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<第151回>残業無しで業績を上げさせる経営者!

<第151回>仕事のできる人の行動特性に学ぶ!

       ==■「残業無しで業績を上げさせる経営者!」■==

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持
ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。

「仕事のできる人の行動特性に学ぶ!」と題して分かりやすく解説してい
きます。

コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営
トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す
学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。

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<今回のメニュー>
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【1】だらだら残業を黙認する経営者!
【2】残業無しで業績を上げさせる経営者!
【3】こんな点を学べ!
【4】今日のまとめ
【5】編集後記

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【1】だらだら残業を黙認する経営者!

ホワイトカラーエグゼンプション法案の国会提出が見送られました。エグ
ゼンプション(Exemption)とは、「支払いを免除する」という意味です
から会社として、社員がいくら残業をしようとも残業代を支払わなくてい
い制度です。対象は管理職一歩手前の高給取りということですが、国民的
理解は得られませんでした。

製造部門での生産性は世界でトップクラスですが、ホワイトカラーも含め
ると先進7ケ国の中で日本は最低の7位です。ホワイトカラーの生産性の
低さが足を引っ張っているわけです。経営者やビジネスマンはこの現実を
認識しているか疑問に思うことがよくあります。

昼間ダラダラやって夜残業、そしてそれを黙認している会社、つまり経営
者が多いということです。

「上司が残っているので帰りにくい」、「残業代が生活費の重要な収入源」
を理由に挙げる人も多いのですが、次の点も問題であるように思います。

(1)仕事の生産性を上げる仕組み・環境の整備が遅れている。

(2)現状の仕事のやり方・させ方の中で社員の頭数が足りないのかどう
   かも正確に把握していない。

(3)仕事のできる社員とできない社員が混在の状態に目を向けず、むし
   ろ残業の多い人にいい評価を与えている。

(4)社員を増員する人件費よりも残業代を支払うほうが人件費を安く抑
   えられるという間違った判断をしている。

上記の理由が複雑に競合して生産性が低く、経営者が恒常的な残業を黙認
せざるを得なくなっているのが実情なのです。

【2】残業無しで業績を上げさせる経営者!

どこの会社にも仕事のできる社員とできない社員が混在しています。

できる人は仕事の仕方、頭の使い方、時間の配分、ものの見方など全てが
人とは違っています。できない人は人と同じことを平均以下でしかやって
いないのです。そのことは職場をよく観察すれば分かります。

残業の多い人は、むしろ仕事のできない人である場合が多いのです。この
ような人が残業代を稼いだほかにいい評価でボーナスが多いとしたら仕事
のできる人はたまりません。

残業の少ない会社、全くない会社では、経営者が残業をゼロにすることを
宣言しています。

週2日はノー残業デー(トリンプインターナショナル)、毎日がノー残業
デー(未来工業、良品計画)を宣言しています。終業時間になれば消灯さ
れ、「退社時間になりました。全員お帰りください。今日も一日ご苦労様
でした」と社内放送が流される会社もあります。

「あぶれた仕事は持ち帰ってやって来い」というプレッシャーは一切掛け
ません。

自分のいる職場のこと、自分が担当する仕事のことは自分が一番よく知っ
ているのだから終業時間までにけりが付くようにカイゼンすることを促し
ています。

カイゼンして提案すれば報奨金が出る仕組みも多くの会社で確立されてい
ます。

電話応対は当番を決めてシフト制にし、当番以外の人は仕事に集中できる
ように工夫されていたり、仕事のマニュアル化を推進し、誰がやっても均
質な仕事ができるように工夫されている会社も多くあります。つまり、カ
イゼン活動を展開しているのです。

外部の人(取引先や顧客)もいつの間にか「あの会社はもう終了したから
明日にしよう」と習慣付けられます。

労働強化と短絡的に結論付ける人がいますが、それは違うと思います。

生産性は、投入する時間、人、材料、設備などに対する産出高の比率です
から、効率よく仕事をするにはどうしたらよいかを社員に考えされるので
す。

集中力、段取り力は、全員が磨くべき重要なコンピテンシーです。

欧米で仕事をした経験のある多くの人は、「欧米人は、早く仕事にけりを
つけて帰りたい、家族と過ごしたいという思いが仕事への集中力を高めて
いる」と言っています。これはベンチマークするべき点だと思います。

【3】こんな点を学べ!

ホワイトカラーエグゼンプション法案の国会提出が見送られましたが、経
団連の御手洗会長は国際競争力を強化維持するためには必要であると賛意
を表明していました。社員の犠牲のうえに競争力を付けるという考え方に
も受け取られかねず、問題が残ります。

残業が減らない理由として「上司が残っているので帰りにくい」、「残業
代が生活費の一部」を挙げる人もいますが、「仕事の生産性を上げる仕組
み・環境の整備の遅れ」、「社員の頭数が足りないのかどうかも正確に把
握してない」、「仕事のできる社員とできない社員が混在の状態に目を向
けず、残業の多い人にいい評価を与えている」、「社員を増員するよりも
残業代を支払うほうが、人件費が安く済むと考える」などが大きな要因で
す。

「できる人は仕事の仕方、頭の使い方、時間の配分、ものの見方など全て
が人とは違っていて、できない人は人と同じことを平均以下でしかやって
いない」ことを知るべきです。

残業を無くすには、経営者が残業をゼロにすることを宣言することから全
てが始まります。

終業時間までにけりが付くように社員にカイゼンを促し、そのための制度
や環境を整備することに腐心すべきです。

「欧米人は、早く仕事にけりをつけて帰りたい、家族と過ごしたいという
思いが仕事への集中力を高めている」という現実がありますから、全社員
に対して集中力や段取り力などのコンピテンシーを磨かせる施策も合わせ
て重視すべきです。

【4】今日のまとめ

1.国民的理解が得られないため、ホワイトカラーエグゼンプションの法
  案提出が見送られたこと。

2.昼間ダラダラ、夜残業というスタイルを黙認している会社は今でも結
  構多く、黙認せざるを得ないさまざまな要因が複雑に絡み合っている
  こと。

3.経営者として「残業ゼロ」宣言をすることが全ての始まりであること。

4.「残業ゼロ」宣言をした上で制度や環境を整備し、社員にカイゼンを
  促して生産性を向上させ、残業ゼロを習慣づけていくこと。

5.集中力や段取り力なるコンピテンシーを全社的に磨かせること。

【5】編集後記

トリンプインターナショナルでは「がんばるタイム」が設定されていて、
この時間は電話対応禁止です。集中力を高めて生産性を上げるためです。

未来工業では「残業をするような仕事のできないヤツは、電気代を払え」
と社長がわめき散らします。時間内に仕事にけりを付けようという意識が
当然高まります。

どちらも好業績ですね。あとは社員への成果配分で経営者は頭を悩ませれ
ばいいわけです。



次回に続く
次回は、「アイディアのたくさん出る人、出せる人!」を解説します。
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        彩愛コンサルピア代表 下山明央

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