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わかっちゃう! 知的財産用語 No.158
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こんにちは! わかっちゃう弁理士 西川幸慶です。
☆ 本日の知的財産用語
[コピーワンス]
デジタル放送の録画を1回限りとする仕組みのことです。
(1)
アナログデータは、コピーを繰り返すと、だんだん画像や音声が
劣化します。例えばダビングを重ねたビデオやカセットテープは
ノイズが増えます。
また、一度にたくさんの複製物を作るのは難しいです。
これらのことは、レコードをカセットテープに録音した経験のあ
る人でしたら実感できると思います。
しかしながらデジタルデータをデジタル媒体にコピーする場合、
原理的にはダビングを繰り返しても音質,画質は劣化しませんし、
同じ内容の複製物を短時間でたくさん作ることもできます。
(2) 近年、TV放送などはデジタル化が進んでいます。
デジタル放送された内容が、同じ品質で簡単に大量にコピーでき
ると、海賊版が出回るなどして著作権が侵害される恐れがあります。
そこで、著作権の保護の見地から、デジタル放送については1回
(ワンス)だけ録画できる「コピーワンス」という仕組みが
採用さ
れています。
技術的な詳しい説明は ここではあまり意味がないので省きます
が、簡単に言うと「1回しかコピーできない」という信号がデジタ
ル放送に乗せられており、その信号によってデジタル記録装置が制
御されます。
例えば最初にHDD(ハードディスク)に録画した番組をDVDに再録
画する場合、元のHDDに記録されていたデータは自動的に消去されま
す。HDDには元の録画が残らないのです。
つまり、録画した情報を複製したのではなく、HDDからDVDに移動
させたことになります。このような移動の仕組みは「ムーブ」と呼
ばれます。そして、このムーブは1回しかできないので、2枚目以降
のDVDにダビングすることはできません。
そのため、コピーした複製品を複数枚作ることができません。
「個人で楽しむのなら、1カ所にだけ録画できれば問題ない」
という考え方です。
(3)
アナログ放送を録画した場合、私的利用の範囲であれば何度でも
録画・ダビングできました。それに対してデジタル放送では録画が
1回だけに制限されるため、ユーザー側から不満の声が出ていまし
た。
また、装置の操作ミスやDVDディスクの不良などにより、DV
Dへのムーブが失敗することもあります。その場合、DVDにデー
タが入らないだけでなく、元のHDDからデータが消えてしまい、
録画が無くなってしまいます。事実、そのようなトラブルも多発し
たそうです。
このような使い勝手の悪さなどを考慮して消費者団体や電機メー
カーなどからデジタル放送のコピーに関する制限緩和が求められて
いました。
著作権の保護はもちろん大切なのですが、利便性やデジタル放送
の普及も配慮して、コピーワンスについて運用見直しが検討されて
きました。
もちろん放送局などのコンテンツ提供側は不正コピーを恐れて緩
和に反対してきました。
(4)
最近、
総務省の検討
委員会から「コピーワンス」を緩和して、
「コピーを10回まで可能にする」
という案が出ました。
10回という回数が適当かどうかはよくわからないのですが、複
数回のコピーができるということは、バックアップを取ったり、色
々な媒体に記録して楽しみたい場合に助かりますね。また、同じ番
組を家族が別々に利用するのにも便利そうです。
ただ、仮に複数回のコピーが可能となっても、ユーザー側として
は良識のある使い方をしたいですね。
☆ ☆
[関連事項と経験談]
(1)
私はまだVHSのビデオデッキを使っているので、個人的に「コ
ピーワンス」については あまり意識したことは有りません。
ただ、VHSですと録画した番組の頭出しや、テープの保管,劣
化など不便な点が多いので、DVDレコーダーが欲しいです。
でも、今回のコピーワンス規制緩和の関係で、DVDレコーダー
の仕様が変わるかもしれないので、もう少し待ってみようかと思い
ます。
(2)
デジタル放送というと、地上波のTV放送が地上デジタル放送(
地上波デジタル、地デジ)に切り替わりますね。
2011年7月24日までに今までの地上アナログ放送は終了す
ることとなっています。
参照)
総務省ホームページ
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/whatsnew/digital-broad/
それ以降、TV放送を見たい場合は、「地上デジタルチューナー」
を購入して今までのTVに接続するか、「地上デジタルチューナー
付きTV」を購入しなくてはなりません。
デジタル放送になれば 今までのアナログ放送よりも便利になる
ようですが、余計な出費がかかるのが困りますね。
「いっそ、この機会にTVを見るの止めちゃおうかな。
勉強時間は増えるし、NHKの受信料も払わなくて済むし・・・」
なんて 思うこともあります。
それでも、その時になったら 新しいTV買っちゃうんでしょう
ね・・・(^_^;)
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【 おすすめメルマガ 】
久しぶりのメルマガ紹介です。今回ご紹介するメルマガは
「社長必読!今月の4冊」
http://www.mag2.com/m/0000079782.htm
です。
私は、毎週4~7冊程度の本を読みます。本屋さんで見かけて買
うこともありますが、本に関するメルマガを読んで、良さそうな本
を買うことが多いです。
このメルマガも私が本を選ぶ参考にしています。タイトルからも
わかるように主に経営者を対象としたビジネス書を毎月4冊紹介し
てくれます。
発行者の方は、毎月数十冊以上ものビジネス書を読まれているそ
うですが、その中から厳選された4冊ですので、どんな本が選ばれ
るを見るだけでも興味津々ですね。
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「わかっちゃう! 知的財産用語」
発行 西川
特許事務所 (
http://www.jpat.net/ )
兵庫県西宮市東山台3丁目9-17
電話 0797-61-1841、 FAX 0797-61-1821
発行人 弁理士 西川 幸慶
pat@jpat.net
ご意見、ご感想 お待ちしてます。
* このメールに返信いただけば、西川に届きます。
★ 遠方からの「意匠」,「
商標」の出願のご依頼承っております。
まずは Eメール,FAX等で お問い合わせ下さい。
☆「メール相談」
http://www.jpat.net/sodan.htm は「有料」です
が、出願等のご依頼に伴うご相談は「無料」で承っております。
☆ 日記
http://plaza.rakuten.co.jp/pinnote/
☆ ☆
掲載された記事の内容を許可なく転載することを禁じます。
但し、署名を含めて全文転載でしたら転載,転送していただいて
結構です。
(C) 2007 Nishikawa Yukiyoshi
『まぐまぐ』 を 使ってお届けしています。
本マガジンの解除や配信先メールアドレスの登録変更は
http://www.mag2.com/m/0000098536.htm からお願いします。
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[編集後記]
注文していた万年筆が届きました。
「LAMYサファリ」という比較的安い万年筆です。
http://tinyurl.com/349efd
(もともとはドイツの学童向け商品だと聞いたことがあります)
プラスチックのボディなので高級感はないのですが、その分 万
年筆特有の「オッサン臭さ」もなく気軽に使えそうです。ボディの
色は何種類か有るのですが、私はユニークな透明(
スケルトン)を
買いました。
書いてみると、とてもスムーズでインクがかすれません。今まで
使っていた万年筆はインクが「かすれる」か「どぼとぼ出る」もの
ばかりだったので、気持ち良いです。
身のまわりの文房具を見直して、デザインが良くて、使いやすい
ものにすると仕事や勉強も はかどるかもしれませんね。
皆さんがお使いの文房具で、「これは いいよ!」というお勧め
のものがありましたら、是非教えてください。
(このメルマガに返信していただければ、西川まで届きます。)
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わかっちゃう! 知的財産用語 No.158
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こんにちは! わかっちゃう弁理士 西川幸慶です。
☆ 本日の知的財産用語
[コピーワンス]
デジタル放送の録画を1回限りとする仕組みのことです。
(1)
アナログデータは、コピーを繰り返すと、だんだん画像や音声が
劣化します。例えばダビングを重ねたビデオやカセットテープは
ノイズが増えます。
また、一度にたくさんの複製物を作るのは難しいです。
これらのことは、レコードをカセットテープに録音した経験のあ
る人でしたら実感できると思います。
しかしながらデジタルデータをデジタル媒体にコピーする場合、
原理的にはダビングを繰り返しても音質,画質は劣化しませんし、
同じ内容の複製物を短時間でたくさん作ることもできます。
(2) 近年、TV放送などはデジタル化が進んでいます。
デジタル放送された内容が、同じ品質で簡単に大量にコピーでき
ると、海賊版が出回るなどして著作権が侵害される恐れがあります。
そこで、著作権の保護の見地から、デジタル放送については1回
(ワンス)だけ録画できる「コピーワンス」という仕組みが採用さ
れています。
技術的な詳しい説明は ここではあまり意味がないので省きます
が、簡単に言うと「1回しかコピーできない」という信号がデジタ
ル放送に乗せられており、その信号によってデジタル記録装置が制
御されます。
例えば最初にHDD(ハードディスク)に録画した番組をDVDに再録
画する場合、元のHDDに記録されていたデータは自動的に消去されま
す。HDDには元の録画が残らないのです。
つまり、録画した情報を複製したのではなく、HDDからDVDに移動
させたことになります。このような移動の仕組みは「ムーブ」と呼
ばれます。そして、このムーブは1回しかできないので、2枚目以降
のDVDにダビングすることはできません。
そのため、コピーした複製品を複数枚作ることができません。
「個人で楽しむのなら、1カ所にだけ録画できれば問題ない」
という考え方です。
(3)
アナログ放送を録画した場合、私的利用の範囲であれば何度でも
録画・ダビングできました。それに対してデジタル放送では録画が
1回だけに制限されるため、ユーザー側から不満の声が出ていまし
た。
また、装置の操作ミスやDVDディスクの不良などにより、DV
Dへのムーブが失敗することもあります。その場合、DVDにデー
タが入らないだけでなく、元のHDDからデータが消えてしまい、
録画が無くなってしまいます。事実、そのようなトラブルも多発し
たそうです。
このような使い勝手の悪さなどを考慮して消費者団体や電機メー
カーなどからデジタル放送のコピーに関する制限緩和が求められて
いました。
著作権の保護はもちろん大切なのですが、利便性やデジタル放送
の普及も配慮して、コピーワンスについて運用見直しが検討されて
きました。
もちろん放送局などのコンテンツ提供側は不正コピーを恐れて緩
和に反対してきました。
(4)
最近、総務省の検討委員会から「コピーワンス」を緩和して、
「コピーを10回まで可能にする」
という案が出ました。
10回という回数が適当かどうかはよくわからないのですが、複
数回のコピーができるということは、バックアップを取ったり、色
々な媒体に記録して楽しみたい場合に助かりますね。また、同じ番
組を家族が別々に利用するのにも便利そうです。
ただ、仮に複数回のコピーが可能となっても、ユーザー側として
は良識のある使い方をしたいですね。
☆ ☆
[関連事項と経験談]
(1)
私はまだVHSのビデオデッキを使っているので、個人的に「コ
ピーワンス」については あまり意識したことは有りません。
ただ、VHSですと録画した番組の頭出しや、テープの保管,劣
化など不便な点が多いので、DVDレコーダーが欲しいです。
でも、今回のコピーワンス規制緩和の関係で、DVDレコーダー
の仕様が変わるかもしれないので、もう少し待ってみようかと思い
ます。
(2)
デジタル放送というと、地上波のTV放送が地上デジタル放送(
地上波デジタル、地デジ)に切り替わりますね。
2011年7月24日までに今までの地上アナログ放送は終了す
ることとなっています。
参照)総務省ホームページ
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/whatsnew/digital-broad/
それ以降、TV放送を見たい場合は、「地上デジタルチューナー」
を購入して今までのTVに接続するか、「地上デジタルチューナー
付きTV」を購入しなくてはなりません。
デジタル放送になれば 今までのアナログ放送よりも便利になる
ようですが、余計な出費がかかるのが困りますね。
「いっそ、この機会にTVを見るの止めちゃおうかな。
勉強時間は増えるし、NHKの受信料も払わなくて済むし・・・」
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それでも、その時になったら 新しいTV買っちゃうんでしょう
ね・・・(^_^;)
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久しぶりのメルマガ紹介です。今回ご紹介するメルマガは
「社長必読!今月の4冊」
http://www.mag2.com/m/0000079782.htm
です。
私は、毎週4~7冊程度の本を読みます。本屋さんで見かけて買
うこともありますが、本に関するメルマガを読んで、良さそうな本
を買うことが多いです。
このメルマガも私が本を選ぶ参考にしています。タイトルからも
わかるように主に経営者を対象としたビジネス書を毎月4冊紹介し
てくれます。
発行者の方は、毎月数十冊以上ものビジネス書を読まれているそ
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発行 西川特許事務所 (
http://www.jpat.net/ )
兵庫県西宮市東山台3丁目9-17
電話 0797-61-1841、 FAX 0797-61-1821
発行人 弁理士 西川 幸慶
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ご意見、ご感想 お待ちしてます。
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★ 遠方からの「意匠」,「商標」の出願のご依頼承っております。
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が、出願等のご依頼に伴うご相談は「無料」で承っております。
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但し、署名を含めて全文転載でしたら転載,転送していただいて
結構です。
(C) 2007 Nishikawa Yukiyoshi
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[編集後記]
注文していた万年筆が届きました。
「LAMYサファリ」という比較的安い万年筆です。
http://tinyurl.com/349efd
(もともとはドイツの学童向け商品だと聞いたことがあります)
プラスチックのボディなので高級感はないのですが、その分 万
年筆特有の「オッサン臭さ」もなく気軽に使えそうです。ボディの
色は何種類か有るのですが、私はユニークな透明(スケルトン)を
買いました。
書いてみると、とてもスムーズでインクがかすれません。今まで
使っていた万年筆はインクが「かすれる」か「どぼとぼ出る」もの
ばかりだったので、気持ち良いです。
身のまわりの文房具を見直して、デザインが良くて、使いやすい
ものにすると仕事や勉強も はかどるかもしれませんね。
皆さんがお使いの文房具で、「これは いいよ!」というお勧め
のものがありましたら、是非教えてください。
(このメルマガに返信していただければ、西川まで届きます。)