━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2017/12/25(第738号)━━
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■□ 【実践!社長の財務】-財務アプローチで強い会社を作る
■□
■□ ”業績をアップするには、まずは
会計から変えよう!”
■■
http://www.tm-tax.com/
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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
いよいよ今年も最後の週となりましたね。
毎月と同様に、月末近くなったということですが、やはりそこ
に年末が付くと、まったく違う気分になってきますから、不思
議なものです。
年末年始は、日本人の心に深く刻まれた特別な期間なのだと思
います。1年を振り返り、また新たな年の計を立てられること
に、感謝したい気持ちです。
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いい
たします。
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■■
■□ 税抜経理が基本
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●最近、何件かあったのですが、税込経理で
会計処理をしている
会社の問題です。
税込経理、税抜経理というものがありますが、
消費税をどのよ
うに
会計処理するか、ということです。
売上や
経費などを、
消費税を含めて計上し、
損益計算書なども
税込みで表示するのが、税込経理です。
税抜きで処理、表示するのが、税抜経理ということになります。
●これは税法上はどちらでやってもよいのですが、一般的には、
税抜経理でやっている会社が、ほとんどです。
上場会社はもちろん税抜経理ですし、ある程度の規模の会社に
なれば、通常は税抜経理をしています。
税込経理をしているのは、規模が小さな会社や、簡易課税を採
用している会社、経理体制がしっかりできていない会社、など
でしょうか。
●ただ、たまにそれなりの規模であっても、税込経理をしている
会社があります。
会計事務所に
会計処理を全部任せてしまっている会社や、月次
決算をしていないような会社が多いですね。
そのような会社は、あまり損益を見ていないので、どちらの処
理方法でやっても気にもしていない、ということなのでしょう。
●税込経理をすると、損益感覚を誤ってしまうことがあるのでは
ないでしょうか?
税込経理をすれば、売上や
経費のほとんどが8%水増しされて
計上されてきます。
実力よりも売上が多くなって計上されます。だから、税込経理
から税抜経理に変更を提案しても、売上が減ってしまうので、
心理的抵抗があったりするのですね。
これはちょっと本末転倒です。
消費税はあくまで預かっている
お金ですから、それを売上と勘違いしてしまうのは、どこかで
経営が狂ってくるのではないでしょうか?
●また、税込経理をした場合は、
決算をして支払う
消費税は、租
税公課という
経費科目で処理します。
毎月の
試算表では利益が上がっていたのに、期末で
消費税の租
税公課を計上したとたん、赤字になってしまうこともあるので
す。
税込経理だと、毎月の利益は売上と仕入れの
消費税の差額分も
利益計上されていますから、利益が多く見えてしまうのです。
これも税込経理の弊害の1つです。もちろん、毎月
消費税の未
払いを計上する方法はありますが、税込経理をしている会社は
そこまでやってないことがほとんどです。
●また、在庫が多い会社などは、在庫に含まれる
消費税分、
決算
においても利益が増えているように見えてしまいます。
会社経営をしっかりやっていくのであれば、税抜経理で毎月し
っかり
月次決算をしていくことが大事です。
消費税は2年後に10%になりますし、その先も上がっていく可
能性があります。そうなると弊害はどんどん大きくなっていき
ます。
税込経理をやっている会社は、是非、今のうちに税抜経理に変
更するようにしていただければと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ご紹介ください】━━
■よろしかったらこのメルマガを、友人、お知り合い
の方にご紹介ください。下記2行コピーしてお使いください。
【お勧めメルマガ 「実践!社長の財務」】
⇒
http://www.mag2.com/m/0000119970.html
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■
相続、
事業承継対策などに関心のある方は、下記メルマガも
是非、お読みください。
【併せて読みたい 「実践!
相続税対策」】
⇒
http://www.mag2.com/m/0001306693.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【ミッション】━━━
■当社&本メルマガのミッション
●『
会計理念』を追求することにより、中小企業の成長発展に
貢献する。
◆「
会計を良くすると、会社が良くなる!」
◆「数字を公開すると、会社が元氣になる!」
◆「税金を払わないと、内部留保が貯まらない!」
※これらのことを、中小企業社長に氣づいてもらい、より多くの
中小企業が、「強い会社」・「儲かる会社」になるために、
財務・
会計を中心に誠心誠意支援していく。
※是非、当社のHPもご覧ください。→
http://www.tm-tax.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ご意見、質問、感想、ご相談など→
kitaoka@tmcg.co.jp
お気軽にメールください。必ず返信します。
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【発行】東京メトロポリタン
税理士法人 http://www.tm-tax.com/
【編集】
税理士 北岡修一
kitaoka@tmcg.co.jp
【住所】東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4F
【TEL 】03-3345-8991 【FAX】03-3345-8992
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※本メルマガの解除はコチラ
⇒
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このメールマガジンは『まぐまぐ』を利用して発行しています。
(
http://www.mag2.com/ ) ID 0000119970
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<編集後記>
本年も1年、このメルマガをお読みいただき、ありがとうござ
います。もう14年以上にもなりますが、700回以上もやっている
と、最近は何を書こうかと、結構悩むことが多くなってきました
ね。
そんな時は今まで書いてきたタイトルを、ずっと眺めながら、流
れを考えていると、何となく書くことが思い浮かんでくる、そん
な感じで、薄氷を踏むような思いでやっていますね(笑)。
ということで、また来年以降も頑張って書いてまいりますので、
引き続き何卒よろしくお願いいたします。
では、皆様、良いお年をお迎えください。
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●最近、何件かあったのですが、税込経理で会計処理をしている
会社の問題です。
税込経理、税抜経理というものがありますが、消費税をどのよ
うに会計処理するか、ということです。
売上や経費などを、消費税を含めて計上し、損益計算書なども
税込みで表示するのが、税込経理です。
税抜きで処理、表示するのが、税抜経理ということになります。
●これは税法上はどちらでやってもよいのですが、一般的には、
税抜経理でやっている会社が、ほとんどです。
上場会社はもちろん税抜経理ですし、ある程度の規模の会社に
なれば、通常は税抜経理をしています。
税込経理をしているのは、規模が小さな会社や、簡易課税を採
用している会社、経理体制がしっかりできていない会社、など
でしょうか。
●ただ、たまにそれなりの規模であっても、税込経理をしている
会社があります。
会計事務所に会計処理を全部任せてしまっている会社や、月次
決算をしていないような会社が多いですね。
そのような会社は、あまり損益を見ていないので、どちらの処
理方法でやっても気にもしていない、ということなのでしょう。
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ないでしょうか?
税込経理をすれば、売上や経費のほとんどが8%水増しされて
計上されてきます。
実力よりも売上が多くなって計上されます。だから、税込経理
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心理的抵抗があったりするのですね。
これはちょっと本末転倒です。消費税はあくまで預かっている
お金ですから、それを売上と勘違いしてしまうのは、どこかで
経営が狂ってくるのではないでしょうか?
●また、税込経理をした場合は、決算をして支払う消費税は、租
税公課という経費科目で処理します。
毎月の試算表では利益が上がっていたのに、期末で消費税の租
税公課を計上したとたん、赤字になってしまうこともあるので
す。
税込経理だと、毎月の利益は売上と仕入れの消費税の差額分も
利益計上されていますから、利益が多く見えてしまうのです。
これも税込経理の弊害の1つです。もちろん、毎月消費税の未
払いを計上する方法はありますが、税込経理をしている会社は
そこまでやってないことがほとんどです。
●また、在庫が多い会社などは、在庫に含まれる消費税分、決算
においても利益が増えているように見えてしまいます。
会社経営をしっかりやっていくのであれば、税抜経理で毎月し
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消費税は2年後に10%になりますし、その先も上がっていく可
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では、皆様、良いお年をお迎えください。