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『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』 発行部数:23539部
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こんにちは!『ビジプロ通信』ナビゲーターの安部です。
最近、消費者の節約志向がより鮮明になっているのでしょうか?
私はマクドナルドのアプリ会員になっているのですが、マックフライポテトが
2週間にわたって全サイズ150円というメールが送られてきていました。
つい先日まで同じキャンペーンをやっていて、ついついマクドナルドに
足を運んでいたのですが、こう度々値下げキャンペーンがあるようだと、
また実施するからいいかと足が遠のく逆効果も考えられますね。
消費者心理とは難しいものです。(^^;
値下げといえば、牛丼業界でも吉野家が再び250円牛丼で低価格化の口火を
切ったようです。
今は東京の2店舗で実験していますが、今後3年間で100店舗にまで拡大する
予定だと日経新聞が報道していました。
これまで、外食産業で低価格で長い間成功を収めた企業は存在しないはず
ですが、吉野家はどのような戦略で勝ち残りを目指すのでしょうか?
それについてはオールアバウトで記事にまとめましたので、
よろしかったらお読み下さい。
『250円牛丼店を100店に拡大!吉野家に勝算はあるのか?』
http://allabout.co.jp/gm/gc/402756/
(よろしかったらTwitterやFacebookで拡散していただけると嬉しいです!)
それでは、今回のメルマガも張り切ってお届けしていきますので
最後までお付き合いの程、よろしくお願いします!
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■ コラム:“MBAの視座・視野・視点”
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 激しく変化するビジネス環境の中で進化する新たなイノベーションとは?
これまでイノベーションは、私達の生活を変えてきました。
たとえば、かつて人々は徒歩や馬車などで移動してきましたが、自動車、
そして飛行機などがイノベーションによって開発されると、交通時間の
大幅な短縮が図られ、生活を益々便利なものにしてきました。
人々は価値に対してお金を支払うという考えに立てば企業が長い間成長を続け
るためには価値を創造するイノベーションと価値を伝達するマーケティングが
重要な鍵を握るといっても過言ではないでしょう。
このように企業の存続や成長にとって欠かすことのできないイノベーション
ですが、最近ではこれまでの常識を超えるイノベーションを実践し、
数々の成功を収めてきた企業も存在します。
それが、“オープンイノベーション”と呼ばれるものです。
これまで、企業はイノベーションを起こすために自社独自で研究開発に
取り組み、技術は公になるまで極秘ということも当たり前でした。
ただ、最近では、消費者の価値観の多様化や消費者へのパワーシフトなど
企業を取り巻く環境も大きく変貌を遂げ、従来型のイノベーションだけでは
成功を収めることも難しくなってきたのは紛れもない事実でしょう。
イノベーションを得意としてきた日本の家電メーカーの苦戦を
目の当たりにすれば、その事実は明白といえます。
そこで、“イノベーションの種”を広く一般から求め、自社の研究開発に
取り込む企業も現れました。この自社独自の研究開発へのこだわりを捨て去る
ことによって、リソースの制約に捉われずにイノベーションを起こすことが
可能になったのです。
たとえば、P&Gはインターネットなどを通じて広く技術の公募を行っています。
「コネクト+デベロップ」という専用サイトでは、現状P&Gが必要とする
技術を公募し、ソリューションを提供できる企業を募っています。
この「コネクト+デベロップ」からは毎年実に様々な成果が生まれています。
たとえば、誰もが知っている「ファブリーズアロマ」なども
「コネクト+デベロップ」から生み出されたヒット商品です。
P&Gのオープンイノベーションは、欲しい技術がであれば、それがたとえ
ライバル企業のものであってもライセンス料を支払ってまで導入するほど
徹底してます。
P&Gは、実際にライバル企業であるユニ・チャームの技術をライセンス料を
支払ってまで導入した実績もあるのです。
このような、オープンイノベーションのメリットは製品化までの期間の短縮や
研究開発コストの削減、失敗リスクの低減など様々なものが挙げられます。
一方でデメリットとして考えられるのは、自社の独占技術ではないので、
差別化という観点からは従来のイノベーションに比べて弱くなっている
ところでしょう。
最近はプロダクトライフサイクルの短命化が顕著であり、企業が多大なコスト
をかけてイノベーションを起こして新製品を市場に投入しても、
その研究
開発費用を回収できる確率は益々低くなってきています。
企業は環境の変化にうまく対応できなければ生き残れないということを考えれ
ば、オープンイノベーションなどの新たなコンセプトの経営手法を取り入れて、
厳しいビジネス環境に対応していくことも重要な課題といえそうです。
━━━━━━━━━━━━━━━
◎ オープンイノベーション
━━━━━━━━━━━━━━━
P&Gは「コネクト+デベロップ」というサイトを通して、
オープンイノベーションを実現しています。
ご興味のある方は「コネクト+デベロップ」のサイトを訪問して
その仕組みをご確認下さいね。
https://www.pgconnectdevelop.jp/index.php
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■ 最強ビジネスパーソンの本棚:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメルマガをお読みの方であれば、ドラッカーを始めとしてポーターや
コトラーなどのビジネス理論を信奉しているかもしれません。
私自身、職業柄、経営学の大家やハーバードビジネスレビューで発表される
最新のビジネス理論を読み漁り、ビジネスにどう活かすかを日々考えています。
ただ、もし経営学の大家の理論を盲信している場合は注意が
必要かもしれません。
経営学自体は机上の学問ではなく、生きている経済の中でいかに成果を極大化
していくかという命題を解いていかなければならない“実学”だからです。
このような経営学の先進国といえばアメリカですが、
今、アメリカではいったいどのような経営学が教えられているのでしょうか?
その実体をアメリカのビジネススクールで教鞭を執る日本人の准教授が
包み隠さず語った興味深い本があります。
その書籍とは「世界の経営学者はいま何を考えているのか─
─知られざるビジネスの知のフロンティア」 。
本書はここ数年、日本でブームとなったドラッカー教授の書籍をアメリカの
ビジネススクールの教授はほとんど読んだことがないという衝撃的な事実から
スタートします。
日本ではドラッカー学会など、ドラッカー研究が盛んでその理論は経営の
手本とされていますが、アメリカのビジネススクールではほとんど注目される
ことはないというのです。
確かに私もアメリカのビジネススクールで学びましたが、
ドラッカー教授の理論を学ぶクラスなどはありませんでした。
著者によれば、経営学とは社会科学という学問領域の一つであり、
経営理論分析に基づいて得られた理論仮説を、実証や調査分析を経て
検証していくものなのです。
ドラッカー自身はこのような科学的なアプローチで経営学を追求しているわけ
ではないので、再現性を重要視する科学という観点からはビジネススクールの
教授にとっては学ぶべきものが少ないということなのでしょう。
このような言い方をすれば誤解を招いてしまうので補足しておきますが、
それは決してドラッカーを学ぶ必要がないということではありません。
ドラッカー教授の教えは、経営哲学や精神論を高めていくうえではこの上なく
有効な理論といえるでしょう。
ただ、“経営理論分析に基づいて得られた理論仮説を、実証や調査分析を経て
検証していく科学的な経営学”とは一線を画すものということなのです。
本書を読んで、「自分もドラッカーやポーターを盲信するなど、
かなり固定概念に捉われ過ぎているのではないか?」と客観的に
自分自身を見つめ直すことができました。
経営学とは学ぶことが目的ではなく、活用していかに成果を上げるかが
重要です。
確かにドラッカーなどから本物の理論を学ぶことは成長を実現するための
肥沃な土壌になります。
ただ、そこから、どんな種を植えて、どんな花を咲かせ、
どんな実を刈り取るかは、仮説を立てて実際に試行
錯誤しながら
効果を検証していく必要があるのです。
その過程ではビジネスの大家と呼ばれている教授陣の理論通りではないことも
出てくるでしょう。
ビジネスで成果を上げるためには経営学が重要な鍵を握りますが、
経営学自体は激しい環境の変化に応じて変わらなければならないという特性を
考えればこれからも完成されたものになることはありません。
ビジネスで成功し続けるには固定概念を持たずに常に環境の変化に応じて
効果の高い手法を科学的に模索していく重要性を認識させられる1冊でした。
<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎ 世界の経営学者はいま何を考えているのか─
─知られざるビジネスの知のフロンティア
【対象者】 最新の経営学事情を知りたい方
【難易度】 わかりやすいです
【必読度】 ★★★★★(5)
詳しくはこちらからどうぞ!⇒
http://www.mbajp.org/i/s/39r.html
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■ MBAカレッジからのお知らせ:
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近年“
コンプライアンス”の問題が日本経済を揺るがしています。
これまで、多くの企業にとって至上命題は売上や利益の増加であり、
法律を遵守するという意識は二の次になっていました。
ところが近年の社会意識の高まりは、企業が法律を犯し、社会を犠牲にして
まで、
収益を上げるという行為に“No”を突きつけるようになったのです。
このような経営環境の変化に対して、日本企業がこれまでと同じコーポレート
ガバナンスを続けるなら、どこかで大きな落とし穴に陥る可能性も
高くなってきます。
かつての“日本のルール”で会社を経営していては、
益々グローバルスタンダードの経営とギャップが大きくなり、
いずれ破綻する日がやってくるということなのです。
そんな最悪の事態を避けるために、12月のベーッシクMBA講座ではマイケル・
ポーター教授が提唱するグローバルスタンダードともいえる世界で最先端の
コーポレートガバナンスに関する理論をお伝えしていく予定です。
今や持続的な成長を維持する上で、
コンプライアンスやCSRといった企業の
社会的な活動は必要不可欠となったといっても過言ではないでしょう。
製品やサービスで差別化し難くなった現代ではこの社会に対する真摯な対応が
差別化にもつながっていくのです。
戦略的
コンプライアンスやCSRを駆使して他社との決定的な差別化を実現し、
社会から批判されるという落とし穴に陥ることなく、
顧客に支持されながら持続的成長を現実のものとする最新の経営戦略を
身につけたい方は是非ともご参加下さい!
■ できる!MBAベーシック講座 戦略的
コンプライアンス&CSR
開講日程: 2012年12月9日(日) PM 1:10~PM 4:30(
休憩20分含む)
開催場所: 東京国際フォーラム ガラス棟 会議室
詳細・お申込みはこちらから⇒
http://www.mbajp.org/i/s/39x.html
↑来月は講座終了後に懇親会も予定しています!
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■ 編集後記:
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先週末は2週間振りにオールアバウトのじぶん学校『MBA戦略マーケティング
クラス』の日でした。
丸の内朝大学でも日経クラスを担当していましたが、
朝講座は夜明けが遅くなればなるほど欠席率が高まってきます。(^^;
そんな経験から、「2週間の休みの後で欠席する人が多いんじゃないかな?」
と思いながら教室に向かったのですが、全くの杞憂に終わりました。
ほとんどの方が出席されていて、今日も熱いディスカッションが
繰り広げられる光景に、初めて観覧にいらしたオールアバウトの
元プロデューサーも驚いたようです。(笑)
(前回のクラスはこんな感じでした⇒
http://tinyurl.com/czve7gr)
あと1回のクラスを経て12月14日にはソニーの方々の前で
マーケティングプランの発表会となります。
この調子で行くと非常にクオリティの高いものになりそうなので、
私も今から期待しています。(^^)
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。 m(_ _)m
今回のメルマガはいかがだったでしょうか?
ご意見やご要望があれば下記のフォームからお気軽にお寄せ下さいね!
(このメルマガへ返信しても私の元には届きませんのでご注意!)
→
http://www.mbasolution.com/opinion.htm
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◇編集長の著書コーナー
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メルマガと合わせて読めば効果が倍増するビジネス書はいかがですか?
わかりやすくビジネスにすぐに役立つと大変ご好評をいただいています!
☆ストーリーでわかる!ブルーオーシャン戦略実践入門
http://www.mbajp.org/i/s/36j.html
↑ブルーオーシャン戦略をストーリー形式で解説した話題の最新刊です!
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↑アマゾンでMBA部門No.1を獲得しました!
☆どんな逆境でもダントツの成果を出す 6つの「自分戦略」
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↑厳しい環境を乗り切るノウハウ満載です!
☆『最強の「ビジネス理論」集中講義』
http://www.mbajp.org/i/s/dream.html
↑発売即重版!シリーズ化が決定した話題のベストセラーです!
☆『メガヒットの「からくり」』
http://www.mbajp.org/i/s/21v.html
↑まだまだメガヒット発売中です!
☆『トップMBA直伝!7日でできる目標達成』
http://www.mbajp.org/i/s/w8.html
↑お陰様で11刷のベストセラーとなりました!
☆『ファイナンスがスラスラわかる本』
http://www.mbajp.org/i/s/w9.html
↑今やビジネスパーソンに必須のファイナンス理論をわかりやすく!
それでは、また次回あなたにお会いできるのを楽しみにしています!(^-^)
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『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』(ビジプロ通信)
編集長: 安部 徹也
発行元:
株式会社 MBA Solution - The Best Solution for Your Business! -
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティW22階
URL :
http://www.mbasolution.com
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『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』 発行部数:23539部
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最近、消費者の節約志向がより鮮明になっているのでしょうか?
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切ったようです。
今は東京の2店舗で実験していますが、今後3年間で100店舗にまで拡大する
予定だと日経新聞が報道していました。
これまで、外食産業で低価格で長い間成功を収めた企業は存在しないはず
ですが、吉野家はどのような戦略で勝ち残りを目指すのでしょうか?
それについてはオールアバウトで記事にまとめましたので、
よろしかったらお読み下さい。
『250円牛丼店を100店に拡大!吉野家に勝算はあるのか?』
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■ コラム:“MBAの視座・視野・視点”
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◇ 激しく変化するビジネス環境の中で進化する新たなイノベーションとは?
これまでイノベーションは、私達の生活を変えてきました。
たとえば、かつて人々は徒歩や馬車などで移動してきましたが、自動車、
そして飛行機などがイノベーションによって開発されると、交通時間の
大幅な短縮が図られ、生活を益々便利なものにしてきました。
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るためには価値を創造するイノベーションと価値を伝達するマーケティングが
重要な鍵を握るといっても過言ではないでしょう。
このように企業の存続や成長にとって欠かすことのできないイノベーション
ですが、最近ではこれまでの常識を超えるイノベーションを実践し、
数々の成功を収めてきた企業も存在します。
それが、“オープンイノベーション”と呼ばれるものです。
これまで、企業はイノベーションを起こすために自社独自で研究開発に
取り組み、技術は公になるまで極秘ということも当たり前でした。
ただ、最近では、消費者の価値観の多様化や消費者へのパワーシフトなど
企業を取り巻く環境も大きく変貌を遂げ、従来型のイノベーションだけでは
成功を収めることも難しくなってきたのは紛れもない事実でしょう。
イノベーションを得意としてきた日本の家電メーカーの苦戦を
目の当たりにすれば、その事実は明白といえます。
そこで、“イノベーションの種”を広く一般から求め、自社の研究開発に
取り込む企業も現れました。この自社独自の研究開発へのこだわりを捨て去る
ことによって、リソースの制約に捉われずにイノベーションを起こすことが
可能になったのです。
たとえば、P&Gはインターネットなどを通じて広く技術の公募を行っています。
「コネクト+デベロップ」という専用サイトでは、現状P&Gが必要とする
技術を公募し、ソリューションを提供できる企業を募っています。
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たとえば、誰もが知っている「ファブリーズアロマ」なども
「コネクト+デベロップ」から生み出されたヒット商品です。
P&Gのオープンイノベーションは、欲しい技術がであれば、それがたとえ
ライバル企業のものであってもライセンス料を支払ってまで導入するほど
徹底してます。
P&Gは、実際にライバル企業であるユニ・チャームの技術をライセンス料を
支払ってまで導入した実績もあるのです。
このような、オープンイノベーションのメリットは製品化までの期間の短縮や
研究開発コストの削減、失敗リスクの低減など様々なものが挙げられます。
一方でデメリットとして考えられるのは、自社の独占技術ではないので、
差別化という観点からは従来のイノベーションに比べて弱くなっている
ところでしょう。
最近はプロダクトライフサイクルの短命化が顕著であり、企業が多大なコスト
をかけてイノベーションを起こして新製品を市場に投入しても、
その研究開発費用を回収できる確率は益々低くなってきています。
企業は環境の変化にうまく対応できなければ生き残れないということを考えれ
ば、オープンイノベーションなどの新たなコンセプトの経営手法を取り入れて、
厳しいビジネス環境に対応していくことも重要な課題といえそうです。
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このメルマガをお読みの方であれば、ドラッカーを始めとしてポーターや
コトラーなどのビジネス理論を信奉しているかもしれません。
私自身、職業柄、経営学の大家やハーバードビジネスレビューで発表される
最新のビジネス理論を読み漁り、ビジネスにどう活かすかを日々考えています。
ただ、もし経営学の大家の理論を盲信している場合は注意が
必要かもしれません。
経営学自体は机上の学問ではなく、生きている経済の中でいかに成果を極大化
していくかという命題を解いていかなければならない“実学”だからです。
このような経営学の先進国といえばアメリカですが、
今、アメリカではいったいどのような経営学が教えられているのでしょうか?
その実体をアメリカのビジネススクールで教鞭を執る日本人の准教授が
包み隠さず語った興味深い本があります。
その書籍とは「世界の経営学者はいま何を考えているのか─
─知られざるビジネスの知のフロンティア」 。
本書はここ数年、日本でブームとなったドラッカー教授の書籍をアメリカの
ビジネススクールの教授はほとんど読んだことがないという衝撃的な事実から
スタートします。
日本ではドラッカー学会など、ドラッカー研究が盛んでその理論は経営の
手本とされていますが、アメリカのビジネススクールではほとんど注目される
ことはないというのです。
確かに私もアメリカのビジネススクールで学びましたが、
ドラッカー教授の理論を学ぶクラスなどはありませんでした。
著者によれば、経営学とは社会科学という学問領域の一つであり、
経営理論分析に基づいて得られた理論仮説を、実証や調査分析を経て
検証していくものなのです。
ドラッカー自身はこのような科学的なアプローチで経営学を追求しているわけ
ではないので、再現性を重要視する科学という観点からはビジネススクールの
教授にとっては学ぶべきものが少ないということなのでしょう。
このような言い方をすれば誤解を招いてしまうので補足しておきますが、
それは決してドラッカーを学ぶ必要がないということではありません。
ドラッカー教授の教えは、経営哲学や精神論を高めていくうえではこの上なく
有効な理論といえるでしょう。
ただ、“経営理論分析に基づいて得られた理論仮説を、実証や調査分析を経て
検証していく科学的な経営学”とは一線を画すものということなのです。
本書を読んで、「自分もドラッカーやポーターを盲信するなど、
かなり固定概念に捉われ過ぎているのではないか?」と客観的に
自分自身を見つめ直すことができました。
経営学とは学ぶことが目的ではなく、活用していかに成果を上げるかが
重要です。
確かにドラッカーなどから本物の理論を学ぶことは成長を実現するための
肥沃な土壌になります。
ただ、そこから、どんな種を植えて、どんな花を咲かせ、
どんな実を刈り取るかは、仮説を立てて実際に試行錯誤しながら
効果を検証していく必要があるのです。
その過程ではビジネスの大家と呼ばれている教授陣の理論通りではないことも
出てくるでしょう。
ビジネスで成果を上げるためには経営学が重要な鍵を握りますが、
経営学自体は激しい環境の変化に応じて変わらなければならないという特性を
考えればこれからも完成されたものになることはありません。
ビジネスで成功し続けるには固定概念を持たずに常に環境の変化に応じて
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◎ 世界の経営学者はいま何を考えているのか─
─知られざるビジネスの知のフロンティア
【対象者】 最新の経営学事情を知りたい方
【難易度】 わかりやすいです
【必読度】 ★★★★★(5)
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近年“コンプライアンス”の問題が日本経済を揺るがしています。
これまで、多くの企業にとって至上命題は売上や利益の増加であり、
法律を遵守するという意識は二の次になっていました。
ところが近年の社会意識の高まりは、企業が法律を犯し、社会を犠牲にして
まで、収益を上げるという行為に“No”を突きつけるようになったのです。
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ガバナンスを続けるなら、どこかで大きな落とし穴に陥る可能性も
高くなってきます。
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益々グローバルスタンダードの経営とギャップが大きくなり、
いずれ破綻する日がやってくるということなのです。
そんな最悪の事態を避けるために、12月のベーッシクMBA講座ではマイケル・
ポーター教授が提唱するグローバルスタンダードともいえる世界で最先端の
コーポレートガバナンスに関する理論をお伝えしていく予定です。
今や持続的な成長を維持する上で、コンプライアンスやCSRといった企業の
社会的な活動は必要不可欠となったといっても過言ではないでしょう。
製品やサービスで差別化し難くなった現代ではこの社会に対する真摯な対応が
差別化にもつながっていくのです。
戦略的コンプライアンスやCSRを駆使して他社との決定的な差別化を実現し、
社会から批判されるという落とし穴に陥ることなく、
顧客に支持されながら持続的成長を現実のものとする最新の経営戦略を
身につけたい方は是非ともご参加下さい!
■ できる!MBAベーシック講座 戦略的コンプライアンス&CSR
開講日程: 2012年12月9日(日) PM 1:10~PM 4:30(休憩20分含む)
開催場所: 東京国際フォーラム ガラス棟 会議室
詳細・お申込みはこちらから⇒
http://www.mbajp.org/i/s/39x.html
↑来月は講座終了後に懇親会も予定しています!
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■ 編集後記:
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先週末は2週間振りにオールアバウトのじぶん学校『MBA戦略マーケティング
クラス』の日でした。
丸の内朝大学でも日経クラスを担当していましたが、
朝講座は夜明けが遅くなればなるほど欠席率が高まってきます。(^^;
そんな経験から、「2週間の休みの後で欠席する人が多いんじゃないかな?」
と思いながら教室に向かったのですが、全くの杞憂に終わりました。
ほとんどの方が出席されていて、今日も熱いディスカッションが
繰り広げられる光景に、初めて観覧にいらしたオールアバウトの
元プロデューサーも驚いたようです。(笑)
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あと1回のクラスを経て12月14日にはソニーの方々の前で
マーケティングプランの発表会となります。
この調子で行くと非常にクオリティの高いものになりそうなので、
私も今から期待しています。(^^)
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。 m(_ _)m
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http://www.mbajp.org/i/s/21v.html
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『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』(ビジプロ通信)
編集長: 安部 徹也
発行元:
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