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わかっちゃう! 知的財産用語 No.273
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こんにちは! わかっちゃう弁理士 西川幸慶です。
☆ 本日の知的財産用語
[特許庁 任期付職員(特許審査官補)]
特許庁が民間から「特許審査官補」として採用する「任期付の職員」
のことです。
(1)
採用されると当初は「特許審査官補」に任用され、審査官を補助し
て特許性の判断 などを行います。
2年間の実務経験を積み、所定の研修を修了すれば、3年目は審査
官に昇任する予定とのことです。
採用時の任期は5年以内らしいですが、任期満了後に再採用される
こともあるようです。
(2)
応募資格としては、
* 原則として技術系の学士号以上の学位を持っている
* 研究開発業務か知財業務を通算4年以上経験している
* 日本の国籍を有している
ことなどがあります。
年齢制限はないようなので、企業を定年退職された方で、在職中に
研究・開発・知財の仕事をされていた方などにもよいかもしれません。
(3)
筆記試験、人物試験がありますので、応募しても採用されないこと
があります。
「人物試験」というのがどのような試験なのか よくわかりませんが、
「人間性をみる面接試験」のようなものかと想像しています。
(4)
応募方法、処遇、給与など、詳しくは 下記の特許庁の案内をご覧
下さい。
http://www.jpo.go.jp/shoukai/saiyou/2016ninkitsuki_shinsa-kanho.htm
http://www.jpo.go.jp/shoukai/saiyou/ninkitsuki_qa.htm
☆ ☆
[関連事項と経験談]
(1)
任期付職員には 「特許庁任期付職員(特許審査官)」というのも
あります。
http://www.jpo.go.jp/shoukai/saiyou/2016ninkitsuki_shinsa-kan.htm
こちらは「特許審査官としての特許・実用新案登録の出願の審査の
事務に従事した経験がある方」を対象としています。
「特許審査官」の経験者ということなので、一般の人が いきなり
応募することはできません。
それまでに「任期付職員(特許審査官補)」として採用され、任期
中に特許審査官に昇任した人が、任期満了後に再採用される場合など
は、こちらになるのかと思います。
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「わかっちゃう! 知的財産用語」
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(C) 2016 Nishikawa Yukiyoshi
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[編集後記]
ちょっと古い本を読んでいると「骨を発見する」と書かれていて、
最初「えっ、ホネを見つけた?」と戸惑いました。
文脈から、「要領・ポイント」という意味で「骨」という言葉が
使われていましたので、「ホネ」じゃなくて「コツ」ですね。
そういえば、「コツ」の語源は「骨」ですか、いきなり出てくると
ビックリします。