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なぜ経営戦略が浸透しないのか

なぜ経営戦略が浸透しないのか


会社経営をしている社長に悩みはつきません。


多くの社長が抱える悩みの代表例として、経営戦略は明確に存在し、その経営戦略も会社の全従業員

対して公表しているにも関わらず、従業員に経営戦略が浸透しないということがあります。


社長の立場からすると、経営者として、会社が進むべき方向性を明確に示しているのだから、

後は、その方向性から逸脱しない範囲内で、どうやって儲けるのかを考えて欲しいとの思いが

あるようです。


確かに、会社が進むべき方向性を指し示すのは、社長の最も重要な役割の1つでしょうが、

中小企業の社長は、会社が進むべき方向性を指し示すだけでは、会社が動かない場合があることを

認識するべきです。


大企業の様に、各専門分野に優れた人材が豊富に揃っていれば、社長が、会社が進むべき方向性を

指し示せば、優秀な取締役や社員達が、どうすれば儲けることができるかを考えるので、

会社が動いて行くのでしょうが、中小企業では、大企業と同じようにはいかないのです。


このことを、密林のジャングルに、宝物を探しに行くことを例にしてみます。


探検隊のリーダーが、この方向を真っすぐ進んでいくと、目的の宝物が必ずあるはずだから、

後は、君達で、宝物を見つけてきてくれと指示をだしたとします。


探検隊のリーダーが、どこに目的の宝物があるのかを、探検隊の隊員に教えたのは

間違いないのですが、隊員の立場からすると、おそらくこんな風に考えるはずです。


確かに、探検隊のリーダーは、どこに目的の宝物があるのかを教えてはいますが、

その目的の宝物がある場所に辿り着くまでには、平坦な道だけではなく、進路を川が遮ったり、

断崖絶壁が待ち受けていたり、危険な動物や原住民に襲われる危険もあるはずです。


そうすると、目的の宝物を手に入れるには、間違いなく様々な困難が待ち受けているはずなのです。


それらの困難に対して、どのように対処するべきかが分からなければ、いくら目的の宝物の場所を

教えてくれたとしても、目的を果たすことができないと思うはずなのです。


中小企業において、従業員に経営戦略が浸透しないケースの多くが、先ほどの探検隊のような

状況なのです。

名無し

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