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虚栄を張らずにひそかに強みを磨く!

       ◆◆コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆

           (第409回)人間力!<その6>

        =■「虚栄を張らずにひそかに強みを磨く!」■=

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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
コンピテンシーの重要項目である「人間力」ついて分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。

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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■

<今回のメニュー>
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【1】虚栄を張らずにひそかに強みを磨く!
【2】やる気のスイッチを入れてあげるのが課長の任務!
【3】職人の養成に尽力する経営者に感服!
【4】成功と思しき過去の経験に拘泥しない!
【5】編集後記

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ビジネスマンやビジネスウーマンが知的武装を図ることは重要なことです。しかし、これはIQ(Intelligence Quotient)と言われる分野の能力です。せっかくの知的武装を生かして仕事のできるビジネスマンやビジネスウーマンにならなければ話になりません。何回かに分けて人間力について解説したいと思います。



【1】虚栄を張らずにひそかに強みを磨く!

【はじめに】

人間は誰でも自分の弱点は見せたくないと思うのが人情だろう。でもありのままを見せればプレッシャーから解放されると思う。

いいところだけ見せようとするから無理が生じ、かえって嫌味に見えてしまう。

【本文】

昔、田舎では世話好きの人がいて仲人を買って出てくれたからほとんどの人が結婚することができた。

美人の妹の写真を見せ、姉が不細工であることは隠す。そのうえ、「和裁もできる、洋裁もできる、料理もうまい」と嘘八百を並べて売り込む。相手側は、嫁が来てくれるだけでもありがたいと言うわけで婚約成立となる。

結婚式の当日に初めて嫁になる姉の顔を見た婿殿の顔は一瞬曇るが後の祭りだ。笑い話ではなく、よくある話だったのである。

弱点を見せまいと取り繕う人がいるが、ばれたときの波紋は大きい。それよりもありのままをさらけ出してはどうか。

誰にでも強みがある。むしろその強みをもっと磨いて、近い将来大きく羽ばたくことをお勧めしたい。



【2】やる気のスイッチを入れてあげるのが課長の任務!

【はじめに】

「うちの課にはろくな部下がいない」と嘆く課長がいた。「どうしてですか」と聞くと「そもそもやる気からして不足している」と返ってきた。

やる気を引き出すこともできない自分のふがいなさについては一言も触れない。これこそ課長失格である。

【本文】

「うちの課にはろくな部下がいない」などと嘆く管理職によく遭遇することがある。ろくな部下がいないなどと言うことは決してないはずだ。

100人規模のプレス部品加工メーカーで、社員数人に会議室に集まってもらい、現状把握のためインタビューしたことがあった。

インタビューに応じた社員たちは「我々を指してろくな部下がいないと言うことですね。我々に言わせれば、ろくな上司がいないと言うのが真実です」と逆に切り返された。想定した通りの反応だったのである。

管理職の最大のミッションは「部下にやる気を出させること」ではないのか。つまり、やる気のスイッチがオフになっている部下に、やる気のスイッチをオンにしてあげればいいわけだ。

山本五十六氏の「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」と言う言葉が思い出される。



【3】職人の養成に尽力する経営者に感服!

【はじめに】

大工が街から消えてしまった。寿司職人が街から消えてしまった。工場で加工してユニットに組み上げたものを現場に運んで組み付ければ住宅が完成だ。ロボットが握ったシャリにネタを乗せれば握り寿司が完成だ。あまりにも味気ない。

何としても職人を守りたい。

【本文】

今の時代、大工の棟梁が弟子を取ることができない。弟子に食わせながら養成するだけのお金も余裕もないのだ。ただ組み付けるだけの仕事が増えて、大工が腕を振るう仕事が少なくなった。

街の寿司屋も廃業するお店が増えている。回転寿司に押されてしまい、弟子を取って養成することができなくなってしまった。

これでは次世代の職人が育たないから、せっかくの職人も一代で終わってしまう。そんな中、H建設では自社内で職人を養成している。しかもみんな有名大学出身で、「大工」兼「土木」兼「左官」兼、その他マルチ職人に養成しているから半端ではない。

すしZを運営するKと言う会社では寿司職人養成所を運営して自ら寿司職人を養成している。職人試験に合格すればすしZで働くことができ、更に職人としての腕を磨ける。

両社の経営者の人間力には感服するばかりだ。



【4】成功と思しき過去の経験に拘泥しない!

【はじめに】

経験を積むことは貴重だ。だが、過去の経験から抜け出せないでいる人がいる。「自分はよく分かっている」と、「これでいいんだ」と、過去にとらわれる。

思い切って過去と決別してゼロベースでやろうと言う勇気が必要ではないかと思う。

【本文】

人間は経験を積むことで成長する。これは真実だから異論はない。だが過去の経験に拘りすぎている人は多いように思う。成功と言えるような経験だとなおさら拘りすぎてしまうようだ。

ビジネスマンは過去の経験、成功体験に拘りすぎないでほしい。ゼロベースで企画立案し、実行する習慣を身に付けてほしい。

「柳の下に二匹目のドジョウはいない」と言うことわざがある。中身も難易度も違う今回の課題に対して同じやり方は通用しないと思って間違いない。

若いとき、上司に「バカの一つ覚えはダメ」と諭されたことを思い出した。やはりビジネスマンは、過去の経験に拘泥せずに常に自分を磨くことだ。



【5】編集後記

「芸は身を助ける」と言うことわざがある。このことわざは今も通用すると思う。強みを一つだけでなくいくつか持ちように自分を磨くことで人間力が高まる。人間力が高ければ自立して生きていくことができる。

人の上にたつひとは部下の人間力を高めるように尽力すべきだ。育てるのがミッションだから。



次回に続く
次回は、「人間力その7」を解説します。



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