<44回>
コンピテンシー「
調停力」の磨き方
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れと
なり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
多くの企業では「
成果主義人事制度」に加速度的に移行しています。これの是々非
々は後でするとして、成果の低い、あるいは出せない人にとっては悲劇になるかも知
れません。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・
管理者・社員の皆様、そして求職中の
離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非と
もお読みいただきたいと思います。
===================================
■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理
解が一層深まります。(
コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
=================================
【1】職場の世相を川柳に載せて!
【2】
コンピテンシー「
調停力」の磨き方
【3】編集後記
=================================
【1】職場の世相を川柳に載せて!
お前とはウマが合わない、オレだって!
「刎頚(ふんけい)の交わり」という言葉があります。生死を共にする親しい交際
の意味で使われます。友達関係で「ツーカーの仲」というのもありますが「刎頚の交
わり」のほうがはるかに強い響きがあります。社長や上司を信じきってどこまでも付
いていくといった忠誠心の現われです。
しかし、企業内で仕事をしているとどうもウマが合わない、好きになれない、顔を
見るのもいやだという「犬猿の仲にあるペア」はいるものです。
職場内にこのようなペアがいるとどことなく職場は暗く、ぎすぎすした空気になり、
周囲の人までが変に気を遣わざるを得なくなります。何とかしたいものです。
【2】
コンピテンシー「
調停力」の磨き方
「
調停力」は、対人関係に関する社会性分野の
コンピテンシーです。
当事者双方にまたがる問題の中に第三者が分け入って、争いをやめさせることです。
部下のAさんとBさんが犬猿の仲で、今日も些細なことでいがみ合っていても、上司
すら見て見ぬ振りで放置している場合が多いように思います。
日立関連企業の社風は、会議などで意見が対立し、激しくやりあった場合でも最終
結論が出れば、反対意見だった人も皆一緒になって協力するというものです。私が1
3年間勤務した中での経験談です。ところが転職後の富士フィルム関連企業では、会
議で意見が対立すると3ケ月は口もきかないという例を沢山見ました。これが普通な
のかも知れませんね。
1.
コンピテンシー「
調停力」の
定義付けは?
例えば、「対立する双方の言い分、意見をきいて納得的に相互理解をさせる」とい
うのはいかがでしょうか。相互理解がお互いに欠けているから対立関係になるわけで
す。ずっと我慢してきた一方がついに我慢の限界を超えて一気に爆発する場合もあり
ます。しかし、前から兆候はあったはずです。
困るのは、営業マンや技術者が顧客先や取引先の人と喧嘩をして帰ってくる場合が
あることです。私もサラリーマン時代に数件経験しました。部下が取引先の中小企業
の社長と喧嘩になってしまったのです。この場合は、上司の出番です。私は「部下が
若気の至りで失礼いたしました」と丁重に電話でお詫びをし、直ぐに部下にもお詫び
に伺わせてそれ以来良好な関係を維持できました。似たような例は4~5回経験しま
した。
2.どんな行動基準が考えられるか
例えば「双方の言い分を聴き、共通点を見出してことの荒立ちを最小限に押さえ、
協力体制に導く」というのはいかがでしょうか。
部下を持つ管理者には必須の行動基準ですが、同僚の立場の人にも求められる行動
特性です。
ところが逆の方向に誘導してしまう人がよくいます。どういうことかといいますと、
Aさんに対してBさんがこう言っていた、Bさんに対してはAさんがこう言っていた
とお互いが不快になることを告げ口して、双方の仲が益々悪化するような行動を取る
ことです。このような人はもってのほかですが、よくこういうタイプの人もいるとい
うことです。特に女性に多いですね。気をつけたいものです。
是非「
調停力」のブラッシュアップに取り組んで見ましょう。
【3】編集後記
私は、シンガポールが最も治安のよい国ではないかといつも思っています。日本人
でも一人で出歩いても全く平気です。飲食街などでも喧嘩をしたり、争っている場面
に遭遇したことはありません。
海外生産に携わっていたとき現地スタッフに聞いたところ、「喧嘩両成敗で、ブタ
箱一泊に罰金」だそうです。喧嘩を売ったほうも買ったほうも割が合わないわけです。
人間ですから虫の好かない人というのはいるものです。しかし、最低限「付かず離
れず」ぐらいの関係は維持できるようにしたいものですね。ハリネズミ作戦とでも名
づけましょうか。お互いのハリが刺さって痛くならないように距離を保つのです。敵
を作るより味方を沢山作るほうが仕事をやる上では絶対に有利ですから。
次回に続く
次回は、
コンピテンシー「顧客重視力」の磨き方を解説します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1-20-304
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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コンピテンシーを磨けば仕事のできる人になれる
⇒
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<44回>コンピテンシー「調停力」の磨き方
===================================
人は誰でも能力を保有しています。しかし、せっかくの保有能力が宝の持ち腐れと
なり、成果に結び付けられない人が実に多いのです。
多くの企業では「成果主義人事制度」に加速度的に移行しています。これの是々非
々は後でするとして、成果の低い、あるいは出せない人にとっては悲劇になるかも知
れません。
コンピテンシーを磨けば誰でも仕事のできる人に自己変革できます。経営トップ・
管理者・社員の皆様、そして求職中の離職者の方や就職を目指す学生さんにも是非と
もお読みいただきたいと思います。
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■忙しい人はとりあえず流し読みして下さい。後でゆっくり読み直していただくと理
解が一層深まります。(コンピテンシー宣教師より)■
<今回のメニュー>
=================================
【1】職場の世相を川柳に載せて!
【2】コンピテンシー「調停力」の磨き方
【3】編集後記
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【1】職場の世相を川柳に載せて!
お前とはウマが合わない、オレだって!
「刎頚(ふんけい)の交わり」という言葉があります。生死を共にする親しい交際
の意味で使われます。友達関係で「ツーカーの仲」というのもありますが「刎頚の交
わり」のほうがはるかに強い響きがあります。社長や上司を信じきってどこまでも付
いていくといった忠誠心の現われです。
しかし、企業内で仕事をしているとどうもウマが合わない、好きになれない、顔を
見るのもいやだという「犬猿の仲にあるペア」はいるものです。
職場内にこのようなペアがいるとどことなく職場は暗く、ぎすぎすした空気になり、
周囲の人までが変に気を遣わざるを得なくなります。何とかしたいものです。
【2】コンピテンシー「調停力」の磨き方
「調停力」は、対人関係に関する社会性分野のコンピテンシーです。
当事者双方にまたがる問題の中に第三者が分け入って、争いをやめさせることです。
部下のAさんとBさんが犬猿の仲で、今日も些細なことでいがみ合っていても、上司
すら見て見ぬ振りで放置している場合が多いように思います。
日立関連企業の社風は、会議などで意見が対立し、激しくやりあった場合でも最終
結論が出れば、反対意見だった人も皆一緒になって協力するというものです。私が1
3年間勤務した中での経験談です。ところが転職後の富士フィルム関連企業では、会
議で意見が対立すると3ケ月は口もきかないという例を沢山見ました。これが普通な
のかも知れませんね。
1.コンピテンシー「調停力」の定義付けは?
例えば、「対立する双方の言い分、意見をきいて納得的に相互理解をさせる」とい
うのはいかがでしょうか。相互理解がお互いに欠けているから対立関係になるわけで
す。ずっと我慢してきた一方がついに我慢の限界を超えて一気に爆発する場合もあり
ます。しかし、前から兆候はあったはずです。
困るのは、営業マンや技術者が顧客先や取引先の人と喧嘩をして帰ってくる場合が
あることです。私もサラリーマン時代に数件経験しました。部下が取引先の中小企業
の社長と喧嘩になってしまったのです。この場合は、上司の出番です。私は「部下が
若気の至りで失礼いたしました」と丁重に電話でお詫びをし、直ぐに部下にもお詫び
に伺わせてそれ以来良好な関係を維持できました。似たような例は4~5回経験しま
した。
2.どんな行動基準が考えられるか
例えば「双方の言い分を聴き、共通点を見出してことの荒立ちを最小限に押さえ、
協力体制に導く」というのはいかがでしょうか。
部下を持つ管理者には必須の行動基準ですが、同僚の立場の人にも求められる行動
特性です。
ところが逆の方向に誘導してしまう人がよくいます。どういうことかといいますと、
Aさんに対してBさんがこう言っていた、Bさんに対してはAさんがこう言っていた
とお互いが不快になることを告げ口して、双方の仲が益々悪化するような行動を取る
ことです。このような人はもってのほかですが、よくこういうタイプの人もいるとい
うことです。特に女性に多いですね。気をつけたいものです。
是非「調停力」のブラッシュアップに取り組んで見ましょう。
【3】編集後記
私は、シンガポールが最も治安のよい国ではないかといつも思っています。日本人
でも一人で出歩いても全く平気です。飲食街などでも喧嘩をしたり、争っている場面
に遭遇したことはありません。
海外生産に携わっていたとき現地スタッフに聞いたところ、「喧嘩両成敗で、ブタ
箱一泊に罰金」だそうです。喧嘩を売ったほうも買ったほうも割が合わないわけです。
人間ですから虫の好かない人というのはいるものです。しかし、最低限「付かず離
れず」ぐらいの関係は維持できるようにしたいものですね。ハリネズミ作戦とでも名
づけましょうか。お互いのハリが刺さって痛くならないように距離を保つのです。敵
を作るより味方を沢山作るほうが仕事をやる上では絶対に有利ですから。
次回に続く
次回は、コンピテンシー「顧客重視力」の磨き方を解説します。
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発行責任者:さいたま市中央区上落合8丁目1-20-304
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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