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労務管理

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給与計算と社会保険事務のアウトソースについて

著者 SABURO さん

最終更新日:2007年12月26日 12:03

初めてご相談致します。
当社の管理部は、経理・給与計算・社会保険実務の業務をキーマンが一人で取り仕切ってます。
経理については、他の人員(パートさん等)に指示を出して廻しているのですが、給与計算・社会保険については、全て一人で行っており、パンクしそうな感があります。
人員増員も考えてますが、そもそも給与計算・社会保険事務は外部委託でも十分こなせる(むしろ外部環境の変化の対応にはいい面もあると思い・・)、その方向を模索中です。
給与計算は会計事務所、社会保険事務は社労士事務所と
住み分けがあると聞き、各々費用がかかるのは気になるところですが、外部委託(特に給与計算)に対し、満足感・不満足感をお聞かせ願いたいと思います。
※外部委託を検討したが、導入しなかった例がありましたら
 その経緯も非常に参考になります。
よろしくお願い致します。

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Re: 給与計算と社会保険事務のアウトソースについて

著者たまりんさん

2007年12月26日 14:09

こんにちは、SABUROさん。
このサイトで、本件のようなご相談は、本音をいえば少し寂しいお話です(苦笑)。

 それはさておき、ご質問の件、弊社の場合「外部委託を検討したが、導入しなかった例」に近いので、ご参考になればと思い返信いたします。

 弊社の場合、ことの起こりは私自身が企画部(公開準備室)に異動する話が出た段階で同様のことを検討しました。
 というのも、御社同様、人事労務の専任者が私一人であり、ノウハウや知識がある人が皆無(敢えて言うなら当時の上司のみ。ただし、10年以上前の経験ですが)でした。
 よって、アウトソーシングを検討しましたが、結局は断念しました。

 その理由は、大きな括りで言いますと、
①社内で人事労務(管理や処理)をできる人材がいない会社は、対外的に恥ずかしく、社内的にもそういった“サービス”ができる担当者(課や係)は必要だ。…トップの意見
②外注するための費用が高額だ。…部門の意見
③外注するために(社内)締日を繰り上げる必要があり、また、柔軟な対応を求めることは難しい。…私の意見

といったものが挙げられました。
 つまり、それぞれが検討した結果、三者とも否定的な見解を出してきたんですね。

 おそらく、②はお調べになれば分かると思いますが、(会社規模にもよるでしょうが)弊社の場合、安い会社で通常月で『1,000円~1,500円/人・月』が掛かり、加えて年調や住民税処理など、手間がかかる作業においては追加料金が上乗せされることが多く、想像以上にお金が掛かります。
費用が私の人件費を超過

 問題は③で、前者の「(社内)締日を繰り上げる必要」は社内啓蒙で何とかなりますが、後者の「柔軟な対応」です。
 これは弊社の場合、賞与を例にしますが、実は弊社の賞与は今だに現金支給であり、支払日の4営業日前に銀行に連絡し、現金を引き出した上で、手作業で分けるのですが、その賞与支給日前日に何かトラブルが発生しようものなら、その担当者の賞与をいきなり『カットする!』とトップが言い出すものなので、対応せざるを得ないことがたまにあるのです。前近代的で悲しいですけど…。

 ちょっと、事例が極端な悪い例ですが、要は御社が普通に思っていた給与処理等が普通でないことがあるんですね。
 また、処理自体も、処理はできるかもしれませんが、外注業者等は社員の“顔”を見ずに仕事をしているので、会社が提示してきたどおりの処理しかできない、言い換えると、結局、“処理内容を管理・チェックする人”が必要になってくるのです。
→結局、もう一人雇ったのと一緒になる。

 ちなみに弊社は、結果的に私が押した女性社員が業務を引き継ぎ、私が企画部兼務ということで落ち着きました。
 時間的に私はかなり厳しかったですが、業務が分かる人が2人になって、休みやすくなったのも事実ですよ。

以上

Re: 給与計算と社会保険事務のアウトソースについて

著者SABUROさん

2007年12月26日 15:16

たまりんさん
ご返事誠にありがとうございます。
私が気にしていた点を適確に察した内容のアドバイス頂き感謝感激です。

管理人員を出来るだけ軽くしたい経営層の方針で、我が部の殆どはパートさんです。 一方、給与関連は個人情報の取扱の為、社員のみが担当という事になると、部内で意思決定すべき立場の人までが事務に追われている状況を打破するのが必要と考えた相談でした。
社外委託で解決できない面を我々がどう考えるか?、或いは社内増員でいくか?、大きなヒントになります。
今回初めての相談で、場違いとも思われる質問にも関わらず、寛容に取り扱って頂き、本サイトにも感謝したいと思います。

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