◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
<第347回>賢人の
コンピテンシーをベンチマークする!<その40>
==■「社員に感謝、感謝で躍進する熱烈中華食堂の人情派経営者に学ぶ!」■==
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成
果に結び付けられない人が実に多いのです。
「賢人の
コンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・
社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。
===================================
■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一
層深まります。(
コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
=================================
【1】15も職を転々の風来坊生活!
【2】ラーメン屋でのアルバイトが思わぬ転機に!
【3】32歳で1号店をオープン、たちまち繁盛!
【4】社員に感謝の人情派経営で300億円の上場企業に!
【5】賢人から学ぶべきこと!
【6】編集後記
=================================
賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。だからすば
らしい仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人の
コンピテンシーをベンチマークし
ない手はないのだ。
【1】15も職を転々の風来坊生活!
ラーメン屋のチェーン展開で年商320億円、東証一部上場の会社がさいたま市にある。その会社の屋号は「日高屋」。だが「熱烈中華食堂」と言う形容詞が付く。創業者は現会長の神田
正氏(73歳)だ。
神田氏は埼玉県日高市に生まれ育つが村一番の貧乏だったと言う。父は戦争で深い傷を負い、働けない。家計を助けるたるため中学生なのにゴルフのキャディをしたこともある。当然中
卒で働かなければならない。しかし、最初はまじめにやるが何しろ飽きっぽいから長続きし
ない。15もの職を転々とした。正に風来坊だった。
【2】ラーメン屋でのアルバイトが思わぬ転機に!
時にはアルバイトもするが、ぶらぶらしていたとき友達に「いつまでそんなことをやっているつ
もりだ」とラーメン屋のアルバイトを紹介された。出前でラーメンと餃子を届けると「あり
がとう」と言われて
現金を受け取る。ほんのわずかの間だけその
現金をポケットに入れるの
だが、そこでお金を手にする喜びを知ってしまった。
働いて給料をもらっても何に貢献した分のお金なのか分からない。ラーメンだともらったお
金の意味が分かる。神田氏はラーメンで身を立てることを決意する。それからはまじめに修
業する日々が続いた。最初は下働きが主だったが、まかないでラーメンや餃子を作ることが
ある。慣れればそれほど難しくはない。これなら自分でもできそうだ。
【3】32歳で1号店をオープン、たちまち繁盛!
辛抱した神田氏は1973年に32歳で大宮駅の近くに1号店をオープンした。たった5坪の店だ
から6人も座れば満員になる。昼も忙しいが、特に夜は忙しかった。ほろ酔い機嫌のお客様
が最後をラーメンで閉める。神田氏は駅前に出店すれば必ず儲かる。そう確信した。
当時はサラリーマンの半数近くは弁当持参で職場に向かっていた。それが少しずつ変化して
いくのを感じた。弁当ではなく新聞や週刊誌を携えて職場に向かうのだ。以前に弁当持参だ
ったサラリーマンは必ずどこかで昼飯を食べているはずだ。自分のお客にできるはずだ。気
を良くして程なく2号店をオープンしたがこちらも予想通りの繁盛だ。
1970年代後半は車社会の進展と共に郊外型のファミレス全盛の時代を迎えた。しかし神田氏は信念を持って駅前出店を加速している戦略に出た。このままでは終わらない。いつか新宿の繁華街に出店してやるぞ。そんな気持ちだった。
京浜東北線を東京方面に向かって駅前出店を加速していき、ついに新宿や池袋にも進出した。
都市部は24時間営業だ。夜ともなると居酒屋と化してしまう。つまみのメニューも取り揃え、
アルコール類も何でも揃っている。ほろ酔いコースで最後は半ラーメンと餃子だ。
「日高屋」は、野菜は全て国産を使う。麺も餃子も行田市の自社工場で生産する。一日あた
り、麺は10万食、餃子は27万個生産だ。フルオートメーション化されている。
【4】社員に感謝の人情派経営で300億円の上場企業に!
神田氏は社員に感謝の「人情派経営」を貫いている。社員は600人ほどだが、主役は6600人
もいるパート・アルバイトだ。その中でパート社員を「フレンド社員」と呼んでいる。年2
回のボーナスも出る。1回35000円ほどだが2回で70000万円だ。たとえ金額は少なくともパ
ート社員にボーナスを出す企業は珍しい。
さらに毎年数回に分けて「フレンド社員感謝の集い」を開催し、盛大な宴会を開催し感謝
の意思を伝えている。会場では神田会長の「ありがとね。感謝していますよ」の声が響く。
数年前に「立ち飲み日高」を立ち上げ19店舗まで増えた。還暦を過ぎると中華鍋を振るの
がしんどくなる。焼き鳥の串なら軽いから70歳まで働けるだろうとの思いからだ。働く気
のある人には「立ち飲み日高」と言う働く場を提供するのだ。今後増やしていくと言う。
【5】賢人から学ぶべきこと!
社有車も持たず、本社は賃貸オフィス。ムダなお金は使わない。「使い方がわからないだ
よねェ」と言う。だから利益は頑張ってくれる社員に還元するのだと言う。
最初から新宿や池袋に出店しなくてよかった。最初、辺鄙なところに出店したからお客様
のありがたさが身に染みる。努力しなくともお客様がたくさんきてくれる都市部に出店し
ていたらお客様のありがたみが分からなかったと思う。村一番の貧乏で育ったから今も貧
乏根性が抜けない。「このまま、貧しいままであの世に行きたいね」としみじみ語る。
今、ブラック企業が社会問題になっている。一口に言って社員を使い捨てにする企業のこ
とを指す。社員を大事にする「人情派経営者」は経歴など見ないで
採用する。施設上がり
の30年勤続の男性は今幹部社員になっているが、「会長と言うよりも自分のお父さんと言
う存在」と語る。今の時代に「人情派経営者」がいることは嬉しい限りだ。
【6】編集後記
神田氏は「自分はたいした能力もない。運がよかっただけ。一歩間違えば荒川の土手でダ
ンボール生活だった」と真顔で言う。昨年引退して実弟と現社長の義弟の助けもあり、こ
こまで到達できた。この業界にあって離職率が11%という数値が社員満足度の高さを物語
っている。
<今回はテレビ東京の「カンブリア宮殿」も参考にさせていただいた。>
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次回に続く
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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<第347回>賢人のコンピテンシーをベンチマークする!<その40>
==■「社員に感謝、感謝で躍進する熱烈中華食堂の人情派経営者に学ぶ!」■==
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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成
果に結び付けられない人が実に多いのです。
「賢人のコンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・
社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。
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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一
層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
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【1】15も職を転々の風来坊生活!
【2】ラーメン屋でのアルバイトが思わぬ転機に!
【3】32歳で1号店をオープン、たちまち繁盛!
【4】社員に感謝の人情派経営で300億円の上場企業に!
【5】賢人から学ぶべきこと!
【6】編集後記
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賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。だからすば
らしい仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人のコンピテンシーをベンチマークし
ない手はないのだ。
【1】15も職を転々の風来坊生活!
ラーメン屋のチェーン展開で年商320億円、東証一部上場の会社がさいたま市にある。その会社の屋号は「日高屋」。だが「熱烈中華食堂」と言う形容詞が付く。創業者は現会長の神田
正氏(73歳)だ。
神田氏は埼玉県日高市に生まれ育つが村一番の貧乏だったと言う。父は戦争で深い傷を負い、働けない。家計を助けるたるため中学生なのにゴルフのキャディをしたこともある。当然中
卒で働かなければならない。しかし、最初はまじめにやるが何しろ飽きっぽいから長続きし
ない。15もの職を転々とした。正に風来坊だった。
【2】ラーメン屋でのアルバイトが思わぬ転機に!
時にはアルバイトもするが、ぶらぶらしていたとき友達に「いつまでそんなことをやっているつ
もりだ」とラーメン屋のアルバイトを紹介された。出前でラーメンと餃子を届けると「あり
がとう」と言われて現金を受け取る。ほんのわずかの間だけその現金をポケットに入れるの
だが、そこでお金を手にする喜びを知ってしまった。
働いて給料をもらっても何に貢献した分のお金なのか分からない。ラーメンだともらったお
金の意味が分かる。神田氏はラーメンで身を立てることを決意する。それからはまじめに修
業する日々が続いた。最初は下働きが主だったが、まかないでラーメンや餃子を作ることが
ある。慣れればそれほど難しくはない。これなら自分でもできそうだ。
【3】32歳で1号店をオープン、たちまち繁盛!
辛抱した神田氏は1973年に32歳で大宮駅の近くに1号店をオープンした。たった5坪の店だ
から6人も座れば満員になる。昼も忙しいが、特に夜は忙しかった。ほろ酔い機嫌のお客様
が最後をラーメンで閉める。神田氏は駅前に出店すれば必ず儲かる。そう確信した。
当時はサラリーマンの半数近くは弁当持参で職場に向かっていた。それが少しずつ変化して
いくのを感じた。弁当ではなく新聞や週刊誌を携えて職場に向かうのだ。以前に弁当持参だ
ったサラリーマンは必ずどこかで昼飯を食べているはずだ。自分のお客にできるはずだ。気
を良くして程なく2号店をオープンしたがこちらも予想通りの繁盛だ。
1970年代後半は車社会の進展と共に郊外型のファミレス全盛の時代を迎えた。しかし神田氏は信念を持って駅前出店を加速している戦略に出た。このままでは終わらない。いつか新宿の繁華街に出店してやるぞ。そんな気持ちだった。
京浜東北線を東京方面に向かって駅前出店を加速していき、ついに新宿や池袋にも進出した。
都市部は24時間営業だ。夜ともなると居酒屋と化してしまう。つまみのメニューも取り揃え、
アルコール類も何でも揃っている。ほろ酔いコースで最後は半ラーメンと餃子だ。
「日高屋」は、野菜は全て国産を使う。麺も餃子も行田市の自社工場で生産する。一日あた
り、麺は10万食、餃子は27万個生産だ。フルオートメーション化されている。
【4】社員に感謝の人情派経営で300億円の上場企業に!
神田氏は社員に感謝の「人情派経営」を貫いている。社員は600人ほどだが、主役は6600人
もいるパート・アルバイトだ。その中でパート社員を「フレンド社員」と呼んでいる。年2
回のボーナスも出る。1回35000円ほどだが2回で70000万円だ。たとえ金額は少なくともパ
ート社員にボーナスを出す企業は珍しい。
さらに毎年数回に分けて「フレンド社員感謝の集い」を開催し、盛大な宴会を開催し感謝
の意思を伝えている。会場では神田会長の「ありがとね。感謝していますよ」の声が響く。
数年前に「立ち飲み日高」を立ち上げ19店舗まで増えた。還暦を過ぎると中華鍋を振るの
がしんどくなる。焼き鳥の串なら軽いから70歳まで働けるだろうとの思いからだ。働く気
のある人には「立ち飲み日高」と言う働く場を提供するのだ。今後増やしていくと言う。
【5】賢人から学ぶべきこと!
社有車も持たず、本社は賃貸オフィス。ムダなお金は使わない。「使い方がわからないだ
よねェ」と言う。だから利益は頑張ってくれる社員に還元するのだと言う。
最初から新宿や池袋に出店しなくてよかった。最初、辺鄙なところに出店したからお客様
のありがたさが身に染みる。努力しなくともお客様がたくさんきてくれる都市部に出店し
ていたらお客様のありがたみが分からなかったと思う。村一番の貧乏で育ったから今も貧
乏根性が抜けない。「このまま、貧しいままであの世に行きたいね」としみじみ語る。
今、ブラック企業が社会問題になっている。一口に言って社員を使い捨てにする企業のこ
とを指す。社員を大事にする「人情派経営者」は経歴など見ないで採用する。施設上がり
の30年勤続の男性は今幹部社員になっているが、「会長と言うよりも自分のお父さんと言
う存在」と語る。今の時代に「人情派経営者」がいることは嬉しい限りだ。
【6】編集後記
神田氏は「自分はたいした能力もない。運がよかっただけ。一歩間違えば荒川の土手でダ
ンボール生活だった」と真顔で言う。昨年引退して実弟と現社長の義弟の助けもあり、こ
こまで到達できた。この業界にあって離職率が11%という数値が社員満足度の高さを物語
っている。
<今回はテレビ東京の「カンブリア宮殿」も参考にさせていただいた。>
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次回に続く
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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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