◆◆
コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる◆◆
<第189回>仕事のできる人の行動特性に学ぶ!
==■「社会起業家サフィア・ミニー女史の共感性と人間力に学ぶ!」■==
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持
ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
「仕事のできる人の行動特性に学ぶ!」と題して分かりやすく解説してい
きます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営
トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す
学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。
===================================
<今回のメニュー>
=================================
【1】フェアトレードとは!
【2】働くことを誇りに思う新興国の人々!
【3】サフィア・ミニー女子がファッションにこだわるわけは!
【4】今日のまとめ
【5】編集後記
=================================
【1】フェアトレードとは!
「フェアトレード」というキーワードが少しずつではありますが、知られ
るようになって来ました。「公正な貿易」と解釈すればよいと思います。
日本だけでなく先進国の多くの企業が新興国に進出しました。そして現地
に
雇用の創出と経済的効果をもたらしたのです。しかし企業進出の真の目
的は違います。低くい
賃金コストを求めて進出したのです。
過酷な労働、長時間労働。そして
賃金コストが合わなくなったり市場の変
化が起これば工場を閉鎖して廃業したり他国へ移っていくのです。現地は
「つわものたちの夢の跡」と化すのです。いわゆるジプシー企業の合戦の
跡というわけです。
企業の言い分は「熾烈な競争に打ち勝つため」という明確な理由があるで
しょう。私もサラリーマン時代、企業戦士としてシンガポール、マレーシ
アで海外生産活動に携わりました。今思うとむなしさは否めません。
例えばバングラディッシュにも伝統的な産業と文化があります。進出した
企業が現地に導入した高速自動織機に手織り職人たちは職を奪われました。
イギリス人で2児の母でもあるサフィア・ミニー女史は立ち上がりました。
現地人に働いてもらい、フェアトレード(公正な貿易)で日本に輸出して
現地の人々に食べて行ける収入を与えたいと考えたのです。
サフィア女史が友人3人と立ち上げたフェアトレードカンパニーは現在社
員40人、年商8億円に成長しました。新興国15ケ国から商品を輸入し、
直営店での販売を中心に、通販、イベント販売にも力を入れています。サ
フィア女史が仕掛けたファッションショーは思いのほか好評を博し、高島
屋新宿店もフェアトレードコレクションを販売するまでになりました。
【2】働くことを誇りに思う新興国の人々!
サフィア女史の姿がバングラディッシュのある村にありました。進出して
きた先進国の繊維メーカーに押されて手織り職人は
失業し、今日食べる米
もないのです。サフィア女史に窮状を訴える手織り職人の人々が不憫でな
りません。
サフィア女史は再び手織り職人たちに仕事を与えました。繊維を作り、衣
類にしたて、公正な価格で日本に輸入し、日本人に高く買ってもらう仕組
みを作ったのです。以前600人いた手織り職人のうちとりあえず50人に戻
ってもらいました。
ネパールには研修学校を作り、手編みの技術を指導しています。ママさん
たちに働いてもらうのです。手編みの衣類、帽子などを日本に輸出して日
本人に買ってもらうのです。
新興国にはママさんたちが働いて一家を支える文化はありません。人間が
自分の力で働くことの大切さを実感してもらえるのです。働いて収入を得
ることは誇りなのです。
フェアトレードカンパニーでは現地人に1時間当たり通常の1.5倍から2倍
の
賃金を払う仕組みを確立しています。少しでも生活が豊になれるように
と考えるからです。
お金をばら撒いても使えばそれでおしまいです。働くことで安定した収入
を確保できるから生活が楽になるのです。サフィア女史の「共感性」と
「人間力」なる
コンピテンシーが如何なく発揮されています。
フェアトレードカンパニーは黒字まで8年の歳月を要しました。社会起業
家とは決して儲かるものではないのです。また儲けるために活動している
のではありません。地球上の貧困にあえぐ人々に人間らしい生活を取り戻
してもらうための地道な活動なのです。
【3】サフィア・ミニー女子がファッションにこだわるわけは!
今、サフィア女子はファッションに力を入れています。なぜファッション
なのでしょうか。答えは簡単です。衣料品は綿の栽培や養蚕、製糸メーカ
ー、染色メーカー、繊維メーカー、縫製メーカーと裾野が広く、多くの人
々の
雇用を確保できます。しかも新興国には伝統の産業とそれを支える職
人がいて文化が形成されています。多くの人がかかわることのできるのが
衣料品であるとサフィア女史は考えているのです。
イギリスの新進気鋭の若手デザイナーにファッションのデザインを依頼し
ました。そのデザイナーは快く引き受けてくれました。そして日本でのフ
ァッションショーにこぎつけました。
有名ブランド品に慣れ親しんでいる女性たちは何か変化を求めていますね。
誰も着ていない、誰も知らないブランド品でかわいい自分を表現したいと
願っているのです。
ファッションショーは大成功です。ファッション雑誌にも取り上げられま
した。
いち早く高島屋のバイヤーが動きました。高島屋新宿店にはフェアトレー
ドのファッションコーナーが新設されているそうです。是非一度訪れては
いかがでしょうか。
【4】今日のまとめ
1.「フェアトレード」とは、「公正な貿易」であること。
2.社会起業家は、一般の会社の起業家とはそもそも目的、理念が異なっ
ており「社会の、いや、地球上の貧困にあえぐ人々の役に立つ」こと
を目指していること。
3.フェアトレードカンパニーだけでなく各
NGOや
NPOなどで働く社
員は、お金ではなく仕事そのものの中身に生きがいを求めている人々
で構成され、運営されていること。
4.サフィア女史が運営するフェアトレードカンパニーの活動を我々はも
っと深く知り、側面から支援(例えば購入)する必要があること。
4.ファッション界で戦える社会起業家は、現在サフィア女史以外には現
れていないこと。
【5】編集後記
最近は日本が新興国に対するODA(政府開発援助)の金額は減ってきて
いるようですが、それでも各国に莫大な金額をばら撒いています。しかし
ベトナムの政府高官に対するわいろの問題で大手コンサルタント会社が不
祥事を起こしました。氷山の一角でしょう。
金のばら撒きで新興国の貧困層が救われるとは思いません。儲けているの
は相手国の政府高官と事業を請け負う日本の企業です。
サフィア女史の活動状況はテレビ東京のカンブリア宮殿でも紹介されまし
た。サフィア女史の活動がいかに尊いものであるかが分かるというもので
す。ビジネスマンにとって彼女の共感性と人間力からは学ぶべき点が多い
のです。
次回に続く
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==■「社会起業家サフィア・ミニー女史の共感性と人間力に学ぶ!」■==
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人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持
ち腐れとなり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
「仕事のできる人の行動特性に学ぶ!」と題して分かりやすく解説してい
きます。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営
トップ・管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す
学生さんにも是非ともお読みいただきたいと思います。
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<今回のメニュー>
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【1】フェアトレードとは!
【2】働くことを誇りに思う新興国の人々!
【3】サフィア・ミニー女子がファッションにこだわるわけは!
【4】今日のまとめ
【5】編集後記
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【1】フェアトレードとは!
「フェアトレード」というキーワードが少しずつではありますが、知られ
るようになって来ました。「公正な貿易」と解釈すればよいと思います。
日本だけでなく先進国の多くの企業が新興国に進出しました。そして現地
に雇用の創出と経済的効果をもたらしたのです。しかし企業進出の真の目
的は違います。低くい賃金コストを求めて進出したのです。
過酷な労働、長時間労働。そして賃金コストが合わなくなったり市場の変
化が起これば工場を閉鎖して廃業したり他国へ移っていくのです。現地は
「つわものたちの夢の跡」と化すのです。いわゆるジプシー企業の合戦の
跡というわけです。
企業の言い分は「熾烈な競争に打ち勝つため」という明確な理由があるで
しょう。私もサラリーマン時代、企業戦士としてシンガポール、マレーシ
アで海外生産活動に携わりました。今思うとむなしさは否めません。
例えばバングラディッシュにも伝統的な産業と文化があります。進出した
企業が現地に導入した高速自動織機に手織り職人たちは職を奪われました。
イギリス人で2児の母でもあるサフィア・ミニー女史は立ち上がりました。
現地人に働いてもらい、フェアトレード(公正な貿易)で日本に輸出して
現地の人々に食べて行ける収入を与えたいと考えたのです。
サフィア女史が友人3人と立ち上げたフェアトレードカンパニーは現在社
員40人、年商8億円に成長しました。新興国15ケ国から商品を輸入し、
直営店での販売を中心に、通販、イベント販売にも力を入れています。サ
フィア女史が仕掛けたファッションショーは思いのほか好評を博し、高島
屋新宿店もフェアトレードコレクションを販売するまでになりました。
【2】働くことを誇りに思う新興国の人々!
サフィア女史の姿がバングラディッシュのある村にありました。進出して
きた先進国の繊維メーカーに押されて手織り職人は失業し、今日食べる米
もないのです。サフィア女史に窮状を訴える手織り職人の人々が不憫でな
りません。
サフィア女史は再び手織り職人たちに仕事を与えました。繊維を作り、衣
類にしたて、公正な価格で日本に輸入し、日本人に高く買ってもらう仕組
みを作ったのです。以前600人いた手織り職人のうちとりあえず50人に戻
ってもらいました。
ネパールには研修学校を作り、手編みの技術を指導しています。ママさん
たちに働いてもらうのです。手編みの衣類、帽子などを日本に輸出して日
本人に買ってもらうのです。
新興国にはママさんたちが働いて一家を支える文化はありません。人間が
自分の力で働くことの大切さを実感してもらえるのです。働いて収入を得
ることは誇りなのです。
フェアトレードカンパニーでは現地人に1時間当たり通常の1.5倍から2倍
の賃金を払う仕組みを確立しています。少しでも生活が豊になれるように
と考えるからです。
お金をばら撒いても使えばそれでおしまいです。働くことで安定した収入
を確保できるから生活が楽になるのです。サフィア女史の「共感性」と
「人間力」なるコンピテンシーが如何なく発揮されています。
フェアトレードカンパニーは黒字まで8年の歳月を要しました。社会起業
家とは決して儲かるものではないのです。また儲けるために活動している
のではありません。地球上の貧困にあえぐ人々に人間らしい生活を取り戻
してもらうための地道な活動なのです。
【3】サフィア・ミニー女子がファッションにこだわるわけは!
今、サフィア女子はファッションに力を入れています。なぜファッション
なのでしょうか。答えは簡単です。衣料品は綿の栽培や養蚕、製糸メーカ
ー、染色メーカー、繊維メーカー、縫製メーカーと裾野が広く、多くの人
々の雇用を確保できます。しかも新興国には伝統の産業とそれを支える職
人がいて文化が形成されています。多くの人がかかわることのできるのが
衣料品であるとサフィア女史は考えているのです。
イギリスの新進気鋭の若手デザイナーにファッションのデザインを依頼し
ました。そのデザイナーは快く引き受けてくれました。そして日本でのフ
ァッションショーにこぎつけました。
有名ブランド品に慣れ親しんでいる女性たちは何か変化を求めていますね。
誰も着ていない、誰も知らないブランド品でかわいい自分を表現したいと
願っているのです。
ファッションショーは大成功です。ファッション雑誌にも取り上げられま
した。
いち早く高島屋のバイヤーが動きました。高島屋新宿店にはフェアトレー
ドのファッションコーナーが新設されているそうです。是非一度訪れては
いかがでしょうか。
【4】今日のまとめ
1.「フェアトレード」とは、「公正な貿易」であること。
2.社会起業家は、一般の会社の起業家とはそもそも目的、理念が異なっ
ており「社会の、いや、地球上の貧困にあえぐ人々の役に立つ」こと
を目指していること。
3.フェアトレードカンパニーだけでなく各NGOやNPOなどで働く社
員は、お金ではなく仕事そのものの中身に生きがいを求めている人々
で構成され、運営されていること。
4.サフィア女史が運営するフェアトレードカンパニーの活動を我々はも
っと深く知り、側面から支援(例えば購入)する必要があること。
4.ファッション界で戦える社会起業家は、現在サフィア女史以外には現
れていないこと。
【5】編集後記
最近は日本が新興国に対するODA(政府開発援助)の金額は減ってきて
いるようですが、それでも各国に莫大な金額をばら撒いています。しかし
ベトナムの政府高官に対するわいろの問題で大手コンサルタント会社が不
祥事を起こしました。氷山の一角でしょう。
金のばら撒きで新興国の貧困層が救われるとは思いません。儲けているの
は相手国の政府高官と事業を請け負う日本の企業です。
サフィア女史の活動状況はテレビ東京のカンブリア宮殿でも紹介されまし
た。サフィア女史の活動がいかに尊いものであるかが分かるというもので
す。ビジネスマンにとって彼女の共感性と人間力からは学ぶべき点が多い
のです。
次回に続く
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