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任せるマネジメントで大きな成果を!

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  シリーズ「企業のパワーを倍増させるコンピテンシー<公平な評価・抜擢力>!」

      <第509回>(第5話)「任せるマネジメントで大きな成果を!」

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは「企業のパワーを倍増するためにやるべきこと!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介していきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】働けることをチャンス到来と受け止めよ!
【2】任せるマネジメントで大きな成果を!
【3】優秀な人が官僚や役人ではもったいない!
【4】褒める文化を根付かせてください!
【5】編集後記

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企業のパワーを倍増させることに貢献するコンピテンシーは多々あります。経営者が何かを決断して実行することが大切です。そうすれば社員の行動も変わります。日本電産の永守重信会長は破綻寸前の企業20社以上をリストラなしで短期間に再建しました。

その心は3Qです。QはQualityです。いい社員がいれば会社がよくなります。会社がよくなればその会社が生み出す商品やサービスは最高ランクのものになります。3Qを実現するためにトップも社員も行動特性を変革させる必要があるのです。



【1】働けることをチャンス到来と受け止めよ!

【教訓】

働いて生活の糧を得ると言うことは決して楽なことではない。むしろ苦労や辛いことが多い。辛いからと言って逃避したりニートになっては元も子もない。

働けていることを「チャンス到来」と前向きに考えれば頑張れるはずだ。

【本文】

戦後の混乱期には職がなく、どうやって生きていくかが最大の課題だった。役場に欠員ができたとの情報を聞きつけ、母の知人の女性がすぐさま応募したところ、読み・書き・ソロバンが評価されて運良く採用された。

子育て中も努め通し、病気で長期入院しても肩を叩かれることはなかった。病室に資料が持ち込まれ、書類作成に精を出しすぎて医師に叱られるほどだった。あの頃は、誰もが一度手に入れた仕事は、どんなことがあっても遣り抜いたものだった。

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今の時代、根性がないせいだろうか、「どうせ私には無理」とあっさり投げ出す人が多い。仕事がうまくいかないと直ぐに自信喪失になり、逃避したり、ニートになる人も多い。

どんな仕事を与えられても働けることを「チャンス到来」と前向きに考えれば耐えられるのではないか。

この仕事は辛いから自分には無理と評価してしまうか、逆にチャンス到来と評価するかが人生の分かれ目のような気がする。



【2】任せるマネジメントで大きな成果を!

【教訓】

部下に仕事の目的や狙いだけを話し、具体的にどうするかは部下に任せる権限委譲型の管理職がいる。不思議なことに任されると部下は期待以上の働きをしてくれる。

厳しく指導すれば能力を発揮すると思っている管理職もいるが、実は逆なのである。

【本文】

部下に対して「うるさ方」の管理職がいるものだ。その管理職は自分が若いとき、上司に厳しく躾けられたようだ。だから自分が部下を持つ立場になった今、厳しく指導すれば能力を発揮してくれると思い込んでいるようだ。指導のつもりで箸の上げ下げまで注意し、重箱の隅をほじくりたがる。

部下は嫌気が差してモチベーションどころではなくなってしまう。

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家電量販店のK社ではパートさんに大きな権限を委譲している。お客様に理があれば一度使用したものでも返品・返金に応じてよいとしている。

メーカーの担当者を呼んで家電製品の勉強会を自主的に開催し、知識を磨いているからお客様からの質問には大概即答できる。パートさんたちのモチベーションはかなり高い。

K社のように部下を公正に評価して、思い切って任せてみることをお勧めする。すると自主性を発揮して、期待以上の働きをしてくれるのだ。



【3】優秀な人が官僚や役人ではもったいない!

【教訓】

昔、国鉄職員に対して「遅れず、休まず、働かず」と揶揄した人がいた。その後JRに残れなかった旧国鉄職員は地獄の生活を送ることになったようだ。

よりよい生活を目指して、一生懸命働くことこそが人生ではないか、と。

【本文】

出勤時間に遅れてくる遅刻常習者はいませんか? 具合が悪いの、用事があるのと言って早退してしまう人はいませんか? 職場にいても覇気がなく、全く成果に貢献しない人はいませんか?

日本もご多分に漏れず役人天国のようだ。いい大学を出した優秀な我が子を、絶対に官僚や木っ端役人にだけはしたくないと親たちは考えるようになった。森友問題や加計問題で、官僚・役人らの仕事振りの実態を知ってしまったからではないか。

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昔、国鉄職員の多くは遅れずに出勤するし、決して休んだりはしないが、まじめには働かなかったのは事実だった。国鉄は莫大な借金を抱えて破綻した。そして民営化(JR)に移行して、瞬く間に蘇った経緯がある。

懇意にしている中小企業の社長が「ウチの社員は遅れたり、無断欠勤をしたりせず、バリバリ働いてくれますよ」と自慢しているのは嬉しいことだ。よりよい生活を目指して一生懸命働くこと、それが人生と言うものだから。



【4】褒める文化を根付かせてください!

【教訓】

銀行には、社員を褒める文化は根付いていないようだ。なぜなら「減点主義」が強いからだ。故細谷英二氏は、いいサービスを提唱して実行した人を毎月表彰する制度を採り入れたところ非正規社員も含めてみんなやりがいを感じるようになった。

何歳になっても年齢に関係なく、褒められれば改善意欲が湧いてくるものだ。

【本文】

小泉改革真っ只中の時、りそなホールディングスはJR関東から細谷英二氏をトップに迎え入れた。細谷氏にしてみれば、銀行のやっていることが奇異に思えてならなかった。

午後3時に店じまいをするのにみんなが遅くまで残業していることやお客様に番号札を取らせて長時間待たせ、挙句カウンター越しにお客を立たせて行員が椅子に座って接客していることに驚いた。

査定は「減点主義」だから、みんな減点されないように余計なことは極力やらない風潮があったのだ。

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5時に「入り(入金)」と「出(出金)」がピッタリ合って「ご明算」になるようにシステムの欠陥を洗い出して改善し、全員が定時に退社できるようにした。

一番多い振込みのお客を待たせることなく1分で完了するように振込み専用機を開発して、行員を一人専属担当にした。

いいサービスをした人や業務を改善した人をみんなの前で表彰して褒める文化を根付かせたところ職場の空気が一変した。誰でも褒められれば改善意欲が湧いてくるものだ。



【5】編集後記

褒める文化を根付かせている会社の代表例がK製薬ではないかと思う。いいことをした社員に社長自らが「ホメホメメール」を送信する。後日みんなの前で表彰するのだ。

赤いじゅうたんの上をゆっくり歩んで、名誉ある表彰を受ければ次も頑張ろうと思わずにはいられない。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



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次回に続く。


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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
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