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事業年度を1年6ヶ月にできる?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006/04/03(第126号)━━
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■□ 【実践!社長の財務】
■□     財務アプローチで儲かる会社を作る
■□     http://www.tm-tax.com/mm-k.htm  購読者数 5,685名
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 おはようございます。
税理士の北岡修一です。

 先週3月27日に、平成18年度税制改正法案が参議院本会議で可決、
 成立しました。3月31日には政省令とともに公布され、4月1日に
 施行となりました。

 5月1日会社法の施行とともに、対処すべき課題がいろいろとあるので
 はないでしょうか。

 ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

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■□  事業年度を1年6ヶ月にできる?
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●前回、個別注記表が計算書類の1つになる、という話をしました。

 計算書類とは、いわゆる「決算書」であり、新会社法では、

  1.貸借対照表
  2.損益計算書
  3.株主資本等変動計算書
  4.個別注記表

 となっています。3、4が新しく計算書類となったわけですね。


●ところで、この3、4の計算書類が規定されているのは、
 会社法ではなく、会社法を補完する法務省令「会社計算規則」という
 ものです。

 その第91条に書いてあります。
 その第1項に書いてあるのですが、実は、その第2項に面白いことが
 書いてあります。


 ある税理士さんが発見して(それほど大袈裟なことではないですが)
 教えてくれたのですが、

 『会社の事業年度を、1年6ヶ月まで延ばすことができる。』

  ということです。


●どういうことかと言うと、

 この91条第2項は、「事業年度は1年を超えることができない。」と
 規定しているのですが、

 その1年のカッコ書きに、

 「事業年度の末日を変更する場合における変更後の最初の事業年度
  については、1年6ヶ月」

 と書いてあります。


●すなわち、期中に決算期を変更して延ばした場合には、最長1年6ヶ月
 までの決算を認める、ということです。

 たとえば、期中に3月決算を9月決算に変更した場合は、その期は、
 4月から翌年9月までの「1年6ヶ月」決算になるってことですね!!

 ちょっと、ビックリですね。

 今までであれば、3月に1回決算をして、9月に6ヶ月だけで再度
 決算をする、ということになっていましたが、今後は、決算を1回
 省けるっていうことになります。


 もちろん、税金の申告上は、今までどおり1年で切れ、ということに
 なると思います。

 管理上も1年で切らないと、何となく気持ち悪いですね...


 会社法はずい分、柔軟になってきたなあ、と思います。


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会社法を機に、独立したい方へ!!

■起業サクセスセミナーやります!
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 昨年も10月に起業セミナーをやり、大変盛り上がりましたが、今回、
 会社法を機に起業を目指す方、あるいは起業したばかりの人向けに
 セミナーをやります。

 会社法の施行がいよいよ決まり、会社はもの凄く作りやすくなりました。
 
 でも、税法が網を張っていたりしますから、注意すべきこともあります。
 その辺の設立の仕方から、キャッシュフローや儲かるための財務などの
 話は私から。

 起業を成功させるためにどのような考え方、行動をしていけばいいのか、
 これは、起業コンサルタントで全国を飛び回っている田渕裕哉氏から
 話してもらいます。

 田渕氏は、自身もサラリーマンから起業して大成功を遂げ、それをもとに
「ビジネスオーナーになる方法」を全国で説いて回っており、大好評を博し
 ております。
 田渕氏のサイト ⇒ http://www2.dc-group.co.jp/

 そんな2人が各1時間ちょっとずつ話し、その後交流会をやります。

 10月のセミナーでもこの交流会が盛り上がりました。

 起業という志を持つもの同志、やはり話は盛り上がりますね。
 こういうセミナーで得た仲間達というのは、後々もお互いに助け合え
 る存在になるのではないかと思います。

 ということで、下記のとおり行ないますので、「起業」の志のある方の、
 ご参加を是非お待ちしております。

               記

 ●日 時: 平成18年4月18日(火)セミナー 15:00~17:30
        ★交流会 18:00~20:00    (開場14:30)

 ●場 所: 丸の内線 西新宿駅2分「住友不動産オークタワー1F」
        ★申込み後ご案内します。

 ●講 師: 税理士 北岡修一 、起業コンサルタント 田渕裕哉

 ●参加費: 10,000円(交流会5,000円含む)

 ★お申込みは、こちらまで
   ⇒ http://www.tmcg.co.jp/seminar/topics.cgi

 ★お問合せは、こちらまで
    ⇒ info@tmcg.co.jp 担当:秋山
  
   
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