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2010年5月17日発行 第1・3週月曜日発行
メールマガン:経営のパートナー VOL4
<経営学で企業を再生する>
【E-mail】
tate@agate.plala.or.jp
【HP】
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
■CONTENTS■
VOL4.コスト・ダウン
●開発・設計段階でのコスト・ダウン
分相応の製品計画をしないロス
●閑話休題「心施(しんせ)」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●開発・設計段階でのコスト・ダウン
分相応の製品計画をしないロス
販売競争が激化すると、他の企業に先駆けて、新製品を研究開発するよう
になってきます。そして、製品の種類ばかりが、やたらに増えましたが売上
が一向に上がらなかったり、せっかく新製品を市場に出しながら、2年くら
いで簡単に撤退してしまったのするのは、開発方針が確立されていなかった
ことにも一つの原因があります。
製品というものは、大きい会社は、大きいなりに利益の多いものがあり、
小さい会社は、それなりに利益が得られるものなのです。そして、互いに、
その分野を守りながら共存し、助け合っていく形でなければなりません。
やはり、分相応とか、自分にふさわしい製品をつくり出すということが新
製品計画では大切なことです。ただ、現在の状態に満足して、現状維持でき
ればよいというのが分相応というのではなく、自分がやれば、始めは小さく
ても、それを発展させていけるものを分相応というのです。
以下、中小企業における開発方針例を紹介することにします。
(1)規模や量産の利益の上げらないもの
大規模で能率の専用機械によって安くつくることにより、利益が上がると
いうようなものは、中小企業には向かないのです。このようなものは大企業
で放っておきません。大企業が、それを始めると中小企業では、太刀打ちで
きません。
(2)市場の大きくないものを手がける
市場小さいと、利益の幅も小なくなります。大企業では、大量生産によっ
てコストダウンを可能にします。少量生産ではコストダウンができないので、
手がけようとはしません。中小企業としては、大企業と競争をしないで済み
ます。
(3)特殊な技術を必要とするもの
大企業は、多くの技術者を持っているといっても、特殊な技術者はいませ
ん。大企業は、特殊な技術を必要とするときは外注します。つまり、大企業
が利用してくれるのです。
(4)製品を専門化する
その製品に関して、どこにも負けない技術を確立します。あれこれつくっ
ていたのでは、技術の向上はできません。
(5)誰でも手がけられるものはやらない
競争が激しくなるのでは、利益は上がりません。一時、プラスチック製品
をつくることがはやりましたが、これは誰でもできました。
(6)部分市場を狙う
大企業は、市場を把握して、製品を有利に販売するために製品の個々に特
長を持たせています。つまり、製品の差別化を行っているのです。中小企業
において、同じような事をやれば負けてしまいます。
中小企業は、市場全体を狙うのではなく、その一部、つまり、部分市場に
おいて、最も適した製品をつくるように心がけるべきでr。これをマーケッ
ト・セグメンテーション(市場細分化)といいます。
(7)注文生産を狙う
顧客の個々の注文に応じて、個別生産を行います。自動車は、大量生産に
決まっていますが、中には、顧客の注文に応じて、その要求どおりの手づく
り自動車もあります。手づくり銃、時計など何十万円もするものがあります。
生産財でも、一つ一つ違ったものをつくっていくものがあります。たとえ
ば、金型で、大企業から注文を受けてつくります。
こうした開発方針を明確にせずに、目先の商品をつくり出すことだけに動
いていると、1年~2年の短期には業績が伸びることはあっても、中・長期
的には競合企業に大きく引き離される可能性が大きくなります。そこで、確
かな製品開発方針というものが求められてくるのです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●閑話休題「心施(しんせ)」
今回は、心施について紹介していくことにします。
心施とは、ひと言でいえば、やさしい心です。心の持ち方で物事の見方が
変わってしまいます。心というものは大変微細なもので、自分の心が言葉遣
いや態度になって反映されます。
それだけに、自分だけがよければいいというのではなく、心底からともに
喜び、ともに悲しむことができ、他の痛みや苦しみを自らのものとして感じ
取れれば申し分ありません。慈悲の心、思いやりの心から自然とやさしい顔
や眼差しに表れてきます。
平成22年5月14日の読売新聞に「職場での嫌がらせ初の7千件超え」
という記事がありました。
平成21年度に都へ寄せられた労働相談を内容別に集計したところ上司や
同僚らによる職場での嫌がらせの相談が1位解雇、2位
退職に続いて第3位
に入ったということです。
嫌がらせを受けた相手は上司が約59%、同僚が約21%で内容は暴言や
暴力が多いが、表記を理由に
配置転換された例などもあったそうです。
都の担当者は「不景気による人員削減や労働強化を背景に、心にゆとりを
もてなくなったことや、コミュニケーション不足が原因で、円滑な人間関係
を築けなくなったのではないか」と結んでいます。
不景気になればなるほど会社も危なくなってきますが、そのような中でも
心施を失ってはいけないと思うのです。
思い出すのは松下幸之助さんです。不景気になり、会社が倒産寸前に陥っ
たとき、多くの幹部が人員整理を提案しましたが、それを頑として聞き入れ
なかったそうです。
そして、「人員整理はしない」「給料は下げない」ということを打ち出し、
そのために「在庫を一掃しょう」と、
従業員に訴えたのです。その結果、在
庫は一掃でき、会社の業績も上向いていったのです。
合理主義と機能主義といった頭で考えた乾いた思考法は、人の心を打ちま
せん。しかし、心で考えだされた血の通った思考法は相手の心を打つものです。
西郷隆盛や勝海舟は、知識も抜群でしたが、人を頭より心で動かすことが
うまい人でした。
かつて、アメリカの自動車王と言われたヘンリー・フォードが、こう言っ
ています。「もし、成功のひけつがあるとすれば、それは他人の立場を理解
できる能力ということになる。すなわち、自分の立場からものを見るより、
他人の立場に立って、ものを考えることのできる能力である」
最後に、孔子の言葉で締めくくることにします。「何もしないで家に居る
時はつつしみ深く、外で仕事をする時は謙虚に、そして人と交わる時は誠実
を旨とし、決して人を欺かない」
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◆生産方式・セル生産方式へ移行したい
◆在庫品を削減したい
◆製品開発業務の期間を短縮したい
◆人的セールス活動を強化したい
◆事業の再構築を図りたい
◆
目標管理の導入・定着を図りたい
◆
人事評価制度をつくりあげたい
◆コスト・ダウンを図りたい
「
経営テクノ研究所」にご相談ください。
【HP】
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
【お問合せ】
tate@agate.plala.or.jp
【発行元】
経営テクノ研究所
〒110-0008東京都台東区池之端1-4-29
ライオンズマンション池之端305
TEL&FAX:03-5913-9197
【発行責任者】
経営テクノ研究所 所長 舘 義之
【事業内容】コンサルティング・企業内研修・講演会・執筆
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2010年5月17日発行 第1・3週月曜日発行
メールマガン:経営のパートナー VOL4
<経営学で企業を再生する>
【E-mail】
tate@agate.plala.or.jp
【HP】
http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
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VOL4.コスト・ダウン
●開発・設計段階でのコスト・ダウン
分相応の製品計画をしないロス
●閑話休題「心施(しんせ)」
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●開発・設計段階でのコスト・ダウン
分相応の製品計画をしないロス
販売競争が激化すると、他の企業に先駆けて、新製品を研究開発するよう
になってきます。そして、製品の種類ばかりが、やたらに増えましたが売上
が一向に上がらなかったり、せっかく新製品を市場に出しながら、2年くら
いで簡単に撤退してしまったのするのは、開発方針が確立されていなかった
ことにも一つの原因があります。
製品というものは、大きい会社は、大きいなりに利益の多いものがあり、
小さい会社は、それなりに利益が得られるものなのです。そして、互いに、
その分野を守りながら共存し、助け合っていく形でなければなりません。
やはり、分相応とか、自分にふさわしい製品をつくり出すということが新
製品計画では大切なことです。ただ、現在の状態に満足して、現状維持でき
ればよいというのが分相応というのではなく、自分がやれば、始めは小さく
ても、それを発展させていけるものを分相応というのです。
以下、中小企業における開発方針例を紹介することにします。
(1)規模や量産の利益の上げらないもの
大規模で能率の専用機械によって安くつくることにより、利益が上がると
いうようなものは、中小企業には向かないのです。このようなものは大企業
で放っておきません。大企業が、それを始めると中小企業では、太刀打ちで
きません。
(2)市場の大きくないものを手がける
市場小さいと、利益の幅も小なくなります。大企業では、大量生産によっ
てコストダウンを可能にします。少量生産ではコストダウンができないので、
手がけようとはしません。中小企業としては、大企業と競争をしないで済み
ます。
(3)特殊な技術を必要とするもの
大企業は、多くの技術者を持っているといっても、特殊な技術者はいませ
ん。大企業は、特殊な技術を必要とするときは外注します。つまり、大企業
が利用してくれるのです。
(4)製品を専門化する
その製品に関して、どこにも負けない技術を確立します。あれこれつくっ
ていたのでは、技術の向上はできません。
(5)誰でも手がけられるものはやらない
競争が激しくなるのでは、利益は上がりません。一時、プラスチック製品
をつくることがはやりましたが、これは誰でもできました。
(6)部分市場を狙う
大企業は、市場を把握して、製品を有利に販売するために製品の個々に特
長を持たせています。つまり、製品の差別化を行っているのです。中小企業
において、同じような事をやれば負けてしまいます。
中小企業は、市場全体を狙うのではなく、その一部、つまり、部分市場に
おいて、最も適した製品をつくるように心がけるべきでr。これをマーケッ
ト・セグメンテーション(市場細分化)といいます。
(7)注文生産を狙う
顧客の個々の注文に応じて、個別生産を行います。自動車は、大量生産に
決まっていますが、中には、顧客の注文に応じて、その要求どおりの手づく
り自動車もあります。手づくり銃、時計など何十万円もするものがあります。
生産財でも、一つ一つ違ったものをつくっていくものがあります。たとえ
ば、金型で、大企業から注文を受けてつくります。
こうした開発方針を明確にせずに、目先の商品をつくり出すことだけに動
いていると、1年~2年の短期には業績が伸びることはあっても、中・長期
的には競合企業に大きく引き離される可能性が大きくなります。そこで、確
かな製品開発方針というものが求められてくるのです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
●閑話休題「心施(しんせ)」
今回は、心施について紹介していくことにします。
心施とは、ひと言でいえば、やさしい心です。心の持ち方で物事の見方が
変わってしまいます。心というものは大変微細なもので、自分の心が言葉遣
いや態度になって反映されます。
それだけに、自分だけがよければいいというのではなく、心底からともに
喜び、ともに悲しむことができ、他の痛みや苦しみを自らのものとして感じ
取れれば申し分ありません。慈悲の心、思いやりの心から自然とやさしい顔
や眼差しに表れてきます。
平成22年5月14日の読売新聞に「職場での嫌がらせ初の7千件超え」
という記事がありました。
平成21年度に都へ寄せられた労働相談を内容別に集計したところ上司や
同僚らによる職場での嫌がらせの相談が1位解雇、2位退職に続いて第3位
に入ったということです。
嫌がらせを受けた相手は上司が約59%、同僚が約21%で内容は暴言や
暴力が多いが、表記を理由に配置転換された例などもあったそうです。
都の担当者は「不景気による人員削減や労働強化を背景に、心にゆとりを
もてなくなったことや、コミュニケーション不足が原因で、円滑な人間関係
を築けなくなったのではないか」と結んでいます。
不景気になればなるほど会社も危なくなってきますが、そのような中でも
心施を失ってはいけないと思うのです。
思い出すのは松下幸之助さんです。不景気になり、会社が倒産寸前に陥っ
たとき、多くの幹部が人員整理を提案しましたが、それを頑として聞き入れ
なかったそうです。
そして、「人員整理はしない」「給料は下げない」ということを打ち出し、
そのために「在庫を一掃しょう」と、従業員に訴えたのです。その結果、在
庫は一掃でき、会社の業績も上向いていったのです。
合理主義と機能主義といった頭で考えた乾いた思考法は、人の心を打ちま
せん。しかし、心で考えだされた血の通った思考法は相手の心を打つものです。
西郷隆盛や勝海舟は、知識も抜群でしたが、人を頭より心で動かすことが
うまい人でした。
かつて、アメリカの自動車王と言われたヘンリー・フォードが、こう言っ
ています。「もし、成功のひけつがあるとすれば、それは他人の立場を理解
できる能力ということになる。すなわち、自分の立場からものを見るより、
他人の立場に立って、ものを考えることのできる能力である」
最後に、孔子の言葉で締めくくることにします。「何もしないで家に居る
時はつつしみ深く、外で仕事をする時は謙虚に、そして人と交わる時は誠実
を旨とし、決して人を欺かない」
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◆生産方式・セル生産方式へ移行したい
◆在庫品を削減したい
◆製品開発業務の期間を短縮したい
◆人的セールス活動を強化したい
◆事業の再構築を図りたい
◆目標管理の導入・定着を図りたい
◆人事評価制度をつくりあげたい
◆コスト・ダウンを図りたい
「経営テクノ研究所」にご相談ください。
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http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/
【お問合せ】
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【発行元】経営テクノ研究所
〒110-0008東京都台東区池之端1-4-29
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TEL&FAX:03-5913-9197
【発行責任者】経営テクノ研究所 所長 舘 義之
【事業内容】コンサルティング・企業内研修・講演会・執筆
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