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資金繰り改善策は、B/S・P/Lから

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2014/11/10(第575号)━━
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■□ 【実践!社長の財務】-財務アプローチで強い会社を作る
■□    
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■■        http://www.tm-tax.com/
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 皆様、おはようございます。
 税理士の北岡修一です。

 消費税再増税の有識者会合が始まり、再増税か先送りか賛否両
 論のようですね。若干再増税の方が多いようですが。

 いずれにせよ、意見拮抗で分からなくなってきました。個人的
 には今の景気情勢は良くないのでは、先送りが良いのでは、と
 思っていますが、果たしてどうなるのでしょうか?
 あと、1カ月で決定です。

 
 ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願い
 いたします! 

 
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■□  資金繰り改善策は、B/S・P/Lから
■■  
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●B/S、P/Lを見ていれば、資金繰りの改善ポイントが
 よくわかってきます。

 実際の資金繰りを見るには、資金繰り表やキャッシュフロー
 計算書を見ると思います。

 これらの表によって、一定期間の資金の動きがどのようにな
 っているのかが、よくわかります。


●ただ、資金繰りを改善しようと思えば、上記の表も大事です
 が、やはりB/S、P/Lを良く見て、大きな方向性をつか
 んでいく必要があります。

 
●B/S(貸借対照表)は、資産負債の一定時点の残高を
 表示しています。ただ、それだけだと、残高がわかるだけね、
 ということになりますが、もう少し意味を考えて欲しいと思
 います。

 たとえば、B/Sの右側(負債の部・純資産の部)は、資金
 の調達方法を表わしている、ということです。

 人から借りてきたのか(負債の部)、自分で出資したり自分
 (自社)で稼いだお金なのか(純資産の部)、というのを
 表しているのが、B/Sの右側なのです。


●さらにその調達してきたお金を、どのように使っているのか、
 残っているのか、を表わしているのがB/Sの左側(資産
 部)なのです。

 固定資産になっているのか、在庫として残っているのか、人
 に貸しているのか、そして会社に残っている現預金はいくら
 か、B/Sの左側は、調達してきたお金の使い途を表わして
 いますよね。


●資金繰りを良くしていくには、B/Sを見ながら、この資金
 の使い途を見直していくことです。

 資金繰りが苦しいのは、資金の使い途が、在庫に行っていた
 いたり、売掛金に行っていたり、固定資産として固定されて
 いたりするからです。

 その結果、実際に使える現預金が少なくなっているのです。


●また、借入金など負債の返済でも資金繰りは苦しくなります。

 B/Sの右側には、流動負債固定負債がありますが、これ
 は、1年内に返すもの(流動)と、それ以上先に返すもの
 (固定)という基準で分けられています。


●買掛金などは売掛金の回収で、返せるでしょうが、問題は
 借入金の返済ですね。これは、現在および将来の現金預金
 利益で返していかなければなりません。

 1年間に返済する借入金はいくらあるのか、それをB/Sで
 明確にわかるようにしておくことです。

 したがって、長期借入金は、全部固定負債にしないで、1年
 内に返済するものは、流動負債に入れておくことも大事です。


●この借入金を返すためには、それだけの利益を上げなければ
 いけません。そこでP/Lの登場です。

 借入金の返済原資は、P/Lの一番下、税引後の当期純利益
 です。それと、費用だけども資金の流出を伴っていない、
 減価償却費も借入金の返済原資になります。

 したがって、当期純利益減価償却費が、1年間に返えせる
 借入金の返済額、ということになります。


借入金の返済額 < 当期純利益減価償却費 になってい
 るかどうか、確かめてください。

 そうなっていなければ、利益を上げていくしかない、のです
 ね。もちろん、不足分をまた借り入れるということも現実に
 はあるのですが、それではいつまでたっても、借入金は減っ
 ていきません。


 B/S、P/Lをじっくり眺めてみて、どのようにしたら
 資金繰りが良くなるのか、考えてみて欲しいですね。



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<編集後記> 
 
 この時期、続々と忘年会の予定が埋まっていきますね。よくぞ
 バッティングしないものだと我ながら感心していますが、もう
 少しすると段々とバッティングしてくるんでしょうね。さすが
 に毎日だとツライですが...皆様もほどほどに。

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