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創業資金と法人設立ほか・・・

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         決算書のうそつき! [2005年8月1日 第13号]
          決算書からわかる本当の会社の姿は・・・・
        お金を貸す側と借りる側の現場での経験を披露します
         現在 読者数900名様 ありがとうございます!
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目次 1.資金調達コラム(11.業暦と資金調達)
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   2.うそつき決算書への道 (10.創業資金と法人設立)
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   3.編集後記
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皆様こんにちは

武田です

早くも8月1日です。
夏真っ盛りですね。

今回は東京からおくります。

さて、中小企業の皆様につきましては、依然と資金調達を行いやすい状況が続いて
いる様子です。
ただ、見ていると銀行の対応も流動的で、数ヶ月前まで融資に積極的だった銀行
が、態度を硬化させたかと思うと別の銀行が積極的に貸し出しを始めているような
状況ですね。この辺の見極めが非常に重要だと思います。

さらに、これから迎える9月末、つまり銀行で言う中間決算の時期に於いては
各銀行担当者がそれぞれの成績を残すため営業活動を開始するものと考えられます。

以上の点を念頭に、上手に銀行さんと付き合っていきましょう!


さて、私は銀行での勤務経験と会計事務所での決算書の作成の業務を通じてお金を
貸す側の立場と、会計事務所の顧問先の決算書作成を通じて資金調達を行うために
決算書の作成を行ってきました。(もちろん法令遵守した決算書の作成です・・・)

その経験を通じて、お金を通じての会社と銀行との駆け引き、資金繰りの現場をい
やというほど見てきました。

このメルマガでは、その経験を主に融資を行う金融機関担当者、中小企業経営者、
及びこれから起業を考えている方向けに伝えてゆきたいと考えております。


★このメルマガの内容とは・・・・
都市銀行、会計事務所の勤務を通じて、お金を貸す側の審査の経験と、お金を借り
る側の現場に携わってきた資金調達・資金繰りコンサルタントである筆者がお化粧
だらけの中小零細企業の決算書の本当の姿をわかりやすく明かします。

コンサルとして融資実行に携わった案件数は150社以上・融資実行額は20億円に達
します。

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【1】資金調達コラム(11・業暦と資金調達)
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さて、今回から資金調達の方法について一通りご説明してゆこうと思います。
今回はその導入として借り入れを検討している会社の状況においてどの融資制度を
使うかを体系的にご説明します。

なお、以下では私自身の経験と私見が大きなウェイトを占めてくることとなりますの
で、実際の融資制度の条件等と若干の乖離が生じるかもしれませんがその点を
ご了承ください。
(逆に融資制度をつらつらと羅列するだけだと簡単なのですが、そのような書籍・情報
などはたくさんありますので、それら情報はそちらに譲ります)


中小企業において資金調達の方法を検討するにあたり考慮する点は
1・業暦(創業後何年たっているか)
2・財務的な状況はどのようになっているか(債務超過かどうか)
3・納税状況はどうか(法人税・事業税・源泉税・消費税

以上の3点が重要になってきます。

その中でも業暦は、融資商品に制限が明記されているため融通が利きません。
従って非常に重要なポイントとなります。
つまり、資金調達においての戦略構築に於いては、まず業暦何年かという点を中心に
して分類した後上記2・3の要件を確認しながら使える融資制度に落とし込んでゆく
形となります。

ちなみに資金調達の手法の分類は下記のとおりに分類されます。

1・信用保証協会付融資
2・ビジネスローン
3・新興融資商品(新銀行東京など)
4・銀行プロパー融資
5・国民生活金融公庫
4・ノンバンク

なお、商工ローンに関しては融資の基準が事業本体というよりは保証人の保証能力
に依存する比率が圧倒的に高いため今回ははずして考えます。


まず中小企業の成長に応じて業暦を下記のように時系列に分類します。
・創業前
・創業後~創業1年以内
・創業1年~2年
・創業2年以上
・創業3年以上


      創業年度と利用できる融資制度の一覧(イメージ)

融資枠は無担保、代表者保証のみによる運転資金とします
(注)
・モデルとして2年目の売上月商3000万円程度の卸売り業を前提としています
・創業2年目で年商36000万に到達
・本来は財務状況に左右されますが今回は考慮しません(利益計上が前提)
・融資商品的には別途上限枠の設定はありますが今回は私の経験測での実行額目安です
・貴社につき融資確約できる数値ではありませんのでご了承ください
・融資枠はその都度実行額ではなく融資実行額の累計で認識します

1・創業前
 国民生活金融公庫               融資枠   ~300万
 信用保証協会(創業制度融資)         融資枠   ~300万
                         合計    600万
 
2・創業後~創業1年以内
 国民生活金融公庫               融資枠   ~800万
 信用保証協会(創業制度融資)         融資枠   ~800万
                         合計   1600万

3・創業1年~2年
 国民生活金融公庫               融資枠  ~1000万
 信用保証協会(一般保証・制度融資)      融資枠  ~3000万
                         合計   4000万

4・創業2年以上
 国民生活金融公庫               融資枠  ~1000万
 信用保証協会(一般保証・制度融資)      融資枠  ~3000万
 ビジネスローン                融資枠  ~5000万
 新銀行東京・日本新興銀行など新興融資制度        ~3000万
                         合計  12000万

5・創業3年以上
 国民生活金融公庫               融資枠  ~1000万
 信用保証協会(一般保証・特別枠)       融資枠  ~5000万
 ビジネスローン                融資枠  ~5000万    
 新銀行東京・日本新興銀行など新興融資制度   融資枠  ~3000万
 新生ビジネス等の銀行とノンバンクの中間の機関 融資枠  ~3000万
 銀行でのプロパー融資             融資枠  ~1000万
                         合計  18000万


以上のように、業暦を中心に資金調達を考えると創業~創業後1年を経過
するまでは、国民生活金融公庫、創業制度を利用した信用保証協会などと
資金調達の手法及び金額が限定されてしまいます。

逆に創業後2年を経過すると資金調達の幅が一気に増額します
(4000万円→12000万円)
これは、ビジネスローンが使用できるようになる点が大きな要因です。
そして、ここで体力以上の資金調達を行いその後が厳しくなる会社が大多数なのです。

会社を創業する経営者はこのような資金調達の手法を創業後3年程度見据えた上で
資金計画を立てないと金融環境に適合しない資金計画となってしまいます。

世の中には資金調達についてノウハウが多々あるように表現された書籍などがたくさん
ありますが、中小企業が金融機関相手に検討できる資金調達の手法、戦略は上記の
方策しかない!と言い切れます。

上記の枠と、自社の売上・財務の状況を見ながら金融機関とうまく付き合ってゆくこと
が重要であるといえます。

次回以降で各資金調達の手法に関して詳細のご説明をしてゆきます。



∽∽‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥∽∽
◆◇◆◇
◇◆◇ 
◆◇        

      資金調達計画は金融環境・資金調達可能額に
     即したものを作成しないとただの絵に描いたもち!  ◇
                              ◇◆
                              ◇◆◇
                              ◇◆◇◆
∽∽‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥∽∽



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【2】うそつき決算書への道 (9・創業資金と法人設立)
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前回までのあらすじ

創業予定の山口さんの話を聞きながら健二は資金調達の方法の落としどころに
ようやく到達できそうな様子です。これからはこちらからの提案です。

   第9回  (創業資金と法人設立)

「うーん・・・・」
健二は深く考えるようなしぐさをしながら目を押さえた後、前を向き山口さんを正視
しました。

「銀行経由の制度融資で行きましょう!」
健二は自信満々で発言しました。

山口さんはそれに対して・・・「お任せします!」との返答です。

山口さんとしては、資金調達できれば国金であれ銀行であれどちらでも良いのです

健二は銀行経由の制度融資に決断した理由を山口さんに説明しました。

第一に 第三者の保証人が必要ない点です。

国民生活金融公庫においても保証人が必要のない制度の創業融資があるのですが
自己資金の要件として、 開業前または開業後で税務申告を終えていない場合は、
開業資金の2分の1以上の自己資金を確認できる方とあります。

今回の申込500万に対して山口さんが準備できる資金が100万円しかないとい
うことは前回明確になっています。
したがって、もし国民生活金融公庫で500万申込するのであれば250万円の
自己資金が必要となります。

その点、銀行での制度融資の場合は創業資金に於いては創業後であれば無保証で
自己資金の要件もなかったのです。(これは各区役所などによりばらつきがあり
ます)

第二に上記創業資金を申し込むにあたり、法人を先んじて8月末までに設立する
意向があるという点。

法人を設立することにより、銀行での創業後融資ということになります。

以上の要件により健二の判断に至ったというわけです。

「なるほど、、、」山口さんは納得した様子です。

健二は矢継ぎ早に提案します。
「では、今後の方策として、融資の前に法人設立に着手しましょう。現在商法
先行きが見えにくく、もしかしたら来年から法人設立のための最低資本金制度・
つまり有限会社においては300万円、および株式会社においては1000万円
の準備が必要なくなるかもしれないといわれています。また、現在は特例として
1円起業による法人設立を行うことが可能です。山口さんにおいては自己資金が
100万円ということですから、8月に法人を設立するのであれば、特例制度に
よる法人の設立が良いかと思います。この手続きに関しては僕の提携している
司法書士がおりますのでそちらでお任せいただければ早速着手することとしまし
ょうか?」

山口さんはお任せという様子で、ではすべて先生にお任せします。ということに
なりました。

報酬に関しては
「融資が実行されたらその5%を頂きます。つまり500万円実行されたら25
万円を実行時に頂くこととします」
 健二はどきどきしながら提案しました。

山口さんは「お任せします。とうなずきました」

よかったよかった

とりあえず、今回の面談のポイントはすべて終わりました。
これで実績を作ればこれからの健二の事業戦略にも生かせます。

今後は、健二は管轄の区役所に問い合わせをし、同時に金融機関への打診を開始
することとなります。と同時に法人の設立の手続きに着手することとなります。

山口さんはうれしそうに何度もお礼を言いながら
「今度知り合いの起業予定者を連れてきますので彼も面倒を見てあげてください」
なんてうれしいことを言ってくれながら帰路につかれました。

健二はほっとしながら帰り道の自宅最寄の駅で降りて、焼き鳥屋さんに一人入り
ビールを飲みながら、久しぶりに自分自身の事業計画を考え直しています。
つまり、現在働いている会社のことです・・・・

隆さんの会社との顧問契約もあるし、今回の件もある。
新規の案件を紹介してくれるという話もある。

そろそろ、自分自身の腹もくくらなければならないかな・・・・


                               つづく
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『うそつき決算書への道』 ご意見ご感想募集中!

      今回の『うそつき決算書への道』はいかがでしたでしょうか。
    今後も健二は皆様のご要望、ご指摘に応じて将来を変えてゆきます。
     盛り込んで欲しい内容など言っていただければ順次盛り込んでゆきます。

            ご意見、ご感想もお待ちしております!


               info@fp-support.net

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【3】編集後記  
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融資の目利き・・・・・

このような資金調達のお手伝いをしておりますといろいろな案件のご紹介、相談
があります。

そのような案件を多数見ていると融資が通りやすい社長、会社とそうでない会社との
目利きというか感触というものが最初の面談である程度読めてくるようになります。

こちらとしてもビジネスとして取り組みますのでどう逆立ちしても取り組みが難しい
案件については、融資先行というよりは資金繰り内容の見直しという形からの取り組
みとなり、半年後の融資実行を目指すような取り組みになるケースも良くあります。

では、融資が通りやすい社長、会社の特徴とは・・・・・・

僕の経験では下記のとおりです

決算書の面が良い
 これは、税理士さんの力に負う部分が大きいのですが、別表の作成方法、決算書
の科目の選択方法、科目内訳書の緻密さなどにより、決算書の表情とでも言いましょ
うか。それがとても美しいのです。手書きの申告書でも確かに美しさはあるのですが
やはり、それだけでは時代に乗り遅れているとの判断をされてしまいがちなので
注意が必要です。決算書試算表が手書きとなると論外です。

・社長が元気でビジョン・自分の言葉をもっている
 社長が元気で前向きであることはそれだけで銀行に対してもプラス要因です・
また、会社のこれからの方向性を明確に持っていることも重要です。ただし、明らか
に実行不可能なようなビジョンを語る社長は逆に信用できません。分かりやすい言葉
で我々や金融機関に実行できるかのごとくビジョンを語れる社長は信用できます。

・事務所に活気がある
 会社に電話したときに事務員がテキパキと対応できる。必要な書類が即座に出てく
るような会社はそれだけで信用がつきます。

・簡単に億単位の話をしない
 我々のような仕事をしているといろんな社長さんにお会いしますが、安易に億単位
のビジネスをほのめかす方は総じて信用できませんでした。
数百万、数十万の数値について力をこめて話される社長の言われることは信用できま
す。

・反応が早い
 こちらから所定の書類を指定した場合に当日もしくは翌日には準備をしてもらえる
会社は融資の可能性も高かったような気がします。金融機関も担当は一人の人間です
からその案件に対しての熱意、気持ちの入れようにも配慮する必要があります。。
クイックレスポンスでスパッと返答があるような案件は融資の実行までが気持ちよく
流れます。

以上
理論的な理由付けはあえてしませんが、私の経験則から見て上記のような案件は
取り組みがしやすかったと記憶しております。

皆様の会社に於いても再検討して見られてはいかがでしょうか。

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 TEL 03-5365-2177
 FAX 03-5365-2178

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 お返しいたします。また、取り上げて欲しい話題、ご質問もお待ちしております。
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