★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
シリーズ「
コンピテンシーをレビューする!」
<第367回>[(第25話)「思いを共有すれば仕事のできる人の集団ができる!」]
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
今話題の「会社を救う
コンピテンシー」とは何かと
コンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「
コンピテンシー
をレビューする!」と題して様々な角度から鋭く分析した記事を紹介していきま
す。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいた
だきたいと思います。
===========================
今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論
1.仕事の場を変えてみると意識に変化が生まれる!
2.社風を占うモノサシは!
3.価値観と危機感の共有化で仕事のできる人の集団化!
【3】今日のまとめ
【4】編集後記
===========================
仕事を自宅に持ち帰るなんてとんでもないと考える人は多いだろう。会社は仕事
をするところ、自宅はくつろぎの場であり家族との絆を深める場と心得ているか
らかもしれない。独身者であればアフター5は自分の自由時間だから束縛された
くないと考える人も多いだろう。
しかし、自宅で打ち合わせの資料を作成したり、同僚が作成した打ち合わせ資料
を熟読し自分の意見を纏める人もいる。電車で移動するときもPCや携帯でメー
ルを確認し返信したりする人も増えているようだ。やろうと思えば仕事の場はボ
ーダーレスである。つまりどんな空間でもオフィスになりえるのだ。
多くの会社では環境の整った会議室があり、そこで議論が展開される。だが、時
には会議の場に多様性を持たせるのもいい。天気のいい日なら、会社敷地内の屋
外、例えば芝生の敷き詰められたところにテーブルを用意して自然の光や風を感
じながら議論すると気分が一新される。会社近くの喫茶店で会議を開くのも楽し
い。みんなの意識に変化が見られ、会議室の会議とは一味違った結論になること
も期待できるのではないか。
大げさに言えば会議の場に多様性を持たせることで、新しい価値を生み出すイノ
ベーションを促進する可能性が出てくるわけだ。イノベーションの一つに「思い」
の共有化が挙げられる。「思い」にもいろいろある。中でも大切なのが「共通の
価値観」や「同一の危機感」である。
そこで今回は「思いを共有すれば仕事のできる人の集団ができる!」と題して、
「思いを共有する」ための幹部や上司のマネジメントについて解説する。
【1】心に刻んでおきたい言葉
***********************************************************************
社員の多様性は大事ですが、価値観が大きく違いすぎる人はその組織にはいない
ほうがいいでしょう。
高原豪久
***********************************************************************
【2】メルマガ本論
[(第25話)思いを共有すれば仕事のできる人の集団ができる!]
1.仕事の場を変えてみると意識に変化が生まれる!
多くの会社では社長や
役員は社長室や
役員室で執務を取っていることが多い。時
折
秘書が何かを伝達に来て何やら言葉を交わす。やがて
役員や幹部が報告に来る。
報告内容を聞いて指示を飛ばす。時には叱ったり怒鳴ったりすることもある。役
員や幹部は「承知しました」と言って引き下がる。
叱られたり怒鳴られたりするから自然と耳障りな内容の報告は上がらなくなる。
そして報告を頼りにというか、報告を真に受けて判断するから間違った判断をし
かねない。要するに現場で何が起こっているかも知らずに判断してしまう。これ
では「裸の王様」になってしまうだろう。
一方、社員と同じ大部屋に机を置いている社長や
役員も多い。しかも椅子が暖ま
る間もないくらい留守がちだ。多くの時間を現場巡回に当てているのだ。現場を
見て鋭い質問を飛ばす。責任者にその場で説明を求め、直ぐに改善を指示する。
判断を誤ることはまずない。
社長室や
役員室で報告を待つのではなく、自分から飛び出して行く。現場に緊張
感が走る。担当
役員や現場責任者もいつもピリピリして仕事をするから前に進む。
社長や
役員の仕事の場がオフィスから現場に変わっただけでもイノベーションが
起こるのだ。
一般の社員にも同じことが言える。関係者が現場に集まり、立ち会議だ。議論し
ていて疑問点があれば現場ゆえに直ぐに確かめることができる。現状分析は的確
に行われるから真の原因にたどり着ける。真の原因に対して対策が打たれるから
問題は解決される。単純なストーリーだが、このプロセスができていない会社の
何と多いことか。
仕事の場に多様性を持たせて思い切って変えてみることでみんなの意識が変わり、
何かイノベーションが起こる。オフィスから現場へ、時には芝生の上、喫茶店、
あるいは一人でできる仕事なら電車の中でも自宅でもオフィスになるわけだ。
2.社風を占うモノサシは!
会社にはそれぞれ社風というものがある。社風はどのようなモノサシで評価すれ
ばいいのだろうか。
人それぞれにいろいろな意見があると思うが、次の5項目は外せないのではない
かと思っている。
□ 共通の価値観を持つ
□ 同一の危機感を持つ
□ 強烈な達成意欲を持つ
□ 経営トップと社員の信頼の絆
□ 社会や顧客に対する感謝の気持ちを持つ
中でも大切なのが「共通の価値観」と「同一の危機感」である。
高度成長時代は社員といえばほとんどが正社員だった。しかも日本的経営の中枢
をなすものは三種の神器だった。終身雇用、年功序列、企業内
労働組合の三つだ。
サラリーマンになったからには課長になるのがささやかな夢だった。会社は管理
統制がやりやすいように社員には金太郎飴になるように仕向けた。今、時代は大
きく変わってしまっている。
3.価値観と危機感の共有化で仕事のできる人の集団化!
ユニチャームはいまやグローバル企業だ。率いる高原社長は「社員の多様性は大
事ですが、価値観が大きく違いすぎる人はその組織にはいないほうがいいでしょ
う」とはっきり言っている。金太郎飴になることは求めないが、価値観は会社と
同じであってほしい。共有してほしいというわけだ。
海外にもたくさんの販売会社や製造会社を作り、現地人を幹部に登用している。
しかし、現地人にも日本の本社同様の価値観を共有するように教育訓練してきた。
例えばその一つのマネジメント方法がユニチャーム特有の「SAPS」というシ
ステムだ。
SAPSとはSchedule Action Performance Spiralの頭文字をとっている。スケ
ジュールは30分刻みで行動する。そしてその行動の内容を明確にする。結果を
反省して次のスケジュールと行動計画および行動に反映させるというものだ。
他社ではどうだろうか。30分刻みでスケジュール管理をして結果を追いかけて
いる会社は稀有だろう。毎週月曜日の朝は海外
法人もテレビ会議で登場してもら
い、日本の様子も海外の様子も出席者全員に知ってもらうのだ。つまり、情報は
グローバルに共有される仕組みだ。これを「共通の価値観の共有」言わずして何
と言おうか。
合わせて発生している問題もみんなが知ることになる。当然「同一の危機感」も
共有される。対岸の火事を見ているわけには行かないから有効なアドバイスやサ
ジェスションも得られる。当然、問題解決は的確でスピーディに行われることに
なる。
「情報の共有」から始まり、「共通の価値観」や「同一の危機感」が共有される
から仕事のできる人の集団が形成されていくのである。
【3】今日のまとめ
1.仕事の場を変えてみると意識に変化が生まれること。例えば社長は社長室を
飛び出して大部屋に席を移すこと。現場巡回の機会を増やすこと。
2.会議室を飛び出して、現場で立ち会議をやることで問題解決が早まること。
3.社風を占うモノサシは五項目ほど考えられること。中でも「共通の価値観」
と「同一の危機感」は特に大事であること。
4.ユニチャームでは「SAPS」という独自のシステムがうまく機能して「共
通の価値観」と「同一の危機感」が共有できること。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒
3223898301@jcom.home.ne.jp
【4】編集後記
オリンパスは誰でも知っている老舗の光学機器メーカーだ。中でも内視鏡では世
界のシェアの7割も握る優良企業だったはずだが、内部
告発した社員を“見せし
め”とばかりに左遷したりするケースが二件あり、いずれも裁判で負けた。
不適切なM&A問題を追及したイギリス人社長が急に
解任された。20年も前から
財テク失敗の損失を隠蔽し続けてきたが、ついに白日の下にさらされた。「共通
の価値観」と「同一の危機感」はオリンパスの経営陣にはまるでなかった。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回に続く。
***********************************************************************
発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/
(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから
http://www.ss-net.com
***********************************************************************
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
シリーズ「コンピテンシーをレビューする!」
<第367回>[(第25話)「思いを共有すれば仕事のできる人の集団ができる!」]
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「コンピテンシー
をレビューする!」と題して様々な角度から鋭く分析した記事を紹介していきま
す。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいた
だきたいと思います。
===========================
今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論
1.仕事の場を変えてみると意識に変化が生まれる!
2.社風を占うモノサシは!
3.価値観と危機感の共有化で仕事のできる人の集団化!
【3】今日のまとめ
【4】編集後記
===========================
仕事を自宅に持ち帰るなんてとんでもないと考える人は多いだろう。会社は仕事
をするところ、自宅はくつろぎの場であり家族との絆を深める場と心得ているか
らかもしれない。独身者であればアフター5は自分の自由時間だから束縛された
くないと考える人も多いだろう。
しかし、自宅で打ち合わせの資料を作成したり、同僚が作成した打ち合わせ資料
を熟読し自分の意見を纏める人もいる。電車で移動するときもPCや携帯でメー
ルを確認し返信したりする人も増えているようだ。やろうと思えば仕事の場はボ
ーダーレスである。つまりどんな空間でもオフィスになりえるのだ。
多くの会社では環境の整った会議室があり、そこで議論が展開される。だが、時
には会議の場に多様性を持たせるのもいい。天気のいい日なら、会社敷地内の屋
外、例えば芝生の敷き詰められたところにテーブルを用意して自然の光や風を感
じながら議論すると気分が一新される。会社近くの喫茶店で会議を開くのも楽し
い。みんなの意識に変化が見られ、会議室の会議とは一味違った結論になること
も期待できるのではないか。
大げさに言えば会議の場に多様性を持たせることで、新しい価値を生み出すイノ
ベーションを促進する可能性が出てくるわけだ。イノベーションの一つに「思い」
の共有化が挙げられる。「思い」にもいろいろある。中でも大切なのが「共通の
価値観」や「同一の危機感」である。
そこで今回は「思いを共有すれば仕事のできる人の集団ができる!」と題して、
「思いを共有する」ための幹部や上司のマネジメントについて解説する。
【1】心に刻んでおきたい言葉
***********************************************************************
社員の多様性は大事ですが、価値観が大きく違いすぎる人はその組織にはいない
ほうがいいでしょう。
高原豪久
***********************************************************************
【2】メルマガ本論
[(第25話)思いを共有すれば仕事のできる人の集団ができる!]
1.仕事の場を変えてみると意識に変化が生まれる!
多くの会社では社長や役員は社長室や役員室で執務を取っていることが多い。時
折秘書が何かを伝達に来て何やら言葉を交わす。やがて役員や幹部が報告に来る。
報告内容を聞いて指示を飛ばす。時には叱ったり怒鳴ったりすることもある。役
員や幹部は「承知しました」と言って引き下がる。
叱られたり怒鳴られたりするから自然と耳障りな内容の報告は上がらなくなる。
そして報告を頼りにというか、報告を真に受けて判断するから間違った判断をし
かねない。要するに現場で何が起こっているかも知らずに判断してしまう。これ
では「裸の王様」になってしまうだろう。
一方、社員と同じ大部屋に机を置いている社長や役員も多い。しかも椅子が暖ま
る間もないくらい留守がちだ。多くの時間を現場巡回に当てているのだ。現場を
見て鋭い質問を飛ばす。責任者にその場で説明を求め、直ぐに改善を指示する。
判断を誤ることはまずない。
社長室や役員室で報告を待つのではなく、自分から飛び出して行く。現場に緊張
感が走る。担当役員や現場責任者もいつもピリピリして仕事をするから前に進む。
社長や役員の仕事の場がオフィスから現場に変わっただけでもイノベーションが
起こるのだ。
一般の社員にも同じことが言える。関係者が現場に集まり、立ち会議だ。議論し
ていて疑問点があれば現場ゆえに直ぐに確かめることができる。現状分析は的確
に行われるから真の原因にたどり着ける。真の原因に対して対策が打たれるから
問題は解決される。単純なストーリーだが、このプロセスができていない会社の
何と多いことか。
仕事の場に多様性を持たせて思い切って変えてみることでみんなの意識が変わり、
何かイノベーションが起こる。オフィスから現場へ、時には芝生の上、喫茶店、
あるいは一人でできる仕事なら電車の中でも自宅でもオフィスになるわけだ。
2.社風を占うモノサシは!
会社にはそれぞれ社風というものがある。社風はどのようなモノサシで評価すれ
ばいいのだろうか。
人それぞれにいろいろな意見があると思うが、次の5項目は外せないのではない
かと思っている。
□ 共通の価値観を持つ
□ 同一の危機感を持つ
□ 強烈な達成意欲を持つ
□ 経営トップと社員の信頼の絆
□ 社会や顧客に対する感謝の気持ちを持つ
中でも大切なのが「共通の価値観」と「同一の危機感」である。
高度成長時代は社員といえばほとんどが正社員だった。しかも日本的経営の中枢
をなすものは三種の神器だった。終身雇用、年功序列、企業内労働組合の三つだ。
サラリーマンになったからには課長になるのがささやかな夢だった。会社は管理
統制がやりやすいように社員には金太郎飴になるように仕向けた。今、時代は大
きく変わってしまっている。
3.価値観と危機感の共有化で仕事のできる人の集団化!
ユニチャームはいまやグローバル企業だ。率いる高原社長は「社員の多様性は大
事ですが、価値観が大きく違いすぎる人はその組織にはいないほうがいいでしょ
う」とはっきり言っている。金太郎飴になることは求めないが、価値観は会社と
同じであってほしい。共有してほしいというわけだ。
海外にもたくさんの販売会社や製造会社を作り、現地人を幹部に登用している。
しかし、現地人にも日本の本社同様の価値観を共有するように教育訓練してきた。
例えばその一つのマネジメント方法がユニチャーム特有の「SAPS」というシ
ステムだ。
SAPSとはSchedule Action Performance Spiralの頭文字をとっている。スケ
ジュールは30分刻みで行動する。そしてその行動の内容を明確にする。結果を
反省して次のスケジュールと行動計画および行動に反映させるというものだ。
他社ではどうだろうか。30分刻みでスケジュール管理をして結果を追いかけて
いる会社は稀有だろう。毎週月曜日の朝は海外法人もテレビ会議で登場してもら
い、日本の様子も海外の様子も出席者全員に知ってもらうのだ。つまり、情報は
グローバルに共有される仕組みだ。これを「共通の価値観の共有」言わずして何
と言おうか。
合わせて発生している問題もみんなが知ることになる。当然「同一の危機感」も
共有される。対岸の火事を見ているわけには行かないから有効なアドバイスやサ
ジェスションも得られる。当然、問題解決は的確でスピーディに行われることに
なる。
「情報の共有」から始まり、「共通の価値観」や「同一の危機感」が共有される
から仕事のできる人の集団が形成されていくのである。
【3】今日のまとめ
1.仕事の場を変えてみると意識に変化が生まれること。例えば社長は社長室を
飛び出して大部屋に席を移すこと。現場巡回の機会を増やすこと。
2.会議室を飛び出して、現場で立ち会議をやることで問題解決が早まること。
3.社風を占うモノサシは五項目ほど考えられること。中でも「共通の価値観」
と「同一の危機感」は特に大事であること。
4.ユニチャームでは「SAPS」という独自のシステムがうまく機能して「共
通の価値観」と「同一の危機感」が共有できること。
コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒
3223898301@jcom.home.ne.jp
【4】編集後記
オリンパスは誰でも知っている老舗の光学機器メーカーだ。中でも内視鏡では世
界のシェアの7割も握る優良企業だったはずだが、内部告発した社員を“見せし
め”とばかりに左遷したりするケースが二件あり、いずれも裁判で負けた。
不適切なM&A問題を追及したイギリス人社長が急に解任された。20年も前から
財テク失敗の損失を隠蔽し続けてきたが、ついに白日の下にさらされた。「共通
の価値観」と「同一の危機感」はオリンパスの経営陣にはまるでなかった。
=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=
次回に続く。
***********************************************************************
発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから
3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
こちらから
http://members.jcom.home.ne.jp/3223898301/
(協)さいたま総合研究所のHPはこちらから
http://www.ss-net.com
***********************************************************************