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肝臓がん手術の第一人者高山医師の心配性が難手術を成功させる!

       ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

    <第370回>賢人のコンピテンシーをベンチマークする!<その63>

  ==■「肝臓がん手術の第一人者高山医師の心配性が難手術を成功させる!」■==

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成
果に結び付けられない人が実に多いのです。
「賢人のコンピテンシーをベンチマークする」と題して分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・
社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただ
きたいと思います。

===================================

■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一
 層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■

<今回のメニュー>
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【1】他で無理と言われた患者が全国からやってくる!
【2】遠回りこそ、近道が信条!
【3】30代での苦い経験が寝ても覚めても!
【4】賢人から学ぶべきこと!
【5】編集後記

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賢人と呼ぶにふさわしい人は、すばらしい「行動特性」を持って行動している。だからすば
らしい仕事の結果を出すことができるのだ。我々は賢人のコンピテンシーをベンチマークし
ない手はないのだ。



【1】他で無理と言われた患者が全国からやってくる!

平成27年9月28日(月)、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」を食い入るように見
た。この日は日大付属板橋病院の高山忠利医師が登場するからだ。高山医師は日大の医学部
長兼消化器外科の教授でもある。「スゴ腕肝臓外科医」として知られている。

高山医師はこれまで肝臓(胆管含む)の手術で3,500人の命を救ってきた。年間250人もの手
術をこなしている。他の病院で治療が困難と言われたり、余命宣告された患者が全国から
“藁(わら)を掴む思い”で高山医師の元にやってくるのだ。

腕は超一流なのに素顔は怖がりで心配性だ。何で高山はしつこいんだと思われるぐらい血を
止めることにこだわる。怖がりだから手術は極めて丁寧だ。「いつも不安ですよ、手術は」
と高山医師。「ずっと心配していたからうまくいったんですよ」と付け加えたのが印象的だ。



【2】遠回りこそ、近道が信条!

肝臓は血管が複雑に入り組んでいて、もっとも手術が難しいと言われている。わずかな狂い
で大量出血を引き起こす。高山医師は出血量を最小限に抑えるために微細な血管に至るまで
全て糸で縛りながら腫瘍を切除する。だから高山医師の手術には精細な技術と莫大な手間を
要するが、平均出血量は他の病院の手術のおよそ3分の1以下の量に抑える。出血量が少な
いことで肝不全のリスクが軽減され、手術後の回復も圧倒的に早くなるからだ。

高山医師は「がんを除去することと患者さんに元気な状態でお帰り頂くことが両立しないと
本当の意味での 手術の成功にはならない。だから絶対に安全で確実なルートで行くんです」
とおっしゃる。「遠回りこそ、近道」が信条なのだ。



【3】30代での苦い経験が寝ても覚めても!

高山医師は30歳のとき研修で訪れた国立がんセンターで幕内雅敏医師に出会う。肝臓がんで
世界をリードするパイオニア的存在だった。幕内医師の手術は驚くほど出血が少なく、患者
の多くが元気に退院していった。幕内医師のような肝臓外科医になりたいと決心した。

肝臓外科医になって間もなくの頃、高山医師に試練が訪れた。初めて任されたのは50代の男
性患者だった。腫瘍は小さく初期がんと思われた。手術を無事に終え、指導医も成功だと言
ってくれた。だが半年後、男性のがんが再発し、あっという間に息を引き取った。

そのがんはベテランの医師でも診断が難しい特殊なタイプのがんだった。高山医師は肝臓が
んの怖さを思い知らされた。今も寝ても覚めても頭から離れないと言う。自分が非力だった
ことを悔やんでいるのだ。それから高山医師は土日も休まず出勤し、不安を打ち消すかのよ
うに手術にのめりこんだ。手術後は必ず復習のノートを付け、そして腕を磨いた。

その後、肝尾状葉単独全切除や生体肝移植などの難手術を次々成功させていく。不安と常に
向き合い、その不安を力に変えるのだ。


【4】賢人から学ぶべきこと!

抗がん剤治療を続けていた60才代の女性がご主人に付き添われて高山医師の元を訪れた。余
命宣告されていた。ご主人と35年間も精肉店を営んできた。近々孫の柔道大会が日本武道館
である。何とか孫の応援に行きたいと夫婦は言う。

診察した高山医師は、この胆管がんは手術可能と説明した。手術は無事成功した。2週間後
退院の許可を出した。夫婦は何度も頭を下げて病院を後にした。そして翌日、この女性の姿
は家族とともに日本武道館にあった。孫は試合に勝った。夫婦は涙をふいて喜んだ。

「先生、再発は大丈夫でしょうか?」。退院の日、女性とご主人は心配そうに尋ねた。高山
医師は「再発の心配は医者に任せなさい。患者さんはそんなこと心配せず明るく元気に過ご
してください」と柔和な表情で答えた。3,500人の命を救ってきた高山医師の答えだった。

遠回りして確実な手段を選ぶ。それが結局、患者さんを生還させる近道なのだと言う高山医
師の信念から学ぶべき点は多いように思う。



【5】編集後記

高山医師は手術の前に患者の患部の画像を見ながら作戦を練る。そしてスタッフに決断した
内容を伝える。開腹してみて予期せぬ問題にも出会う。冷静に、かつ慎重に即決・即断して
難手術を乗り切る。「心配性だから手術は成功できた」と言う理論が成り立つのだ。

<今回は、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」も参考にさせて頂いた。>



次回に続く


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央

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