■■今週の肝【 対立はチャンス(QA編) 】■■
2週連続してお送りした“対立はチャンス”に、質問や感想を多数いただきました。
人類発展の歴史を見ると、その裏には“対立”が必ずといっていいほどあります。
人間社会と“対立”は切っても切れない仲なんでしょう。
もしかして人間にとって“対立”は永遠に必要なものであり、
一方では、永遠の課題であるかもしれません。
今回はいただいた質問をもとに、“対立”についてさらに発展させてみましょう。
===================== 読者の方からのご質問 ==========
自分と上司とのWin-Win関係でなく、仲間と上司、仲間同士がやりあって
いる場合はどうすればいいと思われますか?
放っておくのも一つの方法かもしれませんが、自分が上司になったとき部下同士
の関係が悪いとそれは会社自体の発展にも影響が出る可能性があると思われます。
特に協力作業によって成り立っている仕事の場合。
実際今は仕事場の仲間同士のことで困ったなと思っているのですが。。。。
どちらも同じ力関係でしたらいいのですが、そうでないと弱いほうのフォロー
をしてやりたいと思っています。
しかし、上手くみんなの気持ちを悪くせずにまとめるにはどうしたらいいのか?
わかりません。自分が上司になったら。。。と考えてもいます。
==================================================
なるほど。こういったケースはよくありますね。
『AさんとBさんが対立している』『AグループとBグループが対立している』
チームの中に「対立する2人」や「対立するグループ」があり、自分が中立な立場
にいる状態。
仲介でもしようものなら、余計こじれたり、最悪「お前はどっちの味方なんだよ」
と自分に矛先が向けられるかもしれない、といった怖さがあります。
私も学校のクラス、部活、会社と似たような経験が何度もあります。
皆さんはいかがでしょうか?
ところで、そもそも人が集まるところには、なぜ“対立”が起こるのでしょう。
数多くの会社の問題をインタビューしてきた経験上、対立する双方の意見を聞くと
ほとんどといっていいほど2つの原因に行き着きます。
一つは、『相互理解がなされていないこと』
もう一つは、『双方が個人的な目的に執着していること』
この2つです。
つまり、対立を解決するには、この2つの原因を解消するようなアプローチを
第3者として実施できればいいわけです。
企業内研修でこんなシーンがよくあります。
「そうはいっても泉さんよぅ、うちの会社は上が問題なんだよ。
俺達を研修する前に、上にコーチングを教えてあげてよ。」
研修の事前に、その会社のトップから、私はこういわれています。
「うちは中間管理職がネックなんですよ。彼らに責任感がないので、
業績も悪いんです。」
さあ、皆さんだったらどうしますか?
私は研修参加者の管理職の方々にこう聞きます。
「私が会社の上の方にいうのはやぶさかではないですが、
ところで、そのことについて上の方と徹底的に話しましたか?」
ほとんどの場合、「いってもムダだからやってません」と返ってきます。
そして私はこう答えます。
「では、上があなたの意見を徹底的に理解するような場がセッティングされたら、
徹底的に理解をしてもらえるように話しますか?その代わり、あなたも上の
考え方を徹底的に理解することを約束してもらいますが。」
問題のある組織の中では、こういった相互理解の会話がほとんどなされていません。
お互いが向き合わず、不平をいうことで逃げています。
向き合わせるには、そういった相互理解の対話を生み出す機会を作ることです。
相互理解がなされたら、今度は個人的に執着している目的ではなく、双方で
“共有し納得できる目的”を探してもらう対話をしてもらいます。
理屈は以上です。
皆さんだったら、どういう方法でこの対話の場を作り出しますか?
1週間イメージしてみてください。
皆さんのコメントお待ちしています。
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【発行元】
ウィルビジョン
株式会社
http://www.will-vision.com
【発行責任者】
泉 一也 (いずみ かずや)
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ご意見・ご感想は
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2週連続してお送りした“対立はチャンス”に、質問や感想を多数いただきました。
人類発展の歴史を見ると、その裏には“対立”が必ずといっていいほどあります。
人間社会と“対立”は切っても切れない仲なんでしょう。
もしかして人間にとって“対立”は永遠に必要なものであり、
一方では、永遠の課題であるかもしれません。
今回はいただいた質問をもとに、“対立”についてさらに発展させてみましょう。
===================== 読者の方からのご質問 ==========
自分と上司とのWin-Win関係でなく、仲間と上司、仲間同士がやりあって
いる場合はどうすればいいと思われますか?
放っておくのも一つの方法かもしれませんが、自分が上司になったとき部下同士
の関係が悪いとそれは会社自体の発展にも影響が出る可能性があると思われます。
特に協力作業によって成り立っている仕事の場合。
実際今は仕事場の仲間同士のことで困ったなと思っているのですが。。。。
どちらも同じ力関係でしたらいいのですが、そうでないと弱いほうのフォロー
をしてやりたいと思っています。
しかし、上手くみんなの気持ちを悪くせずにまとめるにはどうしたらいいのか?
わかりません。自分が上司になったら。。。と考えてもいます。
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なるほど。こういったケースはよくありますね。
『AさんとBさんが対立している』『AグループとBグループが対立している』
チームの中に「対立する2人」や「対立するグループ」があり、自分が中立な立場
にいる状態。
仲介でもしようものなら、余計こじれたり、最悪「お前はどっちの味方なんだよ」
と自分に矛先が向けられるかもしれない、といった怖さがあります。
私も学校のクラス、部活、会社と似たような経験が何度もあります。
皆さんはいかがでしょうか?
ところで、そもそも人が集まるところには、なぜ“対立”が起こるのでしょう。
数多くの会社の問題をインタビューしてきた経験上、対立する双方の意見を聞くと
ほとんどといっていいほど2つの原因に行き着きます。
一つは、『相互理解がなされていないこと』
もう一つは、『双方が個人的な目的に執着していること』
この2つです。
つまり、対立を解決するには、この2つの原因を解消するようなアプローチを
第3者として実施できればいいわけです。
企業内研修でこんなシーンがよくあります。
「そうはいっても泉さんよぅ、うちの会社は上が問題なんだよ。
俺達を研修する前に、上にコーチングを教えてあげてよ。」
研修の事前に、その会社のトップから、私はこういわれています。
「うちは中間管理職がネックなんですよ。彼らに責任感がないので、
業績も悪いんです。」
さあ、皆さんだったらどうしますか?
私は研修参加者の管理職の方々にこう聞きます。
「私が会社の上の方にいうのはやぶさかではないですが、
ところで、そのことについて上の方と徹底的に話しましたか?」
ほとんどの場合、「いってもムダだからやってません」と返ってきます。
そして私はこう答えます。
「では、上があなたの意見を徹底的に理解するような場がセッティングされたら、
徹底的に理解をしてもらえるように話しますか?その代わり、あなたも上の
考え方を徹底的に理解することを約束してもらいますが。」
問題のある組織の中では、こういった相互理解の会話がほとんどなされていません。
お互いが向き合わず、不平をいうことで逃げています。
向き合わせるには、そういった相互理解の対話を生み出す機会を作ることです。
相互理解がなされたら、今度は個人的に執着している目的ではなく、双方で
“共有し納得できる目的”を探してもらう対話をしてもらいます。
理屈は以上です。
皆さんだったら、どういう方法でこの対話の場を作り出しますか?
1週間イメージしてみてください。
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