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総務の給湯室

総務担当者同士の給湯室的空間!「みんなの会社ではどうしてる?」など・・・ご自由に!

突然の解雇

著者 カリメロ さん

最終更新日:2008年11月26日 10:17

いつも拝見しています。
2人目を出産し4月に復帰して現在時短勤務している正社員です。勤務先が米外資でリーマンB破綻のあおりを受け業績悪化で、年内をもって退職してほしいと解雇を言い渡されました。突然一方的に言い渡され、選択の余地はありません。
ただ、まだ小さい子供2人を抱えている上、主人は2年ほど前にうつ症状で5ヶ月休職しており、家計を支える、今まで以上にがんばる、などのプレッシャーをかけるような行為は再発の危険があって避けたいところです。
とはいえ、現在もただでさえ時短勤務中、2児を育てながらの再就職はかなり厳しいと思っております。
現在の勤務先にある程度の保障をしてほしいのですが、少しでも有利に退職できるようアドバイスをお願いします。
正直、この先どうやっていこうか本当に悩んでいます。

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Re: 突然の解雇

最終更新日:2008年11月26日 17:21

カリメロさん 、こんにちは。


会社には、「業績不振による会社都合の退職」にしてもらうと良いです。
失業保険の給付時期が早まります。
あとは、転職斡旋をお願いしてみてはいかがでしょう。
うまくいくかわかりませんが、転職先が見つかるかもしれませんよ。

これから大変だとは思いますが、がんばってください。

簡単ですが。

Re: 突然の解雇

著者 Maria さん

最終更新日:2008年11月27日 04:27

業績不振による解雇は、それほど簡単に認められるものではありません。
業績不振による解雇、すなわち整理解雇を行うには、極めて高度な必要性が要求されており、
●人員整理をするまでの必要性があるか
●解雇回避努力を尽くしたか
●人選基準に合理性はあるか
●解雇するに際しての説明・協議等をしたか
等を総合的に判断し、その客観的な合理性が求められます。
無期雇用契約の方であればなおさらです。

たとえば、
単に収益率が落ちたという程度では、
人員整理をするまでの必要性があるとは認められなかったりしますし、
人員整理を行う一方で、役員に多額の報酬を支払い続けていたり、
労働時間の短縮、新規採用の停止、希望退職の募集等を行っていなかったりすると、
解雇回避努力を尽くしていないと判断されたり、
アルバイトやパート、契約社員などもいるのに、正社員を解雇しようとしてたりすると、
人選基準に合理性がないと判断されたり、
整理解雇を行うことは意外にハードルが高いんです。

もし、できることなら退職は避けたい、
退職が避けられないなら有利な条件で退職したい、
というのであれば、
労働局のあっせんを利用してみるのも手かと思います。
(無料です)
場合によっては解雇撤回となる可能性もありますし、
結果的に解雇となったとしても、
退職金等の上乗せや解決金の支払いなど、有利な条件での退職が可能になるかもしれません。
あくまでもあっせんであり、裁判のような法的強制力はありませんから、
合意が得られないケースもありますけどね。

ちなみに、以下のリンクはあっせんによる解決事例です。
参考にご覧になってみてください。
(事例としては、解決金の支払いにより合意が成立したケースが多いみたいです)

【参考】
http://www.shizuokarodokyoku.go.jp/soumu/kikaku/jirei1.html
http://www.okayama.plb.go.jp/seido/sougou/jirei.html
http://www.ibarakiroudoukyoku.go.jp/annai/annai02_2.html
http://www.aomori.plb.go.jp/seido/seido01_03.html
http://www.hokkaido-labor.go.jp/9seidokijyun/seido/seido08.html
http://www.tottori-rodo.go.jp/rodo_sodan/assen_jirei.html

Re: 突然の解雇

著者 カリメロ さん

最終更新日:2008年11月27日 11:24

お二人とも早々のアドバイスありがとうございました。
特にMariaさんの具体的な事例大変参考になります。
早速労働局に相談に行ってみようかと思います。

ちなみに、今回の退職は会社都合なので失業保険はすぐに受給できるはずです。
また、本来年棒制で退職金が発生しない会社なのですが、特別措置として3ヶ月分の給与相当の退職金を提示されました。育児や家庭の状況と現在の社会の情勢を考えると再就職の見込みに大きな不安があるので、会社に交渉し4か月分までの額を確約してもらっています。
でも納得いかないのは、会社側の努力が全くなされないまま解雇される点です。上級役員らの給与カットも無く、社内環境は贅沢なままで解雇回避のために最大限の企業努力をしたとは到底考えられません。退職に当たっての条件は決して悪くは無いと思うのですが、企業努力が無いままの解雇なので
「この解雇はそれほどの必要性があるのか?」と大きな疑問が。時短勤務や宛がうポジションが無いなど会社としては使いづらい社員だとは思いますが、だからといって正社員を簡単に解雇するのは企業倫理に反していると思い、強い憤りを感じています。
こうなった以上無理に雇用継続を希望しても精神的に働きづらいだけなので退職は受けようと思っています。でもただ言いなりで辞めたくないのです。
もしいただいたアドバイス以外でもこちらが少しでも有利になる手段があるようなら引続きぜひアドバイスお願いします。

Re: 突然の解雇

最終更新日:2008年11月27日 22:38

カリメロさん、こんにちは。

係争には相当な労力を必要とします。
係争の結果で得られたとしても、良いところで解雇撤回くらいでしょう。
会社側がある程度譲渡しているようなので、退職金の上積みもどの位得られるかわかりません。
(大体は就業規則記載+αくらいです)

また、前職と係争中だと転職活動にもマイナスだと思います。

私も経験したことがあるので、お気持ちはわかりますが、
今の会社は早々に割り切って、早く次の会社を探したほうが精神的も金銭的にもメリットがある話だと思います。

私の回答はあまり有効なアドバイスにならない様で申し訳ありませんが、参考なれば幸いです。

Re: 突然の解雇

著者 カリメロ さん

最終更新日:2008年11月28日 14:47

しろてん様

そんなことありません!!お忙しい中2度もお返事をいただき本当にありがとうございます!!

実は昨日、あっせんについて詳しく知りたいと思い
労働基準監督署に相談に行ってみました。
会社側はごねられる前に早くサインが欲しい、というのが
見え見えでしたので、急いて後悔したくないと思い・・・。
関係する参考書類のコピーなどいただき、
今朝会社側と最終的な話しあいを行ったところ、
向こうもある程度予測していたようで、こちらの事情を汲み取り特別退職金の上乗せを提案されました。
人事長自体はお人柄も良く、こちらとしてもこれ以上はお互いに精神的負担も大きいと感じましたので
上記アドバイスのように、この辺で見切りをつけ、来年以降の心と体の準備に入りたいと思い、本日無事サインを済ませました。
この度はしろてんさん、Mariaさんにご助言いただき
本当に心強かったです。
どうもありがとうございました。
子供達のためにも来年から心機一転、がんばります。

カリメロ

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