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アウトソーシング先変更時の権利関係について

著者 honda1983 さん

最終更新日:2010年12月07日 15:15

弊社では総務業務の一部をアウトソーシングしております。来年の4月よりコスト削減の関係でアウトソーシング先を現在の会社から別会社に変更することになりました。
現在の会社が作成した業務マニュアルをそのまま次の会社に引き継いでほしいと考えております。
現在の会社はマニュアルはこちらに所有権があるので、マニュアルは販売という形でしか渡せないと主張しております。
業務委託契約ではマニュアルに関しては特に明記していないのですが、弊社としては業務委託費のなかにマニュアル作成も含まれており、所有権は弊社にあるのではと考えております。

この場合、マニュアルの所有権はどちらにあるのでしょうか?

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Re: アウトソーシング先変更時の権利関係について

著者行政書士いとう事務所さん (専門家)

2010年12月08日 11:33

このケースは、所有権ではなく、著作権が問題となります。
業務マニュアルは、アウトソーシングした企業(受託者)が作成したことから、著作権は受託者のものとなります。

弊社(委託者)が、マニュアルを引き継ぐのならば、受託者から著作権の譲渡を受けることになるのだが、このケースはマニュアルの著作権の帰属に関し何ら定めていなかったので、やはり、著作権は現在のアウトソーシングした企業にあるものとなります。

そのため、どうしても次の会社に引継ぎたいのならば、マニュアルの著作権譲渡を求めるしかないと思います。

所有権と著作権とは別々の権利ですから。

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