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工事会社の未成工事支出金の処理について

著者 SIBAKEN さん

最終更新日:2014年10月31日 14:28

工事業の経理について分からない事があるのでご教授宜しくお願い致します。

工事業の受注からお金を頂くまでの流れとして

1、お客様から受注する

2、手付金をもらう

現金預金××× 未成工事受入金×××

3、材料、外注費を支払う

未成工事支出金××× 現金預金×××

4、工事が完了する

完成工事未収入金××× 完成工事売上高×××
未成工事受入金×××

5、材料、外注費等××× 未成工事支出金×××

6、残りの工事代金をもらう
現金預金××× 完成工事未収入金×××

このような感じの流れで宜しいのでしょうか?
色々調べてみてこのような感じの流れが一般的だと認識したのですが
当方が今回引き継いだ会社の仕訳の流れが違っているので困っています。

それは材料を仕入れた時にいきなり原価の勘定で仕訳されていて期末の整理仕訳で
期首材料、期末材料で棚卸されている。
未成工事支出金も期末の整理仕訳で期首未成工事支出金、期末未成工事支出金で棚卸されている。

これは期をまたぐ前までは資産にあげても結果経費として振替えるのでそのまま経費で処理して期末だけ未成工事支出金の資産にあげる仕訳をしているのですか?
教科書的な処理を目指していますが実務レベルではこのような処理をしても問題ないのでしょうか?
恐らく工事ごとに工事台帳などをつけていないどんぶり勘定な会社で致し方なくこのような処理をしているのではと思うのですが。。
宜しくお願い致します。

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Re: 工事会社の未成工事支出金の処理について

著者岡谷税理士事務所(広島市)さん (専門家)

2014年10月31日 17:06

> 工事業の経理について分からない事があるのでご教授宜しくお願い致します。
>
> 工事業の受注からお金を頂くまでの流れとして
>
> 1、お客様から受注する
>
> 2、手付金をもらう
>
> 現金預金××× 未成工事受入金×××
>
> 3、材料、外注費を支払う
>
> 未成工事支出金××× 現金預金×××
>
> 4、工事が完了する
>
> 完成工事未収入金××× 完成工事売上高×××
> 未成工事受入金×××
>
> 5、材料、外注費等××× 未成工事支出金×××
>
> 6、残りの工事代金をもらう
> 現金預金××× 完成工事未収入金×××
>
> このような感じの流れで宜しいのでしょうか?
> 色々調べてみてこのような感じの流れが一般的だと認識したのですが
> 当方が今回引き継いだ会社の仕訳の流れが違っているので困っています。
>
> それは材料を仕入れた時にいきなり原価の勘定で仕訳されていて期末の整理仕訳で
> 期首材料、期末材料で棚卸されている。
> 未成工事支出金も期末の整理仕訳で期首未成工事支出金、期末未成工事支出金で棚卸されている。
>
> 工事業の経理について分からない事があるのでご教授宜しくお願い致します。
>
> 工事業の受注からお金を頂くまでの流れとして
>
> 1、お客様から受注する
>
> 2、手付金をもらう
>
> 現金預金××× 未成工事受入金×××
>
> 3、材料、外注費を支払う
>
> 未成工事支出金××× 現金預金×××
>
> 4、工事が完了する
>
> 完成工事未収入金××× 完成工事売上高×××
> 未成工事受入金×××
>
> 5、材料、外注費等××× 未成工事支出金×××
>
> 6、残りの工事代金をもらう
> 現金預金××× 完成工事未収入金×××
>
> このような感じの流れで宜しいのでしょうか?
> 色々調べてみてこのような感じの流れが一般的だと認識したのですが

 これは、工事ごとの原価管理(工事台帳等により)を行い、それにより完成工事に係る工事原価を、個別原価管理により行う方法で、工事期間が長い長期工事等が主体である建設会社などが主として採用しています。
 建設業経理では、これを基本的な経理処理としていると思います。



> 当方が今回引き継いだ会社の仕訳の流れが違っているので困っています。
>
> それは材料を仕入れた時にいきなり原価の勘定で仕訳されていて期末の整理仕訳で
> 期首材料、期末材料で棚卸されている。
> 未成工事支出金も期末の整理仕訳で期首未成工事支出金、期末未成工事支出金で棚卸されている。
> これは期をまたぐ前までは資産にあげても結果経費として振替えるのでそのまま経費で処理して期末だけ未成工事支出金の資産にあげる仕訳をしているのですか?
> 教科書的な処理を目指していますが実務レベルではこのような処理をしても問題ないのでしょうか?
> 恐らく工事ごとに工事台帳などをつけていないどんぶり勘定な会社で致し方なくこのような処理をしているのではと思うのですが。

  この経理処理は、発生した原価をすべて一旦工事原価に計上して、期末に未使用である部分や未成工事分について、工事原価から資産へ計上して繰り延べる方法です。
  こうした方法を取る会社としては、どんぶり勘定ともいえますが、短い(一日で済む修理など)工期の工事中心の会社であったり、消耗品などを一括で仕入れストックしておき、必要な時に必要な分だけ少量ずつ使う場合など、正確な個別原価を把握するために要する手間や時間が現実的でない場合なども考えられます。
  ただ、そうした会社であっても、全体としての原価率等の管理は行っていると思いますが。

 いずれにしても、経理はそれぞれの会社の規模や形態に合わせて事務処理方法を考えていきますので、内容を見てみないと、その会社がどんぶり勘定であったかどうかは、判断はつきかねます。

では、参考までに。

Re: 工事会社の未成工事支出金の処理について

著者SIBAKENさん

2014年11月06日 10:03

遅くなり申し訳ございません。
大変参考になりました。
また機会が御座いましたらご指導宜しくお願い致します。

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