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上に立つ人ほどEQを磨く必要があります!

         ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

                  (第434回)仕事力!<その4>

           =■「上に立つ人ほどEQを磨く必要があります!」■=

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。コンピテンシーの重要項目である「顧客重視」ついて分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。

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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一層深ま ります。(コンピテンシー宣教師より)■

<今回のメニュー>
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【1】コミュニケーションのカギはレスポンスです!
【2】仕事に夢中になれば徐々に仕事力が増す!
【3】上に立つ人ほどEQを磨く必要があります!
【4】間接部門の仕事もSTで管理すべきです!
【5】編集後記

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ビジネスマンやビジネスウーマンが知的武装を図ることは重要なことです。しかし、これはIQ(Intelligence Quotient)と言われる分野の能力です。せっかくの知的武装を生かして仕事のできるビジネスマンやビジネスウーマンにならなければ話になりません。何回かに分けて仕事力について解説したいと思います。



【1】コミュニケーションのカギはレスポンスです!

【はじめに】

コミュニケーションの活発な会社は活気があって社員みんなが元気溌剌として働いている。コミュニケーションを活発にするにはなんと言ってもすばやいレスポンスだ。

相手の言葉や行動に応答し、反応すれば相手はもう一度アクションしてくれる。

【本文】

メールを送っても返信もない。再送信してみるのだが相変わらず返信がない。電話してもなかなか捕まらない。やっと捕まえて「メール送ってあるけど見てくれた?」と質問してみる。

「忙しくて見てないんですよ」と返ってくる。「あっ、そう。勝手にすれば」と言う気持ちになるからメールも電話も自然にしなくなる。

風通しの悪い会社はお客様からのメールに対してもレスポンスが遅いから商機を逃す。コミュニケーションは仕事力を支える大切な要素なのに、いったい何と心得ているのだろうか。

熟んだ柿が地面に落ちたときのように弾まなければ、お客様もあきれて去っていくのだ。仕事力の大きな要素であるコミュニケーションを活発にするカギは、タイミングのよいレスポンスなのである。



【2】仕事に夢中になれば徐々に仕事力が増す!

【はじめに】

今でも自分探しをやっている人は多いようだ。今、自分はいったいどこにいるのかさえ分からなくなっている。自分探しをけなすつもりはないが、目の前の仕事に夢中になって、やり遂げてみてはどうだろうか。

徐々に仕事力が増していくから、探し求めていた自分に少しずつ近づけると思う。

【本文】

若いとき自分探しに時間を使うことは決して悪いことではないと思う。遠回りをしたけれど後に仕事の達人になった人はたくさんいるからただ。

だが、30~40歳代になってもまだ自分探しでさまよっている人がいて、ついには引きこもりになってしまう。少なくとも20歳代中盤以上になったら自分探しから足を洗うべきだ。

そして仕事に夢中になることだ。仕事に夢中になれば寂寥感から解放される。そして1ランク上の自分を目指すのだ。

そのためには仕事力を高めなければならない。将来飯の食える資格を取得するもよし、職人の道を探すのもよいことだ。



【3】上に立つ人ほどEQを磨く必要があります!

【はじめに】

会社には上位者になればなるほど能力を発揮する人がいる。一方、上位者になっていく過程でダメになってしまう人もいる。

上位者になればなるほど仕事力の要件として高いレベルのEQが求められるのだ。

【本文】

若いときは仕事力としてIQが大きなウエイトを占める。Intelligence Quotient、つまり知識、技術などの知的指数が高ければ仕事力は高くなる。

ところが課長になり、部長になっていくほど能力を発揮する人がいる一方で、だんだんダメになっていく人も多い。その差はどこら生まれるかと言うとEQだ。

EQとはEmotional Quotientのことで「心の知能指数」と訳されている。一言で言えば人間性や人格の指数だ。人を上手に動かすには人徳がものを言う場面が多いが、そのような場面で共感や支持を得れば人は間違いなく動いてくれる。

部下を通じて仕事を成し遂げることのできない上位者は、はっきり言って使いものにならない。他部署の人が「課長居る?」と言って入ってきた。すると誰かが「要りません」と答えてしまった。サラリーマン川柳にあった一句だ。要らない課長になってはいけない。



【4】間接部門の仕事もSTで管理すべきです!

【はじめに】

モノ作りの現場ではST(Standard Time:標準時間)を決めて極力STで作業できるように管理している。しかし、事務部門や管理部門にはほとんどの場合STはない。

ダラダラやっていて、ムダな残業も多い。間接部門の生産性は極めて低いのだ。

【本文】

ある大手企業にコンサルに伺っていたとき、「売上が落ちているときでも残業が減らず上から叱られている。昼間ダラダラやって夜残業するように調整している社員が多くて困っている」と言う相談を受けた。

廊下を歩くときは極力ゆっくり歩いているように見えた。当時、喫煙室は常に満員の盛況ぶりだった。職場では緊張感がなく、おしゃべりも多かった。

極普通に30m歩くのに必要な時間をとりあえずSTとして設定して、オーバーしたら警告のNGが、ST以内に通り過ぎたらGoodが電光板に表示されるようにした。

喫煙時間帯を決めてもらい、その他の時間帯は喫煙室を使用禁止にしてもらった。残業は上司が必要と認めたとき社員にお願いする本来のシステムを徹底してもらった。かなり抵抗が出ることを予測し、総務部長通達と言う形で周知してもらうようにした。

間接部門と言えどもST管理をすることで仕事力が向上し、生産性が向上していった。



【5】編集後記

家内とオーストラリアに観光旅行に行ったことがあった。国土が広く、人口密度が低いから人々の気持ちは大らかそうに見えた。日本の電車は過密ダイヤにもかかわらず、運行時間はきわめて正確だがオーストラリアでは15分遅れまでは定刻運転とみなされていると聞いてびっくりした。

日本は、モノ作りにおける生産性は先進7カ国の中でも上位だが、間接部門を加えると最下だそうだ。その一つの要因が間接部門にはSTがなく、成り行きで仕事をしているからだと思う。やはり、間接部門にもSTを導入すべきだ。



次回に続く



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