◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
(第433回)仕事力!<その3>
=■「人間としての魅力を醸成すことです!」■=
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
コンピテンシーの重要項目である「顧客重視」ついて分かりやすく解説していきます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。
===================================
■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理解が一層深ま
ります。(
コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
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【1】人間としての魅力を醸成すことです!
【2】人生のどん底を見た人は仕事力が違う!
【3】仕事力を身に付け、正社員を目指す!
【4】仕事力の中に「話力」を加えることです!
【5】編集後記
=================================
ビジネスマンやビジネスウーマンが知的武装を図ることは重要なことです。しかし、これはIQ(Intelligence Quotient)と言われる分野の能力です。せっかくの知的武装を生かして仕事のできるビジネスマンやビジネスウーマンにならなければ話になりません。何回かに分けて仕事力について解説したいと思います。
【1】人間としての魅力を醸成すことです!
【はじめに】
仕事力とはただ単に仕事に関する知識や技術に長けていることではない。話題が豊富で見識が高くなければ社内においても社外においても人から共感や支持は得られない。
つまり、人間として魅力を醸し出してほしいのだ。
【本文】
会議室に5分前に入室して既に集まっている人たちと談笑をするのはいいことだ。スポーツや時事問題などに花を咲かせるのもいい。みんなが集まったら即座に会議開始だが、それまでの5分間であなたの人間的魅力が醸し出せたらすばらしいと思う。
「あの人は話題が豊富だ。あの人は見識が高い。あの人は魅力のある人だ」と言うように。
このように思われれば、会議で彼が言った意見に対して共感や支持が得られやすい。顧客企業や取引先企業との商談でも同じことが言える。
仕事の話一辺倒では彼の人間的魅力は相手に伝わらない。時候の挨拶のあとで必ず彼の魅力を醸し出してから商談に入るのだ。そうすれば、きっと社内の仕事はもちろんのこと、顧客企業との商談も成功すると思う。
そのためには常に自分の魅力を醸成しておく必要がある。
【2】人生のどん底を見た人は仕事力が違う!
【はじめに】
どん底の生活は人間を不幸に陥れるが、乗り切れば大きく自己成長できる。だが、恵まれ過ぎた環境で生きてきた人が成功を体験することむしろで人生が大きく狂ってしまう。
成功体験に酔いしれてしまうからだ。
【本文】
野村克也氏は物心が付かないうちに父が戦死してしまい、父親の記憶がないそうだ。母が病弱で一時他人の家に預けられ、ひもじい生活を強いられて子供のころ人生の地獄を見た。
甲子園の経験はなく、南海ホークスのテストを受けてブルペンキャッチャーで
採用された。3年目の春、前年の日本一のご褒美でハワイキャンプの一員に間違って選ばれた。主力キャッチャーが怪我で出られず、地元チームとの練習試合で見事実績を残すこととなった。
帰国後のオープン戦で更なる実績を積み、鶴岡監督に見出されてレギュラーに抜擢された。そこから先の野村氏の活躍は皆さんご承知の通りだ。
よそのチームで戦力外となった選手を獲って再生させ、「野村再生工場」と言われた。データ重視のID(Important Data)野球で監督としても成功を収めた。
その一方で、ドラフト一位で入団しにもかかわらず、芽が出ないまま、引退や戦力外に追い込まれて人生が狂った選手は結構多い。苦労していないからプロの世界を甘く見ていて努力が足りなかったのかもしれない。
【3】仕事力を身に付け、正社員を目指す!
【はじめに】
人は自分の力で働くことで誇りを持つことができる。だが、いつまで経っても派遣、フリーター、アルバイトでは誇りを持てないばかりか人並みの生活すらできない。
仕事力を身に付け、できるだけ早く正社員を目指してはどうか。
【本文】
仕事先の社長に六本木のクラブに連れて行かれた。店内に入ったところ、マスターと思しき男性しかいなかった。マスターが「お客様は4人です。よろしく」と電話をしている声が聞こえてきた。
数分ほどで女性4人が現れ、我々男性客4人の間に座り、名乗ってからご丁寧に名刺まで手渡されたのだが、数種類の名刺を持っていて使い分けていた。
興味本位に質問したところ「私たちには待機所があってそこに待機しているのです。マネージャーに指示されて、コールの掛かったお店に伺うシステムになっているのです」と。つまり、派遣のホステスと言うわけだ。
ビジネスマンの派遣システムはホステスの派遣システムよりはましかもしれないが、
派遣先で指示されたことをその通りやるだけでは働いていて誇りは持てないのではないか。一時も早く正社員になれるよう誰にも負けない仕事力を身に付けるべきだと思う。
【4】仕事力の中に「話力」を加えることです!
【はじめに】
仕事力の中に是非「話力」を加えることをお勧めしたい。道筋を立てて、論理的に骨子を要約して相手に伝わるように話すと言うことは、ビジネスマンとしての大事なワザだ。
「話力」が弱いと相手にうまく思いが伝たわらないからビジネスがうまく進展しない。
【本文】
ボンボン総理はいつも「丁寧に説明します」と言う。だが、接続詞ばかり多用して質問には決してまともには答えない。答弁はいつもはぐらかすことの連続だから国民は飽き飽きだ。もしビジネスなら、間違いなく失商だ。
話力を身に付けていなければ、仕事で相手にこちらの思いがうまく伝わらない。日本には昔から「起承転結」と言う法則があり、この法則に従えば話力を高めることになる。
起・・・京都三条糸屋の娘
承・・・姉は18、妹は16
転・・・戦国侍、矢で殺す
結・・・糸屋の娘は目で殺す
分かりやすい「たとえ話」が挿入されていると相手はピンと来るからよく伝わるのだ。あるいは、落語の「風が吹けば桶屋が儲かる」のストーリーを参考にするのもよい。
ビジネスでのプレゼンは、論理思考で骨子を要約して話すことで思いが正しく伝わる。話術ではなく、話力を磨いてほしい。
【5】編集後記
「あなたの瞳はとてもチャーミングです」と言われると女性はにっこりうなずくだろう。言葉は悪いが不細工な人に「あなたは美しいですね」と言えば、その女性はバカにされたと思い、感情を害するだろう。
チャーミングは「魅力的」と解される。男性だろうと女性だろうと自分の魅力を磨くことは大事だ。
次回に続く
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【1】人間としての魅力を醸成すことです!
【2】人生のどん底を見た人は仕事力が違う!
【3】仕事力を身に付け、正社員を目指す!
【4】仕事力の中に「話力」を加えることです!
【5】編集後記
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ビジネスマンやビジネスウーマンが知的武装を図ることは重要なことです。しかし、これはIQ(Intelligence Quotient)と言われる分野の能力です。せっかくの知的武装を生かして仕事のできるビジネスマンやビジネスウーマンにならなければ話になりません。何回かに分けて仕事力について解説したいと思います。
【1】人間としての魅力を醸成すことです!
【はじめに】
仕事力とはただ単に仕事に関する知識や技術に長けていることではない。話題が豊富で見識が高くなければ社内においても社外においても人から共感や支持は得られない。
つまり、人間として魅力を醸し出してほしいのだ。
【本文】
会議室に5分前に入室して既に集まっている人たちと談笑をするのはいいことだ。スポーツや時事問題などに花を咲かせるのもいい。みんなが集まったら即座に会議開始だが、それまでの5分間であなたの人間的魅力が醸し出せたらすばらしいと思う。
「あの人は話題が豊富だ。あの人は見識が高い。あの人は魅力のある人だ」と言うように。
このように思われれば、会議で彼が言った意見に対して共感や支持が得られやすい。顧客企業や取引先企業との商談でも同じことが言える。
仕事の話一辺倒では彼の人間的魅力は相手に伝わらない。時候の挨拶のあとで必ず彼の魅力を醸し出してから商談に入るのだ。そうすれば、きっと社内の仕事はもちろんのこと、顧客企業との商談も成功すると思う。
そのためには常に自分の魅力を醸成しておく必要がある。
【2】人生のどん底を見た人は仕事力が違う!
【はじめに】
どん底の生活は人間を不幸に陥れるが、乗り切れば大きく自己成長できる。だが、恵まれ過ぎた環境で生きてきた人が成功を体験することむしろで人生が大きく狂ってしまう。
成功体験に酔いしれてしまうからだ。
【本文】
野村克也氏は物心が付かないうちに父が戦死してしまい、父親の記憶がないそうだ。母が病弱で一時他人の家に預けられ、ひもじい生活を強いられて子供のころ人生の地獄を見た。
甲子園の経験はなく、南海ホークスのテストを受けてブルペンキャッチャーで採用された。3年目の春、前年の日本一のご褒美でハワイキャンプの一員に間違って選ばれた。主力キャッチャーが怪我で出られず、地元チームとの練習試合で見事実績を残すこととなった。
帰国後のオープン戦で更なる実績を積み、鶴岡監督に見出されてレギュラーに抜擢された。そこから先の野村氏の活躍は皆さんご承知の通りだ。
よそのチームで戦力外となった選手を獲って再生させ、「野村再生工場」と言われた。データ重視のID(Important Data)野球で監督としても成功を収めた。
その一方で、ドラフト一位で入団しにもかかわらず、芽が出ないまま、引退や戦力外に追い込まれて人生が狂った選手は結構多い。苦労していないからプロの世界を甘く見ていて努力が足りなかったのかもしれない。
【3】仕事力を身に付け、正社員を目指す!
【はじめに】
人は自分の力で働くことで誇りを持つことができる。だが、いつまで経っても派遣、フリーター、アルバイトでは誇りを持てないばかりか人並みの生活すらできない。
仕事力を身に付け、できるだけ早く正社員を目指してはどうか。
【本文】
仕事先の社長に六本木のクラブに連れて行かれた。店内に入ったところ、マスターと思しき男性しかいなかった。マスターが「お客様は4人です。よろしく」と電話をしている声が聞こえてきた。
数分ほどで女性4人が現れ、我々男性客4人の間に座り、名乗ってからご丁寧に名刺まで手渡されたのだが、数種類の名刺を持っていて使い分けていた。
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ビジネスマンの派遣システムはホステスの派遣システムよりはましかもしれないが、派遣先で指示されたことをその通りやるだけでは働いていて誇りは持てないのではないか。一時も早く正社員になれるよう誰にも負けない仕事力を身に付けるべきだと思う。
【4】仕事力の中に「話力」を加えることです!
【はじめに】
仕事力の中に是非「話力」を加えることをお勧めしたい。道筋を立てて、論理的に骨子を要約して相手に伝わるように話すと言うことは、ビジネスマンとしての大事なワザだ。
「話力」が弱いと相手にうまく思いが伝たわらないからビジネスがうまく進展しない。
【本文】
ボンボン総理はいつも「丁寧に説明します」と言う。だが、接続詞ばかり多用して質問には決してまともには答えない。答弁はいつもはぐらかすことの連続だから国民は飽き飽きだ。もしビジネスなら、間違いなく失商だ。
話力を身に付けていなければ、仕事で相手にこちらの思いがうまく伝わらない。日本には昔から「起承転結」と言う法則があり、この法則に従えば話力を高めることになる。
起・・・京都三条糸屋の娘
承・・・姉は18、妹は16
転・・・戦国侍、矢で殺す
結・・・糸屋の娘は目で殺す
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「あなたの瞳はとてもチャーミングです」と言われると女性はにっこりうなずくだろう。言葉は悪いが不細工な人に「あなたは美しいですね」と言えば、その女性はバカにされたと思い、感情を害するだろう。
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