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「社葬」の開催を遺族が断ったら?

社葬やお別れの会で、ときどき企業の担当者が悩まれることのひとつに、ご遺族に社葬の開催を反対されるというケースがあります。
企業としては、創業者であったり会社の発展などに尽力された方を、社をあげてお送りしたいという思いがあっても、ご遺族に反対されてしまうと、会社とご遺族との間に立つ担当者は、なかなか大変です。

ご遺族が社葬を断る理由についてはさまざまです。
例えば、創業者でありながら社葬を断りたいというケースでは、「うちはそこまでの会社じゃないから」とおっしゃる方があります。規模も小さいし、そこまで大げさにしたくないという希望でしょうか。

社葬については、会社の規模の大小は関係がありません。
これから先、お客様とどのようなつながりを築いていくかは、バトンを渡された世代が考えることです。その中で、社葬という一大行事を成功させることで、これまで先代が築き上げた関係性を次の世代へスムーズに移行できるのであれば、やるべきでしょう。一番問題なのは、社葬を行った方がいいとわかっていながら、「うちみたいな会社が社葬なんてしたら、どう思われるかな?」という心配をして、すべてが中途半端になってしまうことではないでしょうか?

創業者や経営者の影響力の大きい中小企業こそ、社葬やお別れの会がふさわしいと私は思います。対外的ということだけでなく、社内に対しても新しい体制への結束力を高める効果が期待できるからです。

一口に社葬といっても、いろいろなかたちがあります。例えば企業とご遺族が一緒に開く合同葬というかたちをとれば、ご遺族の負担も減らしながら、会社としても派手になりすぎずに、社内外の関係者にきちんとしたお別れの場を提供できるのではないでしょうか?

次に、創業者ではないけれど、これまで企業の一員として会社を引っ張ってきた方の場合。
こちらもご遺族が社葬を辞退することがあります。
この辺は非常にデリケートな問題です。ご遺族との信頼関係が築けていないと、例えばメモリアルコーナーに飾りたいからと遺品を借りたくても断られたり。さらに残念な場合にはご遺族の了承が得られないからと社葬やお別れの会そのものを中止にするというケースも、可能性としてはゼロとは言い切れません。

身も蓋もないことを言ってしまえば、ご遺族が反対しても、社葬は執り行えます。実際に、ご遺族が出席しない社葬もありますので、ご遺族の了承が社葬の絶対条件ではありません。が、できることであれば一緒にお別れの席に着いていただきたいですよね。
あくまでのご遺族の考え方にであり、また故人と企業の関係にもよるので、難しいところです。

ある会社の経営者の方は、社葬を行うことを了承してもらおうと、自らご遺族に自筆でお手紙をしたためていました。故人がいかにその会社にとって大切な存在だったか、故人との思い出などとともにつづったそうです。

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