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新生VAIOがスマホに参入!果たして勝ち目はあるのか?

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『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』 発行部数:24515部
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こんにちは!『ビジプロ通信』ナビゲーターの安部です。


2014年も残すところ1週間を切りました。

今年の12月は特に忙しく、なかなかメルマガを配信できずに、
楽しみにお待ちいただいていた方には大変申し訳ございませんでした。

来年の1月、2月で4冊の出版が予定されていて、原稿を仕上げるのに
一杯一杯でした。(^^;

お陰様で3冊は書き終え、後1冊を残すのみとなりました。

年末年始はまだまだ原稿の修正と執筆で追われそうですが、いい作品を
お届けできるよう、最後まで気を抜かずに頑張りたいと思います。(^^)

また、みなさまに嬉しいご報告もあります!

このメルマガを配信しているまぐまぐで、優れたメルマガを表彰する
『メルマガ大賞2014』が久しぶりに開催されたのですが、
なんとビジネス・キャリア部門で見事6位に入賞することができました!

http://www.mag2.com/events/mag2year/2014/free/bsc.html

これもひとえにいつも応援してくれている読者のみなさまに
投票していただいた結果です。

心より感謝申し上げます。

引き続きみなさまのお役に立つ知識をお伝えしていければと気持ちを新たに
していますので、今後ともご支援の程よろしくお願い致します。m(_ _)m


それでは、今回も張り切ってメルマガをお届けしていきますので、
最後までお付き合いよろしくお願い致します!


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【大手インターネットサイトでも新しい記事を掲載しています!】


Bizコンパスとオールアバウトでも最新の記事が掲載されています。

年末年始のお時間のある時にでもお読みいただければ幸いです。(^^)


<Bizコンパス>
経営者が知っておきたいビジネス理論入門(第24回)

ペヤングは異物混入騒動で全製品の出荷を休止したというニュースが
ありましたが、この事件を踏まえインターネット時代に企業が抱えるリスクと
その対処法について考えていきます。

『ペヤングの販売休止で露呈した企業のリスクと対応策』
http://www.bizcompass.jp/original/re-management-005-24.html


<オールアバウト>
マーケティング戦略を学ぶ

小林製薬のブルーレットが売上世界一を認められギネス記録に認定されました。
なぜ、小林製薬の製品は顧客に愛され続けるのか?
開発担当者に直撃取材を敢行しました!

『ギネス記録認定!小林製薬がヒット商品を生み出す秘密』
http://allabout.co.jp/gm/gc/450209/


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■ 1日3分で身につけるMBA講座
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さて、今回のMBA講座はSONYから今年の7月に独立したVAIOが
スマートフォン市場に参入するというニュースを取り上げ、
取るべき戦略について掘り下げていくことにしましょう。


≪新生VAIOがスマホに参入!果たして勝ち目はあるのか?≫


■ スマートフォン市場へ参入することを決断した新生VAIO

今年の7月にSONYから独立して誕生した新生VAIOが2015年1月から
スマートフォン市場に参入することを発表しました。

SONYは、もともとXperiaというブランドでスマートフォンを
展開していますので、今後はSONYが築き上げたXperiaとVAIOというブランドが
スマートフォン市場で直接対決を繰り広げることになります。

日本におけるスマートフォン契約者は、MM総研の調査によれば、
2014年9月末で6,248万件に達し、携帯電話端末契約数1億2,424万件の50.3%を
占めるなど遂に半数を突破しました。

今後も従来のフィーチャーフォンからの切り替えが進み、
さらなる市場規模の拡大が見込まれています。

「ここに大きなチャンスあり!」と新生VAIOは、
スマートフォン市場に斬り込むことを決断したのでしょう。

■ 果たして、新生VAIOはどのような戦い方で成功を目指すのか?


今回、NTTドコモの回線を低価格で提供する日本通信と組んでスマートフォン
市場に参入するという情報以外は謎のベールに包まれている新生VAIOの
スマートフォン事業ですが、いったいどのような戦略で競争の激しい
スマートフォン市場で一定の存在感を示そうとしているのでしょうか?

考えられる戦略として、いくつか挙げられます。

まず、1つ目にはパソコンのVAIOで培った圧倒的に高い技術をスマートフォン
に持ち込んで、AppleのiPhoneやSONYのXperiaをも凌駕する製品を生み出す
差別化戦略が考えられます。

ただ、今やスマートフォンの技術は成熟化し、なかなか差別化することが
難しい現状を考えれば、差別化戦略を採用することは大きな失敗のリスクが
伴うことも覚悟しておかなければなりません。

続いて2つ目はVAIOのファンを対象にマニア受けするようなスマートフォンを
作り上げ、ニッチな市場で圧倒的なブランドを築き上げる集中戦略です。

今やVAIOは大企業であるSONYから離れて、小さなベンチャー企業として
自由な発想でビジネスを展開できるようになりました。

このことを考えれば、万人受けはしないエッジの効いた製品を少数の顧客に
販売するビジネスにチャレンジすることもできるというわけです。

ただ、私自身が新生VAIOに期待するのは、破壊的イノベーションを起こして、
日本のスマートフォン市場で圧倒的なシェアを誇るiPhoneをも抜き去り、
業界地図を塗り替えることです。


■ 破壊的イノベーションとは何か?

破壊的イノベーションとは、イノベーションの第一人者であるハーバード・
ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授が体系化した
イノベーションを起こす一つの手法です。

技術革新が進めば、ある時点から顧客の必要とする機能以上の製品開発が
続けられ、顧客は必要としない機能に対してプレミアム価格を
支払わなければならなくなってきます。

そこで、必要な機能に絞り込んだ端末を圧倒的な低価格で市場に投入すること
により、これまで利用したくてもできなかった顧客や高価格に不満を
抱いていた顧客を取り込むことが可能となり、マーケットシェアを
急速に高めることができるようになるのです。

既存の企業はこのような新興企業の攻勢に対して、残念ながら低価格で
対抗することはできません。

なぜなら、価格を大幅に下げるとこれまで築いてきたブランドイメージが
傷つくことにつながりますし、さらに高コスト体質に陥っている既存企業は
値下げによって赤字に転落する可能性もあるからです。

つまり、既存企業は対抗したくてもできないジレンマに陥ってしまうのです。

そして、結果的に破壊的イノベーターによって市場は成す術なく
破壊しつくされ、業界地図が塗り替えられることになるのです。

実際に中国ではこの破壊的イノベーションで、
まったく予期できなかった事態が起こっています。

中国のスマートフォン市場では、一時期韓国メーカーのSamsungが3割近い
シェアを握り、圧倒的なリーダーに君臨していました。

ところが、2010年に設立されたばかりのベンチャー企業であるシャオミが
中国のスマートフォン市場で破壊的イノベーションを起こし、
2014年の第2四半期には遂にSamsungを逆転して、わずか4年で
中国のスマートフォン市場でトップに立ったのです。


■ 新生VAIOの4P戦略を予想する

日本においてもスマートフォンは技術的に成熟し、
破壊的イノベーションが功を奏する環境は整ったといえるでしょう。

それでは、新生VAIOはどのような戦略で破壊的イノベーションを起こすことが
できるのでしょうか?

ここで4P戦略を掘り下げていくことにしましょう。


◎ プロダクト戦略

プロダクト戦略においては、低コストが実現できれば多機能のスマートフォン
を目指すこともできますが、最低限顧客が必要とする機能を備えたプロダクト
でも構わないでしょう。

そのスマートフォンにVAIOで培った斬新なデザインを加えて
差別化していけばいいのです。

また、製品以外からの収入も重要な鍵を握ります。

たとえば、シャオミは自社開発したユーザーインターフェースを端末に搭載し、
広告を配信して売上につなげています。

新生VAIOの場合も、シャオミのように独自のエコシステムを築いて
キャッシュポイントを複数持つなど、新たなビジネスモデルの導入も
必要となってくるでしょう。


◎ プライス戦略

破壊的イノベーションを成功に導くためには、圧倒的な低価格が鍵を握ります。

たとえば、シャオミのスマートフォンはiPhoneと同等の性能を備えながら
5分の1という低価格が人気の秘密です。

ただ、日本市場においては、現状No.1ブランドのiPhoneでさえ、
“実質無料”というプライス戦略が展開されています。

この状況を踏まえれば、通信料と端末を含めても毎月1500円前後に抑えること
ができなければインパクトを与えることは難しいといえるでしょう。

その意味で低価格の通信を提供する企業と提携し、通信料を含めたトータルで、
どの程度既存のスマートフォンとの価格差を広げられるかが鍵を握ることに
なりそうです。


◎プレイス戦略

クリステンセン教授によれば、破壊的イノベーションでは、
既存の流通網ではなく、まったく新しい流通網を活用するとされています。

低価格を武器に市場を破壊する破壊的イノベーションでは、流通業者が
得られるマージンも少なくなり、既存の流通業者が破壊的イノベーターの
製品を取り扱うメリットがないからです。

実際に、中国のスマートフォン市場で破壊的イノベーションを成功させた
シャオミは既存の小売店を使わずに、インターネット直販に限定するという
これまで業界ではあまり利用されてこなかった新たな流通網で
成功を収めています。

そこで新生VAIOの場合もNTTドコモやau、ソフトバンクなど
既存の流通網を使わずに独自の流通網を築いていく必要があります。

それが、日本通信などのMVNO事業者なのです。

MVNO事業者とはNTTドコモなどの通信キャリアからまとめて回線を仕入れ、
小分けにして安い価格でユーザーに販売する業者のことです。

たとえば、最も価格の安い企業であれば、NTTドコモの回線を1GB(ギガバイト)
月当たり660円で提供しています。

価格戦略との関係もありますが、このような格安SIMを提供するMVNO事業者
組めば、Win-Winの関係も築くことができるというわけです。


◎ プロモーション戦略

新生VAIOが提供するスマートフォンの認知度を早急に高めるために、
大々的なプロモーションは欠かすことができないでしょう。

中国のシャオミも目立つプロモーションを展開して、短期間にブランド力を
高め、販売増につなげてきたことからも、プロモーション戦略の重要性が
わかります。

そこで、予算の限られたベンチャー企業のプロモーション戦略として、
費用対効果の高いインターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービス
を活用したプロモーションを軸に展開するといいでしょう。



新規参入だけに、いろいろな可能性が考えられますが、果たして、
新生VAIOは実際にどのような戦略で激しい競争の続くスマートフォン市場に
斬り込んでいくのか?

あなたも是非とも自分なりの考えで予想してみて下さい。


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■ 編集後記:
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2014年のメルマガ配信もこれで最後になります。

今年1年も本当に多くのみなさまのご支援をいただきメルマガ配信が
続けられたことを心より感謝申し上げます。

冒頭の挨拶でお伝えしましたが、今回まぐまぐ大賞に入賞させていただいた
ことをきっかけに、2015年はさらなるグレードアップを図って、
みなさまにご満足いただけるメルマガを目指していきたいと思っています。

今年1年本当にお世話になりました!

2015年も変わらずご支援を賜ることができれば幸いです。

それではみなさま、良いお年をお迎え下さいませ!(^^)


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最後までお読みいただきましてありがとうございました。 m(_ _)m

今回のメルマガはいかがだったでしょうか?

ご意見やご要望があれば下記のフォームからお気軽にお寄せ下さいね!
(このメルマガへ返信しても私の元には届きませんのでご注意!)

→ http://www.mbasolution.com/contact.htm


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それでは、また次回あなたにお会いできるのを楽しみにしています!(^-^)


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『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』(ビジプロ通信)

編集長: 安部 徹也

発行元:
株式会社 MBA Solution - The Best Solution for Your Business! -
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティW22階

URL : http://www.mbasolution.com

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