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株主総会運営マニュアル(回答ルール編)

 
  株主総会運営マニュアル(その2)からの続きです。

 
 ●説明・回答の際のルール


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  1.説明・回答する者は議長が指名します。

  2.経営理念、利益配当の考え方、株価などに関する回答は、
    積極的に議長が行うべきですが、説明者は議長がその都度指名します。

  3.ほかの者は、株主さまから名指しされた場合でも、
    議長の許可・指名があるまで、勝手に発言してはいけません。

  4.議長に指名された場合、まず、回答者は名乗ってください。
    「取締役の○○です。」のように。
    2度目以降の指名の場合には、省略しても良いでしょう。

  5.説明は大きな声で、明るく、簡潔に行い、冗長にならないように。
  
  6.議長から指名された質問が、自分が詳しい担当部分ではなくても、
    すぐに議長へ戻さず、一応の説明をすることが望ましいです。
    答えることなく議長に戻すようなことになれば、指名した議長への
    信頼にも影響しますし、議長がそれに気付いて、自ら補足したり、
    他の者に補足させたりすることを考える、時間的余裕が生じます。
 
  7.間違っても、「後日、調査のうえ回答いたします。」のような
    回答をしてはいけません。
  
   ※調査の結果を回答すべき相手は、その総会に出席していない株主
    含まれてしまう、即ち、「全株主」に対して行う義務が発生する
    ことにも繋がりかねません。

  8.回答する前に、株主さまの質問内容を復唱した方が良いでしょう。
    質問内容を明確にすることができ、その間に自分の回答内容を整理できます。
    ただし、指名前に議長が復唱している場合や、回答に対する再質問の場合は
    復唱しない方が自然の流れとも言えます。

  9.回答の最後を、「以上、ご説明申し上げました。」とか
   「以上でございます。」をキーワードとして添えられると良いでしょう。

  ◎ 議長の冒頭説明で、「質問には着座のままご回答申し上げます。」とすれば
    余分の動作や椅子の音を防ぐことができます。


  ◎ 各議案の採決に当たっては、
    議長の説明・上程の後、「ご審議」のため、何度か発言を促したりして
    賛否を検討する時間を株主さまに与えた後に、採決するよう
    議長のシナリオを工夫してください。


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  以上です。

  さらに詳しい内容につきましては、またの機会に。

  あるいは、直接お問い合わせください。


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