端でも他人に迷惑は掛からないだ
ろうが仕事、特に不祥事や重要問題に対する対策では「徹底性」が大事だ。徹底的
にやる人は結果が出る確率が高くなる。つまり成果に貢献してくれるわけだ。上司
や周囲の人たちからの信望も当然厚くなる。
ビジネスマンなら信望の厚い人になることを目指すべきだと思う。
【4】「徹底性」なる
コンピテンシー発揮の威力!
どうせやるなら本腰を入れて「徹底」してやってみることだ。たとえ失敗に終わっ
ても傷付く必要はない。本人にとっては大きな意義がある。根性が座り、そして遣
り抜く力が身に付くからだ。
そのためには「ストレス耐性」なる
コンピテンシーも磨いておくことよい。「スト
レス耐性」が弱いとどうしても他の圧力に屈してしまい「徹底」できなくなる恐れ
があるからだ。「ストレス耐性」と「徹底性」を磨くことにより、人間的に大きな
成長を遂げることができる。
是非、「徹底性」と「ストレス耐性」なる
コンピテンシーを磨いてほしい。
【5】今日のまとめ
1.「徹底」や「強化」は抽象的で曖昧だからそれだけでは有効な対策にはならな
いこと。
2.相田だみつを氏の言葉のように、どうせやるなら本腰を入れて徹底して遣り抜
くこと。
3.「徹底性」と併せて「ストレス耐性」も磨くこと。なぜなら「ストレス耐性」
が弱いと他からの圧力に屈して「徹底性」が発揮できにくいこと。
4.「徹底性」が身に付くと、たとえ失敗しても計画を練り直し、やり方を変えて
またやり直す力が付くこと。
【6】編集後記
これ以上やってもダメだと分かっても徹底的にやるというのは問題だ。タイミング
を見計らって中止することも大事だと思う。つまり、勇気ある撤退、勇気ある中止
も大事だということだ。肝心なのはその見極めである。
================================
次回に続く
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
本メールマガジンは「まぐまぐ」と「melma」を通して発行しております。
「まぐまぐ」での登録・退会はこちらから
⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag.html
「melma」での登録・退会はこちらから
⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag2.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
*************************************************************************
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
3223898301@jcom.home.ne.jp
著書「中堅・中小企業のための
コンピテンシー入門」好評発売中!詳細はこち
らから⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/book.html
*************************************************************************
メールマガジン「仕事のできる人の集団作り戦略」好評配信中!登録はこちら
⇒
http://www.melma.com/backnumber_59181/
ブログにも味深い記事を掲載しています。こちらをクリック!
⇒
http://blog.livedoor.jp/shimo1873/
⇒
http://blog.goo.ne.jp/saiaiconsul/
*************************************************************************
◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
<第300回>事例で学ぶ「コンピテンシー」レビュー編!<その27>
==■「徹底性なるコンピテンシー発揮の威力!」■==
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れと
なり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
事例で学ぶ「コンピテンシー」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・
管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非
ともお読みいただきたいと思います。
===================================
<今回のメニュー>
=================================
【1】「徹底」と「強化」ほど曖昧な対策はない!
【2】「徹底性」なるコンピテンシーの定義付けと行動基準!
【3】賢人のことば!
【4】「徹底性」なるコンピテンシー発揮の威力!
【5】今日のまとめ
【6】編集後
=================================
行動特性を変えてみてください。きっと昨日までの自分とは違った自分に出会いま
す。そして成果に貢献できます。あなたも会社も大きく成長できるのです。
【1】「徹底」と「強化」ほど曖昧な対策はない!
1.「○○の徹底」は、お詫び記者会見のキーワード!
今日もまた不祥事企業や組織のトップがお詫び記者会見に臨む。まるで獄門台に上
る心境ではないだろうか。そして詰め掛けた記者たちは、いやみな質問を次々浴び
せる。
苦し紛れに「社員に対する教育を徹底します」とか「第三者委員会を設置して原因
を特定し、対策を徹底します」などと答えるわけだ。
「徹底」とは、「底まで貫き通すこと」、あるいは「残るところなく行き通らせる
こと」などと辞書にはある。しかしこれが実際難しいのだ。
先般、金沢市のアパホテルで清掃員の女性(63歳)がシンドラー社製のエレベータ
ーに挟まれて圧死した。6年前に東京都港区のマンションで高校生が挟まれて圧死
した事件の再発である。「保守点検の徹底」は効果がなかったわけだ。
2.「強化」も怪しく聞こえるキーワード!
「徹底」と並んで用いられるのが「強化」というキーワードで、こちらも怪しい響
きを持っている。「さらに強くすること」と辞書にはある。だが、「さらに」とい
う形容詞が曖昧模糊としている。一段階強くしても「強化」だし、十段強くしても
「強化」で、極めて抽象的な表現なのだ。
つまり、「徹底します」、「強化します」だけでは効果が薄いか、全く効果がない
と言えるのである。「○○という方法で徹底します」、「○○を実行することで強
化します」となって初めて効果が期待できるわけだ。
□ 毎日の朝礼で、全員で唱和し、徹底する
□ (特に役職者)一人ひとりとの面談を通じて徹底する
□ (特に役職者)毎週職場巡回して徹底する
□ チェックシートを活用して漏れがないことを確認して徹底する
前述の項目はほんの一例だが、「徹底」や「強化」は具体性と実現性がなければ実
行されにくいということを覚えておいてほしい。例えば、猫の首に鈴をつける対策
は、具体性はあるが実現性はないわけだ。
【2】「徹底性」なるコンピテンシーの定義付けと行動基準!
「徹底性」とはどのように定義すればよいのだろうか。自分流に定義を考えてほし
い。
1.「徹底性」の定義付けの例
例えば「いくつかのコミュニケーションツールを組み合わせて、末端まで浸透させ、
実行の度合いを職場巡回で確認し、フォローする」と決めるのもいいだろう。
2.行動基準の例
<行動基準の例>
エースと称される投手は必ずしも剛速球派ではない。だが、彼はバッターの弱点を
「徹底」して攻める。インコースが苦手と分かればインコースを「徹底」して攻め
るわけだ。時には間違って芯に当てられてしまい、ヒットやホームランを打たれる
こともある。だが、その確率は低いわけだ。シーズンを通してみると結局エースの
成績を残すわけだ。
不祥事や問題を起こして対策を講じなければならないときに、どうしても「徹底」
や「強化」というキーワードを使いたくなる。
そのときは、組織としてやると決めたこと、あるいは自分自身がやると決めたこと
は最後まで本腰を入れて貫き通すことだ。途中で投げ出したりせず最後まで遣り抜
き、たとえ失敗してもやり方を変えてまたやり直せば総じて成果に貢献することが
できるわけだ。
□ 組織として決まったこと、自分で決めたとは途中で投げ出さず、遣り通す
□ 失敗したら計画を練り直し、やり方を変えて結果が出るまで遣り通す
□ (特に役職者)朝礼を活用して何度でも同じことをお願いし続ける
□ (特に役職者)定期的に職場巡回をして、浸透を図る
□ (特に役職者)必要に応じ、個人面談を通じて、浸透を図る
□ チェックシートを作成し、輪番制で浸透の度合いをチェックし報告させる
□ 徹底・強化に非協力的な人がいれば、対話を通じて説得に努める
□ 徹底・強化の度合いを5段階評価で定義し、4段階以上を目指して活動する
上記のいくつかを組み合わせて行動基準にしてもかまわない。
定義付けと行動基準を決めて実行すれば、もう昨日までの自分ではなくなるわけだ。
【3】賢人の言葉
相田みつを氏は「徹底性」の大切さを説いていた。
<同じやるなら本腰を入れてやってごらん。そのほうが疲れないで楽しいから>
何事も中途半端は良くない。趣味や遊びは中途半端でも他人に迷惑は掛からないだ
ろうが仕事、特に不祥事や重要問題に対する対策では「徹底性」が大事だ。徹底的
にやる人は結果が出る確率が高くなる。つまり成果に貢献してくれるわけだ。上司
や周囲の人たちからの信望も当然厚くなる。
ビジネスマンなら信望の厚い人になることを目指すべきだと思う。
【4】「徹底性」なるコンピテンシー発揮の威力!
どうせやるなら本腰を入れて「徹底」してやってみることだ。たとえ失敗に終わっ
ても傷付く必要はない。本人にとっては大きな意義がある。根性が座り、そして遣
り抜く力が身に付くからだ。
そのためには「ストレス耐性」なるコンピテンシーも磨いておくことよい。「スト
レス耐性」が弱いとどうしても他の圧力に屈してしまい「徹底」できなくなる恐れ
があるからだ。「ストレス耐性」と「徹底性」を磨くことにより、人間的に大きな
成長を遂げることができる。
是非、「徹底性」と「ストレス耐性」なるコンピテンシーを磨いてほしい。
【5】今日のまとめ
1.「徹底」や「強化」は抽象的で曖昧だからそれだけでは有効な対策にはならな
いこと。
2.相田だみつを氏の言葉のように、どうせやるなら本腰を入れて徹底して遣り抜
くこと。
3.「徹底性」と併せて「ストレス耐性」も磨くこと。なぜなら「ストレス耐性」
が弱いと他からの圧力に屈して「徹底性」が発揮できにくいこと。
4.「徹底性」が身に付くと、たとえ失敗しても計画を練り直し、やり方を変えて
またやり直す力が付くこと。
【6】編集後記
これ以上やってもダメだと分かっても徹底的にやるというのは問題だ。タイミング
を見計らって中止することも大事だと思う。つまり、勇気ある撤退、勇気ある中止
も大事だということだ。肝心なのはその見極めである。
================================
次回に続く
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
本メールマガジンは「まぐまぐ」と「melma」を通して発行しております。
「まぐまぐ」での登録・退会はこちらから
⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag.html
「melma」での登録・退会はこちらから
⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag2.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
*************************************************************************
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
3223898301@jcom.home.ne.jp
著書「中堅・中小企業のためのコンピテンシー入門」好評発売中!詳細はこち
らから⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/book.html
*************************************************************************
メールマガジン「仕事のできる人の集団作り戦略」好評配信中!登録はこちら
⇒
http://www.melma.com/backnumber_59181/
ブログにも味深い記事を掲載しています。こちらをクリック!
⇒
http://blog.livedoor.jp/shimo1873/
⇒
http://blog.goo.ne.jp/saiaiconsul/
*************************************************************************