◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
(第418回)人格を磨く!<その1>
=■「ソリの合わない上司にも大人の対応を!」■=
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
コンピテンシーの重要項目である「挑戦志向」ついて分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。
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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一層深 まります。(
コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
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【1】ソリの合わない上司にも大人の対応を!
【2】再建のプロ永守会長が挨拶を重視するわけは!
【3】QCストーリーに載せて問題解決を図る!
【4】老いても子に従えない負け犬経営者がいる!
【5】編集後記
=================================
ビジネスマンやビジネスウーマンが知的武装を図ることは重要なことです。しかし、これはIQ(Intelligence Quotient)と言われる分野の能力です。せっかくの知的武装を生かして仕事のできるビジネスマンやビジネスウーマンにならなければ話になりません。何回かに分けて挑戦志向について解説したいと思います。
【1】ソリの合わない上司にも大人の対応を!
【はじめに】
上司とソリが会わないビジネスマンは結構多い。変な仕事ばかりをやらされる。不本意な職場へ異動させられることもある。そうならないためには、ここはじっと我慢をして大人の対応をすることだ。
そのうち、きっといい上司が
人事異動できてくれることを信じて・・・。
【本文】
ボンボンソーリは民進党の辻本清美議員が大の苦手だ。彼女の国会での質問は理路整然としているからだ。辻本議員の質問に対してボンボンはのらりくらり、はぐらかす答弁を繰り返す。いらいらして「早く質問しろ!」と辻本議員をいじったところ、最後は謝罪する羽目になった。
部下とソリの合わない上司もきっとその部下が苦手なのかもしれない。その部下の言うことがいちいちもっともで、理にかなっているからだ。煙たいヤツにはろくな仕事を回さず、機会があれば追い出したいと考えるのは自然だ。他の同僚たちもこの上司はどうしようもない「ダメ上司」と思っているが、機嫌を損ねないようにうまく立ち回っているのだ。
我慢して大人の対応をしていれば、そのうちきっといい上司が、異動で部下たちの元に現れる。その過程の中で部下たちは人格を磨くことが出来るのだ。人格のできているビジネスマンは、みんなから共感と支持を得ることができるから怖いものはない。
【2】再建のプロ永守会長が挨拶を重視するわけは!
【はじめに】
「きちんと挨拶が出来ないのは不良品を売っているのと同じことだ」と言っていたのがプロ経営者のO氏だ。やはり挨拶は人格の入り口で、ビジネスマナーの基本中の基本だ。
頭を振って、さもお辞儀をしたかのように見える奈良公園の鹿は、観光客からおせんべいをたくさんもらえる。鹿の真意は分からないが、挨拶はプラスに左右するのだ。
【本文】
再建のプロとして有名な日本電産の永守会長は、これまで20社以上の破綻企業を短期間で再建させてきた。
「
5S」は誰でも知っていると思うが、永守会長は「6S」を武器に再建を果たしてきた。もう一つの「S」は「作法」、つまり挨拶を含めたビジネスマナーと解釈できる。
永守会長は、「再建のため乗り込んで行った工場で、案内されて現場へ向かう途中にすれ違った社員たちにろくな挨拶もされないことが多い」と嘆いておられた。その瞬間、「破綻して当然」と分かると言う。挨拶もろくに出来ないような会社は繁栄するわけもないのだ。
どんな不況下にあっても就職率100%を維持してきたのが奈良県立王寺工業高校だ。入学するときの偏差値はそう高くはないが、全校生徒がきちんと挨拶できるように教育訓練され、しかも在学中に4~5つの資格を取得することが半ば義務付けられている。
王寺工業高校の生徒を
採用した企業では、先輩社員の方が影響を受けてみんな挨拶するようになり、職場が活性化されるそうだ。やはり挨拶は重要だ。
【3】QCストーリーに載せて問題解決を図る!
【はじめに】
職場で何か問題が起こると部下を集めて犯人探しをやり、叱ったり怒鳴ったりする上司がいる。一方、部下を集め、QCストーリーで問題解決を図るように指導する上司もいる。
どちらが人格者かは申し上げるまでもないだろう。
【本文】
新国立競技場の迷走に関連して、誰一人責任を取る者がいななかった。まるで「集団的無責任権」を行使しているかのようだ。
民間企業においては結構マニュアルが揃っているが、それでも間隙を縫っていろいろな問題が発生する。教育レベルが低い社員だとマニュアル不遵守で問題を起こすこともある。
人格の出来ている管理職は、QCストーリーに載せてチーム(小集団)で問題解決を図るように仕向けるだろう。まずチームリーダーを決め、みんなで現状分析を行い、改善目標を設定し、活動を開始する。
いろいろな手法を駆使して原因を究明し、対策案を掲げてチームで実行に移していくから大きな成果が得られ、その過程でチーム力が強化され、お互いの人格も磨かれていく。
「集団的問題解決権」が行使されるから会社も社員もWin Winwでハッピーになれるのだ。
【4】老いても子に従えない負け犬経営者がいる!
【はじめに】
中小企業においては新規の創業よりも廃業する企業の数が圧倒的に多い。その大きな要因の一つが後継者不足だ。O家具では父と娘のバトルが法廷でも繰り広げられたが、何とも愚かなことではないだろうか。
後継者がいるだけで幸せなのに・・・。
【本文】
O家具は
株主総会が親子のバトル第一幕で、娘のK子社長が勝利した。諦めきれない父親のK元会長は、O家具の
資産管理会社に預けてある自分の株の代金を、耳を揃えて返還せよと訴訟を起こした。
この訴訟が親子のバトル第二幕であり、この裁判では結局父が勝利し、匠大塚なる高級家具店を春日部市にオープンし、今も敵味方に分かれてバトルを繰り広げている。
「老いては子に従え」と言うことわざがあるが、この父親にとっては死語のようだ。後継者がいるだけでも幸せなことなのに、昔の経営モデルに固執して娘と対立している。
昨年の七夕に、笹の葉にこの親子はどんな短冊を掲げたのだろうかと気に掛かる。父親は「娘の経営が破綻しますように!」と書いたのだろうか。娘は「早くボケて施設に入りますように!」と書いたのだろうか。
一方、多くの顧客は「骨肉の争いはやめて、親子共々人格を高めるべし!」と書くに違いない。K子社長率いるO家具は赤字続きで苦戦しているが、経営力も磨いてほしい。
【5】編集後記
人格はEQの重要項目の一つである。筆者のように人格の乏しい人間が人格を論ずるのはいかがかと思うが、ビジネスマンは年齢を積み上げて重い役職に就くほどに高い人格が求められる。
実務に強かったビジネスマンが管理職なって失敗するのは、ほとんどの場合が人格の拙劣さに起因していると言っても過言ではない。
次回に続く
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コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。
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【2】再建のプロ永守会長が挨拶を重視するわけは!
【3】QCストーリーに載せて問題解決を図る!
【4】老いても子に従えない負け犬経営者がいる!
【5】編集後記
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ビジネスマンやビジネスウーマンが知的武装を図ることは重要なことです。しかし、これはIQ(Intelligence Quotient)と言われる分野の能力です。せっかくの知的武装を生かして仕事のできるビジネスマンやビジネスウーマンにならなければ話になりません。何回かに分けて挑戦志向について解説したいと思います。
【1】ソリの合わない上司にも大人の対応を!
【はじめに】
上司とソリが会わないビジネスマンは結構多い。変な仕事ばかりをやらされる。不本意な職場へ異動させられることもある。そうならないためには、ここはじっと我慢をして大人の対応をすることだ。
そのうち、きっといい上司が人事異動できてくれることを信じて・・・。
【本文】
ボンボンソーリは民進党の辻本清美議員が大の苦手だ。彼女の国会での質問は理路整然としているからだ。辻本議員の質問に対してボンボンはのらりくらり、はぐらかす答弁を繰り返す。いらいらして「早く質問しろ!」と辻本議員をいじったところ、最後は謝罪する羽目になった。
部下とソリの合わない上司もきっとその部下が苦手なのかもしれない。その部下の言うことがいちいちもっともで、理にかなっているからだ。煙たいヤツにはろくな仕事を回さず、機会があれば追い出したいと考えるのは自然だ。他の同僚たちもこの上司はどうしようもない「ダメ上司」と思っているが、機嫌を損ねないようにうまく立ち回っているのだ。
我慢して大人の対応をしていれば、そのうちきっといい上司が、異動で部下たちの元に現れる。その過程の中で部下たちは人格を磨くことが出来るのだ。人格のできているビジネスマンは、みんなから共感と支持を得ることができるから怖いものはない。
【2】再建のプロ永守会長が挨拶を重視するわけは!
【はじめに】
「きちんと挨拶が出来ないのは不良品を売っているのと同じことだ」と言っていたのがプロ経営者のO氏だ。やはり挨拶は人格の入り口で、ビジネスマナーの基本中の基本だ。
頭を振って、さもお辞儀をしたかのように見える奈良公園の鹿は、観光客からおせんべいをたくさんもらえる。鹿の真意は分からないが、挨拶はプラスに左右するのだ。
【本文】
再建のプロとして有名な日本電産の永守会長は、これまで20社以上の破綻企業を短期間で再建させてきた。
「5S」は誰でも知っていると思うが、永守会長は「6S」を武器に再建を果たしてきた。もう一つの「S」は「作法」、つまり挨拶を含めたビジネスマナーと解釈できる。
永守会長は、「再建のため乗り込んで行った工場で、案内されて現場へ向かう途中にすれ違った社員たちにろくな挨拶もされないことが多い」と嘆いておられた。その瞬間、「破綻して当然」と分かると言う。挨拶もろくに出来ないような会社は繁栄するわけもないのだ。
どんな不況下にあっても就職率100%を維持してきたのが奈良県立王寺工業高校だ。入学するときの偏差値はそう高くはないが、全校生徒がきちんと挨拶できるように教育訓練され、しかも在学中に4~5つの資格を取得することが半ば義務付けられている。
王寺工業高校の生徒を採用した企業では、先輩社員の方が影響を受けてみんな挨拶するようになり、職場が活性化されるそうだ。やはり挨拶は重要だ。
【3】QCストーリーに載せて問題解決を図る!
【はじめに】
職場で何か問題が起こると部下を集めて犯人探しをやり、叱ったり怒鳴ったりする上司がいる。一方、部下を集め、QCストーリーで問題解決を図るように指導する上司もいる。
どちらが人格者かは申し上げるまでもないだろう。
【本文】
新国立競技場の迷走に関連して、誰一人責任を取る者がいななかった。まるで「集団的無責任権」を行使しているかのようだ。
民間企業においては結構マニュアルが揃っているが、それでも間隙を縫っていろいろな問題が発生する。教育レベルが低い社員だとマニュアル不遵守で問題を起こすこともある。
人格の出来ている管理職は、QCストーリーに載せてチーム(小集団)で問題解決を図るように仕向けるだろう。まずチームリーダーを決め、みんなで現状分析を行い、改善目標を設定し、活動を開始する。
いろいろな手法を駆使して原因を究明し、対策案を掲げてチームで実行に移していくから大きな成果が得られ、その過程でチーム力が強化され、お互いの人格も磨かれていく。
「集団的問題解決権」が行使されるから会社も社員もWin Winwでハッピーになれるのだ。
【4】老いても子に従えない負け犬経営者がいる!
【はじめに】
中小企業においては新規の創業よりも廃業する企業の数が圧倒的に多い。その大きな要因の一つが後継者不足だ。O家具では父と娘のバトルが法廷でも繰り広げられたが、何とも愚かなことではないだろうか。
後継者がいるだけで幸せなのに・・・。
【本文】
O家具は株主総会が親子のバトル第一幕で、娘のK子社長が勝利した。諦めきれない父親のK元会長は、O家具の資産管理会社に預けてある自分の株の代金を、耳を揃えて返還せよと訴訟を起こした。
この訴訟が親子のバトル第二幕であり、この裁判では結局父が勝利し、匠大塚なる高級家具店を春日部市にオープンし、今も敵味方に分かれてバトルを繰り広げている。
「老いては子に従え」と言うことわざがあるが、この父親にとっては死語のようだ。後継者がいるだけでも幸せなことなのに、昔の経営モデルに固執して娘と対立している。
昨年の七夕に、笹の葉にこの親子はどんな短冊を掲げたのだろうかと気に掛かる。父親は「娘の経営が破綻しますように!」と書いたのだろうか。娘は「早くボケて施設に入りますように!」と書いたのだろうか。
一方、多くの顧客は「骨肉の争いはやめて、親子共々人格を高めるべし!」と書くに違いない。K子社長率いるO家具は赤字続きで苦戦しているが、経営力も磨いてほしい。
【5】編集後記
人格はEQの重要項目の一つである。筆者のように人格の乏しい人間が人格を論ずるのはいかがかと思うが、ビジネスマンは年齢を積み上げて重い役職に就くほどに高い人格が求められる。
実務に強かったビジネスマンが管理職なって失敗するのは、ほとんどの場合が人格の拙劣さに起因していると言っても過言ではない。
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