◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
<第309回>賢人の
コンピテンシーをベンチマークする!<その2>
==■「本気が夢を実現。トロッコ列車初の女性機関士、荘真弓氏!」■==
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れ
となり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
「賢人の
コンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説してい
きます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ
・管理者・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも
是非ともお読みいただきたいと思います。
===================================
<今回のメニュー>
=================================
【1】嵯峨野観光鉄道の生い立ち!
【2】嵯峨野観光鉄道にパートとして入社!
【3】「社長、運転がしたい」と打ち明けて!
【4】JRを左遷されたやり手社長が「運転手、やってみるか?」と!
【5】賢人から学ぶべきこと!
【6】編集後記
=================================
賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。
だからすばらしい仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人のコンピテン
シーをベンチマークしない手はないのだ。
【1】嵯峨野観光鉄道の生い立ち!
恐らく日本で一番小さな鉄道会社と言っていいだろう。それが「嵯峨野観光鉄道」
だ。発足当時は社員たった8人。JR山陽本線が新たなルートを建設したため、
廃線となった区間を走る。指揮を取るのは社長の長谷川一彦氏(66歳)だ。
長谷川社長は43歳のとき突然の左遷を告げられた。多分音を上げて直ぐに辞める
だろう。はっきり言って誰からも期待もされていなかった。だが、彼は「見返し
てやる」と燃えた。
本社から与えられた軍資金はたった2億円。貨物列車を改造して作ったトロッコ
列車を購入し、駅舎を整備したところ手元に残ったのはたったの100万円だった。
沿線の急斜面は荒れ果てていた。業者を使う余裕はなく、太目の木に命綱をつな
いでみんなで草刈から始めて汗だくになりながら整備していった。
今、年間100万人のお客様を呼び込む。全長7.2キロをたった4つの駅で結ぶ。始発
駅は「トロッコ嵯峨」、そして「トロッコ嵐山」、「トロッコ保津峡」、「トロッ
コ亀岡」が終点だ。料金は片道大人600円、子供300円だ。窓はないから四季折々
の景色が売りだ。時速25キロでゴトゴトゆっくり走る。
1時間に一本だけの運行。木製の硬い椅子、それでも全席指定席だから驚く。2004
年には観光カリスマ百選に認定され、2011年には京都創造者大賞を受賞した。社員
38人、パート37人に増えた。社員は自らエンターテイナーになってお客様にサービ
スを尽くす。「全員が仕事のできる人の集団」になっていると長谷川社長は実感す
る。
【2】嵯峨野観光鉄道にパートとして入社!
嵯峨野観光鉄道は、嵐山や保津峡など、京都の四季折々の豊な自然の中を走る。昨
年の夏、初めての女性機関士が誕生した。荘真弓氏(34歳)だ。彼女が途中入社し
たのは平成13年だ。それまでトロッコ列車には乗ったこともなかった。
大学卒業後白バイ隊員になる夢があったが、残念ながら不
採用だった。高校時代は
陸上部に所属し、中・長距離の選手として活躍した。その頃からマラソンランナー
を先導する白バイに憧れるようになったそうだ。
彼女は窓口で切符を売るパート職員だった。だが、初めて乗ったトロッコ列車の景
色に魅力を覚え、機関士への憧れが芽生えていった。当時、機関士は男性ばかり。
しかも経験豊富なJRのOBの指定席になっていた。未経験で女性と言うハンディ
は重かった。
【3】「社長、運転がしたい」と打ち明けて!
「運」が彼女の方に向いてきた。人材確保の面からも次第に社内で機関士養成の機
運が高まりつつあった。このチャンスを逃したら一生後悔すると彼女は思った。そ
して何度も長谷川社長に機関士への熱い思いをぶつけた。
【4】JRを左遷されたやり手社長が「運転手、やってみるか?」と!
「運転手、やってみるか?」。思いを伝え始めて3年が経ったころ、出勤してきた社
長が突然こう切り出したのだ。彼女は足が地に付かないほど嬉しかった。
それから会社を挙げての養成計画が立てられ、実行に移されていった。初めて聞く
専門用語や列車の複雑な構造に苦戦しながらも必死で食らいつき、学科と技能試験
にパスしてついに昨年(平成24年)の7月6日、機関士としてデビューした。
直後の豪雨被害で22日間運行が休止した。復旧後、初の運転には大勢の観光客が乗
り込んでくれて嬉しさはひとしおだった。
「夢は、口に出さなければ実現できないと思うんです」。ようやく掴んだ夢の機関
士としての生活は寝ても覚めてもトロッコ列車のことを考えてしまう。「もう、彼
氏みたいですね」。今日も運転席で安全運転を励行している。
【5】賢人から学ぶべきこと!
途中入社。パート社員。窓口での切符売り。初めて乗ったトロッコ列車から見る絶
景。そんな環境から女性機関士の夢が募る。社長の顔を見るたびにその思いを伝え
る。左遷された異端児社長は、「うるさい、いい加減諦めろ」とは決して言わなか
った。
二人の出会いも「運」と言うことだ。彼女の「忍耐力」と「挑戦意欲」、「目標達
成意欲」には頭が下がる。その「忍耐力」と「挑戦意欲」に全社一丸となって彼女
を応援した。先輩機関士は手づくりの教科書を作成してくれた。もう後戻りはでき
ない。そしてついに合格を勝ち取ったのだった。
荘真弓氏の「人間力」はビジネスマンにとっても大いに刺激になるに違いない。
【6】編集後記
最初の夢が叶わなくなると多くの人間は目標を失い、以降の人生を不意にしてしま
う例が多い。発セリで、1億4千万円で大間産本マグロを競り落として話題になった
「寿司ざんまい」の木村社長は戦闘機のパイロットになりたくて航空自衛隊に入っ
た。しかし、目の病気を患い諦めた。
いろいろな仕事を経て24時間営業の「寿司ざんまい」のチェーン展開で大きな夢を
実現している。これがダメなら次の夢を。夢の路線変更はあっていい。
================================
次回に続く
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
本メールマガジンは「まぐまぐ」と「melma」を通して発行しております。
「まぐまぐ」での登録・退会はこちらから
⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag.html
「melma」での登録・退会はこちらから
⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag2.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
*************************************************************************
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
3223898301@jcom.home.ne.jp
著書「中堅・中小企業のための
コンピテンシー入門」好評発売中!詳細はこち
らから⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/book.html
*************************************************************************
メールマガジン「仕事のできる人の集団作り戦略」好評配信中!登録はこちら
⇒
http://www.melma.com/backnumber_59181/
ブログにも味深い記事を掲載しています。こちらをクリック!
⇒
http://blog.livedoor.jp/shimo1873/
⇒
http://blog.goo.ne.jp/saiaiconsul/
*************************************************************************
◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
<第309回>賢人のコンピテンシーをベンチマークする!<その2>
==■「本気が夢を実現。トロッコ列車初の女性機関士、荘真弓氏!」■==
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れ
となり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
「賢人のコンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説してい
きます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ
・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも
是非ともお読みいただきたいと思います。
===================================
<今回のメニュー>
=================================
【1】嵯峨野観光鉄道の生い立ち!
【2】嵯峨野観光鉄道にパートとして入社!
【3】「社長、運転がしたい」と打ち明けて!
【4】JRを左遷されたやり手社長が「運転手、やってみるか?」と!
【5】賢人から学ぶべきこと!
【6】編集後記
=================================
賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。
だからすばらしい仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人のコンピテン
シーをベンチマークしない手はないのだ。
【1】嵯峨野観光鉄道の生い立ち!
恐らく日本で一番小さな鉄道会社と言っていいだろう。それが「嵯峨野観光鉄道」
だ。発足当時は社員たった8人。JR山陽本線が新たなルートを建設したため、
廃線となった区間を走る。指揮を取るのは社長の長谷川一彦氏(66歳)だ。
長谷川社長は43歳のとき突然の左遷を告げられた。多分音を上げて直ぐに辞める
だろう。はっきり言って誰からも期待もされていなかった。だが、彼は「見返し
てやる」と燃えた。
本社から与えられた軍資金はたった2億円。貨物列車を改造して作ったトロッコ
列車を購入し、駅舎を整備したところ手元に残ったのはたったの100万円だった。
沿線の急斜面は荒れ果てていた。業者を使う余裕はなく、太目の木に命綱をつな
いでみんなで草刈から始めて汗だくになりながら整備していった。
今、年間100万人のお客様を呼び込む。全長7.2キロをたった4つの駅で結ぶ。始発
駅は「トロッコ嵯峨」、そして「トロッコ嵐山」、「トロッコ保津峡」、「トロッ
コ亀岡」が終点だ。料金は片道大人600円、子供300円だ。窓はないから四季折々
の景色が売りだ。時速25キロでゴトゴトゆっくり走る。
1時間に一本だけの運行。木製の硬い椅子、それでも全席指定席だから驚く。2004
年には観光カリスマ百選に認定され、2011年には京都創造者大賞を受賞した。社員
38人、パート37人に増えた。社員は自らエンターテイナーになってお客様にサービ
スを尽くす。「全員が仕事のできる人の集団」になっていると長谷川社長は実感す
る。
【2】嵯峨野観光鉄道にパートとして入社!
嵯峨野観光鉄道は、嵐山や保津峡など、京都の四季折々の豊な自然の中を走る。昨
年の夏、初めての女性機関士が誕生した。荘真弓氏(34歳)だ。彼女が途中入社し
たのは平成13年だ。それまでトロッコ列車には乗ったこともなかった。
大学卒業後白バイ隊員になる夢があったが、残念ながら不採用だった。高校時代は
陸上部に所属し、中・長距離の選手として活躍した。その頃からマラソンランナー
を先導する白バイに憧れるようになったそうだ。
彼女は窓口で切符を売るパート職員だった。だが、初めて乗ったトロッコ列車の景
色に魅力を覚え、機関士への憧れが芽生えていった。当時、機関士は男性ばかり。
しかも経験豊富なJRのOBの指定席になっていた。未経験で女性と言うハンディ
は重かった。
【3】「社長、運転がしたい」と打ち明けて!
「運」が彼女の方に向いてきた。人材確保の面からも次第に社内で機関士養成の機
運が高まりつつあった。このチャンスを逃したら一生後悔すると彼女は思った。そ
して何度も長谷川社長に機関士への熱い思いをぶつけた。
【4】JRを左遷されたやり手社長が「運転手、やってみるか?」と!
「運転手、やってみるか?」。思いを伝え始めて3年が経ったころ、出勤してきた社
長が突然こう切り出したのだ。彼女は足が地に付かないほど嬉しかった。
それから会社を挙げての養成計画が立てられ、実行に移されていった。初めて聞く
専門用語や列車の複雑な構造に苦戦しながらも必死で食らいつき、学科と技能試験
にパスしてついに昨年(平成24年)の7月6日、機関士としてデビューした。
直後の豪雨被害で22日間運行が休止した。復旧後、初の運転には大勢の観光客が乗
り込んでくれて嬉しさはひとしおだった。
「夢は、口に出さなければ実現できないと思うんです」。ようやく掴んだ夢の機関
士としての生活は寝ても覚めてもトロッコ列車のことを考えてしまう。「もう、彼
氏みたいですね」。今日も運転席で安全運転を励行している。
【5】賢人から学ぶべきこと!
途中入社。パート社員。窓口での切符売り。初めて乗ったトロッコ列車から見る絶
景。そんな環境から女性機関士の夢が募る。社長の顔を見るたびにその思いを伝え
る。左遷された異端児社長は、「うるさい、いい加減諦めろ」とは決して言わなか
った。
二人の出会いも「運」と言うことだ。彼女の「忍耐力」と「挑戦意欲」、「目標達
成意欲」には頭が下がる。その「忍耐力」と「挑戦意欲」に全社一丸となって彼女
を応援した。先輩機関士は手づくりの教科書を作成してくれた。もう後戻りはでき
ない。そしてついに合格を勝ち取ったのだった。
荘真弓氏の「人間力」はビジネスマンにとっても大いに刺激になるに違いない。
【6】編集後記
最初の夢が叶わなくなると多くの人間は目標を失い、以降の人生を不意にしてしま
う例が多い。発セリで、1億4千万円で大間産本マグロを競り落として話題になった
「寿司ざんまい」の木村社長は戦闘機のパイロットになりたくて航空自衛隊に入っ
た。しかし、目の病気を患い諦めた。
いろいろな仕事を経て24時間営業の「寿司ざんまい」のチェーン展開で大きな夢を
実現している。これがダメなら次の夢を。夢の路線変更はあっていい。
================================
次回に続く
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
本メールマガジンは「まぐまぐ」と「melma」を通して発行しております。
「まぐまぐ」での登録・退会はこちらから
⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag.html
「melma」での登録・退会はこちらから
⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/melmag2.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
*************************************************************************
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
3223898301@jcom.home.ne.jp
著書「中堅・中小企業のためのコンピテンシー入門」好評発売中!詳細はこち
らから⇒
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/book.html
*************************************************************************
メールマガジン「仕事のできる人の集団作り戦略」好評配信中!登録はこちら
⇒
http://www.melma.com/backnumber_59181/
ブログにも味深い記事を掲載しています。こちらをクリック!
⇒
http://blog.livedoor.jp/shimo1873/
⇒
http://blog.goo.ne.jp/saiaiconsul/
*************************************************************************