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世界的工業デザイナー奥山清行氏の創造性に学ぶ!

       ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

        <第186回>仕事のできる人の行動特性に学ぶ!

    ==■「世界的工業デザイナー奥山清行氏の創造性に学ぶ!」■==


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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持
ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。

「仕事のできる人の行動特性に学ぶ!」と題して分かりやすく解説してい
きます。

コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営
トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す
学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。

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<今回のメニュー>
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【1】一日100のアイディア創出を自分に課す!
【2】一見ジプシーに見える奥山氏の半生!
【3】イタリア式モノ作りで中小企業の再生に命を燃やす!
【4】今日のまとめ
【5】編集後記

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【1】一日100のアイディア創出を自分に課す!

世界をまたに掛ける工業デザイナーが日本にいます。その人の名は奥山清
行氏49歳です。

武蔵野美術大学卒業後工業デザインの名門アートセンター・カレッジ・オ
ブ・デザイン(米)を経て米ゼネラルモーターズに入社しました。

ここで実績を上げた奥山氏は独ポルシェにヘッドハンティングされます。
その後自動車デザインの名門(伊)ピニンファリーナ社に移籍し、フェラ
ーリをデザインするチャンスがめぐってきました。

フェラーリ社の社長の前でプレゼンテーションしましたが社長は気に入り
ませんでした。上司は「ランチを口実に引き止めるから15分で再度デザ
インしろ」と命じたのです。運命の15分でした。フェラーリエンツォア
の誕生です。

奥山氏は運命の15分をなぜ生かすことができたのでしょうか。

奥山氏は一日100のアイディアをノートに書き残すノルマを自分に課し
ているのです。早朝パジャマ姿のとき思いついたアイディア、ゆったりと
お茶を飲みながら浮かんだアイディア、片時もノートを手放さないと言い
ます。

その中の一つが採用されるわけですが、採用されなかったものは闇に葬ら
れるのではなく次のデザインのネタとして残るという考えです。奥山氏の
「創造性」なるコンピテンシーの源泉がここにあるのです。

「会議室ではアイディアは生まれないし、アイディアが生まれる環境では
ない」と奥山氏はきっぱりと言い切ります。

2004年、ピニンファリーナ社のデザインディレクターになり、180人のスタ
ッフを率いることになりました。そして世界中の自動車メーカーからデザ
インの依頼が舞い込むのです。


【2】一見ジプシーに見える奥山氏の半生!

正に絶頂期と言っていいでしょう。しかし2006年ピニンファリーナ社のデ
ザインディレクターの地位を捨て、KEN OKUYAMA DESIGN
を設立してあっさり独立してしまったのです。

「米ゼネラルモーターズ→独ポルシェ→ピニンファリーナ社→独立」は一
見ジプシーに見えるでしょう。

しかし奥山氏が2006年にNHKのプロフェッショナルに出演したときの
「プロフェッショナルとは」の問いに対する答えに次の展望が読み取れま
した。

「大変な質問で。プロと言うのは、僕は今日のためじゃなくて、本当に明
日のために仕事のできる人。自分のためじゃなくて、人のために仕事がで
きる人。だから明日の人のために仕事ができる人だと思うんです」と。

世界的にも有名になれば普通の人なら態度が高慢になり、人を人とも思わ
ないような態度をとる人が多いでしょう。奥山氏は「人格」コンピテンシ
ーにも長けているのです。



【3】イタリア式モノ作りで中小企業の再生に命を燃やす!

日本の中小企業は企業数の90%以上、そして雇用の70%以上を占めて
います。しかし中小企業は年々倒産、廃業でその数は減っていく一方です。
海外シフトも要因の一つです。しかし、せっかくいい技術があってもそれ
を生かしてビジネスに結びつける力が弱いという要因のほうがが大きいの
です。

政府や行政は補助金をたくさん使ってきました。これからも使っていくで
しょう。しかし、奥山氏に言わせれば「むしろ補助金というコルセットが
中小企業をダメにしている」というのです。

腰痛の患者に医師はコルセットをはめます。一時腰痛は治りますが筋肉が
劣化して新たな疾病を生むのです。コルセットを付けさせることは簡単で
すが、いつどの段階で外すかが難しいのです。

休暇で故郷である山形を訪れたとき、自動車や家電のゴミの山を見てしま
ったのが独立の転機でした。愛されることなく無造作に捨てられる商品が
地球を破壊する、そんな商品ではなく価値のある商品をつくり、中小企業
を元気にする仕事に携わりたい。それが「山形工房」設立のきっかけにな
りました。

イタリア式のモノ作りである「(1)下請けにはならない、大企業の傘下
に入って頼らない、(2)高級志向のオーダーメイド路線でいく、(3)
デザインや絵柄で付加価値を付ける」の三つを特に重視しました。

天童木工では、「オリヅル」という一枚板からの折り紙のようなデザイン
で作った椅子、オリエンタルカーペットでは、原色のもみじをあしらった
高級じゅうたんなど次々世界で勝負できる商品が生み出されています。東
京にこだわらず世界市場を狙うのです。

しおれた花がたっぷり水と肥料を得て生き生きと輝く姿にすることがプロ
の仕事人であるということを、身をもって証明しているのです。



【4】今日のまとめ

1.斬新なアイディアは誰でも生み出せると奥山氏は強調していること。
  頭で考えたことをとにかく紙に落とし込むことが大事であること。

2.大量生産時代の成功体験の酔いから早く醒める必要があること。

3.大企業の傘下に入り、購買担当者とだけ付き合っていては視野が限定
  されてしまい、市場や顧客が見えないこと。

4.顧客と直接ビジネスをやれば顧客のニーズを的確に把握できること。

5.マネのできない独自の商品を作り、高い付加価値を提供すれば中小企
  業は繁栄のパスポートを手に入れることができること。



【5】編集後記

自己成長は心ある経営者やビジネスマンなら誰でも望んでいることでしょ
う。創造性を生かす仕事は主観性と客観性の往復作業になります。主観性
だけでは独りよがりに陥ってしまいますから。

自分を磨くには、「衝突」が大事です。生簀の中で元気がなくなった魚た
ちの中にナマズを放すと驚いた魚たちは元気を取り戻すそうです。つまり、
組織の中にライバルや敵を意識的に作っておくことが大事だと奥山氏は強
調しています。



次回に続く


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