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成果主義時代の衝撃

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人事戦略研究所のメールマガジン
 成果主義時代の衝撃

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  ・コラム 成果主義時代の衝撃
  ・最近のトピックス

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コラム 成果主義時代の衝撃

 成果主義時代には専門能力を持った人がその力を活用する場が増えると思わ
れます。そう言った人が高額所得を得る可能性が高くなるとも言われています。
そこことは、かなりの確率で現実のものとなるでしょう。すぐに替りが見つかる仕事とそうでない仕事。前者は比較的安い賃金での仕事になるでしょうし、後者は高い賃金になるでしょう。ここで話題にしたいのは、「専門能力を持った人とはどのような人か」です。現代は資格流行りで在学中から国家資格を目指す人もよく見かけます。資格試験の受験者は毎年増加しています。確かに受験した時点では国家資格を有する人はその道の専門の能力を有すると考えるに足りる証明でしょう。しかし、実態はそうとは言切れないと思う例もたくさん見受けられます。先日、ある経営者団体の職員が次のように嘆きました。
「この前、消費税法の改正説明会を会員企業向けに実施しました。対象になるのは、これから消費税の課税対象になる小さな商店や工場です。参加者は100名を越え、地元の税務署長もゲストに来てもらいました。そこまではよかったのですが、講師が問題だったのです。講師は、地元の60歳前の税理士さんです。税理士と言えば、税金のプロだとこちらは思っていました。ところが、説明会が始ったら、テキストになっている税務署作成のリーフレットを読上げ、リーフレットの解説は参加者には全く理解できない専門用語のオンパレード。リーフレットの下読をしてこなかったのか、自分のわからない部分は口ごもり適当にごまかし、本則課税についての説明では、難しいので省略と言って一言も触れずに次に進んでしまう。これで2時間の説明会をしたのですから、参加者はすっかり退屈して何もわからないと言った顔で説明とは関係ない資料を見たり、居眠りをする人が続出でがっかりでした。税理士と言ってもプロとは言えない人もおられますね。」
この経営者団体の職員の話は、専門能力を有する人を考える分かり易い事例だともいます。講演や説明会で話のが不得意な専門家はたくさんいます。彼らは講演業を生業としているわけではないので講演が上手いとは限りません。その点は問題ないのですが、内容が問題です。まず、解説は専門用語のオンパレード。税法に暗い人達を相手に専門用語を遣って説明しても解説者の伝えたいこと、聴衆の知りたいことを伝えることはできません。聴衆のレベルに応じて説明をし、聴衆の理解を得るのが専門能力を持った人の態度だと思うのです。その上、テキストのわからない部分を適当にごまかして、ごまかし切れないところは難しいので省略と言ってしまったら、専門家としての能力があるのか疑われてしまいます。もしかしたら全てのことをわかっていながら聴衆に説明するのが難しいと感じたのかもしれませんが、聞いている方はこの人は知らないのだと思うことでしょう。専門能力を有するはずの国家資格保持者でその道で何年も仕事をしている人でもこのようなことがあるのです。成果主義時代に専門能力を有する人というのは、この税理士さんのような人は含まれません。その道のことに詳しく理解し状況に応じてそれを活用できる人を指します。国家資格の認定を受けたから専門家なのではなくて、それを活用して周囲もその道のプロとして認めるようなレベルの仕事をしないといけません。成果主義時代は専門家も安穏としていてはいけないのです。

 最近のトピックス
厚生労働省が今国会に提出した法案
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/soumu/houritu/index.html
監督指導による賃金不払残業の是正結果
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/09/h0930-1.html

発行責任者 人事戦略研究所 代表 吉田幸司
koujiyosida@mac.com
tel  077-585-0405
fax  077-585-0063
〒524-0061
滋賀県守山市赤野井町263

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