相談の広場

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総務の給湯室

総務担当者同士の給湯室的空間!「みんなの会社ではどうしてる?」など・・・ご自由に!

障がい者の方の福利厚生

著者 総務の杜 さん

最終更新日:2023年06月30日 15:35

本体とは健康保険や福利厚生の違う関連会社です。その本体から障がいのある方が出向されてきます。障がい者雇用事業として出向先で請け負っているような形です。
私は、出向先の間接部門のたった1人の担当者です。うまく説明できないかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

障がいの方々は本体で入社の手続きがなされ、こちらに出向されてきます。健康保険や福利厚生も出向元のものです。

しかしながら、こちらでも直雇用の従業員と同様に、共済会などの福利厚生に会社負担で加入していただいてきました。障がいの方々が利用するしないは別として、ダブルで福利厚生を受けられている形です。前任者からその仕事を引き継いだ際には、個人的には、障がいの方が有利なルールはとても良いことだと思って頑張ってきました。

でも、担当者としては、当初からとても困ることばかりです。というのは、共済会の意味を説明するのに苦労したり、加入手続きが終わっても、すぐに会員証を失くしてしまいます。給付などの申請を説明して進めてもご自身では記入なども分からない方も多く、個人情報もうまく引き出せないことも多々あり、時間がかかる上に、それ以上進まずちゅうぶらりんの状態が続きます。ご家族にお話しするように伝えても、通じていないのか一向に進まないことが多いです。

仕事もあまり長続きしないことが多いのですが、退職時には当然に会員証も戻ってこず、私が紛失届から申請し直し、退会手続きをしています。手続きが遅れると、会費の支払いも続きます。

このような場合、出向元の福利厚生が与えられている出向の方には、出向先の福利厚生をダブルで与えなくても良い、ということにはならないでしょうか?

もちろん、福利厚生のレベルは出向元である本体の方がずっとレベルが高く、直雇用の私たちには、こちら側の福利厚生しかありませんので、障がいの方々が不利になるようなことにはなりません。
どなたか、ご教示いただけるととてもありがたいです。

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Re: 障がい者の方の福利厚生

著者 hitokoto2008 さん

最終更新日:2023年06月30日 16:33

こんにちは

出向元と出向先の両方の福利厚生を受けられるのは、良いことだと思いますが、実体としては不必要の気がしますね。
出向元(親会社)のほうが福利厚生面では充実しているほうが一般的です。
ただ、稀に親会社と子会社で違う種類の福利厚生がある場合もあるでしょうから、その場合には意味があるでしょう。
でも、福利厚生の利用面で理解不能の状態では、福利厚生の種類が沢山あっても意味がないですね(実体としては、子会社の福利厚生使用のみで、親会社の福利厚生を利用する局面は発生しなくて、親会社の担当者はその分楽になるはずだが)
そもそも、障害者雇用は、大手ではそれ専門の子会社を作って障害者雇用率を達成しているところが多いと思います(それが目的の会社ですから)

親会社と相談するしかないのではないですか?





> 本体とは健康保険や福利厚生の違う関連会社です。その本体から障がいのある方が出向されてきます。障がい者雇用事業として出向先で請け負っているような形です。
> 私は、出向先の間接部門のたった1人の担当者です。うまく説明できないかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
>
> 障がいの方々は本体で入社の手続きがなされ、こちらに出向されてきます。健康保険や福利厚生も出向元のものです。
>
> しかしながら、こちらでも直雇用の従業員と同様に、共済会などの福利厚生に会社負担で加入していただいてきました。障がいの方々が利用するしないは別として、ダブルで福利厚生を受けられている形です。前任者からその仕事を引き継いだ際には、個人的には、障がいの方が有利なルールはとても良いことだと思って頑張ってきました。
>
> でも、担当者としては、当初からとても困ることばかりです。というのは、共済会の意味を説明するのに苦労したり、加入手続きが終わっても、すぐに会員証を失くしてしまいます。給付などの申請を説明して進めてもご自身では記入なども分からない方も多く、個人情報もうまく引き出せないことも多々あり、時間がかかる上に、それ以上進まずちゅうぶらりんの状態が続きます。ご家族にお話しするように伝えても、通じていないのか一向に進まないことが多いです。
>
> 仕事もあまり長続きしないことが多いのですが、退職時には当然に会員証も戻ってこず、私が紛失届から申請し直し、退会手続きをしています。手続きが遅れると、会費の支払いも続きます。
>
> このような場合、出向元の福利厚生が与えられている出向の方には、出向先の福利厚生をダブルで与えなくても良い、ということにはならないでしょうか?
>
> もちろん、福利厚生のレベルは出向元である本体の方がずっとレベルが高く、直雇用の私たちには、こちら側の福利厚生しかありませんので、障がいの方々が不利になるようなことにはなりません。
> どなたか、ご教示いただけるととてもありがたいです。
>
>

Re: 障がい者の方の福利厚生

著者 総務の杜 さん

最終更新日:2023年07月21日 16:45

hitokoto2008さん
大幅に返信が遅れて申し訳ございません。

おっしゃるとおり、不必要とのことになり、
出向者の方々にはこちらの福利厚生を外れていただくことになりました。
本当にありがとうございました。


ただ、あれから出向者と直雇用、障がい者と健常者、いろんな公平性について考えさせられたことがありました。
その大きなことの1つに、障がい者の方々は本体の労働組合に加入していない、ということです。
理由を伺うと、
「相談に来れば乗るが、加入そのものは、活動や会費が障がい者の方の負担になってしまう。また、障がい者の方に活動や意義を分かってもらうとして、その工数を確保するには、その費用もかかり、果ては会費を上げなければならない。
会費の負担は重なることになる。
果たして、それが公平性を保つことになるのか?という考え方から、今のところ、障がい者の方については加入をしてもらっていない。」
とのことでした。

とてもデリケートで難しいですね…‥。 


> こんにちは
>
> 出向元と出向先の両方の福利厚生を受けられるのは、良いことだと思いますが、実体としては不必要の気がしますね。
> 出向元(親会社)のほうが福利厚生面では充実しているほうが一般的です。
> ただ、稀に親会社と子会社で違う種類の福利厚生がある場合もあるでしょうから、その場合には意味があるでしょう。
> でも、福利厚生の利用面で理解不能の状態では、福利厚生の種類が沢山あっても意味がないですね(実体としては、子会社の福利厚生使用のみで、親会社の福利厚生を利用する局面は発生しなくて、親会社の担当者はその分楽になるはずだが)
> そもそも、障害者雇用は、大手ではそれ専門の子会社を作って障害者雇用率を達成しているところが多いと思います(それが目的の会社ですから)
>
> 親会社と相談するしかないのではないですか?
>
>
>
>
>
> > 本体とは健康保険や福利厚生の違う関連会社です。その本体から障がいのある方が出向されてきます。障がい者雇用事業として出向先で請け負っているような形です。
> > 私は、出向先の間接部門のたった1人の担当者です。うまく説明できないかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
> >
> > 障がいの方々は本体で入社の手続きがなされ、こちらに出向されてきます。健康保険や福利厚生も出向元のものです。
> >
> > しかしながら、こちらでも直雇用の従業員と同様に、共済会などの福利厚生に会社負担で加入していただいてきました。障がいの方々が利用するしないは別として、ダブルで福利厚生を受けられている形です。前任者からその仕事を引き継いだ際には、個人的には、障がいの方が有利なルールはとても良いことだと思って頑張ってきました。
> >
> > でも、担当者としては、当初からとても困ることばかりです。というのは、共済会の意味を説明するのに苦労したり、加入手続きが終わっても、すぐに会員証を失くしてしまいます。給付などの申請を説明して進めてもご自身では記入なども分からない方も多く、個人情報もうまく引き出せないことも多々あり、時間がかかる上に、それ以上進まずちゅうぶらりんの状態が続きます。ご家族にお話しするように伝えても、通じていないのか一向に進まないことが多いです。
> >
> > 仕事もあまり長続きしないことが多いのですが、退職時には当然に会員証も戻ってこず、私が紛失届から申請し直し、退会手続きをしています。手続きが遅れると、会費の支払いも続きます。
> >
> > このような場合、出向元の福利厚生が与えられている出向の方には、出向先の福利厚生をダブルで与えなくても良い、ということにはならないでしょうか?
> >
> > もちろん、福利厚生のレベルは出向元である本体の方がずっとレベルが高く、直雇用の私たちには、こちら側の福利厚生しかありませんので、障がいの方々が不利になるようなことにはなりません。
> > どなたか、ご教示いただけるととてもありがたいです。
> >
> >

Re: 障がい者の方の福利厚生

著者 hitokoto2008 さん

最終更新日:2023年07月22日 21:14

こんばんは。
とりあえず、当面の問題が解決してよかったですね。

> ただ、あれから出向者と直雇用、障がい者と健常者、いろんな公平性について考えさせられたことがありました。

いろいろな公平性について考えることは良いことだと思います。
私自身も何十年もの間、公平性(中立性)を念頭に仕事をしてきたつもりですが、
今もって実際に労使双方に対していつも公平(中立)であったかは自信が持てない…
実務面では双方の落としどころを捜すことが専らで、結果中立性を保つというのが常でした。
組合加入についても、障害者の方の場合は、やはり、「自分で考えて、自分の意思表示ができる方」が基本ではないかと思われます。
それ以外の方達については、労使双方で考えてあげるしかないと思います。
相談者さんの会社は、グループ企業の中で特殊な位置付けと思われます。
場合によっては、今後もグループ間で無理難題を押し付けられるかもしれませんが、腐らず、今の気持ちを忘れずに頑張って欲しいと思っています。





> hitokoto2008さん
> 大幅に返信が遅れて申し訳ございません。
>
> おっしゃるとおり、不必要とのことになり、
> 出向者の方々にはこちらの福利厚生を外れていただくことになりました。
> 本当にありがとうございました。
>
>
> ただ、あれから出向者と直雇用、障がい者と健常者、いろんな公平性について考えさせられたことがありました。
> その大きなことの1つに、障がい者の方々は本体の労働組合に加入していない、ということです。
> 理由を伺うと、
> 「相談に来れば乗るが、加入そのものは、活動や会費が障がい者の方の負担になってしまう。また、障がい者の方に活動や意義を分かってもらうとして、その工数を確保するには、その費用もかかり、果ては会費を上げなければならない。
> 会費の負担は重なることになる。
> 果たして、それが公平性を保つことになるのか?という考え方から、今のところ、障がい者の方については加入をしてもらっていない。」
> とのことでした。
>
> とてもデリケートで難しいですね…‥。 
>

Re: 障がい者の方の福利厚生

著者 あまから さん

最終更新日:2023年07月24日 12:30

以前に職場で障がい者雇用の担当をしばらくやっていたことと、現在は作業所に通う知的障がいの子を持つ親として、少しでもお役に立てればと思い、コメントさせていただきます。福利厚生から話が広がってしまいますが…。

<接する上でのスタンス>
文面の限りでは身体に障害がなく、軽度の知的障がいをお持ちのように見受けました。ご苦労はおありと思いますが、一方で、親会社に一般就労していると考えますと、一定程度の身辺生活自立が出来ている方ではないかと思います。(それが難しい場合は作業所への福祉就労になりますので)

特に自力通勤できているとすれば、社会生活を営む上でのスキルは、知的障がい者の中で決して低い方ではありませんので、それなりのやり方を工夫すれば、少しずつでも不便なことが解消できるのではと思います。

最近は企業にも障がい者への合理的配慮が義務づけられるようになりました。コスト等も勘案のうえ、お互いにとって合理的と思える範囲での配慮を進めようということです。
・合理的配慮とは?職場での具体例
https://snabi.jp/article/30

<意思疎通のヒント>
本人や家族との意思疎通を、文字で補ってみてはいかがでしょうか。
文章は読めなくても、字の形を繰り返し見て経験することで、単語は分かるようになります。学校名、駅・バス停名、列車種別が分かるので、時間をかければ自力通学ができる、ということです。例えば、本人への口頭説明の代わりに「会員証(写真つき):大切・なくさない」と書いた書類を用意するなど。

文字と実体との関係を理解させるために繰り返す時間はかかりますが、小さなことでも大げさに褒める(笑)ことで、その時間を短縮できるかもしれません。声掛けは意外に重要です。

また、ご家族とのやり取りに連絡帳を使ってみてはどうでしょうか。
学校的手法の流用です。毎日書く必要はありません。「今日、本人に書類を渡しました」とか「○○はいつまでに提出してください」とか、必要事項がある時だけで構いません。持たせることを事前にご家族にも相談の上、日々確認すれば、関係者間での安心材料になります。

特に、自分でうまく説明できない日常の健康管理などでは、家庭とのパイプの効果はあると思います。「仕事で少し疲れていたようです(職場→家庭)」「週末は元気に過ごしました(家庭→職場)」といった情報は、些細なようでも大切になってきます。

<こだわりを活用する>
文面からは本人のこだわりで苦労されている様子はありませんが、持ち物や行動などを見て、何かこだわりのあるもの・ことはありませんか。

こだわりというと良くも悪くも取れますが、例えば、ものを揃える、折る、畳むにこだわる我が家の次男は、作業所の段ボール回収や自宅での洗濯物の片づけなどでそれを生かしています。自閉的傾向がある場合、狭い分野ですが集中力も高いので、それらを組み合わせることで、質と量を満足した仕事のパッケージができる可能性もあります。

<学校の知恵を借りる>
少し手間はかかりますが、出身学校(特別支援学校など)の進路担当の先生に連絡を取ってみる方法があります。もし本人を知っている先生がいれば、意思疎通、やる気の引き出し方、得手不得手は何か、などのヒントを得られるからです。そのような問合せは学校も歓迎だと思います。

<インターネット情報>
障がいに関する情報はたくさん出ていますが、その中で比較的質の良い情報を整理して発信しているサイトがありますので、ご紹介しておきます。
・障がい者雇用をお考えの企業様へ(りたりこワークス)
https://works.litalico.jp/consulting/
・障がい種別雇用事例
https://works.litalico.jp/interview/case/


知的障がい者は、知的理解が困難な分、例えば情緒的な感性が鋭い場合があり、人がいがみ合っていると心配そうになだめに来たりします。いじわるもいたずらもするので、性格を美化するつもりはありませんが、特徴が分かれば少しずつ職場に溶け込めるのではと思います。

◎約7割が知的障がいのある社員、という会社があります
ダストレスチョークの開発で有名です。障がい者の親もびっくりです。ご参考まで。
https://www.rikagaku.co.jp/handicapped/


> こんばんは。
> とりあえず、当面の問題が解決してよかったですね。
>
> > ただ、あれから出向者と直雇用、障がい者と健常者、いろんな公平性について考えさせられたことがありました。
>
> いろいろな公平性について考えることは良いことだと思います。
> 私自身も何十年もの間、公平性(中立性)を念頭に仕事をしてきたつもりですが、
> 今もって実際に労使双方に対していつも公平(中立)であったかは自信が持てない…
> 実務面では双方の落としどころを捜すことが専らで、結果中立性を保つというのが常でした。
> 組合加入についても、障害者の方の場合は、やはり、「自分で考えて、自分の意思表示ができる方」が基本ではないかと思われます。
> それ以外の方達については、労使双方で考えてあげるしかないと思います。
> 相談者さんの会社は、グループ企業の中で特殊な位置付けと思われます。
> 場合によっては、今後もグループ間で無理難題を押し付けられるかもしれませんが、腐らず、今の気持ちを忘れずに頑張って欲しいと思っています。
>
>
>
>
>
> > hitokoto2008さん
> > 大幅に返信が遅れて申し訳ございません。
> >
> > おっしゃるとおり、不必要とのことになり、
> > 出向者の方々にはこちらの福利厚生を外れていただくことになりました。
> > 本当にありがとうございました。
> >
> >
> > ただ、あれから出向者と直雇用、障がい者と健常者、いろんな公平性について考えさせられたことがありました。
> > その大きなことの1つに、障がい者の方々は本体の労働組合に加入していない、ということです。
> > 理由を伺うと、
> > 「相談に来れば乗るが、加入そのものは、活動や会費が障がい者の方の負担になってしまう。また、障がい者の方に活動や意義を分かってもらうとして、その工数を確保するには、その費用もかかり、果ては会費を上げなければならない。
> > 会費の負担は重なることになる。
> > 果たして、それが公平性を保つことになるのか?という考え方から、今のところ、障がい者の方については加入をしてもらっていない。」
> > とのことでした。
> >
> > とてもデリケートで難しいですね…‥。 
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