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コラムの泉

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ハラスメントされたことは、忘れない。~20年前のマタハラ~

この頃、愛知県の各地にある、地域FM、コミュニティーFMの番組に出演させていただき、職場環境改善工房としての、パワハラ防止の取り組みについて、お話させていただく機会が相次いでいます。

出演終了後、パーソナリティーさんが、私の番組の話の感想を話すこともあるのですが、その中で、興味深い話があったので、ご紹介します。

40代の女性パーソナリティーさんにお話いただいたことなのですが、

この女性は、20代の頃、妊娠しても職場で働き続けていました。そして、身重であることが外から見ても分かった時に、当時の上司からこんなことを言われたそうです。

「こんな、腹のでかい女と一緒にいるのが、恥ずかしいわ!」

この時受けた衝撃はとても大きく、今でも、ふとした瞬間に思い出しては、体全身が怒りに溢れてしまうとのことでした。

ハラスメントを受けた側は、受けた傷が癒えず、いつまでも記憶の底にとどめています。そして、何かのきっかけで思い出してしまうのです。

当時は、まだハラスメントという言葉も浸透していませんから、言われた瞬間の衝動は、言葉にできないだけ、大きかったと思います。

今では、マタニティーハラスメントという言葉もありますから、「それ、マタハラですよ!」と返すこともできるのですが、20年前では、それもできなかったでしょう。

また、「こんな、腹のでかい女と一緒にいるのが、恥ずかしいわ!」という言葉からは、当時の男性の妊婦さんに対する意識の一端がうかがえます。

今も、昔も、妊婦さんが働き続けづらい日本社会です。

ただ、命の誕生は、人間社会を維持していく為の根本です。

妊婦さんを傷つける事は、社会の根本を傷つけ、自分の生きる社会を否定することにも繋がります。

少子化・人口減少の時代です。

次の世代、命を育んでいる妊婦さんは社会の宝ではないでしょうか。


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愛知県春日井市西高山町1-5-5
職場環境改善工房
代表 原田芳裕
TEL 090-7312-3133
mail: harada@sk3-harada.jp
HP: http://sk3-harada.jp/
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