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人間のコモディティ化は繁盛を妨げる!

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  シリーズ「企業のパワーを倍増させるコンピテンシー<顧客維持・開拓力>!」

    <第501回>(第3話)「人間のコモディティ化は繁盛を妨げる!」

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性に
ついて、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するた
めにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介してい
きます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事
担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】仕入先を大切にする会社は繁盛している!
【2】人間のコモディティ化は繁盛を妨げる!
【3】ヒット商品が生まれる確率はたった1%と思ってください!
【4】チラシの効果をもっと高めることです!
【5】編集後記

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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が
何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本
電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しまし
た。

その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよ
くなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実
現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。



【1】仕入先を大切にする会社は繁盛している!

【教訓】

特に小売業にとって、仕入先は命綱と言っても過言ではない。にもかかわらず、仕入
先に無理難題ばかりを押し付けている大手小売業が今でも多いのは残念なことだ。

小売業に限らず、そのような会社は必ずしっぺ返しにあうだろう。

【本文】

仕入れ先の業者に対して無理難題ばかりを押し付けている大手の小売業は今でも存在
する。手弁当で棚卸の手伝いをさせたり、親店舗オープンに当たっても手弁当で運搬
や陳列を手伝わせたりする。

頭にきた仕入れ業者は取引停止を覚悟の上で、当局へタレこみ、その結果新聞沙汰に
なった例は多い。新聞沙汰になってから苦しい言い訳をするのは見苦しい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

鹿児島県の「A-Zスーパー」の社長、牧尾英二氏は「業者もお客様になるのだから
大切にしなければならない」と社内に周知徹底していた。

信頼関係、協力関係が構築されていれば仕入先は少々の無理難題は聞いてくれる。そ
のためには相手に何か「Win」を提供することを忘れてはならない。

間違っても返品はせず、翌月現金で支払うなどすれば、それだけでも仕入先はありが
たいから、自らもお客になってくれて繁盛の手助けをしてくれるわけだ。



【2】社員のコモディティ化は繁盛を妨げる!

【教訓】

コモディティ商品には一般大衆品と言う意味がある。「社員のコモディティ化」が進
んだ会社もある。

つまり社員、店員が一般大衆人になってしまい、お客様への真心のこもったサービス
と言うものに無関心になった。こんなことではもちろん繁盛するわけがない。

【本文】

近年はよくコンシェルジェサービスなどと言う言葉を耳にすることが多くなった。コ
ンシェルジュと称する人がいて、普通はやってくれそうもないサービスに柔軟に対応
してくれる人を指しているらしい。

高級ホテルではコンシェルジュのコーナーがあり、お客様は何でも困りごとを持ち込
む。百貨店などでも各フロアにコンシェルジュを配備していると聞くが、広いフロア
でコンシェルジュを探し当てるのは困難だろう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

外国人観光客が増加の一途をたどっている。

ホテルや百貨店だけでなく、商業施設や商店街にも観光客が押し寄せる。社員や、店
員がマニュアル一辺倒の対応をしていたのでは高いCS(顧客満足)を提供できない。
つまり、社員のコモディティ化は繁盛を妨げるのだ。

全社員、全店員がコンシェルジュになったつもりで他ではやりそうもないような驚き
と感動のサービスを提供すれば、きっは繁盛できる。そう信じることだ。



【3】ヒット商品が生まれる確率はたった1%と思ってください!

【教訓】

ソニーの井深大さんは「100,10,1」と言う数字をことあるごとに引き合いに出して
いたそうだ。新商品開発のアイディアが100件あってもその中から10の新製品が生ま
れればよいほうで、本当に飯の種になるヒット商品はたった一つしか出ないと言う意
味だ。

ウォークマンやパスポートサイズのホームビデオなどは上記のような関門を潜り抜け
てヒット商品になったのだ。

【本文】

ソニーが絶頂期にあったころは、商品開発力がすごかった。ウォークマンもパスポー
トサイズのホームビデオも確率1%と言う狭き門から生まれた稀有なヒット商品だっ
たわけだ。

表現が適切でないかもしれないが「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」に似ているように
思う。アイディア100件と言うけれど中身の質を高めなければヒット商品には繋がら
ない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

フジフィルムは創業当時からの飯の種だった写真用銀塩フィルムを失った。フィルム
の消滅を想定して次の時代に何を飯の種にするか、かなり前から研究を重ねていた。

化粧品、医薬品、液晶用のタックフィルムなどを見事に網に引っ掛けた。フジフィル
ムのこれらの商品も1%の確率から生まれたのだろうか。今、商品開発に「心理学」
を導入する企業が増えている。お客様が心理的価値を求めるようになったからだ。

いずれにしてもヒット商品を生まなければ、顧客維持も顧客開拓もできるはずがない。



【4】チラシの効果をもっと高めることです!

【教訓】

ユニクロを運営するファーストリテーリングの柳井会長は「チラシは顧客に対するラ
ブレター」だと語っていた。

でも、土日にドサッと入ってくるチラシをいちいち見る人は少ないから経費がもった
いないのではないかと思うのだが・・・。

【本文】

前述したように柳井会長は「チラシは顧客に対するラブレター」との考えを持ってい
る。だから担当者任せにせず、チラシをチェックしてダメダシを入れ、修正させてい
る。

でも土日ともなればドサッとチラシが入ってくるからいちいち目を通している人は少
ないのではないかと思う。我が家でも新聞・チラシを縛ってゴミ出しするだけでも大
変な労力だ。

新聞販売店に聞いたところ、一部10円で折込むから大きな収入源になっているそうだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ウィークデーにはチラシは1~2部しか入ってこないから捨てる前に目を通してしまう。この広告主はわざとウィークデーにチラシを撒いているとしたら賢い。

「たかがチラシ、されどチラシ」だ。

チラシの書き方、撒き方を工夫すれば広告効果はかなり上がるのではないかと思う。
現にユニクロではチラシを持参して買い物に来るお客様は多いそうだ。



【5】編集後記

新聞にチラシを入れて不特定多数に配布するよりもDMを送るほうが効果的だ。お客
様に事前に会員登録してもらい、お客様のお買い物記録からお客様の趣味・趣向を分
析し、合致した商品の紹介を満載したDMを送ればきっと来てくれる。ご来店頂いた
ら気の聞いたプレミアムを差し上げることを忘れないことだ。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



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⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp



次回に続く。


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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
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