育児休業期間の延長について

アルパカさん、

こんにちは。

　育児介護休業法では、育児休業終了予定日の繰り下げ変更が認められるのは、
①１か月前までに申し出ることにより子が１歳に達するまでの期間内で１回
②次の事情がある場合に子の１歳の誕生日から１歳６カ月に達するまでの必要な日数について１回
としています。
●保育所に入所を希望しているが、入所できない場合
●従業員の配偶者で育児休業の対象となる子の親であり、１歳以降育児に当たる予定であった者が、死亡、負傷、疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合

　書き込みの内容では、期間の区切りに不明な部分はありますが、①は子の１歳前に申し出ていて既に済み、②は「保育所入所困難のため」に延長を申し出ているので既に済み、と考えますと、「法令に基づけば」育児休業の延長を申し出る回数は使い切ってしまっています。
　再度の延長申請に応えるかどうかですが、法令は従うべき最低基準ですから、会社が法令の基準を超えた対応（再度の延長申請を認める）をすることは問題はありませんし、御社の規程上も「回数に制限はない」とのことですから、件の社員の希望に応えることは問題はないと考えます。
　規程上「回数に制限はない」ままにしておきますと、子が１歳６カ月に達するまでは復帰予定→延長→復帰予定→延長を繰り返すことも可能になるわけで、人員の確保等、会社の経営計画に支障をきたすことも考えられますから、私見ながら、規程条文の見直しをされては、と思います。
　ご参考になりましたら幸いです。

5月末までということは、慣らし保育のためでしょうか。
あとは、ご家族だれかがサポートする予定だったのが少ししかできなくなったとか。
そのへんの理由がはっきりしているなら認めてもよいのではと思います。

1点補足させていただきます。
ご質問のケースの場合、仮に貴社が育児休業の延長を認めたとすると、
H22.4.15までは法の規定による育児休業で、
H22.4.16以降は会社規定による育児休業に準じる休業という扱いになるかと思います。
（すでにH22.4.15を育児休業終了日として延長済みのようですので）
育児休業基本給付金は、法の規定に基づく育児休業を取得している方に対する給付ですので、
この場合、H22.4.16以降の分の育児休業基本給付金は支給されないものと思われます。
念のためハローワークにご確認のうえ、ご本人にあらかじめ説明しておいたほうがいいでしょう。

けいまつさん。

回答有難うございます。

>１歳６カ月に達するまでの必要な日数について１回
この1回というのが、1回のみ延長可能と捉えていました。
延長を認めないとは出来ないと解釈するという事ですね。
というわけで、今回はけいまつさんのおっしゃる通り当社としては、法令の基準を超えた対応として認める方向でいきます。

しかし、延長→復帰の繰り返しについて、回数を制限することは、今後のことも含めて規程の改訂時に検討課題とします。

有難うございました。

たまの伝説さん

回答有難うございます。

> 5月末までということは、慣らし保育のためでしょうか。
> あとは、ご家族だれかがサポートする予定だったのが少ししかできなくなったとか。

まさに、この両方の理由なのです。

> そのへんの理由がはっきりしているなら認めてもよいのではと思います。

該当社員は、だんな様が単身赴任で子育ての環境としては、厳しいようで会社としても社員にとってベストな復帰をさせてあげたいと考えています。
法令上問題ないようなので、認める方向ですすめていきたいと思います。

有難うございました。

Mariaさん

回答有難うございます。

> この場合、H22.4.16以降の分の育児休業基本給付金は支給されないものと思われます。

ハローワークの育休給付金の方は、1回目の延長(4/15まで)の際に、1歳6ヶ月まで延長にするので4/16で復帰が決定した時点で、支給を打ち切りますと言われました。

ハローワークの方でも、今回のケースのように延長の延長などのケースが出てきた場合に、再度申請するより最長までの休業期間にしておいて打ち切る方が処理がしやすいのかなと思っておりました。好意的、合理的な対応でしたが、どこのハローワークでもそうなのかと疑問には思いましたが。

あとは、社会保険料の免除期間の延長申請をする予定です。

有難うございました。