◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
(第413回)挑戦志向!<その3>
=■「自分の専門拡大に挑戦する!」■=
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
コンピテンシーの重要項目である「挑戦志向」ついて分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。
===================================
■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一層深まります。(
コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
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【1】仕事がつまらないと感じる原因を排除する!
【2】快調に、ご機嫌で仕事に挑戦するには!
【3】自分の専門分野拡大に挑戦する!
【4】外部の人材を活用して一流に挑戦する!
【5】編集後記
=================================
ビジネスマンやビジネスウーマンが知的武装を図ることは重要なことです。しかし、これはIQ(Intelligence Quotient)と言われる分野の能力です。せっかくの知的武装を生かして仕事のできるビジネスマンやビジネスウーマンにならなければ話になりません。何回かに分けて挑戦志向について解説したいと思います。
【1】仕事がつまらないと感じる原因を排除する!
【はじめに】
会社を辞めないまでも「今の仕事がつまらない」と感じているビジネスマンは多いようだ。つまらないと感じる本当の原因は、仕事そのものや人間関係の軋轢よりも「自分の側」にある場合が多い。
つまり「自分自身の適合不良」と捉えて対策を考えることだ。
【本文】
人身事故が原因の電車の遅延は、月曜日の朝がもっとも多いと言うことを実感する。もう会社に行くことに耐えられなくなってしまったのだろうか。そして大勢の人々が職場に遅刻することになり、迷惑を被っている。
入社3年以内に辞める人も依然として多く、3割以上と報道されている。
大きな原因として仕事がつまらない、あるいはやりがいがないことを挙げる人が多い。人間関係の軋轢を挙げる人も多い。だが、本質的な原因ではないように思う。
本質的な原因は「自分自身の仕事へ適合不良」ではないかと思う。
仕事を好きになり、天職と思えるようになれば、仕事はきっと楽しくなるし、コミュニケーションを活発に取れば、人間関係の軋轢など問題外になる。そうすれば自分自身の仕事への適合力を改善することができ、「つまらない」から「楽しい」に変化していくはずだ。
【2】快調に、ご機嫌で仕事に挑戦するには!
【はじめに】
ビジネスマンは頭の中をごみ屋敷状態にしてはならない。処理すべきことは早く処理して頭の中をカラッポにすることだ。そうすれば快調に、ご機嫌で次の仕事に挑戦できる。
嫌々ながらやる仕事は、決していい結果を生まない。
【本文】
最近テレビの報道番組でごみ屋敷問題が頻繁に採り挙げられる。ゴキブリやネズミが繁殖し、悪臭がひどく、時には火災まで起こるから大変な社会問題だ。行政による指導や行政代執行が行われてもまた直ぐ元の木阿弥だ。ゴミ屋敷の住人は、ほとんどが寂しい一人暮らしの男性だ。
ビジネスマンの中にもゴミ屋敷状態の人がいる。仕事を溜め込み、どれ一つとっても完遂せず、先送り状態にする。パソコンには未処理の案件が溜まっていく。書類入れのトレーにも未処理の案件が溜まっていく。
処理すべきものはなるべく早く処理して、頭の中をカラッポにすることだ。そうすれば日々快調で、ご機嫌になれるから、きっと次の仕事への挑戦意欲も湧いてくる。
【3】自分の専門分野拡大に挑戦する!
【はじめに】
「寄らば大樹の陰」と言うことわざは意味を成さなくなっている。大企業ほどいとも簡単にリストラをする時代だ。
いざと言うとき再就職に困らないように常に勉強して自分の専門を一つでも二つでも増やしておくことが大事だ。
【本文】
昔は「寄らば大樹の陰」と言うことわざには大きな意味があった。何しろ大企業に入ってしまえば
定年まで安泰だったからだ。
ところが日産サバイバルプランでカルロス・ゴーン氏が採った対策は大リストラだった。それ以来、リストラは再建の常套手段として使われるようになった。パナソニックもソニーもシャープも当然のように大リストラを敢行した。
リストラとは無縁の経営者だった稲盛和夫氏も日本航空の再建に当たってはリストラ策を採った。
問題は、リストラなどで
失業した後の再就職だ。大企業でたった一つの取柄、つまりオンリーワンの専門しか持たない人が大量に社会にあぶれたわけだ。
ビジネスマンは常に勉強して自分の専門を一つでも二つでも増やすことに挑戦しておく必要がある。自分自身を救済するための大切な処方箋になるからだ。
さらには人格やEQと言われる「心の知能指数」を磨いておくことも忘れないことだ。
【4】外部の人材を活用して一流に挑戦する!
【はじめに】
一流企業も三流企業もやろうとしていることは一緒ではないかと思う。経営計画を立てて実行し、所期の目標を達成しようとする。その目標が達成できたかどうかで一流か三流かが決まる。
三流から脱出するには内部の企業参謀か外部の人材(コンサルタント)を活用する手があるのに、ほとんどの経営者は活用したがらない。
【本文】
昔から名経営者と言われる経営者は名参謀を抱えていた。例えば、本田宗一郎氏には藤沢武夫氏と言う名参謀がいた。例えば、松下幸之助氏には高橋荒太郎氏と言う名参謀がいた。今、名参謀を抱えている経営者は少ないように思う。
自分の息の掛かった
役員を集めているから参謀は不要と言うわけだろうか。だが、息の掛かった
役員の多くは取り巻きであり、イエスマン的茶坊主ではないだろうか。
三流企業の経営者こそが自分に厳しいアドバイスをしてくれる参謀を持つ必要がある。片腕としての参謀を社内に持つことが無理なら、社外の経営コンサルタントを活用する手がある。だが、ほとんどの経営者は、参謀も持たず、コンサルタントも活用しない。
参謀が無理なら、信頼できるコンサルタントを有効に活用して一流を目指してほしい。
【5】編集後記
かつて、
離職者研修の講師を数年間やっていたことがあった。雑談の中で
離職者の一人が、会社を辞めた理由について「如何にダメな会社だったか、如何に上司である課長がダメだったか、如何に担当した仕事がつまらなかったか」を切々とみんなに訴えていた。
「あなたには問題はありませんでしたか」と質問したら、急に黙ってしまった。辞めた本当の理由は、彼自身の適合力が不足していたことは間違いないと思った。
次回に続く
次回は、「挑戦志向4」を解説します。
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コンピテンシーの重要項目である「挑戦志向」ついて分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。
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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■
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【1】仕事がつまらないと感じる原因を排除する!
【2】快調に、ご機嫌で仕事に挑戦するには!
【3】自分の専門分野拡大に挑戦する!
【4】外部の人材を活用して一流に挑戦する!
【5】編集後記
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ビジネスマンやビジネスウーマンが知的武装を図ることは重要なことです。しかし、これはIQ(Intelligence Quotient)と言われる分野の能力です。せっかくの知的武装を生かして仕事のできるビジネスマンやビジネスウーマンにならなければ話になりません。何回かに分けて挑戦志向について解説したいと思います。
【1】仕事がつまらないと感じる原因を排除する!
【はじめに】
会社を辞めないまでも「今の仕事がつまらない」と感じているビジネスマンは多いようだ。つまらないと感じる本当の原因は、仕事そのものや人間関係の軋轢よりも「自分の側」にある場合が多い。
つまり「自分自身の適合不良」と捉えて対策を考えることだ。
【本文】
人身事故が原因の電車の遅延は、月曜日の朝がもっとも多いと言うことを実感する。もう会社に行くことに耐えられなくなってしまったのだろうか。そして大勢の人々が職場に遅刻することになり、迷惑を被っている。
入社3年以内に辞める人も依然として多く、3割以上と報道されている。
大きな原因として仕事がつまらない、あるいはやりがいがないことを挙げる人が多い。人間関係の軋轢を挙げる人も多い。だが、本質的な原因ではないように思う。
本質的な原因は「自分自身の仕事へ適合不良」ではないかと思う。
仕事を好きになり、天職と思えるようになれば、仕事はきっと楽しくなるし、コミュニケーションを活発に取れば、人間関係の軋轢など問題外になる。そうすれば自分自身の仕事への適合力を改善することができ、「つまらない」から「楽しい」に変化していくはずだ。
【2】快調に、ご機嫌で仕事に挑戦するには!
【はじめに】
ビジネスマンは頭の中をごみ屋敷状態にしてはならない。処理すべきことは早く処理して頭の中をカラッポにすることだ。そうすれば快調に、ご機嫌で次の仕事に挑戦できる。
嫌々ながらやる仕事は、決していい結果を生まない。
【本文】
最近テレビの報道番組でごみ屋敷問題が頻繁に採り挙げられる。ゴキブリやネズミが繁殖し、悪臭がひどく、時には火災まで起こるから大変な社会問題だ。行政による指導や行政代執行が行われてもまた直ぐ元の木阿弥だ。ゴミ屋敷の住人は、ほとんどが寂しい一人暮らしの男性だ。
ビジネスマンの中にもゴミ屋敷状態の人がいる。仕事を溜め込み、どれ一つとっても完遂せず、先送り状態にする。パソコンには未処理の案件が溜まっていく。書類入れのトレーにも未処理の案件が溜まっていく。
処理すべきものはなるべく早く処理して、頭の中をカラッポにすることだ。そうすれば日々快調で、ご機嫌になれるから、きっと次の仕事への挑戦意欲も湧いてくる。
【3】自分の専門分野拡大に挑戦する!
【はじめに】
「寄らば大樹の陰」と言うことわざは意味を成さなくなっている。大企業ほどいとも簡単にリストラをする時代だ。
いざと言うとき再就職に困らないように常に勉強して自分の専門を一つでも二つでも増やしておくことが大事だ。
【本文】
昔は「寄らば大樹の陰」と言うことわざには大きな意味があった。何しろ大企業に入ってしまえば定年まで安泰だったからだ。
ところが日産サバイバルプランでカルロス・ゴーン氏が採った対策は大リストラだった。それ以来、リストラは再建の常套手段として使われるようになった。パナソニックもソニーもシャープも当然のように大リストラを敢行した。
リストラとは無縁の経営者だった稲盛和夫氏も日本航空の再建に当たってはリストラ策を採った。
問題は、リストラなどで失業した後の再就職だ。大企業でたった一つの取柄、つまりオンリーワンの専門しか持たない人が大量に社会にあぶれたわけだ。
ビジネスマンは常に勉強して自分の専門を一つでも二つでも増やすことに挑戦しておく必要がある。自分自身を救済するための大切な処方箋になるからだ。
さらには人格やEQと言われる「心の知能指数」を磨いておくことも忘れないことだ。
【4】外部の人材を活用して一流に挑戦する!
【はじめに】
一流企業も三流企業もやろうとしていることは一緒ではないかと思う。経営計画を立てて実行し、所期の目標を達成しようとする。その目標が達成できたかどうかで一流か三流かが決まる。
三流から脱出するには内部の企業参謀か外部の人材(コンサルタント)を活用する手があるのに、ほとんどの経営者は活用したがらない。
【本文】
昔から名経営者と言われる経営者は名参謀を抱えていた。例えば、本田宗一郎氏には藤沢武夫氏と言う名参謀がいた。例えば、松下幸之助氏には高橋荒太郎氏と言う名参謀がいた。今、名参謀を抱えている経営者は少ないように思う。
自分の息の掛かった役員を集めているから参謀は不要と言うわけだろうか。だが、息の掛かった役員の多くは取り巻きであり、イエスマン的茶坊主ではないだろうか。
三流企業の経営者こそが自分に厳しいアドバイスをしてくれる参謀を持つ必要がある。片腕としての参謀を社内に持つことが無理なら、社外の経営コンサルタントを活用する手がある。だが、ほとんどの経営者は、参謀も持たず、コンサルタントも活用しない。
参謀が無理なら、信頼できるコンサルタントを有効に活用して一流を目指してほしい。
【5】編集後記
かつて、離職者研修の講師を数年間やっていたことがあった。雑談の中で離職者の一人が、会社を辞めた理由について「如何にダメな会社だったか、如何に上司である課長がダメだったか、如何に担当した仕事がつまらなかったか」を切々とみんなに訴えていた。
「あなたには問題はありませんでしたか」と質問したら、急に黙ってしまった。辞めた本当の理由は、彼自身の適合力が不足していたことは間違いないと思った。
次回に続く
次回は、「挑戦志向4」を解説します。
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