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強い組織の下地となる情報共有力コンピテンー!

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          シリーズ「組織力強化とコンピテンシー!」

    <第270回>[(第2話)「強い組織の下地となる情報共有力コンピテンー!]

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今話題の「会社を救うコンピテンシー」とは何かとコンピテンシーの導入の必要
性について、分かりやすく解説します。今回のシリーズでは、「組織力とコンピ
テンシー!」と題して様々な角度から鋭く分析した記事を紹介していきます。中
小企業の経営者の方、管理者の方、人事担当者の方に是非ともお読みいただきた
いと思います。

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今回のメニュー
【1】心に刻んでおきたい言葉
【2】メルマガ本論「強い組織の下地となる情報共有力コンピテンー!」
1.いいことしか社員に言わない会社!
2.悪い情報、困っている情報こそ共有化せよ!
3.社員の創造力を使え!
4.歯車意識から経営参画意識へ!
5.ロイヤルティがモチベーションに変っていく!
【3】今日のポイント
【4】編集後記

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社員に余計な心配はさせまいという意味か、あるいは社員に言っても仕方がない
と思っているのか、いずれにしても社員に情報開示をしない会社は多い。

社員はよからぬ情報やうわさを外部から聞きつける。社内にはうわさが飛び交い
あっちでもこっちでもひそひそ話し。破綻企業の場合の典型的なパターンだ。

一方、やりすぎと思われるほど社員に情報開示をしている会社もある。いい情報
も悪い情報も。楽天の三木谷社長はあえて全社員に全部開示する。



【1】心に刻んでおきたい言葉

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社員一人ひとりが経営者意識を持つことが大事だ。

                           三木谷浩史

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【2】メルマガ本論

[(第2話)強い組織の下地となる情報共有力コンピテンー!]

1.いいことしか社員に言わない会社!

カネボウは社員に情報開示はほとんどしなかった。だが社員は悪い情報は薄々知
っていた。業績がいいように見せかけるために公認会計士事務所を巻き込んだ。

山一證券は簿外負債が2,700億円もあることは一部の社員と役員にしか知らせて
いなかった。その情報を知りえたものが順送りで昇格し、最後に野澤社長がトラ
ンプのババを引いてしまった。「社員は悪くありませんから。悪いのは我々経営
陣ですから」の涙の記者会見が今も脳裏に焼き付いている。

いずれも日本を代表する大企業だが、密室経営の代名詞といってよく、社員は全
くの歯車、寸断された仕事の一部分だけをやっていればよかった。経営者意識を
持って仕事をやれというほうが無理だ。

内にも外にも隠蔽体質の会社はいずれ奈落のそこに落ちるということではないだ
ろうか。


2.悪い情報、困っている情報こそ共有化せよ!

月曜日の楽天タワー。7時半だというのに社員が出勤してくる。恒例の朝会だ。
ここで三木谷社長から大事な話がある。みんな真剣に聞き入る。いい情報も悪い
情報も全て開示だ。そしてハッパも飛ぶ。

朝会が終われば全員一緒に掃除だ。机だけでなく椅子の脚も磨く。三木谷社長も
例外ではない。清々しい気持ちで一週間が始まるのだ。

社員との情報の共有化は大事だと三木谷社長は言う。特に悪い情報の共有化こそ
大事という考えだ。

多くの会社では対岸の火事を見る態度の社員は多いだろう。しかし、楽天では他
職場の人からも支援の声や改善策についての提案が上がってくるという。


3.社員の創造力を使え!

小林製薬というユニークな会社がある。代々続く同族経営だが、同族経営の弊害
は見当たらない。

どこの会社でも商品開発は開発部門や設計部門が主担当だ。しかし小林製薬は違
う。全ての部門の誰もが提案できる仕組みができている。

「“あったらいいな”を形にする」のが小林製薬の生命線だ。ネーミングも社員
の提案がものを言う。「トイレそのあとに」、「熱さまシート」などネーミング
だけで商品の効能がイメージできる。商品そのものが差別化されていなくとも顧
客に対する訴求力が高い分、売れ行くが違う。

いいことをした社員には小林社長じきじきに「ほめほめメール」を発信し労をね
ぎらい、表彰までする。

だから社員はいつも創造性を発揮しようと必死だ。全社員の創造力を生かさない
手はない。


4.歯車意識から経営参画意識へ!

会社にはたくさんの業務があり、その業務はたくさんの工程(仕事)に別れ、一
コマの作業に分解できよう。一コマの作業に明け暮れていれば歯車意識になって
しまう。頭を使う必要もあまりない。

楽天の三木谷社長は「一人ひとりが経営者意識を持つことが大事」と強調する。
「単能工」ではなく「多能工」になってもらうだけでなく、経営者意識にまで高
めている。指示を待つ前に自ら行動に移す。

コスト意識が高いことはもちろん仕事のスピードが違う。「顧客満足の最大化」
を常に考えて行動する姿は経営者の分身そのものだ。


5.ロイヤルティがモチベーションに変っていく!

昨年は企業の不祥事が相次いだ。ガス器具や遊園地、エレベーターなど人命に関
する事故も忘れがたいが、「食」に関する不祥事が次々白日の下にさらされた。
その発端はほとんどが内部告発によるものだった。

数十年前から改ざん、捏造をやっていたのになぜ発覚しなかったのかと不思議に
思うが、社員のロイヤルティ(忠誠心)が口止めしていただけと見ることができ
る。

社員をコストカットの対象にし、威圧と恐怖のマネジメントの会社が内部告発
ターゲットになったということだ。

誤解を恐れずに書くが、不祥事と切り離して考えても社員を大切にしない会社が
繁栄した例はない。大切にするとは甘やかすという意味ではないことを申し添え
ておく。



【3】今日のまとめ

1.社員に情報開示をしない会社は疲弊し、破綻の道をたどった例は多いこと。

2.情報の共有化によってトップと社員の距離が近くなること。

3.トップと社員が情報の共有化を図ることは経営者意識の高揚にもつながる可
  能性が高いこと。

4.経営者意識が高揚すれば歯車意識から脱却し、社員自らが多能工を目指し、
  コスト意識や仕事のスピードが目に見えて違ってくること。

5.社員の創造力を発揮させる環境や仕組みづくりが組織を活性化させること。

6.社員を大事にすれば社員のロイヤルティが向上し、モチベーションが高まる
  可能性が高くなること。

コンピテンシーの導入について支援します。ご相談はこちらへ
⇒ 3223898301@jcom.home.ne.jp



【4】編集後記

楽天が10年で年間1兆円以上のお金を動かす大企業に成長できた要因はたくさ
んあるが、「トップと社員の情報の共有化」の貢献度合いは大きい。

もう一つ挙げるとすれば「プロフェッショナル意識の徹底」がある。社員一人ひ
とりがプロ意識なるコンピテンシーを磨いて仕事に邁進してきた貢献度も大きい
と思っている。

=長文を最後までお読みいただきましてありがとうございます。=



次回に続く。

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発行責任者:さいたま市中央区上落合5丁目19-29
        彩愛コンサルピア代表 下山明央
この記事に関するご感想、ご意見はこちらから 3223898301@jcom.home.ne.jp
彩愛コンサルピアのHPは、
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