生命保険料控除（年末調整）について

こんばんわ。

> 年末調整の保険料控除を初めて担当します者です。
> 基本的な質問ですみません。
>
> まず、控除証明書は年末調整の計算をするのに見るためで、
> 、どこかへ控えを提出する　などということは
> しないものなのでしょうか？

原本会社保管の資料です。控を用意したり重複控除に使用できるようなことは避けなければなりません。


> 当社の社員の控除証明書を早くも預かったのですが、
> 扶養家族３名月収２０万円のため、所得税が非課税です。
>
> 年末調整する場合、還付金もゼロなので、
> この場合、市役所・税務署等へ提出する源泉徴収票・給与支払報告書のみへの記載で宜しいのでしょうか？

それで大丈夫です。

> 契約者：本人、支払者：本人　保険金受取人：奥様なので、奥様の勤務先へ提出してもらい、年末調整してもらうほうが得ではないかと思いまして・・。（奥様は扶養家族ではなく、年収５００万円ほどの所得者です。）
> どうでしょうか？？

生命保険料控除は支払者の控除です。受取人は関係ありません。奥様もご自身で支払う保険に加入されていると推測します。
とりあえず。

保険会社の証明書だけではなく「平成22年分給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書」も提出してもらっていますか？　この申告書がなければ保険料控除はできませんよ。

申告書の裏面に証明書を貼りつけて、これを基に年末調整を行った後、申告書と証明書は会社で保管します（税務署等への提出はしません）。あとで税務署の調査がある場合がありますから必ず大切に保管してください。

「扶養家族３名月収２０万円のため、所得税が非課税です」とありますが、毎月の源泉税はゼロでも年末調整の結果がゼロとは限りません。仮に還付金がゼロでもそれは年末調整の結果であって、毎月の給与からは推測できません。乙欄適用でない限り必ず年末調整はおこなってください。

もしその方が乙欄適用なら年末調整は行いませんから保険料控除も関係ありません。源泉徴収票には課税支給額の総額と社会保険料だけを記載して終わりです。しかし甲欄ならすべてを記入しなければなりません。

保険料の証明書は契約者本人のために使用するものです。本人が奥様の扶養者となっていて保険料を奥様が支払っている場合は奥様の保険料控除に使用できますが、そうでなければご主人の年末調整にしか使用できません。

そのほかは税務署から送られてくる年末調整の仕方をよく読んで正しく行ってください。これは個人の財産に絡むものです。いい加減な処理はできないことを理解してください。わからないことがあれば税務署へ行けば詳しく教えてくれます。

お二人ともありがとうございました。
かなり勉強不足でした。。
保険料支払者の年末調整にしか使用できないのですね、勘違いしていました。

また、何かありましたら宜しくお願い致します。