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わかっちゃう! 知的財産用語 No.240
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こんにちは! わかっちゃう弁理士 西川幸慶です。
☆ 本日の知的財産用語
[スーパーコピー]
ブランド品などの「偽物」のことです。「本物に近い高品質の偽
物」というような意味で使われています。
もちろん法律用語ではありません。
(1)
昔から、バッグや時計などのブランド品の偽物は出回っています
が、近年「スーパーコピー」と称した ブランド品の偽物を 目に
することが多くなってきました。
ここで、「スーパーコピー」という言葉は、「単なる偽物(コピ
ー品)ではなく、本物と見分けがつかない高品質の偽物」というよ
うな意味で使われています。
(2)
ブランド品の偽物は、たいていの場合
商標権の侵害となります。
また、
意匠権の侵害や、不正競争防止法で禁じている不正競争行為
に該当することもあります。
当然 「スーパーコピー」と称される偽物も同様です。
(3)
インターネットで「スーパーコピー」という言葉を検索すると、
たくさんの通販ショップが見つかります。
また、私のようにホームページやメルマガでメールアドレス公開
していると、毎日たくさんの迷惑メールが送られてきますが、その
中にはスーパーコピーの売り込みメールもあります。
それらのホームページや迷惑メールには、だいたい 下記のよう
な意味の内容が書かれています。
「当社は暴利をむさぼるブランド業に反対する会社である。」
「ブランド品が欲しくても高くて買えない人のために、最先端技術
でブランドのスーパーコピー品を作って通販している。」
「バッグの皮革素材はすべて欧州から仕入れた高級スーパーコピー
である。」
「スーパーコピーは正規ブランド品の1割前後の値段で買える。」
「スーパーコピーなので、持っていても他人にコピー品だとばれる
心配はない。」
「独自生産スーパーコピーなので、他店のコピー品と比較して欲し
い。品質には自信がある。」
「当店の商品が、唯一本当のスーパーコピーである。」
「スーパーコピーだと称して、Bランクのコピー商品を送る悪徳業者
に注意しなさい。」
「万一 税関で没収された場合は、
再発送するので安心して買って
欲しい。」
読んでいると めまい がしそうな内容ですね。
違法行為をしているという うしろめたさもなく、自分たちが正
しいことをしている、素晴らしい商品を販売しているかのような書
き方には 呆れるばかりです。
そもそも「スーパーコピー」なんていう言葉が横行していること
自体 おかしいと思います。
インターネット通販の場合、業者が外国にいて住所すらはっきり
しないので摘発しにくいのだとは思いますが、このような偽物が堂
々と売られている現状には驚きます。
☆ ☆
[関連事項と経験談]
(1)
「本物だと騙して偽物を売るのは違法だけれど、偽物だと説明し
て偽物を売っているので問題ない」などと無茶苦茶なことを言う業
者もいますが、偽物だと説明して売っても違法です。
(2)
あえて言うまでもないのですが、偽物を買うことは、偽物を製造
・販売する業者を助けることになり、偽物の流通を促進してしまう
ことになりますので、注意しましょう。
(3)
外国からの通販だけでなく、国内に店舗を持っているスーパーコ
ピーの販売業者もあるようです。
先日、「スーパーコピー」と称してブランド品の偽物を売ってい
た在日外国人が
商標法違反で逮捕されたというニュースを見ました。
容疑者は、母国に帰国した際に偽物を仕入れて横浜にある自分の雑
貨店で販売していたとのことです。
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「わかっちゃう! 知的財産用語」
発行 西川
特許事務所 (
http://www.jpat.net/ )
兵庫県西宮市東山台3丁目9-17
電話 0797-61-1841、 FAX 0797-61-1821
発行人 弁理士 西川 幸慶
pat@jpat.net
ご意見、ご感想 お待ちしてます。
* このメールに返信いただけば、西川に届きます。
★ 遠方からの「意匠」,「
商標」の出願のご依頼承っております。
まずは Eメール,FAX等で お問い合わせ下さい。
☆「メール相談」
http://www.jpat.net/sodan.htm は「有料」です
が、出願等のご依頼に伴うご相談は「無料」で承っております。
☆ 「
商標救助隊T-Rescue」
http://www.japat.net/
☆ 日記
http://plaza.rakuten.co.jp/pinnote/
☆ ☆
掲載された記事の内容を許可なく転載することを禁じます。
但し、署名を含めて全文転載でしたら転載,転送していただいて
結構です。
(C) 2009 Nishikawa Yukiyoshi
『まぐまぐ』 を 使ってお届けしています。
本マガジンの解除や配信先メールアドレスの登録変更は
http://www.mag2.com/m/0000098536.htm からお願いします。
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[編集後記]
先日、うどん屋 に 入りました。店員は みんな無愛想で、
ニコリともしません。
でも壁に貼られた 「おしながき」を 見て その理由がわかり
ました。
[おしながき]
かけうどん 250円
きつねうどん 350円
月見うどん 350円
天ぷらうどん 400円
スマイル 500円
スミマセン、嘘です。 話、作りました。
でも そんなことも考えてしまいそうな無愛想な店って たまに
ありますよね。
(自問)
「出会った人に やさしさを持って接しただろうか?」
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わかっちゃう! 知的財産用語 No.240
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こんにちは! わかっちゃう弁理士 西川幸慶です。
☆ 本日の知的財産用語
[スーパーコピー]
ブランド品などの「偽物」のことです。「本物に近い高品質の偽
物」というような意味で使われています。
もちろん法律用語ではありません。
(1)
昔から、バッグや時計などのブランド品の偽物は出回っています
が、近年「スーパーコピー」と称した ブランド品の偽物を 目に
することが多くなってきました。
ここで、「スーパーコピー」という言葉は、「単なる偽物(コピ
ー品)ではなく、本物と見分けがつかない高品質の偽物」というよ
うな意味で使われています。
(2)
ブランド品の偽物は、たいていの場合 商標権の侵害となります。
また、意匠権の侵害や、不正競争防止法で禁じている不正競争行為
に該当することもあります。
当然 「スーパーコピー」と称される偽物も同様です。
(3)
インターネットで「スーパーコピー」という言葉を検索すると、
たくさんの通販ショップが見つかります。
また、私のようにホームページやメルマガでメールアドレス公開
していると、毎日たくさんの迷惑メールが送られてきますが、その
中にはスーパーコピーの売り込みメールもあります。
それらのホームページや迷惑メールには、だいたい 下記のよう
な意味の内容が書かれています。
「当社は暴利をむさぼるブランド業に反対する会社である。」
「ブランド品が欲しくても高くて買えない人のために、最先端技術
でブランドのスーパーコピー品を作って通販している。」
「バッグの皮革素材はすべて欧州から仕入れた高級スーパーコピー
である。」
「スーパーコピーは正規ブランド品の1割前後の値段で買える。」
「スーパーコピーなので、持っていても他人にコピー品だとばれる
心配はない。」
「独自生産スーパーコピーなので、他店のコピー品と比較して欲し
い。品質には自信がある。」
「当店の商品が、唯一本当のスーパーコピーである。」
「スーパーコピーだと称して、Bランクのコピー商品を送る悪徳業者
に注意しなさい。」
「万一 税関で没収された場合は、再発送するので安心して買って
欲しい。」
読んでいると めまい がしそうな内容ですね。
違法行為をしているという うしろめたさもなく、自分たちが正
しいことをしている、素晴らしい商品を販売しているかのような書
き方には 呆れるばかりです。
そもそも「スーパーコピー」なんていう言葉が横行していること
自体 おかしいと思います。
インターネット通販の場合、業者が外国にいて住所すらはっきり
しないので摘発しにくいのだとは思いますが、このような偽物が堂
々と売られている現状には驚きます。
☆ ☆
[関連事項と経験談]
(1)
「本物だと騙して偽物を売るのは違法だけれど、偽物だと説明し
て偽物を売っているので問題ない」などと無茶苦茶なことを言う業
者もいますが、偽物だと説明して売っても違法です。
(2)
あえて言うまでもないのですが、偽物を買うことは、偽物を製造
・販売する業者を助けることになり、偽物の流通を促進してしまう
ことになりますので、注意しましょう。
(3)
外国からの通販だけでなく、国内に店舗を持っているスーパーコ
ピーの販売業者もあるようです。
先日、「スーパーコピー」と称してブランド品の偽物を売ってい
た在日外国人が商標法違反で逮捕されたというニュースを見ました。
容疑者は、母国に帰国した際に偽物を仕入れて横浜にある自分の雑
貨店で販売していたとのことです。
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発行 西川特許事務所 (
http://www.jpat.net/ )
兵庫県西宮市東山台3丁目9-17
電話 0797-61-1841、 FAX 0797-61-1821
発行人 弁理士 西川 幸慶
pat@jpat.net
ご意見、ご感想 お待ちしてます。
* このメールに返信いただけば、西川に届きます。
★ 遠方からの「意匠」,「商標」の出願のご依頼承っております。
まずは Eメール,FAX等で お問い合わせ下さい。
☆「メール相談」
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が、出願等のご依頼に伴うご相談は「無料」で承っております。
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☆ 日記
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但し、署名を含めて全文転載でしたら転載,転送していただいて
結構です。
(C) 2009 Nishikawa Yukiyoshi
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[編集後記]
先日、うどん屋 に 入りました。店員は みんな無愛想で、
ニコリともしません。
でも壁に貼られた 「おしながき」を 見て その理由がわかり
ました。
[おしながき]
かけうどん 250円
きつねうどん 350円
月見うどん 350円
天ぷらうどん 400円
スマイル 500円
スミマセン、嘘です。 話、作りました。
でも そんなことも考えてしまいそうな無愛想な店って たまに
ありますよね。
(自問)
「出会った人に やさしさを持って接しただろうか?」