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海外進出の誘いに踊らされて本社ともども破綻した!

【海外進出】

生産の海外移転は、一時的にはコスト削減効果をもたらすが、時が経つにつれて税金や人件費がアップするなどして持続可能なモデルではないことが分かる。

いざ撤収しようとすると移転するときの何倍もの資金とエネルギーを要るからストレスが溜まる一方だ。

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【本文】

■海外進出の誘いに踊らされて本社ともども破綻した!■

海外生産を命ぜられてマレーシアに工場を設立する準備を進めていたときのことだった。

日本の大手家電メーカー「S社」が設計部隊ごとマレーシアに移転していたのだった。

現地で設計して現地で販売するならその趣旨は分かるが、マレーシアで設計開発して生産した商品をマレーシア国内のみならず日本やその他の国々に輸出するものだった。

「S社」は多数の下請け企業を誘ってマレーシアに進出しており、下請企業の一社に「わが社の部品を生産してもらえないか」と見積もりをお願いしたところ断り見積もりと思えるようなバカ高い見積書を提出してきた。

それから数ヶ月が過ぎたころ、断り見積もりを提出してきた下請企業が「ぜひ再見積もりさせてほしい」と言ってきたので理由を聞いたところ「S社から、われわれは中国に移転するがあなたの会社はどうしますか」と急に言われたそうだ。

「マレーシアから中国に移転するにはまた莫大なコストがかかるからせっかく作ったマレーシアの工場で自立するしかない」と途方にくれ、責任者はストレス過多の様子だった。

その下請けとは取引には至らなかったが、日本の本体まで破綻してしまったそうで、「S社」の誘いに乗ったばかりに不幸な末路をたどり、本当にお気の毒だった。

        = コンピテンシー宣教師 =

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