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経営テクノ研究所■■
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2011年4月18日 第1・3週月曜日発行
発行人:舘 義之
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
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★★経営のパートナー★★経営学で企業を再生する
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
VOL4.コスト・ダウン
製造段階でのコスト・ダウン
●運搬管理の不具合によるロス
**********************************
運搬とは、品物の位置を変化させることです。この運搬は輸送会社は別と
して、一般の企業では物を移動しても「製品の原価を高める効果」しかもっ
ておらず、製品の付加価値が高まるということは絶対にないのです。
「人を動かすな、物を動かせ」これは、フォード自動車のコンベア・シス
テムです。もっと極端な言い方をすれば、人はたとえ1センチといえども動
いてはならない。必要な場所へ物を供給せよ、ということなのです。
何故、これほどまでに運搬を問題視するのかといえば、それはコスト面か
らいっても、運搬コストの占める割合が大きいからです。
アメリカでも、生産原価から
材料費を除いた残りの30%が運搬コストであ
るといっています。あるいは原価の12%でもあるといい、また人件費の半
分でもあるとか、比率は一定しませんが、いずれにしても相当大きい比率を
占めていることは間違いありません。
運搬管理を改善する内容としては、
1.運搬距離の短縮
2.運搬回数の減少
3.運搬時間の短縮
4.積み込み、積み下ろし回数の減少
5.積み込み、積み下ろし時間の短縮
6.運版品質の保証
などが挙げられます。
こうした運搬のロスを改善するためには、次のようなステップで検討して
いくことが必要です。
(1)運搬の基礎調査を行う
基礎調査は、2つに大別できます。
●運搬物の基礎調査
これには品物、荷姿、1個当りの重量と容積、1個当りの運搬量と重量、
1
日当りの所要量と回数、必要保管量、運搬区間、運搬機器などについて把
握する。
●運搬方法の基礎調査
これは運搬方法の基礎調査であり、入荷、出荷、保管の状況、生産の停滞、
運搬方法のムダやムリ、品物の損傷、人力の多用、機械・設備の台数や稼働
状況、建物、通路の状況などについて調べます。
(2)運搬工程分析を行う
運搬の操作を把握するためには、次のような作業について記号化して分析
します。
●作業
●移動
●取扱
●停滞
そして、さらにその記号の下に品物の状態を示す記号を用いて分析します。
●床バラ置き
●コンテナまたは束
●パレットまたはスキッド
●車両
●動いているコンベア
最後に、それぞれの品物の状態を示した記号を移動線記号でつなぎます。
●物
●人
●運搬具
(3)分析結果の評価と改善策を作成する
分析結果を、
●運搬改善の原則
●運搬活性示数分析
●運搬係数分析
●上下移動分析
などと照合すると、いろいろな改善策を得ることが容易にできるようになり
ます。
以上の結果、運搬機器を使用したほうがよいとなったら、それが無理なく
償却されて有利な投資になるかどうかを検討し、そのうえで実施しなければ
なりません。
投資決定の基準方法としては、
●原価比較法
●投資回収期間法
●MAPI法
などがあります。
さらに、改善を実施した後、ワーク・サンプリング法によって機械・設備
の運搬機器の稼働率が低下していないかを確認する必要があります。
**********************************
●閑話休題「格差社会で生き残る為の5つの能力」
ダニエル・ピンクは、これからの時代は右脳的付加価値が重要となるハイ
コンセプトを提唱しています。
ハイコンセプトは、単なる社会学というだけでなく、経営のあり方、経営
戦略の方向性、商品開発の方向性、組織戦略の方向性、個人の能力開発の方
向性にも使える概念だと言われています。
ここでは個人の能力開発に絞って紹介していくことにします。
ダニエル・ピンクは、国がどんな政策をとっていっても格差社会は広がっ
ていくと言っています。その原因として2つ挙げています。
1つ目は消費者が豊かになりすぎ、ありきたりのもので満足しなくなった。
左脳的な付加価値では満足できなくなったと言っています。
2つ目はITとアジア
労働者。ITが安くなり、アジア労働力も安く手に
入る状況になってきており、ITとアジア
労働者は、定型業務に関しては先
進国の
労働者よりも安く行っていくことができる。
定型業務の価値が下がっていくなかで能力開発の方向性を考えると、非定
型業務で貢献できる人材になることが必要であると述べています。
そして今後、さらに高い価値になると思われるものを5つ示しています。
個人の能力向上を考えていく際の参考になると思います。
1.デザイン力
ロンドン大学のビジネススクール調査によると、デザインへの投資が1%
増えるごとに、売上と利益が3~4%増加するという結果がでているそうです。
韓国の現代自動車が世界各国で販売を伸ばし、躍進している背景にはデザ
イン戦略や品質力の向上が指摘されています。もともと現代は、欧州のデザ
イン開発拠点を強化するなどデザイン力には定評がありました。
デザイン力では現代に負けているという危機感を持ったトヨタは異例の役
員
人事(関東自動車工業に
出向していた元デザイン総括部長を常務
役員に復
帰)を断行したのです。
2.商品・サービスの物語力
人間は論理を理解できるようになっていないので、商品も単に成分、機能、
品質がいくら優れていても、高く売れない時代になっていると言っています。
したがって、商品も、そのストリーが売れる商品になるかの鍵になってい
ると指摘しているのです。
単に分析や計画立案をしていく力だけでなく、それも心を動かすような物
語として説明できる力が大事になってきています。無機質な分析や計画を、
感動的な物語に仕上げていくための演出力が求められています。
3.新コンセプト構築力
隠された関連性の発見、重要なものを見極める力、面白さ・すごさの発見
といった、新たな発見の力のことで商品開発やマーケティング部門といった
一部の人たちには以前から求められていました。
しかし、既存のやり方では限界がきている今日、全ての職種でイノベーシ
ョンが求められている時代なのです。
ダニエル・ピンクは創造について、
●人と人の壁、担当と担当を超えた創造
●専門分の壁を越えた創造
●部門と部門の壁を越えた創造
●社会と会社の壁を超えた創造
●業種の壁を越えた創造
●国の壁を越えた創造
これらの創造は、経理、
人事、製造、営業、等々の業務で、新たな組合せ
を創造する力という柔軟な思考力、発想力が求められていると言っています。
4.共感力
共感力とは、相手の立場に自分を置き換える力であり、気持ちを感じ取れ
る力です。相手が口を開く前に、その気持ちを察して行動できる力です。
ヘンリー・フォード一世の言葉に、「もしこの世に成功の秘訣ありとする
ならば、それは自分の立場からではなく、相手の立場に立って物を考えるこ
との能力である」というものがあります。正に金言です。
顧客と接する仕事においては、特に共感力が求められています。
5.遊び心
先の4つの力は、真面目に考えるだけではうまくいきません。遊び心が右
脳を活性化していき4つの力を磨いていくことになるからです。
冷静・真面目という姿勢だけでは4つの力は発揮できないのです。そこで、
笑い、ユーモアという姿勢が必要となってくるのです。
遊びと仕事の一体化ができる能力が鍵となり、仕事を楽しむ事が重要にな
ってきます。イクスピアは言っています。「人は常に明るく愉快な心を持っ
て、人生の行路を歩まねばならぬ」
さて、これらの能力は、日々の暮らしの中、生活の中で身につけていく事
ができるものです。あなたはどの能力を戦略的に身につけていきますか?
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★★利益向上は企業体質革新から★★
新製品、新市場、新材料、新しい作業方法、新しい組織形態、さらには新
しい経営管理論や哲学構造といった分野において、競争に立ち向かい、勝ち
抜くために革新が必要です。
★利益向上は企業体質革新の解説→
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
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★★革新的ビジネスマンご愛読のお薦め★★
技術革新の波は工場や設備だけの合理化に止まらず、その波はビジネスマ
ンにも、ひしひしと押し寄せてくるようになりました。企業間の競争は激し
くなりました。
だが、どうしたら勝てるか。どうしたら人に先んじて、リーダーたる資格
と実力を勝ちうるか。それは大変難しいことです。しかし、あえて、それを
説いたのが、この有料メルマガです。「革新的ビジネスマン」のご購読をお
薦めします。
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■舘 義之のポジション
人事・IE・VE・マーケティングコンサルタント
人事・IE、VE・マーケティングの3輪で企業体質改善の仕組みを構築
して、厳しい経営環境の中で勝ち残っていく会社にすることを第一に支援し
ます。
■舘 義之への問い合わせ
tate@agate.plala.or.jp
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★★経営のパートナー★★
発行人 :
経営テクノ研究所
舘 義之
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VOL4.コスト・ダウン
製造段階でのコスト・ダウン
●運搬管理の不具合によるロス
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運搬とは、品物の位置を変化させることです。この運搬は輸送会社は別と
して、一般の企業では物を移動しても「製品の原価を高める効果」しかもっ
ておらず、製品の付加価値が高まるということは絶対にないのです。
「人を動かすな、物を動かせ」これは、フォード自動車のコンベア・シス
テムです。もっと極端な言い方をすれば、人はたとえ1センチといえども動
いてはならない。必要な場所へ物を供給せよ、ということなのです。
何故、これほどまでに運搬を問題視するのかといえば、それはコスト面か
らいっても、運搬コストの占める割合が大きいからです。
アメリカでも、生産原価から材料費を除いた残りの30%が運搬コストであ
るといっています。あるいは原価の12%でもあるといい、また人件費の半
分でもあるとか、比率は一定しませんが、いずれにしても相当大きい比率を
占めていることは間違いありません。
運搬管理を改善する内容としては、
1.運搬距離の短縮
2.運搬回数の減少
3.運搬時間の短縮
4.積み込み、積み下ろし回数の減少
5.積み込み、積み下ろし時間の短縮
6.運版品質の保証
などが挙げられます。
こうした運搬のロスを改善するためには、次のようなステップで検討して
いくことが必要です。
(1)運搬の基礎調査を行う
基礎調査は、2つに大別できます。
●運搬物の基礎調査
これには品物、荷姿、1個当りの重量と容積、1個当りの運搬量と重量、
1日当りの所要量と回数、必要保管量、運搬区間、運搬機器などについて把
握する。
●運搬方法の基礎調査
これは運搬方法の基礎調査であり、入荷、出荷、保管の状況、生産の停滞、
運搬方法のムダやムリ、品物の損傷、人力の多用、機械・設備の台数や稼働
状況、建物、通路の状況などについて調べます。
(2)運搬工程分析を行う
運搬の操作を把握するためには、次のような作業について記号化して分析
します。
●作業
●移動
●取扱
●停滞
そして、さらにその記号の下に品物の状態を示す記号を用いて分析します。
●床バラ置き
●コンテナまたは束
●パレットまたはスキッド
●車両
●動いているコンベア
最後に、それぞれの品物の状態を示した記号を移動線記号でつなぎます。
●物
●人
●運搬具
(3)分析結果の評価と改善策を作成する
分析結果を、
●運搬改善の原則
●運搬活性示数分析
●運搬係数分析
●上下移動分析
などと照合すると、いろいろな改善策を得ることが容易にできるようになり
ます。
以上の結果、運搬機器を使用したほうがよいとなったら、それが無理なく
償却されて有利な投資になるかどうかを検討し、そのうえで実施しなければ
なりません。
投資決定の基準方法としては、
●原価比較法
●投資回収期間法
●MAPI法
などがあります。
さらに、改善を実施した後、ワーク・サンプリング法によって機械・設備
の運搬機器の稼働率が低下していないかを確認する必要があります。
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●閑話休題「格差社会で生き残る為の5つの能力」
ダニエル・ピンクは、これからの時代は右脳的付加価値が重要となるハイ
コンセプトを提唱しています。
ハイコンセプトは、単なる社会学というだけでなく、経営のあり方、経営
戦略の方向性、商品開発の方向性、組織戦略の方向性、個人の能力開発の方
向性にも使える概念だと言われています。
ここでは個人の能力開発に絞って紹介していくことにします。
ダニエル・ピンクは、国がどんな政策をとっていっても格差社会は広がっ
ていくと言っています。その原因として2つ挙げています。
1つ目は消費者が豊かになりすぎ、ありきたりのもので満足しなくなった。
左脳的な付加価値では満足できなくなったと言っています。
2つ目はITとアジア労働者。ITが安くなり、アジア労働力も安く手に
入る状況になってきており、ITとアジア労働者は、定型業務に関しては先
進国の労働者よりも安く行っていくことができる。
定型業務の価値が下がっていくなかで能力開発の方向性を考えると、非定
型業務で貢献できる人材になることが必要であると述べています。
そして今後、さらに高い価値になると思われるものを5つ示しています。
個人の能力向上を考えていく際の参考になると思います。
1.デザイン力
ロンドン大学のビジネススクール調査によると、デザインへの投資が1%
増えるごとに、売上と利益が3~4%増加するという結果がでているそうです。
韓国の現代自動車が世界各国で販売を伸ばし、躍進している背景にはデザ
イン戦略や品質力の向上が指摘されています。もともと現代は、欧州のデザ
イン開発拠点を強化するなどデザイン力には定評がありました。
デザイン力では現代に負けているという危機感を持ったトヨタは異例の役
員人事(関東自動車工業に出向していた元デザイン総括部長を常務役員に復
帰)を断行したのです。
2.商品・サービスの物語力
人間は論理を理解できるようになっていないので、商品も単に成分、機能、
品質がいくら優れていても、高く売れない時代になっていると言っています。
したがって、商品も、そのストリーが売れる商品になるかの鍵になってい
ると指摘しているのです。
単に分析や計画立案をしていく力だけでなく、それも心を動かすような物
語として説明できる力が大事になってきています。無機質な分析や計画を、
感動的な物語に仕上げていくための演出力が求められています。
3.新コンセプト構築力
隠された関連性の発見、重要なものを見極める力、面白さ・すごさの発見
といった、新たな発見の力のことで商品開発やマーケティング部門といった
一部の人たちには以前から求められていました。
しかし、既存のやり方では限界がきている今日、全ての職種でイノベーシ
ョンが求められている時代なのです。
ダニエル・ピンクは創造について、
●人と人の壁、担当と担当を超えた創造
●専門分の壁を越えた創造
●部門と部門の壁を越えた創造
●社会と会社の壁を超えた創造
●業種の壁を越えた創造
●国の壁を越えた創造
これらの創造は、経理、人事、製造、営業、等々の業務で、新たな組合せ
を創造する力という柔軟な思考力、発想力が求められていると言っています。
4.共感力
共感力とは、相手の立場に自分を置き換える力であり、気持ちを感じ取れ
る力です。相手が口を開く前に、その気持ちを察して行動できる力です。
ヘンリー・フォード一世の言葉に、「もしこの世に成功の秘訣ありとする
ならば、それは自分の立場からではなく、相手の立場に立って物を考えるこ
との能力である」というものがあります。正に金言です。
顧客と接する仕事においては、特に共感力が求められています。
5.遊び心
先の4つの力は、真面目に考えるだけではうまくいきません。遊び心が右
脳を活性化していき4つの力を磨いていくことになるからです。
冷静・真面目という姿勢だけでは4つの力は発揮できないのです。そこで、
笑い、ユーモアという姿勢が必要となってくるのです。
遊びと仕事の一体化ができる能力が鍵となり、仕事を楽しむ事が重要にな
ってきます。イクスピアは言っています。「人は常に明るく愉快な心を持っ
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さて、これらの能力は、日々の暮らしの中、生活の中で身につけていく事
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