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成長し続ける企業に!サービス業専門
社労士日記(第744回)
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おはようございます。
メルマガ発行者のこまつじゅんいちです。
このメルマガは
サービス業特に飲食店経営者及び店長
売上が上がらないとお悩みの経営者
労務管理の難しさを感じている
人事担当者
同業の
社労士さん
へ向けてこまつが自由に書きたいこと書いているメルマガです。
テーマは
「
従業員のやる気と売上は本当に連動している」
です。
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◎お客様の売上アップのため!サービス業専門
社労士日記
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小松潤一
社会保険労務士事務所
http://www.style-neo.jp http://www.style-neo.com
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■マカロンの恐怖2
(今日も作り話です)
桜井君にとって想像以上に厳しい世界でした。
入社してすぐにケーキ製造部に配属です。
そこではバイト2名と社員1名、そしてオーナーシェフの合計4名が
働いていました。
入社日にオーナーに呼ばれて
オーナー
「この中から好きなケーキを食べていいぞ!!
これからお前はこのケーキを作り続けることなるんだから」
桜井君はシュークリームを選択して食べました。
「おいしい」
俺もこんなにおいしいケーキを作れるようになるため
頑張って行こう!!!!!
初日は雑用だけでした。当たり前ですが
オーナー
「もうお前帰って良いぞ!!」
良いんですか??みんなまだ働いていますが・・・・
どうも桜井君がいても今のところ戦力にすらならないのです。
次の日
先輩の社員が話しかけてきました。
「桜井君ごめんね。私今日でこのケーキ屋さんを辞めることになっているんだ
私の代わりとして桜井君が来てくれたの・・・・・
本当に厳しい世界だけど頑張って」
次の日
先輩のアルバイトスタッフが店に出勤してきません。
オーナー
「飛んだな・・・」
もともと経験のある4人でケーキを製造していたのです。
突然3人になったのです。
しかもそのうちの1人である桜井君は完全素人です。
社員である桜井君
オーナーシェフ
バイトの女の子
の3人で今までの仕事をこなさなくてはいけないのです
桜井君は何もわからないまま言われた通り働き続けます。
オーナーシェフからは毎日のように罵声を浴びせられます。
「ぼけ!!25年間も何していきとったんや!!!!!!死ねボケ!!」
「違う、違う、そんなんやったら生クリームが劣化するやんけ!!!!」
まあ当たり前ですね。料理のことまったくわからないんですから
塩加減とか砂糖とかも種類があり過ぎて桜井君には意味がわからないのです。
そんな状態で毎日毎日怒れれ続けて
オーナーシェフは桜井君とバイトの女の子を前にして次のように言い放ちました。
オーナーシェフ
「桜井のボケが仕事出来ないのはお前が管理出来ていないからだ」
お前と言うのはバイトの女の子のことです。
このバイトの女の子は料理の学校を卒業とフランスにケーキの留学に行き
ただ長時間働いたりなどが健康上の問題で難しいことからバイトとして
働いていただけだった
オーナーシェフは言います。
「お前が桜井のこときちんと教育してないからこんなにも仕事が遅れるんだ
俺の邪魔ばかりしやがって、このままいったらお前には給与払わないからな
ちゃんと教えておけボケ!!!!」
桜井君は驚きました。
自分は未経験で仕事が出来ないことはわかっていて怒られるのも
仕方ないことです。毎日毎日怒られることは嫌なことですが
仕事を教えてもらっているわけでこの程度のことは我慢できます。
ただ自分の能力がないことで先輩の女の子にまで迷惑がかかってしまう
そんな状態が許せません。
桜井君は女の子に言います。
「ごめん。俺のせいで先輩に迷惑がかかっているみたいですね。
すみません。すぐに戦力になることなんて無理かもしれませんが
必死になって頑張りたいと思います」
女の子は目に涙を浮かべてわらってました。
それでも先輩は桜井君を励まします。
「いっしょにがんばろ!」
次の日もオーナーシェフからの罵声は桜井君ではなく
バイトの女の子に向かいました。
オーナーシェフ
「ちゃんと教えておけって昨日伝えただろ!!!!!ボケ」
桜井君を直接怒るのではなく女の子を怒り始めたのです。
正直ちゃんと教えておけって・・・・・・
1日で全部覚えられたら正直俺は今すぐ有名料理人になれるぞ・・・・
桜井君は心の中でわだかまりをためて行くのです。
俺を直接怒ってくれよ。
どうして俺の能力がないことで先輩を怒るんだよ・・・・・
2人で今までの作業をやり続けて仕事は深夜にまで続くようになりました。
それでも先輩は桜井君を励まします。
「いっしょにがんばろ!」
当然深夜に働いても
深夜割り増しや
残業代なんて桜井君には支給されません。
それは別に桜井君にとってはどうでもいいこと
そもそも勉強で来ているのに
残業代もらってどうするんだ!!!
ところがバイトの女の子はオーナーシェフから酷い仕打ちを受けます。
オーナーシェフ
「お前の管理能力がないからこんなに仕事が長くなるんだ」
と22時の段階でバイトの女の子のタイムカードを押してしまします。
勤務は夜中まで続きます。
タダ働きです。
どうして????
ついに我慢が出来なくなり桜井君はオーナーシェフに言いました。
「直接僕を怒って下さい。先輩は関係ありません」
オーナーシェフ
「あほか!!ぼけ!!お前みたいなやつを叱っても仕方ないだろ
あいつ(女の子)の管理能力がないからそれを怒っているんだ」
桜井君
「でも先輩は単なるバイトです。バイトにそれほど厳しくしても仕方ないじゃないです?」
オーナーシェフ
「あほか!!ボケ!ケーキ職人にアルバイトだろうが社員だろうが日雇いだろうが
プロはプロだ。バイトだから責任がないと思っているのか?お前は
お前みたいなやつは料理の世界には向かない、辞めちまえ!!!!」
確かに
バイトだろうが
社員だろうが
お客様にとっては関係がない
でも働いているのにタイムカードを切ってしまって
その店で働く意味があるのだろうか??
俺は勉強のためと思うがバイトの女の子はどう思っているんだろう??
桜井君はバイトの女の子に謝ります。
「本当にすみません。俺のせいでこんなことになって・・・」
先輩
「うううん。桜井君がいなかったら私一人になっていたよ。こちらこそ
ありがとうよ」
桜井君
「でもなぜ先輩はこの店で働いているのですか?」
先輩
「わかんない(笑)」
目に涙をうかべて笑っていました・・・・・・
それでも先輩は桜井君を励まします。
「いっしょにがんばろ!」
そんな時に大きな仕事が入ってきます。
結婚式の引き出物用でマカロン詰め合わせを200人分作るのです。
大きな仕事です。素人の桜井君ですらこの仕事の大きさが理解できました。
「通常の業務だけでも手一杯なのに本当に作れるのか???」
バイトの女の子は頭をフル回転させてどうすれば作れるかを
考えました。
そして通常の作業のあいまにマカロンを作り始めました。
桜井君は必死になって働きました。
結婚式はあと20時間後です。20時間後までに200人分を
作るのです。
作業は深夜までかかりやっと完成しました。
桜井君と先輩はほっとしました。
「良かった!!間に合った・・・・」
ちょっとマカロンを作り過ぎたので2人で食べました。
「美味しい!!!自分で作ったからと言うのもあるかもしれないけど
このマカロンは美味しい。頑張って良かった」
2人で喜びをかみしめました。
しかしその喜びも一瞬で壊れて行きました。
深夜にオーナーシェフが店に様子を見に来ました。
マカロンを口にして
そして一言
「おい、砂糖の加減が間違っているんじゃないか????
これは俺が作ったマカロンだ、これと食べ比べてみろ!!!」
佐藤君は焦りました。もしかして作り間違えたかなと
そしてシェフが作ったマカロンと自分たちが作ったマカロンと
びくびくしながら食べ比べてみました。
同じ味です。
桜井君には味の違いがわかりません。
先輩の一緒の感覚のようでした。
味の違いがわからないのです。
ところが
オーナーシェフ
「ばっきゃーやろーーーーーーー!!!!全然味が違うじゃないか!!!
どうやったらこんなにまずいマカロンが作れるんだ!!!!!」
とせっかく作ったマカロンを壁に投げつけて
壊し始めました。
さすがに先輩は大きな声で
「辞めて下さい。せっかく作ったマカロンを投げるなんて・・
私には違いがわかりません。何がだめなんでしょうか?」
桜井君も続きます。
「そうですよ。オーナーシェフの言われた材料の分量で何度も何度も確認しながら
作りました。これは間違いありません。何が違いがあるのか教えて下さい」
オーナーシェフ
「お前らみたいな舌ではこの感覚がわからないのか!!!!
辞めちまえ」
この日はもう20時間近く働いていてもう今からマカロンを作る元気はありません。
2人はそのまま家に帰りました。
そのあとオーナーシェフはどうやってマカロンを結婚式に間に合わせたかはわかりません。
そして次の日出勤すると大きな変化があったのです。
先輩が出勤してきません。
桜井君一人で出来る仕事ではありません。
オーナーシェフ
「お前が無能だからあいつも店に来なくなるんだ!!!ボケ!!!
まああいつも根性無しだったということだ」
桜井君はもう我慢の限界でした。
理不尽なことで怒られ
さらに自分の失敗は先輩の責任にされ
マカロンの味の違いも教えてくれず
桜井君
「もうこの店を辞めさせて下さい。今までありがとうございました」
桜井君の心残りは先輩にお礼が言えなかったことです。
先輩がいなければもっと早く辞めていたでしょう。
ただ先輩の連絡先を知らないのです。
「先輩にお礼とお詫びを言いたかった・・・・・」
その後オーナーシェフの店はなくなったようです。
風の噂では、人で不足からオーナーシェフが毎日働き過労で倒れたと聞きました。
思い返せばかなり腕のある職人でした。
ケーキは本当に美味しかった。
先輩は10年後フランスのコンクールで入賞したと雑誌にのっていて
桜井君は昔を思い出しました。
先輩もがんばっているんだ・・
桜井君はそれから料理の専門学校に通いなおし
再びケーキ屋さんで数年間修行をして
今では10店舗を構える会社の社長です。
そこでは過去の経験をいかしてアルバイトや社員が働きやすい環境を
どうすれば作れるか?
社員やアルバイトが喜んでくれて
そしてその結果お客様も喜んでくれて
そんな店づくりを徹底してきました。
時には厳しく
時には優しく
従業員には愛情を持って接しました。
店は繁盛して次々に新規出店を重ねました。
雑誌にも大きく取り上げられてますます繁盛店です。
雑誌の記者がこう聞きました。
「桜井さんの店ではマカロンがありません。マカロンは販売しないのですか??」
桜井君はこう言います。
「マカロンを見ると昔を思い出して吐きそうになります。悔しかったあのころを」
もう二度とマカロンを作ることはありません。
おしまい
結局飲食店などは人がすべてです。
甘やかすのもだめでしょうが
厳しすぎるのもだめです。
もうこの世の中が多様化していき
料理の世界に行きたいという人材も
少なくなってきているのです。
そして未経験者が入社してきて
オーナーシェフも今までと違うやり方をしていかなければ
いけなくなって来たのかもしれません。
御社ではどうでしょうか?
よかったら感想をください
info@style-neo.jp
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創造人材
株式会社
小松潤一
社会保険労務士事務所
小松潤一
http://www.sou-jin.com/
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(今日も作り話です)
桜井君にとって想像以上に厳しい世界でした。
入社してすぐにケーキ製造部に配属です。
そこではバイト2名と社員1名、そしてオーナーシェフの合計4名が
働いていました。
入社日にオーナーに呼ばれて
オーナー
「この中から好きなケーキを食べていいぞ!!
これからお前はこのケーキを作り続けることなるんだから」
桜井君はシュークリームを選択して食べました。
「おいしい」
俺もこんなにおいしいケーキを作れるようになるため
頑張って行こう!!!!!
初日は雑用だけでした。当たり前ですが
オーナー
「もうお前帰って良いぞ!!」
良いんですか??みんなまだ働いていますが・・・・
どうも桜井君がいても今のところ戦力にすらならないのです。
次の日
先輩の社員が話しかけてきました。
「桜井君ごめんね。私今日でこのケーキ屋さんを辞めることになっているんだ
私の代わりとして桜井君が来てくれたの・・・・・
本当に厳しい世界だけど頑張って」
次の日
先輩のアルバイトスタッフが店に出勤してきません。
オーナー
「飛んだな・・・」
もともと経験のある4人でケーキを製造していたのです。
突然3人になったのです。
しかもそのうちの1人である桜井君は完全素人です。
社員である桜井君
オーナーシェフ
バイトの女の子
の3人で今までの仕事をこなさなくてはいけないのです
桜井君は何もわからないまま言われた通り働き続けます。
オーナーシェフからは毎日のように罵声を浴びせられます。
「ぼけ!!25年間も何していきとったんや!!!!!!死ねボケ!!」
「違う、違う、そんなんやったら生クリームが劣化するやんけ!!!!」
まあ当たり前ですね。料理のことまったくわからないんですから
塩加減とか砂糖とかも種類があり過ぎて桜井君には意味がわからないのです。
そんな状態で毎日毎日怒れれ続けて
オーナーシェフは桜井君とバイトの女の子を前にして次のように言い放ちました。
オーナーシェフ
「桜井のボケが仕事出来ないのはお前が管理出来ていないからだ」
お前と言うのはバイトの女の子のことです。
このバイトの女の子は料理の学校を卒業とフランスにケーキの留学に行き
ただ長時間働いたりなどが健康上の問題で難しいことからバイトとして
働いていただけだった
オーナーシェフは言います。
「お前が桜井のこときちんと教育してないからこんなにも仕事が遅れるんだ
俺の邪魔ばかりしやがって、このままいったらお前には給与払わないからな
ちゃんと教えておけボケ!!!!」
桜井君は驚きました。
自分は未経験で仕事が出来ないことはわかっていて怒られるのも
仕方ないことです。毎日毎日怒られることは嫌なことですが
仕事を教えてもらっているわけでこの程度のことは我慢できます。
ただ自分の能力がないことで先輩の女の子にまで迷惑がかかってしまう
そんな状態が許せません。
桜井君は女の子に言います。
「ごめん。俺のせいで先輩に迷惑がかかっているみたいですね。
すみません。すぐに戦力になることなんて無理かもしれませんが
必死になって頑張りたいと思います」
女の子は目に涙を浮かべてわらってました。
それでも先輩は桜井君を励まします。
「いっしょにがんばろ!」
次の日もオーナーシェフからの罵声は桜井君ではなく
バイトの女の子に向かいました。
オーナーシェフ
「ちゃんと教えておけって昨日伝えただろ!!!!!ボケ」
桜井君を直接怒るのではなく女の子を怒り始めたのです。
正直ちゃんと教えておけって・・・・・・
1日で全部覚えられたら正直俺は今すぐ有名料理人になれるぞ・・・・
桜井君は心の中でわだかまりをためて行くのです。
俺を直接怒ってくれよ。
どうして俺の能力がないことで先輩を怒るんだよ・・・・・
2人で今までの作業をやり続けて仕事は深夜にまで続くようになりました。
それでも先輩は桜井君を励まします。
「いっしょにがんばろ!」
当然深夜に働いても深夜割り増しや残業代なんて桜井君には支給されません。
それは別に桜井君にとってはどうでもいいこと
そもそも勉強で来ているのに残業代もらってどうするんだ!!!
ところがバイトの女の子はオーナーシェフから酷い仕打ちを受けます。
オーナーシェフ
「お前の管理能力がないからこんなに仕事が長くなるんだ」
と22時の段階でバイトの女の子のタイムカードを押してしまします。
勤務は夜中まで続きます。
タダ働きです。
どうして????
ついに我慢が出来なくなり桜井君はオーナーシェフに言いました。
「直接僕を怒って下さい。先輩は関係ありません」
オーナーシェフ
「あほか!!ぼけ!!お前みたいなやつを叱っても仕方ないだろ
あいつ(女の子)の管理能力がないからそれを怒っているんだ」
桜井君
「でも先輩は単なるバイトです。バイトにそれほど厳しくしても仕方ないじゃないです?」
オーナーシェフ
「あほか!!ボケ!ケーキ職人にアルバイトだろうが社員だろうが日雇いだろうが
プロはプロだ。バイトだから責任がないと思っているのか?お前は
お前みたいなやつは料理の世界には向かない、辞めちまえ!!!!」
確かに
バイトだろうが
社員だろうが
お客様にとっては関係がない
でも働いているのにタイムカードを切ってしまって
その店で働く意味があるのだろうか??
俺は勉強のためと思うがバイトの女の子はどう思っているんだろう??
桜井君はバイトの女の子に謝ります。
「本当にすみません。俺のせいでこんなことになって・・・」
先輩
「うううん。桜井君がいなかったら私一人になっていたよ。こちらこそ
ありがとうよ」
桜井君
「でもなぜ先輩はこの店で働いているのですか?」
先輩
「わかんない(笑)」
目に涙をうかべて笑っていました・・・・・・
それでも先輩は桜井君を励まします。
「いっしょにがんばろ!」
そんな時に大きな仕事が入ってきます。
結婚式の引き出物用でマカロン詰め合わせを200人分作るのです。
大きな仕事です。素人の桜井君ですらこの仕事の大きさが理解できました。
「通常の業務だけでも手一杯なのに本当に作れるのか???」
バイトの女の子は頭をフル回転させてどうすれば作れるかを
考えました。
そして通常の作業のあいまにマカロンを作り始めました。
桜井君は必死になって働きました。
結婚式はあと20時間後です。20時間後までに200人分を
作るのです。
作業は深夜までかかりやっと完成しました。
桜井君と先輩はほっとしました。
「良かった!!間に合った・・・・」
ちょっとマカロンを作り過ぎたので2人で食べました。
「美味しい!!!自分で作ったからと言うのもあるかもしれないけど
このマカロンは美味しい。頑張って良かった」
2人で喜びをかみしめました。
しかしその喜びも一瞬で壊れて行きました。
深夜にオーナーシェフが店に様子を見に来ました。
マカロンを口にして
そして一言
「おい、砂糖の加減が間違っているんじゃないか????
これは俺が作ったマカロンだ、これと食べ比べてみろ!!!」
佐藤君は焦りました。もしかして作り間違えたかなと
そしてシェフが作ったマカロンと自分たちが作ったマカロンと
びくびくしながら食べ比べてみました。
同じ味です。
桜井君には味の違いがわかりません。
先輩の一緒の感覚のようでした。
味の違いがわからないのです。
ところが
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「ばっきゃーやろーーーーーーー!!!!全然味が違うじゃないか!!!
どうやったらこんなにまずいマカロンが作れるんだ!!!!!」
とせっかく作ったマカロンを壁に投げつけて
壊し始めました。
さすがに先輩は大きな声で
「辞めて下さい。せっかく作ったマカロンを投げるなんて・・
私には違いがわかりません。何がだめなんでしょうか?」
桜井君も続きます。
「そうですよ。オーナーシェフの言われた材料の分量で何度も何度も確認しながら
作りました。これは間違いありません。何が違いがあるのか教えて下さい」
オーナーシェフ
「お前らみたいな舌ではこの感覚がわからないのか!!!!
辞めちまえ」
この日はもう20時間近く働いていてもう今からマカロンを作る元気はありません。
2人はそのまま家に帰りました。
そのあとオーナーシェフはどうやってマカロンを結婚式に間に合わせたかはわかりません。
そして次の日出勤すると大きな変化があったのです。
先輩が出勤してきません。
桜井君一人で出来る仕事ではありません。
オーナーシェフ
「お前が無能だからあいつも店に来なくなるんだ!!!ボケ!!!
まああいつも根性無しだったということだ」
桜井君はもう我慢の限界でした。
理不尽なことで怒られ
さらに自分の失敗は先輩の責任にされ
マカロンの味の違いも教えてくれず
桜井君
「もうこの店を辞めさせて下さい。今までありがとうございました」
桜井君の心残りは先輩にお礼が言えなかったことです。
先輩がいなければもっと早く辞めていたでしょう。
ただ先輩の連絡先を知らないのです。
「先輩にお礼とお詫びを言いたかった・・・・・」
その後オーナーシェフの店はなくなったようです。
風の噂では、人で不足からオーナーシェフが毎日働き過労で倒れたと聞きました。
思い返せばかなり腕のある職人でした。
ケーキは本当に美味しかった。
先輩は10年後フランスのコンクールで入賞したと雑誌にのっていて
桜井君は昔を思い出しました。
先輩もがんばっているんだ・・
桜井君はそれから料理の専門学校に通いなおし
再びケーキ屋さんで数年間修行をして
今では10店舗を構える会社の社長です。
そこでは過去の経験をいかしてアルバイトや社員が働きやすい環境を
どうすれば作れるか?
社員やアルバイトが喜んでくれて
そしてその結果お客様も喜んでくれて
そんな店づくりを徹底してきました。
時には厳しく
時には優しく
従業員には愛情を持って接しました。
店は繁盛して次々に新規出店を重ねました。
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雑誌の記者がこう聞きました。
「桜井さんの店ではマカロンがありません。マカロンは販売しないのですか??」
桜井君はこう言います。
「マカロンを見ると昔を思い出して吐きそうになります。悔しかったあのころを」
もう二度とマカロンを作ることはありません。
おしまい
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甘やかすのもだめでしょうが
厳しすぎるのもだめです。
もうこの世の中が多様化していき
料理の世界に行きたいという人材も
少なくなってきているのです。
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