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<第233回>ホメホメメールで社員のやる気を引き出す小林製薬

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          シリーズ「人活経営でパワーは倍増できる!」

   <第233回>[(第39話)ホメホメメールで社員のやる気を引き出す小林製薬!]

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「人活経営でパワ
ーは倍増できる!」と題して様々な角度から鋭く分析した良質の記事を紹介して
いきます。きっとお役に立てると思います。中小企業の経営者の方、管理者の方、
人事担当者の方に是非ともお読みいただきたいと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「ホメホメメールで社員のやる気を引き出す小林製薬!」
1.小林製薬とは?
2.上司に不満を持つ理由!
3.信賞必罰から信賞必“誉”へ!
4.社長自らホメホメメールで仕事振りを賞賛!
5.部下を見守り評価するリーダーシップは威力絶大!
【3】今日のポイント
【4】編集後記

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「熱さまシート」、「ブルーレット」、「のどぬーる」などユニークな商品名で
ニッチ市場を席巻する商品開発で有名なのが小林製薬です。

新商品のアイディアや業務カイゼン策を募る制度には全社員から年間4万件近い
提案が寄せられます。

「あったらいいなを形にする」ことを信条にしています。全てが新商品の開発と
いうわけではありませんが経営参画意識を醸成し、やる気を引き出す仕組みとし
て機能しています。



【1】心に刻んでおきたい言葉

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お金でモチベーションが高まったとしてもそれは刹那的に過ぎない。トップや上
司から評価してもらっているという心の満足感こそ、仕事の本当のやりがいにつ
ながるものだ。

            小林一雅

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【2】メルマガ本論

[(第39話)ホメホメメールで社員のやる気を引き出す小林製薬!]


1.小林製薬とは?

1886年(明治19年)に創業者小林忠兵衛氏が小林盛大堂として雑貨、化粧品、
洋酒の店を始めたことに遡ります。

本社は大阪市中央区にあります。資本金は34.5億円、社員数は1,204人で直近の
連結売上高は2,469億円、経常利益は152億円です。

経営理念は「我々は、耐えざる創造と革新によって新しいものを求め続け、人と
社会にすばらしい“快”を提供する」とあります。


2.上司に不満を持つ理由!

日経ビジネスが行った仕事や会社の不満度調査を紹介してみたいと思います。

直属の上司への満足度では、「不満」、「非常に不満」をあわせると約45%で
す。その理由は以下のようになります。

(1)ビジョンが曖昧だから・・・59%

(2)人間的に尊敬できないから・・・45%

(3)仕事の成果を正しく評価してくれないから・・・31%

(4)仕事ができないから・・・29%

企業の管理者、リーダーは一つのデータとして冷静に受け止め、管理者としての
行動特性のカイゼンに資することをお勧めします。


3.信賞必罰から信賞必“誉”へ!

小林製薬での社員のやる気を引き出す仕組みは冒頭の提案制度だけではありませ
ん。

1996年(平成8年)に始めた「ホメホメメール」と「青い鳥カード」もユニーク
な仕組みです。小林一雅会長が社長時代に導入しました。

例えば福岡営業所の所長に小林豊社長からホメホメメールが届きました。福岡営
業所が6ヶ月連続で目標予算を達成したことが表彰の理由でした。

所長は日ごろから一生懸命がんばってきた営業所の一体感作りが評価されて、と
てもうれしく思いました。

なぜなら社長の文面には「時にはグループ員への厳しい指導、また時には和気藹
々としたコミュニケーションのよさが好結果に結びついたと聞きます」と記され
ていたからです。社長はきちんと情報を取ってコメントしていることが分かりま
す。

「青い鳥カード」とは、「こんな目標を達成しました」と社員に自ら社内表彰対
象に立候補させる制度です。日本人は照れ屋が多いから自分から成果をアピール
するのが苦手です。

「信賞必罰」とは成果を挙げた人には賞で報い、罪を犯した人は罰すると言う意
味ですが、経営者や上司は「心賞必“誉”」の精神を持つことが大事だと小林会
長は解いています。


4.社長自らホメホメメールで仕事振りを賞賛!

「心賞必“誉”」の精神とは褒めてモチベーションを高めることです。

日常業務で第一線の社員と接触する機会がほとんどない社長が、直接メールを送
って仕事振りをたたえることのインパクトは絶大です。加えてこのインパクト以
上に狙っているのは管理者が常に部下の仕事を見守り、それを評価するように促
すことです。

ホメホメメールは現場のグループ長や部長などからの推薦を基に対象者を決めて
います。「青い鳥」カードで挙がってきた対象者の選択も同様に上司の推薦がも
のを言います。

管理者は部下の仕事振りを見ていて「この仕事の成果、青い鳥で申請しておけよ」
といった言葉が職場に響き渡ります。

部下にとってはいつも「仕事振りを見守られている」というメッセージになって
いるのです。見守られていてはがんばらないわけにはいかないでしょう。自然に
モチベーションがアップするというわけです。


5.部下を見守り評価するリーダーシップは威力絶大!

権限委譲や自由裁量の余地を与えることは大事です。しかし権限委譲を「放任」
と勘違いしている管理者は実際多いのです。

管理者は部下に期待を示すのです。厳しい指示をすることだって必要です。そし
て仕事振りをしっかりと見守って成果が得られたときはきちんと評価することで
す。数字に表れないがんばりも褒めてあげたらいいのです。

管理者のこうした行動が部下のモチベーションに点火するのです。公平な評価、
正しい評価。部下はこれをもっとも望んでいるのですから。

(今回の参考文献:日経ビジネス2005年4月4日号、他)


【3】今日のまとめ

1.管理者は部下に不満を持つ理由についての日経ビジネスの調査結果を参考に
  して生かす必要があること。

2.「信賞必罰」から「信賞必“誉”へ」という考えもあるということ。これは
  「減点主義」から「加点主義」の考えにも通じること。

3.経営トップがホメホメメールで仕事振りを賞賛することは、インパクトが非
  常に大きいこと。

4.部下を見守り評価するリーダーシップの威力は絶大であること。

コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp


【4】編集後記

ゴマすり社員が出世する会社は今でも多いです。やり手は煙たがられ、冷や飯を
食わされているのです。

このような会社にはイエスマンがはびこり、実際できる社員は会社を去ってしま
っているのです。

小林製薬は同族経営ですが、同属経営の弊害は見当たりません。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



次回に続く



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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
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彩愛コンサルピアのHPは、
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