◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
<第316回>賢人の
コンピテンシーをベンチマークする!<その9>
==■「松本清張賞を受賞した“食堂のおばちゃん”こと山口恵以子氏!」■==
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、
成果に結び付けられない人が実に多いのです。
「賢人の
コンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者
・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みい
ただきたいと思います。
===================================
■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が
一層深まります。(
コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
=================================
【1】思えばジグザクの人生だった!
【2】転機、それは食堂のパート募集の新聞広告!
【3】行ったこともない上海を舞台にした「月下上海」誕生秘話!
【4】もちろん“食堂のおばちゃん”は続けます!
【5】賢人から学ぶべきこと!
【6】編集後記
=================================
賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。だからす
ばらしい仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人の
コンピテンシーをベンチマー
クしない手はないのだ。
【1】思えばジグザクの人生だった!
東京は「丸の内新聞販売店組合」の
従業員食堂で働きながら小説を書き続け、今般松本清
張賞に輝いたのが山口恵以子氏(55歳)である。彼女は「食堂の仕事が創作を支えてくれ
た」とにこやかに言った。
今回、彼女のことをテーマに記事を各にあたり、山本一力氏を思い出した。職を転々、借
金が雪ダルマ式に増え、借金を返そうと作家の道に進んだが売れない。貧乏暮らしの作家
は家族とともに困窮に耐えた。だが栄養失調にはならなかった。近所の魚屋から毎日魚の
アラを安く買い求め、八百屋から売れ残って捨てる寸前の野菜をただ同然で求め、毎日の
ようにアラ汁を食べていたからだ。
当時、最高齢で直木賞作家になった。その受賞作は「茜雲」。授賞式に家族で臨むのだが
交通費がかさむ。さび付いた
自転車に分乗して授賞式に臨んだと言う逸話がある。
山口恵以子氏は食うや食わずではないが二人の小説家にとっての共通点は「ジグザクの人
生」と「忍耐力」だった。今回は山口恵以子氏にスポットを当てる。
【2】転機、それは食堂のパート募集の新聞広告!
山口恵以子氏は早稲田大学の文学部を卒業している才女だ。だが就職した会社は直ぐに倒
産、宝飾店で働くも長続きせず間もなく辞めることになった。それからは職を点々とする
生活の連続だった。30代から派遣会社に登録して渡り鳥のような生活の繰り返しが続いた。
シナリオライターを志し、松竹シナリオ研究所の基礎科を終了し、派遣で働きながら2時
間ドラマのプロット(構想)を多数作成したが脚本の仕事は回ってこなかった。
派遣と言う不安定な身分。そしてシナリオライターとして売れない。追い詰められていく
日々を送ることになった。
だが平成14年に転機が訪れた。44歳のときである。新聞の求人欄に食堂のパート募集の広
告を見つけたのだ。早速応募して
採用された。
程なく正社員となり、大好きな料理の仕事に就くことができて「天職」と思えるようにな
った。身分と収入が安定して心に余裕が生まれ、創作意欲が掻き立てられたのである。
【3】行ったこともない上海を舞台にした「月下上海」誕生秘話!
受賞作「月下上海」は昭和17の中国・上海を舞台に女スパイとして活躍する人気画家の恋
愛を描いたものだ。
NHKの「ゆうどきネットワーク」に出演したとき、山本アナから「上海には何度行った
のか」と質問され、「一度も行っていない」と答えた。あらゆる文献や小説を読み漁り、
当時の上海を克明に理解したうえで執筆したのだそうだ。
よしんば、今の上海に行ってみたところで昭和17年当時の面影はない。当時の状況を知る
には文献を読み漁るのが得策だったわけだ。
松本清張賞の贈呈式は今年(平成25年)6月21日。賞金は500万円だそうだ。家族や友人と
飲みたい」と豪快に笑った。本人は酒豪であることを否定しなかった。晩酌は欠かしたこ
とがないと言う。
【4】もちろん“食堂のおばちゃん”は続けます!
食堂で食べていた男性にNHKが突撃インタビューした。男性は「カメラの前だからお世
辞を言うわけじゃないですが、本当に旨いんですよ」とにこやかに話す。
山本アナは「食堂のおばちゃんはどうなるのですか」と質問してみた。彼女は「もちろん
続けますよ」ときっぱり答えた。
「みんなが美味しいって言ってくれるのが何より嬉しいんです」と。
6月13日、彼女の元に「月下上海」の本の見本が数冊届いた。その本を見た彼女は「なん
とも言えない。感激」と言いながら、食事をしている同僚たちに「届きましたよ」と本を
差し出す。同僚たちは箸を止めて、「どれどれ」と本を手に取り、「よかった、よかっ
た」と一緒に喜んでくれた。気負いの全くない“食堂のおばちゃん”の顔だ。
【5】賢人から学ぶべきこと!
早稲田大学を卒業して就職した会社は直ぐに倒産。23歳で宝飾会社に勤務してからは転職
の繰り返しだ。派遣をやりながらシナリオライターを目指すも脚本の仕事は来ない。落ち
込む日々が続く。前述したように転機は新聞で見つけた食堂のパート募集の広告だった。
このとき44歳である。そして49歳で小説家デビューを果たした。デビュー作「邪険始末」
はあまり売れなかった。創作意欲は萎えていく。
かつて仕事でお付き合いのあったある脚本家が彼女に刺激的な言葉を言ってくれた。その
言葉で再び奮い立つことができたと言う。
「遅咲きの花」が咲き始めた。
ジグザクの人生を歩んでいる人は多い。天職“食堂のおばちゃん”作家の「忍耐力」が成
功をもたらしたのである。
ジグザク人生で折れることの繰り返し。折れてしまって奈落に突き落とされる人と這い上
がって成功を手に入れる人の違いはやはり「忍耐力」ではなかろうか。
【6】編集後記
派遣で職を転々としているときの山口恵以子氏は仮の姿だった。しかし天職“食堂のおば
ちゃん”になってからは本当の姿だ。本当の姿の中から松本清張賞に輝く作家が生まれた
わけだ。
彼女はスタッフ5人を束ねる食堂のリーダーであり、そのスタッフと食べにくる会社の同
僚が心のそこから誇りに思う「わが社が生んだ小説家」なのである。
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次回に続く
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<第316回>賢人のコンピテンシーをベンチマークする!<その9>
==■「松本清張賞を受賞した“食堂のおばちゃん”こと山口恵以子氏!」■==
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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、
成果に結び付けられない人が実に多いのです。
「賢人のコンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者
・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みい
ただきたいと思います。
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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が
一層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
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【1】思えばジグザクの人生だった!
【2】転機、それは食堂のパート募集の新聞広告!
【3】行ったこともない上海を舞台にした「月下上海」誕生秘話!
【4】もちろん“食堂のおばちゃん”は続けます!
【5】賢人から学ぶべきこと!
【6】編集後記
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賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。だからす
ばらしい仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人のコンピテンシーをベンチマー
クしない手はないのだ。
【1】思えばジグザクの人生だった!
東京は「丸の内新聞販売店組合」の従業員食堂で働きながら小説を書き続け、今般松本清
張賞に輝いたのが山口恵以子氏(55歳)である。彼女は「食堂の仕事が創作を支えてくれ
た」とにこやかに言った。
今回、彼女のことをテーマに記事を各にあたり、山本一力氏を思い出した。職を転々、借
金が雪ダルマ式に増え、借金を返そうと作家の道に進んだが売れない。貧乏暮らしの作家
は家族とともに困窮に耐えた。だが栄養失調にはならなかった。近所の魚屋から毎日魚の
アラを安く買い求め、八百屋から売れ残って捨てる寸前の野菜をただ同然で求め、毎日の
ようにアラ汁を食べていたからだ。
当時、最高齢で直木賞作家になった。その受賞作は「茜雲」。授賞式に家族で臨むのだが
交通費がかさむ。さび付いた自転車に分乗して授賞式に臨んだと言う逸話がある。
山口恵以子氏は食うや食わずではないが二人の小説家にとっての共通点は「ジグザクの人
生」と「忍耐力」だった。今回は山口恵以子氏にスポットを当てる。
【2】転機、それは食堂のパート募集の新聞広告!
山口恵以子氏は早稲田大学の文学部を卒業している才女だ。だが就職した会社は直ぐに倒
産、宝飾店で働くも長続きせず間もなく辞めることになった。それからは職を点々とする
生活の連続だった。30代から派遣会社に登録して渡り鳥のような生活の繰り返しが続いた。
シナリオライターを志し、松竹シナリオ研究所の基礎科を終了し、派遣で働きながら2時
間ドラマのプロット(構想)を多数作成したが脚本の仕事は回ってこなかった。
派遣と言う不安定な身分。そしてシナリオライターとして売れない。追い詰められていく
日々を送ることになった。
だが平成14年に転機が訪れた。44歳のときである。新聞の求人欄に食堂のパート募集の広
告を見つけたのだ。早速応募して採用された。
程なく正社員となり、大好きな料理の仕事に就くことができて「天職」と思えるようにな
った。身分と収入が安定して心に余裕が生まれ、創作意欲が掻き立てられたのである。
【3】行ったこともない上海を舞台にした「月下上海」誕生秘話!
受賞作「月下上海」は昭和17の中国・上海を舞台に女スパイとして活躍する人気画家の恋
愛を描いたものだ。
NHKの「ゆうどきネットワーク」に出演したとき、山本アナから「上海には何度行った
のか」と質問され、「一度も行っていない」と答えた。あらゆる文献や小説を読み漁り、
当時の上海を克明に理解したうえで執筆したのだそうだ。
よしんば、今の上海に行ってみたところで昭和17年当時の面影はない。当時の状況を知る
には文献を読み漁るのが得策だったわけだ。
松本清張賞の贈呈式は今年(平成25年)6月21日。賞金は500万円だそうだ。家族や友人と
飲みたい」と豪快に笑った。本人は酒豪であることを否定しなかった。晩酌は欠かしたこ
とがないと言う。
【4】もちろん“食堂のおばちゃん”は続けます!
食堂で食べていた男性にNHKが突撃インタビューした。男性は「カメラの前だからお世
辞を言うわけじゃないですが、本当に旨いんですよ」とにこやかに話す。
山本アナは「食堂のおばちゃんはどうなるのですか」と質問してみた。彼女は「もちろん
続けますよ」ときっぱり答えた。
「みんなが美味しいって言ってくれるのが何より嬉しいんです」と。
6月13日、彼女の元に「月下上海」の本の見本が数冊届いた。その本を見た彼女は「なん
とも言えない。感激」と言いながら、食事をしている同僚たちに「届きましたよ」と本を
差し出す。同僚たちは箸を止めて、「どれどれ」と本を手に取り、「よかった、よかっ
た」と一緒に喜んでくれた。気負いの全くない“食堂のおばちゃん”の顔だ。
【5】賢人から学ぶべきこと!
早稲田大学を卒業して就職した会社は直ぐに倒産。23歳で宝飾会社に勤務してからは転職
の繰り返しだ。派遣をやりながらシナリオライターを目指すも脚本の仕事は来ない。落ち
込む日々が続く。前述したように転機は新聞で見つけた食堂のパート募集の広告だった。
このとき44歳である。そして49歳で小説家デビューを果たした。デビュー作「邪険始末」
はあまり売れなかった。創作意欲は萎えていく。
かつて仕事でお付き合いのあったある脚本家が彼女に刺激的な言葉を言ってくれた。その
言葉で再び奮い立つことができたと言う。
「遅咲きの花」が咲き始めた。
ジグザクの人生を歩んでいる人は多い。天職“食堂のおばちゃん”作家の「忍耐力」が成
功をもたらしたのである。
ジグザク人生で折れることの繰り返し。折れてしまって奈落に突き落とされる人と這い上
がって成功を手に入れる人の違いはやはり「忍耐力」ではなかろうか。
【6】編集後記
派遣で職を転々としているときの山口恵以子氏は仮の姿だった。しかし天職“食堂のおば
ちゃん”になってからは本当の姿だ。本当の姿の中から松本清張賞に輝く作家が生まれた
わけだ。
彼女はスタッフ5人を束ねる食堂のリーダーであり、そのスタッフと食べにくる会社の同
僚が心のそこから誇りに思う「わが社が生んだ小説家」なのである。
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次回に続く
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