相談の広場
最終更新日:2010年09月27日 17:48
こんにちは。職場の退職金の積立方法の変更があり、勤労者退職金機構の中小企業退職金共済へ加入することとなりました。そこで、関連する仕分けについて教えて頂きたいと思います。
①月々の掛金支払時の仕訳
(損金経常可能と聞いていますが、どんな科目で処理したらよいのでしょうか)
②過去勤務期間通算により、過去の積立金を取崩して中小企業退職金共済制度へ掛け直していく場合の仕訳
(現在は法人の独自積立で、資金収支科目の退職共済掛金で年度末に支出し、貸借科目の退職共済積立金に計上しています。)
②の掛金についても支払年度の損金経常が可能なのでしょうか。分かりにくいかと思いますが、よろしくお願いします。
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> 中小企業退職金共済(中退共に略させてもらいますね)は損金算入(計上)が認められている制度になります。
>
> ですが、毎月決まった額を中退共へ納める(銀行経由の申込みは自動振替になると思いますが・・)形となりますので、仕訳は以下のとおりとなります。
> 中退共/普通預金
> 至極単純です。
> ところで市販の会計ソフトをお使いでしょうか?中退共という科目は多分存在しないと思いますので、新たに科目の作成をされた方が良いと思います。現在の独自の積立金と混同しないようにするために・・・。
> 科目を作る場所ですが、一般管理費の項目(製造科目もお使いであれば製造労務費にも作成)となります。
>
> 以上ご参考になれば。
一般管理費にで新たに科目を設定した方が良いのですね。
会計ソフトは業者とリース・保守契約により使用しているので、販売元へ科目新設の相談をして見ます。回答くださいましてありがとうございました。
ご投稿の②の方ですが、退職積み立ては、その計上時に既に損金計上されていると思いますので、中退共への振替の際にも損金への計上は出来ないと思います。あくまで取崩しの処理となります。
退職積立金 / 普通預金
中 退 共
という仕訳になるのではないでしょうか。中退共はあくまでその取崩し額の差額分のみの計上です。
ただし、ここでの問題点は、実際の中退共への納付額と会計上の計上額に差が出てしまうことです。
決算表示の問題もありますので、会計事務所さんか税務署へ聞いてみるのが良いと思います。
決算書のうち計算書類の個別注記表へ退職金についての注記を記載しておく必要があると思います。また、税務申告書類の別表5(1)への記載も必要になります。
中退共加入ということは、中小企業に該当すると思いますので、退職金関係の会計も簡便でよいと思うのですが。
弊社も中退共に加入しておりますので、弊社の仕訳をご参考までに
弊社の場合、年間の掛け金よりその年の退職金積立額が大きいので次のように仕訳しています。
*掛け金納付時⇒
福利厚生費/普通預金
*期末整理時⇒
その年の退職積立金-年間の納付額=退職引当金
退職給与/退職引当金
*退職金支給発生時⇒
支給決定額-中退共からの支給額=会社支給額
退職引当金/会社支給額(現金または預金)
と、このような仕訳を行っております。これは中退共からの支給額が退職規定による支給決定額より小さいからできることですが、すけしんさんのおっしゃっている決算表示上の問題はこれでクリアできると思います。
ただ、退職手当外部積立金として帳簿外で管理しなければならないので少し面倒かもしれません。
以上、少しでもご参考になれば幸いです。
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