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2008年8月4日発行 第1・第3週月曜日発行
メールマガジン:経営のパートナー VOL3
<経営学で企業を再生する>
【発行責任者】
経営テクノ研究所 代表 舘 義之
【E-mail】
tate@agate.plala.or.jp
【H P】
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■CONTENTS■
VOL4.生産管理
●製造のタイプ(その2)
●閑話休題「全ての業務の価値を見直す」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●製造のタイプ(その2)
引続き製造のタイプについて説明していくことにします。
3.個別生産
個別生産の主な特徴は、顧客の要求に応じて多種多様の標準化されていな
い製品やサービスを生産することです。このタイプの作業の好例としては、
小さな機械修理工場やサービス工場です。
これらの企業は、しばしば大工業から下請された仕事をします。機械工業
の場合、一番数の多いタイプです。個別生産の特長として、次のような諸項
目が挙げられます。
(1)生産は、全く同一の製品を繰返すことはめったにありません。しかし、
ごく少数の標準品を少量貯蔵のための準備することはあります。
作業は、どんな一つの製品にも、あるいは一つの類似製品にも限定されま
せん。製造品目の多様性は、稼動可能な機械設備、材料および人員の受け入
れられる多様の能力の程度によってのみ制限されるにすぎません。
(3)実際、注文を取るか、それを予測して現場が種々判断する場合を除け
ば、ほとんどの場合、作業現場だけでは仕事が始められません。
(4)仕事が実施される場合の能率如何は、その仕事の初めに当たっての企
画立案の巧拙にかかっていることが非常に大きいので、見積・受注・設計・
製図および製造命令といった一連の業務手順の管理が極めて重要となります。
4.プロセス生産
個別ないし断続生産の多様性や比較的短期作業、あるいは継続生産が標準
品を比較的長期にわたって作るという性質に対して、このタイプの産業は、
設備の能力を有効に活用するという大きな問題をもっています。
生産単位当りの始めの投資はかなり大きく、また、設備変更の
費用も著し
く大きくなります。
この種の生産形態の工業は、製紙・成型プレス・自動捻子切・製鋼・染色
・窯業・紡織・商業印刷等、特殊な容易に転用しえないような設備の有効性
に依存せざるをえない工業です。このような設備装置による生産の特色は、
次のような諸点が挙げられます。
(1)装置あるいは、設備が主体となって、作業プロセスは、ほとんど決ま
っています。
(2)継続生産・断続生産・個別生産の三つのタイプが組立工業的であるの
に対して、プロセス生産は、生産工程の過程での組立は、ほとんどありませ
ん。逆に中間から分解し副産物を生む場合があります。
(3)生産能力を上回る注文があった場合、新しい注文を何時受入れたらよ
いか、作業をいつ始めたらよいかを決定することが重要となります。
(4)したがって、設備の有効利用のため各作業が必要とする作業時間(機
械設備稼働)を適切に割当てること、および運搬管理、設備保全の必要性が
大きくなります。
(5)原材料の有効利用も、この種の工業の特長です。すなわち、中間工程
で発生するスクラップは、再び初工程から利用できる場合が多く、それらの
歩留発生を適正に維持しないと在庫計画を難しくすることになるし、また、
相当な
費用の損失を発生させていることになります。
このタイプの生産管理は、必ずしも単独では、その役割を果たすことはで
きないのです。すなわち、一方では顧客の注文に応じて生産を行うという点
で個別生産の特性をもち、他方、相当長期に生産する点で継続生産を兼ねま
す。また、受注製品によっては、一つの設備のみに負荷がかかったり、そ
の状況が不規則で計画的にいかないという点では、断続生産に似ています。
こうした製造のタイプにより作業や工程の編成が決まり、また、それに応
じた管理のための手順や手続が必要になってきます。
管理システムを、その製造タイプに適切な方式にしないと、どんなに生産
技術が勝れ、機械設備が整っていても、なかなか生産全体ののコントロール
が難しく、ムリやムダを生じる危険があります。
一般には、その生産方式の急激な進歩発展のみに目をうばわれて、現実に
ピッタリした管理システムを
採用して成果を上げている工業は、予想外に少
ないのが現状です。
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●閑話休題「全ての業務の価値を見直す」
鋼材価格の値上がりに伴い、その見直しが始まっています。その見直しは、
材料面のみだけてはなく、組織全般にわたっています。
7月には、4社の企業でVE(価値工学)の話をしてきました。ところで、
「価値」とは、どんなことを意味するのでしようか。価値とは、わかってい
るようでわからぬものであることは確かです。
VEにおける価値とは、「品質(より正確には、目的とするハタラキ<役
立ち>の値うち)に対するコストの比である」といわれています。つまり、
何かに役に立つというところに物の価値というものが生まれるといってよい
でしょう。
この役に立つということを、別の表現で「機能」、あるいいは「ハタラキ」
ともいいます。したがって、VEの第一のテーマは、ある物、たとえば、あ
る製品の材料が、どんな機能を持っているか、どんなハタラキをもっている
のかを調べます。これは、組織も同様です。
詳しい説明は省略することにして、次式により価値の理解をしていただき
たいと思います。価値を判断する表現には、一般に二通りあります。
(1)A-B=価値の大きさ
A
(2)---=価値の大きさ
B
一般に損益計算には(1)の方法が用いられますが、VEでは(2)が用
いられます。
売上 給料
●新人のセールスマン 100万円 20万円
●ベテランのセールスマン 200万円 60万円
(1)の方法で計算すると、
●新人のセールスマン 100万円-20万円= 80万円
●ベテランのセールスマン 200万円-60万円=140万円
となって、差の大きさからは、ベテランのセールスマンの方が価値が大きく
なります。
(2)の方法で計算すると、
100万円
●新人のセールスマン -------=5
20万円
200万円
●ベテランのセールスマン -------=3.3
60万円
となって、新人セールスマンの係数が大となります。このような(2)の形
で示す方法を一般に生産性の測定といっています。つまり、生産性とは、資
源単位当りの効率を示す物差しなわけです。
全ての組織単位は、ある種の機能を果すことに奉仕すべく形づくられてい
るものです。たとえば、
総務とか経理といった事務全般の仕事や倉庫・輸送
・販売・研究開発・経営企画等々です。これらの仕事は、みんな何らかの機
能をもっているわけですが、果たして、そのハタラキが本当に企業の中で貢
献価値を持っているものかどうかが大変問題だからです。
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VOL4.生産管理
●製造のタイプ(その2)
●閑話休題「全ての業務の価値を見直す」
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●製造のタイプ(その2)
引続き製造のタイプについて説明していくことにします。
3.個別生産
個別生産の主な特徴は、顧客の要求に応じて多種多様の標準化されていな
い製品やサービスを生産することです。このタイプの作業の好例としては、
小さな機械修理工場やサービス工場です。
これらの企業は、しばしば大工業から下請された仕事をします。機械工業
の場合、一番数の多いタイプです。個別生産の特長として、次のような諸項
目が挙げられます。
(1)生産は、全く同一の製品を繰返すことはめったにありません。しかし、
ごく少数の標準品を少量貯蔵のための準備することはあります。
作業は、どんな一つの製品にも、あるいは一つの類似製品にも限定されま
せん。製造品目の多様性は、稼動可能な機械設備、材料および人員の受け入
れられる多様の能力の程度によってのみ制限されるにすぎません。
(3)実際、注文を取るか、それを予測して現場が種々判断する場合を除け
ば、ほとんどの場合、作業現場だけでは仕事が始められません。
(4)仕事が実施される場合の能率如何は、その仕事の初めに当たっての企
画立案の巧拙にかかっていることが非常に大きいので、見積・受注・設計・
製図および製造命令といった一連の業務手順の管理が極めて重要となります。
4.プロセス生産
個別ないし断続生産の多様性や比較的短期作業、あるいは継続生産が標準
品を比較的長期にわたって作るという性質に対して、このタイプの産業は、
設備の能力を有効に活用するという大きな問題をもっています。
生産単位当りの始めの投資はかなり大きく、また、設備変更の費用も著し
く大きくなります。
この種の生産形態の工業は、製紙・成型プレス・自動捻子切・製鋼・染色
・窯業・紡織・商業印刷等、特殊な容易に転用しえないような設備の有効性
に依存せざるをえない工業です。このような設備装置による生産の特色は、
次のような諸点が挙げられます。
(1)装置あるいは、設備が主体となって、作業プロセスは、ほとんど決ま
っています。
(2)継続生産・断続生産・個別生産の三つのタイプが組立工業的であるの
に対して、プロセス生産は、生産工程の過程での組立は、ほとんどありませ
ん。逆に中間から分解し副産物を生む場合があります。
(3)生産能力を上回る注文があった場合、新しい注文を何時受入れたらよ
いか、作業をいつ始めたらよいかを決定することが重要となります。
(4)したがって、設備の有効利用のため各作業が必要とする作業時間(機
械設備稼働)を適切に割当てること、および運搬管理、設備保全の必要性が
大きくなります。
(5)原材料の有効利用も、この種の工業の特長です。すなわち、中間工程
で発生するスクラップは、再び初工程から利用できる場合が多く、それらの
歩留発生を適正に維持しないと在庫計画を難しくすることになるし、また、
相当な費用の損失を発生させていることになります。
このタイプの生産管理は、必ずしも単独では、その役割を果たすことはで
きないのです。すなわち、一方では顧客の注文に応じて生産を行うという点
で個別生産の特性をもち、他方、相当長期に生産する点で継続生産を兼ねま
す。また、受注製品によっては、一つの設備のみに負荷がかかったり、そ
の状況が不規則で計画的にいかないという点では、断続生産に似ています。
こうした製造のタイプにより作業や工程の編成が決まり、また、それに応
じた管理のための手順や手続が必要になってきます。
管理システムを、その製造タイプに適切な方式にしないと、どんなに生産
技術が勝れ、機械設備が整っていても、なかなか生産全体ののコントロール
が難しく、ムリやムダを生じる危険があります。
一般には、その生産方式の急激な進歩発展のみに目をうばわれて、現実に
ピッタリした管理システムを採用して成果を上げている工業は、予想外に少
ないのが現状です。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
●閑話休題「全ての業務の価値を見直す」
鋼材価格の値上がりに伴い、その見直しが始まっています。その見直しは、
材料面のみだけてはなく、組織全般にわたっています。
7月には、4社の企業でVE(価値工学)の話をしてきました。ところで、
「価値」とは、どんなことを意味するのでしようか。価値とは、わかってい
るようでわからぬものであることは確かです。
VEにおける価値とは、「品質(より正確には、目的とするハタラキ<役
立ち>の値うち)に対するコストの比である」といわれています。つまり、
何かに役に立つというところに物の価値というものが生まれるといってよい
でしょう。
この役に立つということを、別の表現で「機能」、あるいいは「ハタラキ」
ともいいます。したがって、VEの第一のテーマは、ある物、たとえば、あ
る製品の材料が、どんな機能を持っているか、どんなハタラキをもっている
のかを調べます。これは、組織も同様です。
詳しい説明は省略することにして、次式により価値の理解をしていただき
たいと思います。価値を判断する表現には、一般に二通りあります。
(1)A-B=価値の大きさ
A
(2)---=価値の大きさ
B
一般に損益計算には(1)の方法が用いられますが、VEでは(2)が用
いられます。
売上 給料
●新人のセールスマン 100万円 20万円
●ベテランのセールスマン 200万円 60万円
(1)の方法で計算すると、
●新人のセールスマン 100万円-20万円= 80万円
●ベテランのセールスマン 200万円-60万円=140万円
となって、差の大きさからは、ベテランのセールスマンの方が価値が大きく
なります。
(2)の方法で計算すると、
100万円
●新人のセールスマン -------=5
20万円
200万円
●ベテランのセールスマン -------=3.3
60万円
となって、新人セールスマンの係数が大となります。このような(2)の形
で示す方法を一般に生産性の測定といっています。つまり、生産性とは、資
源単位当りの効率を示す物差しなわけです。
全ての組織単位は、ある種の機能を果すことに奉仕すべく形づくられてい
るものです。たとえば、総務とか経理といった事務全般の仕事や倉庫・輸送
・販売・研究開発・経営企画等々です。これらの仕事は、みんな何らかの機
能をもっているわけですが、果たして、そのハタラキが本当に企業の中で貢
献価値を持っているものかどうかが大変問題だからです。
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■コンサルティング・講演会などお任せください。
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★生産方式の改善・セル生産方式への移行したい!
★部品・仕掛品・製品在庫の削減をしたい!
★開発・設計期間の短縮をしたい!
★セールス活動の効率化を図りたい!
★商談技術を強化したい!
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