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「事業戦略」 と 「リベラル・アーツ」

総務の森』コラムをご覧のみなさま


こんにちは! 合同会社5W1Hの高野潤一郎と申します。

プロフィールとバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
http://www.soumunomori.com/profile/uid-97755/

============================================================

HR総研様の『人事白書2014』の2箇所(育成関連および人事
戦略関連)で、弊社サービスをご紹介いただきました。
https://www.hrpro.co.jp/hks_kyosan.php
併せてご覧いただければ幸いです。

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本コラムでは、弊社配信の無料ニューズレター第154号(2014年3月
5日配信)で公開した記事の一部をシェア差し上げます。
今回のタイトルに興味をお持ちいただけた方は、是非、お役立てく
ださい。

<以下、抜粋記事となります。その旨、予めご了承くださいませ。
 なお、システム上、本コラムでご紹介できない『図表』などを含
 めた『全文』は、後述のリンク先より、無料で、何の登録手続き
 もなく、ご覧いただけますので、ご安心ください。>

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(前略)

今回は、「教養」ということについて、これまでとはまた少し違っ
た切り口から、私なりの考えをご紹介してみようと思います。


■「教養」と「リベラル・アーツ」

日本で「教養」というと、「学問・知識が身について得た豊かな心。
身につけた、その分野の系統立った知識。」[角川 類語新辞典] や
「単なる学殖・多識とは異なり、一定の文化理想を体得し、それに
よって個人が身につけた創造的な理解力や知識。その内容は時代や
民族の文化理念の変遷に応じて異なる。」[広辞苑] といった意味
が当てられています。

そして、グローバルな文脈では、「リベラル・アーツ」(Liberal
Arts:一般教養)といった言葉が、教養に近いものとして扱われて
います。(中世ヨーロッパでは、「自由七科」(論理学、算術、幾
何学、文法学、修辞学、天文学、音楽)を学ぶことを、リベラル・
アーツと呼んでいました。)

前半の「リベラル」は、「奴隷ではなく、独立した自由人であるた
めに身につけるべき学芸・素養」を指し、後半の「アート」(※1)
は、「人間が創り出したもの(を扱う分野)」を指しています。

※1 特に、キリスト教の影響が大きい地域の人々は、「アート」
=「人間が創り出したものを扱う分野」と、「サイエンス」=「神?
が創り出したもの、すなわち、自然を扱う分野」を分けて考える場
合があるようです。


また、日常生活を送る上で、科学や技術の進展について適切に理解
することの重要性が求められるようになってきた現代では、「科学
リテラシー」(Science Literacy)も「教養」であるという見方が
市民権を得始めているのではないかと、私は見ています。

「教養」と「リベラル・アーツ」にはいろいろ違いがありそうです
し、その内容も変化してきているようなのですが、共通して大切な
のは、

------------------------------------------------------------
・単なる博学(物知り)とは違うよ

・奴隷と違って、独立した自由な存在であるために身につけておく
 べきものだよ

・創造が関係するよ
------------------------------------------------------------
といったことではないでしょうか?

(以下では、「教養」と「リベラル・アーツ」を統合して、「教養」
 と表記します。)


■自らを制約から解放し、境界を超えていく素養

「教養」について、もう少し考えを進めてみましょう。

外国旅行をしたことのある方であれば、「えっ、水道の水って飲め
ないの!?」「タクシーの扉って、自分で開けるの!?」のような
意外なことで驚いた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

自分(たち)にとっての当たり前と、別のバックグラウンドを持つ
人にとっての当たり前が異なることに氣づく経験を重ねるうちに、
ただの博学止まりではなく、さまざまな知識を自分なりに関連づけ
て捉えるようになったりします。

そしてまた、その新たなモノの見方に基づいて、自分(たち)につ
いての新たな認識を持つようになったり、より包括的な世界観や人
生観を持つようになったりすることで、生き方や働き方(日常生活
における言動や態度など)が変化していきます。

「どこの国や地域でも、水道が整備されており、蛇口をひねれば、
そのまま飲める水が出てくるものである」という、1つのモノの見
方や常識に縛られたままでいれば、他者と話がかみ合わなかったり、
話が平行線を辿って感情的になったり、相手との関係が悪化したり
することすらあるかもしれません。

上記のような例で少しイメージがしやすくなったのではないかと思
うのですが...私たちは普段、自分たちの思考や判断が、さまざま
な思い込み・制約・不自由さに囚われていることに氣がつかずに過
ごしています。

物事を多角的に考えて取り組むことで「制約から人間を解放する」
こと、あるいは、外国語や専門外の事柄を学ぶことや、種々の体験
から自分なりの学びを得て「『境界』(時間・空間、分野、組織、
制度・規制などの壁)を乗り越えていく素養を身につける」ことが、
「教養を高める」ということなのかもしれないと、私は考えていま
す。


■「課題設定能力」≒「事業戦略策定能力」?

種々の「境界」を乗り越えることで成立する「グローバル・ビジネ
ス」が当たり前となってきている現代では、「与えられた問題に対
して効率よく正解する」能力とは別に、「自ら課題を設定して、真
実・解決策を探求し、関係者が納得する解を見い出す」能力が求め
られるようになってきています。

(中略)

言葉やスケールを変えれば、これは、「自ら、経営戦略や事業戦略
を策定する能力」とも言えそうです。

そして、グローバル・ビジネスという文脈で求められているのが、
専門分野の異なる人々・異なる価値観を持つ人々に理解・共感して
もらえるような話をしてチームを束ねたり、異なるバックグラウン
ドの人と対等に深く議論を重ねたり、自己変革と協働を進めたりし
ていくことができるといった側面も備えた「グローバル人財」です。

前段で、「自らを制約から解放し、境界を超えていく素養」を「教
養」と考えていると書いていたのを思い出してください。

「グローバル人財に求められる素養を涵養するもの」「自ら適切な
課題を設定する能力(≒事業戦略策定能力)を醸成するもの」の1
つとして「教養」が大きな役割を果たしそうだという側面が見えて
こないでしょうか?

(中略)

さて、今回の話をお読みになって、みなさんは、「事業戦略策定能
力と教養の関係」について、どういったことを考えたり、感じられ
たりしたでしょうか? 

弊社では、冒頭でご紹介していた、
------------------------------------------------------------
視座を高め、視野を広げ、視点を適切に選ぶ力を育みたい人のため
の読書会「教養醸成の会」http://www.5w1h.co.jp/pl/CGG.html 
------------------------------------------------------------
のほかに、

「自らを制約から解放し、境界を超えていく能力」「自ら適切な課
題を設定する能力」を高めるのに有効な
------------------------------------------------------------
9月13日(土)スタートの
合同会社5W1H流「コーチング学習プログラム」
http://www.5w1h.co.jp/pl/clp.html
------------------------------------------------------------

また、「いきなり『コーチング学習プログラム』に申し込むにはち
ょっと勇氣がいるなぁ」という方向けにも、
------------------------------------------------------------
『率直な対話で、協働を進める人』になる!
『チームの学習・適応・相乗効果』を促進する!
『複眼思考』で『関係者の納得解』を導き出す!
7月24日(木)~25日(金)
「フレームワーク質問力(総論)」セミナー
 http://www.5w1h.co.jp/pl/saimf.html
------------------------------------------------------------

をご用意しておりますので、是非ご活用ください♪

(後略)

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冒頭でご案内差し上げましたように、本記事の『全文』は、下記
よりご覧いただけます。上記抜粋記事をご覧になった上で、詳細
についてお知りになりたい方は、是非ご活用くださいませ。

●ニューズレター第154号
 「事業戦略」と「リベラル・アーツ」
 → http://5w1h.hatenablog.jp/entry/154(ブログ版)
 → http://www.5w1h.co.jp/newsletter/no154.pdf(PDF版)
============================================================
出典を明記していただき、『著作権法』で認められる『引用』の
範囲を超えなければ、許可なしで部分引用可能です。
また、内容を改変せず、元のままの形(あるいは上記リンク先)
であれば、お知り合いなどに転送していただいて構いません。
============================================================


以上、何か少しでも、『総務の森』コラムをご覧のみなさまの
お役に立てることがあれば幸いです。

お忙しいところ、目を通していただき、ありがとうございました!

               高野潤一郎@合同会社5W1H

P.S.1
コーチング関連の3つのページが新しくなりました!

 ●エグゼクティブ・コーチング
  http://www.5w1h.co.jp/ec/tt.html

 ●パーソナル・コーチング(ライフ・コーチング)
  http://www.5w1h.co.jp/pl/coaching.html

 ●転職・就職サポート
  http://www.5w1h.co.jp/pl/cds.html

氣軽に、図解だけでも、眺めてみてください♪


P.S.2
もし『図表』を用いた解説も多い弊社発信情報にご興味をお持ち
いただけたようでしたら、下記もご覧になってみてください。

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 「自律共栄の納得人世」の実現に向け、
 「人財と組織の育成を支援」する 合同会社5W1H

         代表 高野 潤一郎 [ 博士(先端科学技術) ]

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