相談の広場
役員の送別会がありました。社員の8割が出席し人数は11名
金額は6万円ほどで場所は居酒屋になります。この場合の処理として、社員の慰労として福利厚生費になるのか、それとも交際費として処理するのか。なにぶん、経理初心者なので
どちらが良いのか迷っています。アドバイスをいただければ
幸いです。
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最終的には税務署の判断なんでしょうけども、私見として。まず、福利厚生費とは、その名のとおり、(勤務される方に公平に)福利厚生に資するために行った行事(行事の名より、中身や実態が重要と思います)にかかった費用をこれで処理するもので、全額損金になります。これに対し、交際費は全額損金とはならないので、こういったものを「福利厚生費とするか、交際費とするか」は、税務調査対応の時に争点となるようですね。
さて、ご質問の件ですが、「役員の送別会」という名称からすれば、福利厚生費であげるのは難しいような気がしますが、会の内容や実態がどのようなものかがわかりませんので、判断はいたしかねます。しかしながら、「私だったらこういう基準で判断する」と言うものを以下に記しますので、ご参考になりましたら。
①役員の送別会という事ですが、この会は「社員の皆さんの福利厚生に資する行事」なのでしょうか?実態が名のとおり「役員の送別会」ならば、会の趣旨は「役員さんへの慰労」ですか?そうすれば「福利厚生に資する行事」とは言えなくなりますね。ここだけ見ても、福利厚生費とする為の説明が難しそう・・
(福利厚生に資する行事としたとして、次のハードル)
②社員の8割参加との事。福利厚生費とするには、「社員全員すべて公平に参加を呼びかけた」と言う事実および「社員の自由意思で参加できる」事が、福利厚生の趣旨からして、要件となります。
この①、②を満たしていないと、私は福利厚生費では処理しません。
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