みなさん、こんにちは!
「国際派日本人養成講座」というメルマガで、「探そう!ニッポン人の忘れもの」というテーマで寄稿
を呼びかけたところ、賞金も賞品も出ないのに、2640もの作品が寄せられ、その一部が本になった
そうです。
以下にご紹介するのは、そのうちのいくつかの寄稿文です。現代の日本人が忘れてしまっている
「他人への思いやり」という「こころ」を綴った小品文です。このような他人への思いやりに満ちた世界は、
国全体が貧しかった数十年前の私の子供の頃には日本のどこにでもありました。でも、時代が過ぎ、
みんなが豊かになって、自分のことだけに汲汲として他人への関心が薄れてくるに連れて、日本人はいつのまにか、
こうした「他人への思いやりのこころ」をどこかに忘れて来てしまったようです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここに出てくる小品文の中で、特に心に響くのは、子供たちに注がれる周囲の大人たちの暖かい目です。
[お豆腐屋のおばあちゃん]
─── 某女史(57歳、宮城県、歯科衛生士)は、幼稚園児だった頃のある日、夕飯の支度中の
お母さんから、豆腐を買ってくるように頼まれた。いつもは6つ上のお姉ちゃんと一緒に行くのだが、
この時は一人で豆腐屋さんに行った。右手に20円をしっかり握りしめて。
近所のおばちゃんたちに、「ひとりでおつかい? えらいね」と言われて嬉しかった。お豆腐屋さんの
重いガラス戸をあける。
大きな桶の中に、お豆腐が入っていた。おばあちゃんに“一丁ください”と言うと、おばあちゃんは
冷たい桶に手を入れて、お豆腐をきれいに切った。
手渡されたお豆腐の袋をしっかりと握って家に戻る途中、砂利道の石につまずいた。お豆腐は
もちろんぐじゃぐじゃ。泣きながら家に向かって歩いていると、お豆腐屋のおばあちゃんが走ってきて、
“はいよ。おつかい、頑張って”と言って、きれいなお豆腐を渡してくれた。
私は、恥ずかしくて、もっと泣いた。───
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日本は、いつから人を疑う殺伐とした世の中になってしまったんでしょうか?
子供たちを「回りの大人たちが優しく見守っていた」のは、僅か数十年前の日本でした。
当時は、こんなことがごく普通に行われていました。私が子どもの頃、近所の大人たちは、
近くで遊んでいる子どもをいつも優しい目で見ていてくれました。それから数十年経ちました。
今も、昔のように近くの子たちを優しい目で見ている「大人の目」は残っているのでしょうか?
さて、
前回の「
懲戒解雇時の
退職金不支給」についての話、如何でしたでしょうか。
今回は、「“うつ病検査”を義務化へ」についての話をします。
──────────◆ 目 次 ◆──────────────
○「“うつ病検査”を義務化へ」
──────────────────────────────────
2008年度のうつ病を含む精神障害などの労災請求件数は927件(3年で41.3%増)、
認定件数は269件(3年で111.8%増)となっており、増加傾向にあります。
そこで、厚生労働省では、企業が実施している
健康診断において、うつ病などの精神疾患
に関する検査を義務付ける方針を明らかにしました。
2011年度からの実施を目指すとしており、同省が1月に設置した「自殺・うつ病等対策
プロジェクトチーム」が今後まとめる報告書に盛り込まれる予定で、
労働安全衛生法の改正
(または厚生労働省令の改正)により対応していくものと思われます。
日本では、平成10年から12年連続で毎年3万人を超える人が自殺しており、人口10万人当たり
の自殺
死亡率(自殺による
死亡率)は、欧米の先進諸国と比較して突出して高い水準にあります。
また、うつ病の患者数は2008年には100万人を超えています。これらうつ病をはじめとする
精神疾患の増加が、高い自殺
死亡率の背景にあると言われているため、自殺防止対策とあわせて、
うつ病・
メンタルヘルス対策への対策が急務とされていました。
健康診断における「うつ病検査」の実施が、うつ病などの精神疾患の減少につながることが
期待されていますが、政府・厚生労働省の対策に頼るだけでなく、職場・地域・家庭における
うつ病・
メンタルヘルス対策への一層の取組みが期待されるところです。
今回は、ここまでです。
皆さんもこのメルマガで、“こういった話を聞いてみたい・教えて欲しい”といった
ご要望がありましたら、是非ご連絡下さい。
ご質問いただいた内容については、メールマガジンを通してご回答させて頂きます。
ご質問・ご意見は
info@node-office.comからどうぞ。
当所のホームページを更新しております。
ご興味のある方は、
http://www.node-office.com/index/index.html
または、
http://www.humansource.co.jp/ へどうぞ
みなさん、こんにちは!
「国際派日本人養成講座」というメルマガで、「探そう!ニッポン人の忘れもの」というテーマで寄稿
を呼びかけたところ、賞金も賞品も出ないのに、2640もの作品が寄せられ、その一部が本になった
そうです。
以下にご紹介するのは、そのうちのいくつかの寄稿文です。現代の日本人が忘れてしまっている
「他人への思いやり」という「こころ」を綴った小品文です。このような他人への思いやりに満ちた世界は、
国全体が貧しかった数十年前の私の子供の頃には日本のどこにでもありました。でも、時代が過ぎ、
みんなが豊かになって、自分のことだけに汲汲として他人への関心が薄れてくるに連れて、日本人はいつのまにか、
こうした「他人への思いやりのこころ」をどこかに忘れて来てしまったようです。
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ここに出てくる小品文の中で、特に心に響くのは、子供たちに注がれる周囲の大人たちの暖かい目です。
[お豆腐屋のおばあちゃん]
─── 某女史(57歳、宮城県、歯科衛生士)は、幼稚園児だった頃のある日、夕飯の支度中の
お母さんから、豆腐を買ってくるように頼まれた。いつもは6つ上のお姉ちゃんと一緒に行くのだが、
この時は一人で豆腐屋さんに行った。右手に20円をしっかり握りしめて。
近所のおばちゃんたちに、「ひとりでおつかい? えらいね」と言われて嬉しかった。お豆腐屋さんの
重いガラス戸をあける。
大きな桶の中に、お豆腐が入っていた。おばあちゃんに“一丁ください”と言うと、おばあちゃんは
冷たい桶に手を入れて、お豆腐をきれいに切った。
手渡されたお豆腐の袋をしっかりと握って家に戻る途中、砂利道の石につまずいた。お豆腐は
もちろんぐじゃぐじゃ。泣きながら家に向かって歩いていると、お豆腐屋のおばあちゃんが走ってきて、
“はいよ。おつかい、頑張って”と言って、きれいなお豆腐を渡してくれた。
私は、恥ずかしくて、もっと泣いた。───
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日本は、いつから人を疑う殺伐とした世の中になってしまったんでしょうか?
子供たちを「回りの大人たちが優しく見守っていた」のは、僅か数十年前の日本でした。
当時は、こんなことがごく普通に行われていました。私が子どもの頃、近所の大人たちは、
近くで遊んでいる子どもをいつも優しい目で見ていてくれました。それから数十年経ちました。
今も、昔のように近くの子たちを優しい目で見ている「大人の目」は残っているのでしょうか?
さて、
前回の「懲戒解雇時の退職金不支給」についての話、如何でしたでしょうか。
今回は、「“うつ病検査”を義務化へ」についての話をします。
──────────◆ 目 次 ◆──────────────
○「“うつ病検査”を義務化へ」
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2008年度のうつ病を含む精神障害などの労災請求件数は927件(3年で41.3%増)、
認定件数は269件(3年で111.8%増)となっており、増加傾向にあります。
そこで、厚生労働省では、企業が実施している健康診断において、うつ病などの精神疾患
に関する検査を義務付ける方針を明らかにしました。
2011年度からの実施を目指すとしており、同省が1月に設置した「自殺・うつ病等対策
プロジェクトチーム」が今後まとめる報告書に盛り込まれる予定で、労働安全衛生法の改正
(または厚生労働省令の改正)により対応していくものと思われます。
日本では、平成10年から12年連続で毎年3万人を超える人が自殺しており、人口10万人当たり
の自殺死亡率(自殺による死亡率)は、欧米の先進諸国と比較して突出して高い水準にあります。
また、うつ病の患者数は2008年には100万人を超えています。これらうつ病をはじめとする
精神疾患の増加が、高い自殺死亡率の背景にあると言われているため、自殺防止対策とあわせて、
うつ病・メンタルヘルス対策への対策が急務とされていました。
健康診断における「うつ病検査」の実施が、うつ病などの精神疾患の減少につながることが
期待されていますが、政府・厚生労働省の対策に頼るだけでなく、職場・地域・家庭における
うつ病・メンタルヘルス対策への一層の取組みが期待されるところです。
今回は、ここまでです。
皆さんもこのメルマガで、“こういった話を聞いてみたい・教えて欲しい”といった
ご要望がありましたら、是非ご連絡下さい。
ご質問いただいた内容については、メールマガジンを通してご回答させて頂きます。
ご質問・ご意見は
info@node-office.comからどうぞ。
当所のホームページを更新しております。
ご興味のある方は、
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または、
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